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ヴァレンタインの催事場
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スーパーのアルバイトは結構長く続いていた。
色々なものを見るのは楽しかった。
店長さんも従業員の人ともうまくやれていたし…。
こういうところに就職するのも悪くないな…。
そう思い始めていた。
1月のおわり前にスーパーの催事場が赤く彩られ始める。
透も催事場作りを手伝うことになった。
「これって何するんですか?」
店長さんに聞く。
「ん?透くん知らないの?2月14日はヴァレンタインだよ。大切な人に贈り物をして感謝の気持ちを伝える日なんだ。まあ日本ではチョコを女の子にもらえる日とかになっちゃってるけど。」
…大切な人に感謝か…。
すっと心に入ってくる言葉だな…。
そんな日があるなんて良いことだと思った。
催事場作りは滞りなく終わる。
続々チョコが運ばれて来る。
かわいいのからシンプルなのまで…。
あ、これかわいい…。
泉にあげたら喜ぶだろうか…。
店長に聞くと買ってくれるなら別に取り分けておいて良いよと言ってくれた。
帰りに買って帰ろう。
泉が喜んでくれる顔を想像すると嬉しくなった。
2月に入るとヴァレンタインコーナーは毎日女の子で溢れていた。
…正直あまり近寄れない雰囲気だ…。
★
真実が学校帰りに寄ってくれたがヴァレンタインコーナーを見てげんなりしていた。
「真実、そんなに嫌がらなくても…。」
「イヤ、無理すぎる…。俺甘いもんとか嫌いだし…。」
…そういえば…。
真実が甘そうなものを食べるのって見たことなかった。
「…そうなんだ…。」
真実には別の何かを用意するか…何が良いんだろう…。
「泉の部屋漁るとお菓子ばっかあって…。せんべいとかなら食べれるんだけどアイツにバレてからチョコばっか買って来るし…。」
「…っていうか真実、泉の部屋漁るのやめてあげて…女の子なんだし…。」
…しかも勝手に食べるって…。
だからこの前泉がチョコレートのお菓子買ってたのか…。
「あ、イヤちゃんと時々返してるぜ?今日だって泉に返すお菓子を買いに来て…。」
真実はカゴの中を見せてくれるが…。
せんべいとかイカの干物辛い豆のお菓子とか…。
何だか渋いレパートリー…。
これは真実の好きなお菓子?かな…。
「真実…これ…。」
多分泉は許してくれないだろうな…。
泉辛いの苦手みたいだし…。
そっと真実の買い物カゴに泉の好きそうなお菓子を加えた。
「確かこの前これ買ってたよ?」
「そうか?なら買っとく。」
真実は買い物を済ませて帰っていった。
バイト帰りにヴァレンタインコーナーを眺める。
あんなにあったチョコがだいぶ捌けた。
少し寂しくなったがこれだけ売れるってすごいな…。
それだけ感謝を伝えたい人が世の中にいるってそれはそれで良いことだ。
もうすぐヴァレンタインだ。
泉の喜ぶ顔が早く見たかった。
色々なものを見るのは楽しかった。
店長さんも従業員の人ともうまくやれていたし…。
こういうところに就職するのも悪くないな…。
そう思い始めていた。
1月のおわり前にスーパーの催事場が赤く彩られ始める。
透も催事場作りを手伝うことになった。
「これって何するんですか?」
店長さんに聞く。
「ん?透くん知らないの?2月14日はヴァレンタインだよ。大切な人に贈り物をして感謝の気持ちを伝える日なんだ。まあ日本ではチョコを女の子にもらえる日とかになっちゃってるけど。」
…大切な人に感謝か…。
すっと心に入ってくる言葉だな…。
そんな日があるなんて良いことだと思った。
催事場作りは滞りなく終わる。
続々チョコが運ばれて来る。
かわいいのからシンプルなのまで…。
あ、これかわいい…。
泉にあげたら喜ぶだろうか…。
店長に聞くと買ってくれるなら別に取り分けておいて良いよと言ってくれた。
帰りに買って帰ろう。
泉が喜んでくれる顔を想像すると嬉しくなった。
2月に入るとヴァレンタインコーナーは毎日女の子で溢れていた。
…正直あまり近寄れない雰囲気だ…。
★
真実が学校帰りに寄ってくれたがヴァレンタインコーナーを見てげんなりしていた。
「真実、そんなに嫌がらなくても…。」
「イヤ、無理すぎる…。俺甘いもんとか嫌いだし…。」
…そういえば…。
真実が甘そうなものを食べるのって見たことなかった。
「…そうなんだ…。」
真実には別の何かを用意するか…何が良いんだろう…。
「泉の部屋漁るとお菓子ばっかあって…。せんべいとかなら食べれるんだけどアイツにバレてからチョコばっか買って来るし…。」
「…っていうか真実、泉の部屋漁るのやめてあげて…女の子なんだし…。」
…しかも勝手に食べるって…。
だからこの前泉がチョコレートのお菓子買ってたのか…。
「あ、イヤちゃんと時々返してるぜ?今日だって泉に返すお菓子を買いに来て…。」
真実はカゴの中を見せてくれるが…。
せんべいとかイカの干物辛い豆のお菓子とか…。
何だか渋いレパートリー…。
これは真実の好きなお菓子?かな…。
「真実…これ…。」
多分泉は許してくれないだろうな…。
泉辛いの苦手みたいだし…。
そっと真実の買い物カゴに泉の好きそうなお菓子を加えた。
「確かこの前これ買ってたよ?」
「そうか?なら買っとく。」
真実は買い物を済ませて帰っていった。
バイト帰りにヴァレンタインコーナーを眺める。
あんなにあったチョコがだいぶ捌けた。
少し寂しくなったがこれだけ売れるってすごいな…。
それだけ感謝を伝えたい人が世の中にいるってそれはそれで良いことだ。
もうすぐヴァレンタインだ。
泉の喜ぶ顔が早く見たかった。
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