彼氏と親友が思っていた以上に深い仲になっていたようなので縁を切ったら、彼らは別の縁を見つけたようです

珠宮さくら

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そんなこんなで、1日目を終えることになった。その後で、回る予定のところは何とか回れたが、楽しめたかというとそれどころではなかった。

気になって仕方がない面々に聞かれるまま、凛は話すことになり、そのたび双子が喧嘩してしまって、全く楽しめなかったのだ。


「付き合うきっかけが、凛の悪口で意気投合したからって、酷すぎでしょ」
「まぁ、その話を誰も信じてはいないみたいだし」
「だからって言われっぱなしなんて、私なら我慢ならないよ。むぅ~、それ知ってたら、私が嫌味なことを言ってボロクソにコケおろしてやったのに!」
「お前が、ボロクソに言うと再起不能なりかねないけどな」
「何よ。止めるの?」
「いや、そんなんじゃ生ぬるいだろ」


結愛は、凛の話を聞いて眉を顰めて、そんなことを言うと彼女の片割れの悠希は更に不穏なことを口にしていた。


(こういうところが、双子でそっくりに見えるな)


しかも、あの後になって友達からひっきりなしに連絡をくれていたが、凛がイケメン二人といなくなって、明穂と湊は喧嘩となったようだ。

明穂が浮気してたのは、凛の方だと言い始めて、それに対して湊が浮気うんねんで色々言っていたのを思い出したようだ。凛がさっきの男子と浮気していたと言うのに前は別の人と浮気しているようだと言っていたようで、辻褄が合わないとようやく気付いたらしい。

それによって問い詰めたら、逆ギレされることになってしまったようだが、そんな二人のことより、凛とイケメン二人の関係が気になるらしく、それを詳しく教えてくれとあって、凛は苦笑してしまった。


(関係も何も、私の方が知りたいくらいなんだけど。そもそも、浮気なんてしてないのは、湊も気づいていると思っていたけど、違ってたみたいね。それを今更になって、問い詰め始めてるんだ。まぁ、どうでもいいことだな)


湊は、凛がイケメンたちにアプローチされているとわかって、明穂とぎくしゃくし始めているようだが、そんなこと凛の知ったことではない。

何とか、泊まるホテルまでたどり着いたたが、その後で明日のことを話す集まりまでに結愛と話しをしていると彼女のカレシと双子の片割れがやって来て、碧人もやってきて懲りずに双子は喧嘩することになり、もう一人の班のイケメンはミーティングにやって来なかったことにため息をついていた。


「話し合いにはなりそうもないな」
「なんか、ごめんね」
「君が謝ることではないさ。あの双子を一緒の班にしたのが間違いだったとは思うが」
「あー、昔から、あぁなの?」
「それを知ってか知らずかはわからないが、あの双子はクラスが端と端だ」
「それを一緒にしちゃったんだね」


あんなに犬猿の仲だとは思わなかった凛は、それなのに何で一緒の班にしたんだかと結愛のやろうとしたことがいまいちわからなかった。


(それにしても、もう一人はどこ行っちゃったんだろ?)


そんなことを思っていた。


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