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~にがっき!~赤色の新星
51話目:イェルカの名に於いて
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アカネからの手紙には、全てが記されていた。
自分の世界に出現した<忌み枝>のダンジョンで起きたこと。
そこで出会った<遭難者>と交わした約束のこと。
ずっとクラスの全員を騙していたこと。
自分の大切な人達を生き返らせる為に利用する気だったこと。
それに耐え切れなくなったこと。
だから最後に、後始末をしに行くこと。
最後に―――――皆と一緒に過ごした楽しい思い出は、嘘偽りのないものだったこと。
謝罪と、感謝と、別れの手紙。
アカネからの手紙を読み、クラスの全員が言葉を失っていた。
中でも一番動揺していたのは≪ドルイド≫のテクマである。
握りしめた手紙がクシャクシャになるのも構わず力を込めており、そのまま机を殴りつけた。
「気付けなかった……! 一番、一緒にいたのに……私……少しも、アナタの苦しみに……気付けなかった……っ!」
≪ドルイド≫のテクマにとって、今まで偽られていたことよりも、自分自身すらも偽らざるをえなかった友人の心に寄り添えなかった事が、心に凍てついた傷をつけた。
他のクラスメイトも同様に胸の内に沈む感情をどうすることもできず、ただ沈黙する。
(まるで死体のない葬式だな)
唯一、感化されていない≪キメラ≫のアタレフがそれを眺めていた。
彼女の深層心理に見えた景色……その全てに合点がいき、納得した。
だが、逆に感情だけは納得できていなかった。
元の世界が大事ならばクラスメイトを犠牲にし、そのままそこで暮らせばいい。
クラスメイトが大事ならばあちらを忘れて、こちらに帰ってくればいい。
なのにクラスメイトを選びながら、元の世界へ死にに行った。
どうしてその選択を選んだのか、意味が分からなかった。
理解不能な疑問が彼の心の底へと沈んでいく。
今まで幾多の選択からあらゆるものを捨てて生きてきた彼にとって、理解の及ばない選択であった。
しかし、その疑問を解消する術はもうない。
心の内から漏れたかのように、彼は言う。
「まぁ、もう過ぎたことだろ」
「………いいえ、まだですわ」
返答というよりは、己への決意かのように≪ドルイド≫のテクマが呟く。
「このまま……見捨ててたまるものですか! 私は追いますわ!」
「無茶だよ! 異世界へどうやって行くつもりなんだい!?」
≪レギオズ≫のエヴェドと同様に、他のクラスメイト達も動揺する。
他の世界へ行く為の<枝>は厳重に管理されており、持ちだせるようなものではない。
「この手紙には我々を騙し時間簒奪者へ協力する旨が記されております。これを利用しますわ」
「利用するって言っても、それで素直に渡してもらえるはずがないよ」
「我が家名、イェルカの名誉を貶したとして私自身が追手となります」
先ほどよりも騒ぐ声が大きくなった。
≪ドルイド≫にとって家名というものはとても大きな意味と力を持つ。
中でも五色と呼ばれる家名は有名であり、一つの家が独断で宣戦を布告したとしても、それは相応の理由があるとして他の四家も承認するほどだ。
だからこそ家名を私利私欲で利用することは許されない禁忌であり……彼女は、それを破ると宣言したのだ。
「……分かった、キミにだけ背負わせるわけにはいかない。僕も最後まで付き合うよ」
≪レギオズ≫のエヴェドを皮切りに、他の生徒達も同調して彼女の禁忌破りに参加することを表明する。
それを離れたところから見ていた≪キメラ≫のアタレフ。
もはや自分には関係のないことだと立ち去ろうとしたが、その手を掴まれてしまった。
「お待ちください! どうかアナタもご協力してくださいまし」
「オレには助けに行く理由がない、勝手に行けばいいだろ」
「彼女の行先は<忌み枝>のダンジョン。一つの失敗が取り返しのつかない死を招きます。期末試験でも見せて頂いた、アナタの力が必要なのです」
≪キメラ≫のアタレフは分かりやすく大きなため息をつく。
「つまり、そっちの都合に付き合って死ねってか? 自分達が今までやってきたことを思い出してから言え」
自分が生きるだけで精一杯だった。
周囲は手を差し伸べるどころか、石を投げてきた。
だというのに……そいつらは、さも当然かのように困ったから手伝えと言う。
なんと醜く汚い奴らなのだと彼は思う。
それでも最終的には従うことになると達観している。
何故なら奴らの方が強く、数も多い。
強いものが幅を利かせ、そうでないものは追いやられる。
たった一人の≪キメラ≫が生きている世界というものはこういうものだと、今まで飲み込んで生きてきたのだから。
さぁ、脅すか?
それとも、餌で釣るか?
どちらであろうとも変わりはない。
そう考えていた。
だから彼女が跪き、頭をつけたことに驚愕した。
「お願いします……どうか、アナタ様のお力をお貸しください……」
まるで貧民のように乞うその姿を見て、一瞬で彼の頭は沸騰した。
「ふざけんなよ、お前……! お前が何をしてんのか分かってんのか!? 今すぐ止めろ!!」
頭を下げ、媚びへつらうのは弱者の術であった。
生きる為に必死に乞うその姿が哀れであるからこそ、情けを得られた。
それを自分より遥かに強く、傲慢な種族が使う。
なんと冒涜的な行為であろうか。
弱者の縋る最後の武器、生きる術さえ奪われたようなものだ。
「アタレフくん、僕からもどうか……お願いだ」
≪レギオズ≫のエヴェドも跪き、それに続き他のクラスメイトもそれに続く。
見れば、全ての種族が迫害されているはずの≪キメラ≫に平伏している姿となっていた。
見る者が見れば、なんと悪趣味な光景なのだろうと嗤ったことだろう。
しかし≪キメラ≫のアタレフにとっては関係ないことだ。
彼は≪ドルイド≫のテクマの胸倉を掴み、無理やり立たせた。
「いいから止めろ! これまで通り脅せよ! 従わせろよ! それがお前らのやり方だろうがッ!!」
思いの堰が切られたかのように言葉をぶつける。
そんな彼の言葉を受け止めながらも、彼女は再び乞う。
「真っ暗な闇の中、あの子はたった一人で歩んでいます。怖いでしょう、寂しいでしょう……それでも私達のことを思い、一人で行ってしまったのです。お願いです……あの子を助ける為に……どうか、力をお貸しくださいまし」
涙声の彼女はそう言って、縋りつくように彼の胸元に頭を寄せた。
もはや懇願よりも祈りに近いその行為に、≪キメラ≫のアタレフは立ち尽くすことしかできなかった。
見捨てることには慣れていた。
手を振り払うことには、何とも思わなくなっていた。
ただ―――――純真な幼子から、泣いて助けを乞われたことだけは……今まで一度も経験したことがなかった。
挑むかのように天を仰ぎ、大きくため息をつく。
彼は、これを振り払う方法を知らなかった。
「フゥー………分かった、協力する。だから早く止めてくれ、頼むから」
「ッ! ありがとう……ありがとうございますわ!」
「あぁ、もう……さっさと離れてくれ」
嫌そうに突き放すも、彼女は嬉しそうに手を取る。
それに続き皆も立ち上がり、喜びを共にした。
そんな異常事態に巻き込まれ、≪キメラ≫のアタレフは思案にふける。
どうしてこんなことになってしまったのかと。
何度考えても、どう考えても、答えは一人の女子へと行きつく。
彼が往く理由が、一つ増えたのだった。
自分の世界に出現した<忌み枝>のダンジョンで起きたこと。
そこで出会った<遭難者>と交わした約束のこと。
ずっとクラスの全員を騙していたこと。
自分の大切な人達を生き返らせる為に利用する気だったこと。
それに耐え切れなくなったこと。
だから最後に、後始末をしに行くこと。
最後に―――――皆と一緒に過ごした楽しい思い出は、嘘偽りのないものだったこと。
謝罪と、感謝と、別れの手紙。
アカネからの手紙を読み、クラスの全員が言葉を失っていた。
中でも一番動揺していたのは≪ドルイド≫のテクマである。
握りしめた手紙がクシャクシャになるのも構わず力を込めており、そのまま机を殴りつけた。
「気付けなかった……! 一番、一緒にいたのに……私……少しも、アナタの苦しみに……気付けなかった……っ!」
≪ドルイド≫のテクマにとって、今まで偽られていたことよりも、自分自身すらも偽らざるをえなかった友人の心に寄り添えなかった事が、心に凍てついた傷をつけた。
他のクラスメイトも同様に胸の内に沈む感情をどうすることもできず、ただ沈黙する。
(まるで死体のない葬式だな)
唯一、感化されていない≪キメラ≫のアタレフがそれを眺めていた。
彼女の深層心理に見えた景色……その全てに合点がいき、納得した。
だが、逆に感情だけは納得できていなかった。
元の世界が大事ならばクラスメイトを犠牲にし、そのままそこで暮らせばいい。
クラスメイトが大事ならばあちらを忘れて、こちらに帰ってくればいい。
なのにクラスメイトを選びながら、元の世界へ死にに行った。
どうしてその選択を選んだのか、意味が分からなかった。
理解不能な疑問が彼の心の底へと沈んでいく。
今まで幾多の選択からあらゆるものを捨てて生きてきた彼にとって、理解の及ばない選択であった。
しかし、その疑問を解消する術はもうない。
心の内から漏れたかのように、彼は言う。
「まぁ、もう過ぎたことだろ」
「………いいえ、まだですわ」
返答というよりは、己への決意かのように≪ドルイド≫のテクマが呟く。
「このまま……見捨ててたまるものですか! 私は追いますわ!」
「無茶だよ! 異世界へどうやって行くつもりなんだい!?」
≪レギオズ≫のエヴェドと同様に、他のクラスメイト達も動揺する。
他の世界へ行く為の<枝>は厳重に管理されており、持ちだせるようなものではない。
「この手紙には我々を騙し時間簒奪者へ協力する旨が記されております。これを利用しますわ」
「利用するって言っても、それで素直に渡してもらえるはずがないよ」
「我が家名、イェルカの名誉を貶したとして私自身が追手となります」
先ほどよりも騒ぐ声が大きくなった。
≪ドルイド≫にとって家名というものはとても大きな意味と力を持つ。
中でも五色と呼ばれる家名は有名であり、一つの家が独断で宣戦を布告したとしても、それは相応の理由があるとして他の四家も承認するほどだ。
だからこそ家名を私利私欲で利用することは許されない禁忌であり……彼女は、それを破ると宣言したのだ。
「……分かった、キミにだけ背負わせるわけにはいかない。僕も最後まで付き合うよ」
≪レギオズ≫のエヴェドを皮切りに、他の生徒達も同調して彼女の禁忌破りに参加することを表明する。
それを離れたところから見ていた≪キメラ≫のアタレフ。
もはや自分には関係のないことだと立ち去ろうとしたが、その手を掴まれてしまった。
「お待ちください! どうかアナタもご協力してくださいまし」
「オレには助けに行く理由がない、勝手に行けばいいだろ」
「彼女の行先は<忌み枝>のダンジョン。一つの失敗が取り返しのつかない死を招きます。期末試験でも見せて頂いた、アナタの力が必要なのです」
≪キメラ≫のアタレフは分かりやすく大きなため息をつく。
「つまり、そっちの都合に付き合って死ねってか? 自分達が今までやってきたことを思い出してから言え」
自分が生きるだけで精一杯だった。
周囲は手を差し伸べるどころか、石を投げてきた。
だというのに……そいつらは、さも当然かのように困ったから手伝えと言う。
なんと醜く汚い奴らなのだと彼は思う。
それでも最終的には従うことになると達観している。
何故なら奴らの方が強く、数も多い。
強いものが幅を利かせ、そうでないものは追いやられる。
たった一人の≪キメラ≫が生きている世界というものはこういうものだと、今まで飲み込んで生きてきたのだから。
さぁ、脅すか?
それとも、餌で釣るか?
どちらであろうとも変わりはない。
そう考えていた。
だから彼女が跪き、頭をつけたことに驚愕した。
「お願いします……どうか、アナタ様のお力をお貸しください……」
まるで貧民のように乞うその姿を見て、一瞬で彼の頭は沸騰した。
「ふざけんなよ、お前……! お前が何をしてんのか分かってんのか!? 今すぐ止めろ!!」
頭を下げ、媚びへつらうのは弱者の術であった。
生きる為に必死に乞うその姿が哀れであるからこそ、情けを得られた。
それを自分より遥かに強く、傲慢な種族が使う。
なんと冒涜的な行為であろうか。
弱者の縋る最後の武器、生きる術さえ奪われたようなものだ。
「アタレフくん、僕からもどうか……お願いだ」
≪レギオズ≫のエヴェドも跪き、それに続き他のクラスメイトもそれに続く。
見れば、全ての種族が迫害されているはずの≪キメラ≫に平伏している姿となっていた。
見る者が見れば、なんと悪趣味な光景なのだろうと嗤ったことだろう。
しかし≪キメラ≫のアタレフにとっては関係ないことだ。
彼は≪ドルイド≫のテクマの胸倉を掴み、無理やり立たせた。
「いいから止めろ! これまで通り脅せよ! 従わせろよ! それがお前らのやり方だろうがッ!!」
思いの堰が切られたかのように言葉をぶつける。
そんな彼の言葉を受け止めながらも、彼女は再び乞う。
「真っ暗な闇の中、あの子はたった一人で歩んでいます。怖いでしょう、寂しいでしょう……それでも私達のことを思い、一人で行ってしまったのです。お願いです……あの子を助ける為に……どうか、力をお貸しくださいまし」
涙声の彼女はそう言って、縋りつくように彼の胸元に頭を寄せた。
もはや懇願よりも祈りに近いその行為に、≪キメラ≫のアタレフは立ち尽くすことしかできなかった。
見捨てることには慣れていた。
手を振り払うことには、何とも思わなくなっていた。
ただ―――――純真な幼子から、泣いて助けを乞われたことだけは……今まで一度も経験したことがなかった。
挑むかのように天を仰ぎ、大きくため息をつく。
彼は、これを振り払う方法を知らなかった。
「フゥー………分かった、協力する。だから早く止めてくれ、頼むから」
「ッ! ありがとう……ありがとうございますわ!」
「あぁ、もう……さっさと離れてくれ」
嫌そうに突き放すも、彼女は嬉しそうに手を取る。
それに続き皆も立ち上がり、喜びを共にした。
そんな異常事態に巻き込まれ、≪キメラ≫のアタレフは思案にふける。
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