えっ、一ヶ月以内にエッチしないと死ぬ異世界転生!?

gulu

文字の大きさ
10 / 19

別の神、別の勇者、別の世界

しおりを挟む
《別異界》

「はぁ……それで先輩が来たんですか」
「そうでシ。参考にしたいから来たんでシが、お前の転生者はいないでシか?」
「もう少しで魔王を討伐するので、それが終わったら紹介しましょうか」

 オーロラの絨毯に琥珀の椅子、俺が今までいた場所とはまるで違う豪華な空間だ。

「ダイヤ様、ただいま戻りました。……あの、そちらの方は?」
「おかえり、凜音ちゃん。こちら私の先輩神様のニェ先輩と担当されてる勇者さんよ」

 ………ん?
 いま初めて聞く単語が出てきたぞ。
 もしかしてだが――――

「お前ニェって名前だったんかワレェ!?」
「そうでシよ。そういえば言ってなかったでシか」

 すっげぇ今更だけど俺こいつの名前を初めて知ったぞ!
 そういえば自己紹介もしてなかったな?
 なんかもうそんなんしなくても大体ツーカーで通じてたからすっかり忘れてたわ。

「ニェ先輩……挨拶はコミュニケーションの第一歩ですよ」
「知らんでシ。大体、名前なんかなくても二人ならオイとかナァで大体通じるでシ」

 それを聞きダイヤと呼ばれた女神様が困ったように頭を振る。
 ぶっちゃけ俺も名前なくてもなんとかなってたし、もう別にいいかなって気がしてる。

「コホン、とにかく挨拶は大事です! それではこちらから自己紹介しましょうか。私はダイヤ、まだ新米ですが異世界転生の斡旋をしている女神の一柱です」

「初めまして、鈴谷 凜音です。3年ほどダイヤ様と一緒に異世界転生してます」

 そう言って俺よりも年下…というかまだ学生のようなその女の子は丁寧にお辞儀する。
 こっちの肉神様と比べてどちらも物静かで礼儀正しい雰囲気を漂わせている。

「次はこっちでシね。ニェはそのダイヤよりも先に異世界転生の斡旋してる神でシ。ちなみに本気で戦えばダイヤが100人かかってきても返り討ちにできるでシ」
「俺はキラー・ヨシカゲロウ。ふふっ、名前教えちゃったね。誰かに言ってもいいよ?」
「嘘つくなでシ、陸奥 勇。年齢19歳。死因は病院に行くのが面倒で放っておいたらそのまま病死したやつでシ」
「そんなことまで赤裸々にバラすなよ! モテなくなったらどうする!」
「安心するでシ。お前がモテないのは最初からでシ。だからモテるまで異世界転生させてやるでシ」

 なにその死んでも殺す宣言。
 やはりこいつは邪神なのでは?

「よし、挨拶も終わったし早速異世界転生するでシ。お手本の異世界転生ってやつを見せてもらうでシ」
「うっす! 先輩オナシャス!」

 そう言って俺は勢いよく頭を下げる。

 年齢でいえば俺の方が年上っぽいけど、異世界転生としての経験はまだ4ヶ月しかない。
 3年も異世界転生してきたベテランさんを見て、しっかり勉強させてもらうとしよう。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?

スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。 女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!? ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか! これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

処理中です...