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本編
ホテル
しおりを挟むいつもの集合場所。いつもの集合時間。
皿洗いや掃除をしていたら思ったよりも時間がかかって少しだけ遅れてしまった。
集合場所に行くとスマホを触るタロさんがいた。
「ターロさんっ!」
いつもよりも少しだけトーンを上げて抱きつく。
驚いた反応をした後でタロさんも抱きしめ返してくれた。タロさんの大きな手が好きだ。
「それじゃあホテルに行きますか。」
「うんっ!」
シャワーを浴びる時に今日は準備していなかったのを思い出した。
いつもはしっかり準備して早く取り掛かれるようにしていたが今日は出る前にバタバタしていたせいですっかり忘れていた。
「ごめん…タロさん。」
「はい、どうしました?」
カバンからゴムや道具を取り出していたタロさんが振り向いた。
「あの…今日慣らしてなくって…時間かかっちゃうかも。」
明日もタロさんはきっと仕事だ。
一分一秒だって無駄には出来ないし、一分一秒だって早くヤッて休みたいはずだ。なのに僕のせいで無駄にしてしまう。
謝った時也にタロさんは近づいて優しく告げた。
「お気になさらず。むしろこれは僕の仕事なので僕にやらせてください。」
「ありがとう!でも…タロさんの時間奪って、、」
ため息をついてタロさんは僕の手を握って答えた。
「僕だけの時間ではありません。僕と貴方の時間です。ほら、服を脱いで中を綺麗にしましょう。これから貴方を思う存分堪能したいので。」
そう言って僕の肩を掴んでタロさんは僕と一緒に浴室へと向かった。
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