2 / 8
出会い、かな?
しおりを挟む
「はい、急患のワンちゃんですね。どちらに?」
「え、ですから、この子なんですけど……」
カラフルだけど、落ち着いた院内。優しく心配そうにしてくれている、受付のお姉さん。うん、良さそうな病院。と、安心したのだが。
「……申し訳ございません、あの、私にはワンちゃんがどちらにいるのか……」
「えっ?!」
どうやら、はるかの腕の中で寝息を立てている、この子犬が見えないらしい。嘘、だって、こんなに温かいのに。
「あの、私、抱いているはずなのですが」
もう一度言ってみる。が。
「……申し訳ございません」
と、丁寧ながらも少し困った目で見られてしまう。他の仕事が終わったもう一人の受付のお姉さんも、見えないと言う。
はるかが慌てて待合室を振り返ると、待っている患者さん(患者犬?猫?まあ、いいか)に、一斉に目を逸らされる。……完全に怪しい人認定だ。本当に、他の人には見えないらしい。
はるかが立ち竦んでいると、「お疲れなのですよね。ワンちゃん、お家で待っているのではないですか?」と、受付のお姉さんが優しく声をかけてくれた。
飼い犬に先立たれた飼い主が、ショックでおかしくなったとでも考えてくれたようだ。
「そ、そう、みたいです。ごめんなさい、失礼します。お忙しい所、お邪魔しました」
はるかはそれに乗っかることにして、慌てて病院を出て、アパートに向かう。
(ど、どういうこと~?!)
もちろん、心の中は大パニックだ。
そして不安もないわけではないが、こんなに傷だらけな子を見捨てることもできない。
はるかは開き直って、自分で面倒を見ることにした。幸い今日は金曜日で、土日は休みだ。2日あれば、この子も少しは落ち着くかもしれない。それによく考えたら、はるかのアパートはペット禁止だ。みんなに見えないのは好都合かも、と思うことにした。
はるかの最悪な一日と昔の苦い思い出は、もうすっかり頭から抜けているのであった。
「ふう、これでいいかしら」
はるかは、アパートに帰ってすぐ子犬をシャワーでよく洗い、身綺麗にした。神社で見た時に思ったほど、傷が深くなかったからだ。
(こんなもん、だったっけ……?)
と、少し首を傾げたが、傷は浅いに越したことはないので、見間違いだったのだろうということにした。そして、傷口を綺麗にした方がいいのは、人も動物も同じだろうとシャワーを決行したのだ。子犬が起きるかなと少し心配もしたが、相当疲れているのか目を覚ますことはなかった。さらに、家にあったガーゼで傷口を塞ぐ。
「これでよし。と。さて、私もシャワーしよ。で、ご飯……だけど、この子、何か食べられるかしら」
すやすやと眠る子犬を見て、ふふっと微笑む。動物好きじゃなくとも、この無防備な寝顔には癒される。
はるかは子犬の頭をよしよしと撫でてから、ようやくシャワーを浴びた。
「ふうっ、サッパリした!どれ、子犬ちゃんの様子は……」
はるかはすっかり飼い主の気持ちになっていた。いそいそと着替えて、子犬を寝かしていたリビングへ戻る。
「ふふ、よく寝てる。……ん?また、傷口薄くなってる……?」
寝ながら動いたのであろう、一部ガーゼが外れていたのだが、その下にあったはずの傷が、パッと見わからないくらいに薄くなっていた。
「え、え……?やだ、私疲れてるのかしら。うん、きっとそう、いろいろあったし。うん。そうそう、美味しいもの!美味しいご飯を作って食べて、元気になろう!」
はるかは現実から目を背けて、気のせい気のせいと思うことにした。疲れているのは本当だし。
「そうだ、ネットで調べて、犬も食べられるご飯も作らないと」
そう言って、キッチンに向かう。帰りにコンビニでも寄って牛乳くらいは買いたかったが、周りに見えてないとはいえ、子犬を抱えての買い物はさすがに難しく、断念したのだった。まあでも、はるかは料理が得意だ。何とかなるだろうとの計算もあった。
「フムフム、普通に野菜スープとかいけるのか。牛乳ないし、汁物いいかも。私も食べれるし。決定。あとは何にしよっかなー」
とりあえず、野菜スープは根菜を煮込みたいので、取りかかろう。はるかは鼻歌を歌いながら、リズミカルに野菜を切る。ちょっと?ではないくらいにしょげた日に、可愛い子といられるなんて、ラッキーだ。一人でいたくはない日に、でも誰かいると気疲れしてしまう、そんなワガママな気持ちの日に、ペットはやっぱり癒しになるのかもしれない。今まで気づかなかったなあ、とか思いながら、鍋に野菜を入れて煮込み始める。
すると。
「……お前は誰だ?」
急に後ろから声がして、はるかはビクッとしながらも振り返る。
そこにはケモ耳ともふもふシッポを付けた、くりくりお目々の、それはそれは可愛い、五歳くらいの男の子が立っていた。
(……!!かっわ……!何、夢?え、私、知らぬ間に天に召されたの?)
不思議な状況に若干の恐怖心のようなものもあったが、目の前の子のあまりの可愛さに、そんな恐怖心はどこかぶっ飛び、変な思考になったはるかであった。
「……おい、聞いてるのか。それに、ここはどこだ」
彼は威嚇するように睨んでくるが、ケモ耳とシッポのせいで全く迫力がない。むしろ、ショタ系お姉さんには拉致されてしまいそうなほどの可愛さだ。
……なんてやっていても、埒が明かないので。
「坊やこそどこから来たの?お名前は?」
「うるさい!俺が聞いてるんだ!答えないと……!」
すると彼の目の色が、茶色から真紅に変わった。
瞳孔も、縦に細長くなる。
え、と、はるかが思ったのと同時に、はるかの体の周りにパチパチっと電気のようなものが走って見えた。が、見えただけ、だ。痛くも痒くもない。
「これは……?」
はるかが首を傾げると、彼は真っ青な顔をしてはるかを指差して叫んだ。
「お、お前何者だ?!俺の妖力が効かないなんて……!そうだ、傷、俺の傷はなぜ治ってる?おれはあのババアにやられて、それで……ハッ、お前、あのババアの血縁か?そういえば、近い匂いがする……俺をどうする気だ!」
「ごめん。全く分からないわ。妖力って聞こえたけど、あなたまさか妖怪……とか?……なんてね?」
ははは、と乾いた笑いを含めながら、はるかはふざけた感じで聞いてみた。
(いやいやいや。ないでしょないでしょ。鬼◯郎もぬらりひょんの◯も好きだったけど、現代日本。いや、神仏を信じていない訳でもない。私はね。でも、今まで心霊現象とか、すごい奇跡!なんて、私の身に起きたことなんてないわ。でも妖怪とか……まさかまさか)
なんて、はるかのぐるぐる思考なんぞはお構いなしに。
「妖怪だ!しかも俺は九尾の狐候補だぞ!」
彼はえっへんと聞こえそうなほど、胸を張って答えた。
ええ!しかもなかなか大物じゃないか。なんて、はるかは別の所に意識を飛ばしてみた。人間、驚きすぎるとある意味冷静になるようだ。
「え、ですから、この子なんですけど……」
カラフルだけど、落ち着いた院内。優しく心配そうにしてくれている、受付のお姉さん。うん、良さそうな病院。と、安心したのだが。
「……申し訳ございません、あの、私にはワンちゃんがどちらにいるのか……」
「えっ?!」
どうやら、はるかの腕の中で寝息を立てている、この子犬が見えないらしい。嘘、だって、こんなに温かいのに。
「あの、私、抱いているはずなのですが」
もう一度言ってみる。が。
「……申し訳ございません」
と、丁寧ながらも少し困った目で見られてしまう。他の仕事が終わったもう一人の受付のお姉さんも、見えないと言う。
はるかが慌てて待合室を振り返ると、待っている患者さん(患者犬?猫?まあ、いいか)に、一斉に目を逸らされる。……完全に怪しい人認定だ。本当に、他の人には見えないらしい。
はるかが立ち竦んでいると、「お疲れなのですよね。ワンちゃん、お家で待っているのではないですか?」と、受付のお姉さんが優しく声をかけてくれた。
飼い犬に先立たれた飼い主が、ショックでおかしくなったとでも考えてくれたようだ。
「そ、そう、みたいです。ごめんなさい、失礼します。お忙しい所、お邪魔しました」
はるかはそれに乗っかることにして、慌てて病院を出て、アパートに向かう。
(ど、どういうこと~?!)
もちろん、心の中は大パニックだ。
そして不安もないわけではないが、こんなに傷だらけな子を見捨てることもできない。
はるかは開き直って、自分で面倒を見ることにした。幸い今日は金曜日で、土日は休みだ。2日あれば、この子も少しは落ち着くかもしれない。それによく考えたら、はるかのアパートはペット禁止だ。みんなに見えないのは好都合かも、と思うことにした。
はるかの最悪な一日と昔の苦い思い出は、もうすっかり頭から抜けているのであった。
「ふう、これでいいかしら」
はるかは、アパートに帰ってすぐ子犬をシャワーでよく洗い、身綺麗にした。神社で見た時に思ったほど、傷が深くなかったからだ。
(こんなもん、だったっけ……?)
と、少し首を傾げたが、傷は浅いに越したことはないので、見間違いだったのだろうということにした。そして、傷口を綺麗にした方がいいのは、人も動物も同じだろうとシャワーを決行したのだ。子犬が起きるかなと少し心配もしたが、相当疲れているのか目を覚ますことはなかった。さらに、家にあったガーゼで傷口を塞ぐ。
「これでよし。と。さて、私もシャワーしよ。で、ご飯……だけど、この子、何か食べられるかしら」
すやすやと眠る子犬を見て、ふふっと微笑む。動物好きじゃなくとも、この無防備な寝顔には癒される。
はるかは子犬の頭をよしよしと撫でてから、ようやくシャワーを浴びた。
「ふうっ、サッパリした!どれ、子犬ちゃんの様子は……」
はるかはすっかり飼い主の気持ちになっていた。いそいそと着替えて、子犬を寝かしていたリビングへ戻る。
「ふふ、よく寝てる。……ん?また、傷口薄くなってる……?」
寝ながら動いたのであろう、一部ガーゼが外れていたのだが、その下にあったはずの傷が、パッと見わからないくらいに薄くなっていた。
「え、え……?やだ、私疲れてるのかしら。うん、きっとそう、いろいろあったし。うん。そうそう、美味しいもの!美味しいご飯を作って食べて、元気になろう!」
はるかは現実から目を背けて、気のせい気のせいと思うことにした。疲れているのは本当だし。
「そうだ、ネットで調べて、犬も食べられるご飯も作らないと」
そう言って、キッチンに向かう。帰りにコンビニでも寄って牛乳くらいは買いたかったが、周りに見えてないとはいえ、子犬を抱えての買い物はさすがに難しく、断念したのだった。まあでも、はるかは料理が得意だ。何とかなるだろうとの計算もあった。
「フムフム、普通に野菜スープとかいけるのか。牛乳ないし、汁物いいかも。私も食べれるし。決定。あとは何にしよっかなー」
とりあえず、野菜スープは根菜を煮込みたいので、取りかかろう。はるかは鼻歌を歌いながら、リズミカルに野菜を切る。ちょっと?ではないくらいにしょげた日に、可愛い子といられるなんて、ラッキーだ。一人でいたくはない日に、でも誰かいると気疲れしてしまう、そんなワガママな気持ちの日に、ペットはやっぱり癒しになるのかもしれない。今まで気づかなかったなあ、とか思いながら、鍋に野菜を入れて煮込み始める。
すると。
「……お前は誰だ?」
急に後ろから声がして、はるかはビクッとしながらも振り返る。
そこにはケモ耳ともふもふシッポを付けた、くりくりお目々の、それはそれは可愛い、五歳くらいの男の子が立っていた。
(……!!かっわ……!何、夢?え、私、知らぬ間に天に召されたの?)
不思議な状況に若干の恐怖心のようなものもあったが、目の前の子のあまりの可愛さに、そんな恐怖心はどこかぶっ飛び、変な思考になったはるかであった。
「……おい、聞いてるのか。それに、ここはどこだ」
彼は威嚇するように睨んでくるが、ケモ耳とシッポのせいで全く迫力がない。むしろ、ショタ系お姉さんには拉致されてしまいそうなほどの可愛さだ。
……なんてやっていても、埒が明かないので。
「坊やこそどこから来たの?お名前は?」
「うるさい!俺が聞いてるんだ!答えないと……!」
すると彼の目の色が、茶色から真紅に変わった。
瞳孔も、縦に細長くなる。
え、と、はるかが思ったのと同時に、はるかの体の周りにパチパチっと電気のようなものが走って見えた。が、見えただけ、だ。痛くも痒くもない。
「これは……?」
はるかが首を傾げると、彼は真っ青な顔をしてはるかを指差して叫んだ。
「お、お前何者だ?!俺の妖力が効かないなんて……!そうだ、傷、俺の傷はなぜ治ってる?おれはあのババアにやられて、それで……ハッ、お前、あのババアの血縁か?そういえば、近い匂いがする……俺をどうする気だ!」
「ごめん。全く分からないわ。妖力って聞こえたけど、あなたまさか妖怪……とか?……なんてね?」
ははは、と乾いた笑いを含めながら、はるかはふざけた感じで聞いてみた。
(いやいやいや。ないでしょないでしょ。鬼◯郎もぬらりひょんの◯も好きだったけど、現代日本。いや、神仏を信じていない訳でもない。私はね。でも、今まで心霊現象とか、すごい奇跡!なんて、私の身に起きたことなんてないわ。でも妖怪とか……まさかまさか)
なんて、はるかのぐるぐる思考なんぞはお構いなしに。
「妖怪だ!しかも俺は九尾の狐候補だぞ!」
彼はえっへんと聞こえそうなほど、胸を張って答えた。
ええ!しかもなかなか大物じゃないか。なんて、はるかは別の所に意識を飛ばしてみた。人間、驚きすぎるとある意味冷静になるようだ。
0
あなたにおすすめの小説
『後宮薬師は名を持たない』
由香
キャラ文芸
後宮で怪異を診る薬師・玉玲は、母が禁薬により処刑された過去を持つ。
帝と皇子に迫る“鬼”の気配、母の遺した禁薬、鬼神の青年・玄曜との出会い。
救いと犠牲の狭間で、玉玲は母が選ばなかった選択を重ねていく。
後宮が燃え、名を失ってもなお――
彼女は薬師として、人として、生きる道を選ぶ。
『人間嫌いの狐王に、契約妻として嫁いだら溺愛が止まりません』
由香
ファンタジー
人間嫌いで知られる狐族の王・玄耀に、“契約上の妻”として嫁いだ少女・紗夜。
「感情は不要。契約が終われば離縁だ」
そう告げられたはずなのに、共に暮らすうち、冷酷な王は彼女だけに甘さを隠さなくなっていく。
やがて結ばれる“番”の契約、そして王妃宣言――。
契約結婚から始まる、人外王の溺愛が止まらない和風あやかし恋愛譚。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
【完結】偽りの華は後宮に咲く〜義賊の娘は冷徹義兄と食えない暗愚皇帝に振り回される〜
降魔 鬼灯
キャラ文芸
義賊である養父を助けるため大貴族の屋敷に忍び込んだ燕燕は若き当主王蒼月に捕まる。
危うく殺されかけた燕燕だが、その顔が逃げた妹、王珠蘭に似ていることに気付いた蒼月により取引を持ちかけられる。
逃げた妹の代わりに顔だけは綺麗な暗君である皇帝の妃を決める選秀女試験に出て不合格になれば父の解放を約束するという密約を交わした。
記憶力抜群、運動神経抜群、音楽的才能壊滅の主人公が父のために無難な成績での選秀女試験不合格を勝ち取れるのか。
実は食えない性格の皇帝と冷徹だがマメな義兄蒼月に振り回され溺愛される燕燕は無事2人から解放されるのか。
後宮コメディストーリー
完結済
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる