吹奏楽部の男達

群青

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1章 動機

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ここは、瀬戸大橋を渡ったてすぐの街、最近では、うどんが有名な香川県坂出市である…
ここに住んでいる。そしてこの僕、霜方 亮太(新高1)は実に平凡な性格である。クラス全員の名前を言ってみろと、言われると確実全員俺の名前を忘れている。なんてたって、中学の時のあだ名が”村人S”なのだから、本と嫌になる。しかし僕があんな部活に入る事になるなんて…話は1ヶ月前の入学式の時に遡る。「よお、亮太」低めのイケぼで語りかけてくるこの男は俺の幼馴染の、渥美 新だ。この男、頭脳明晰で老若男女に優しく、クラス全員から慕われる存在だ。全く俺とは逆の立場である。
「亮太、お前部活何にするか決めたか?」「いやまだ決めてないけど」急に新が真面目な顔で言ってくるので俺は拍子抜けした顔になった。「俺はもう、適当に帰宅部にでもなって三年間過ごすよ…」
「お前、高校もそうやって過ごすのか?」「うるせぇっ!!お前は俺みたいな人生負け組の気持ちが分かんねぇんだろ?」俺は切れ気味に言った、」新は黙ったままだった、俺は言った事を後悔した。
この怒りは、本来新に、ぶつけるものではなかったのだった。「…すまん」「亮太、お前吹奏楽部入らないか?」何言ってんだろえ
「え?」「いや、吹奏楽部入らないか?って」新、こいつ頭良すぎておかしくなったのか?「え、いや、吹奏楽ってトランペットとかのやつか?」「そうだが。」新は時々真面目な顔で嘘をつく事がある。「俺、そういう楽器とか無理やし…楽譜とか読めんし…」「亮太、お前のあだ名が村人Sだった事も知ってる、だがな、平凡なお前は皆に波長を合わせるのは人並みいや、人並み以上だぞ?吹奏楽とは、様々な人が一つの曲を仕上げる、そんな中でお前のような他人に合わせるのが上手いやつがいると、とてもやりやすいんだ!」と、真面目な顔で心をえぐってくるのでこいつと、対等に分かり合えないんだろうと思う。ここまで言われては、俺の面目丸潰れだ。
もともと無いとは言わせないつもりである。
そんなこんなで今4回の端にある音楽室に突っ立て居るわけだが、流石吹奏楽部、俺と新とあと2人以外全員女子だ。
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