不死殺しのイドラ

彗星無視

文字の大きさ
7 / 163
第1章 果ての世界のマイナスナイフ

第6話 勇気

しおりを挟む
 感謝祭が終わって二日が経っても、ウラシマの問いはイドラの中にふわふわとした浮遊感を残した。
——キミは、ワタシといっしょに来てほしい。
 目を閉じれば、きらめく満天の星の下で向けられた、選択を迫るその夢のような言葉が脳裏をぐるぐると巡る。

 ウラシマのことを抜きにしても。この、胸の中にある強い感情——まだ幼さのベールに覆われたそれは、憧れの二文字で言い切ってしまっていいものなのかイドラには判断がつかなかったが——をいったん横へ置いておいたとしても。
 イドラは村の外へ出たい。旅に出たい。
 それこそ、純粋な憧れだった。狭い村を出て、世界の壁を越えて、多くのものを見てみたい。

(けれど、それは……)

 今日までずっと愛し、育ててくれたリティを独りきりにさせることになる。なにかあった時、力になれる家族はいなくなる。
 そんな選択をしてしまって、本当にいいのか? 昼食を終えたばかりのイドラは自室のベッドに寝転びながら、苦悩を吐き出すようにため息をついた。けれどもそれで物事はなんら解決しない。
 ウラシマは、まだしばらく……イドラが大きくなるまでは待ってくれると言ってくれた。だから今すぐに答えを出さなければならないわけでもないが、待たせるだけ待たせてやはり行かない、というのも酷だ。決断はなるべく早くした方がいいだろう。

「でも……母さんを独りきりにさせるなんて、僕は」

 これから年老いていく母を、この家で独りにさせていいのか。いいはずがない。
 しかし、ならば自分は、この閉じた村の中で一生を終えるのか——

「……?」

 部屋の外。窓の向こうが騒がしいことに気づき、イドラは思考を打ち切った。
 外でなにかあったのだろうか? ともあれ、この鬱屈とした袋小路の苦悩から逃れたいということもあり、イドラは家から出てみることにした。

「魔物だああぁぁ——っ! 魔物が入ってきたぞぉ——ッ!!」
「え……!?」

 もう感謝祭も終わったっていうのに、なんの騒ぎだろう。そう思いながら家のドアを出た途端、イドラの耳に入ってきたのは切迫した空気を孕んだ誰かの叫び声だった。
 魔物。
 世界中に分布する、野生動物とは一線を画した様々な怪物の総称。

「魔物だって……!」

 騒ぎは村の入口の方から聞こえていた。プレベ山の方角だ。
 幼いころから母に、村の人たちに聞かされてきた化け物。そしてウラシマが来てからは、旅のエピソードとしても多く語ってもらった存在に、体が怯えを示しそうになる。
 しかしそれより先に、イドラは母のことを思い出した。
 今朝からリティは洗濯で出かけている。だがいくら洗濯場が山の方とは反対側の、森近くの川にあるのだと言っても、もう昼を過ぎている以上とっくに仕事は終えているはず。なら誰か洗濯場でバッタリ会った主婦のお家にお邪魔して、昼食でもご馳走になっている頃だと思われた。

(村には戻ってきている可能性が高い……魔物が村の中で暴れたら、母さんも危ない!)

 母の身に迫る危険に思い至ると、イドラはすぐさま走り出した。
 村に独りきりにさせるだとか、そういうことで悩んでいる場合ではなかった。このままでは最悪命を奪われかねない。
 それに危ないのはリティだけではない。ウラシマに、イーオフ、村長——
 村のみんなの顔が頭に浮かび、それらが失われることを思うと背筋が凍りそうになる。

「ァオオオオオオオオォォォォォッ!!」

 村の入口付近にたどり着いた時、既にその怪物は周囲を荒らして暴れまわっていた。
 黒い毛並み、四足歩行の獣。しかし単なる動物でないことは、背中に生えた、突き刺さっているようにも見える鋼色の鉱物めいた器官から明らかだ。
 魔法器官——魔法を起こすための、魔物だけが持つ特殊な器官。またそれだけでなく、爪や牙も鋭く異常に発達している。それらを除けば狼に近いが、体長はどう見ても二メートルを超えており巨大だ。
 それが三匹。家の壁を爪で壊し、木製の柵を噛み砕き、逃げ惑う村の人々の背に咆哮を浴びせる。

「三匹も……」

 既に魔物は村の内へとなだれ込み、穏やかな村人の日常を野生の暴力で侵していた。
 三匹の怪物は、これといった統率もなく、本能のままに動き回る。村人たちはその嵐に巻き込まれぬよう、破壊される家や物を捨てて逃げ惑う。
 しかし一人の子どもが、子どもがゆえの足の遅さのせいか魔物の一匹に狙いを定められ、今まさに追いすがる牙に噛みつかれそうになっていた。

「うわああああああああぁぁぁぁ!」

 少年は半ばパニックを起こした様子で、もつれそうになる足を必死に回すして走る。背丈はイドラよりやや高く、その髪は特徴的な赤色をしていた。

「イーオフっ!」
「ぁ、イ、イドラ……? た、たす——いっ、いや、逃げろ!」

 よくよく見ずともその顔は、長年イドラのことを『ザコギフト』と馬鹿にしてきた村長の息子、イーオフのものだった。
 恐怖で歪んだ表情を少ししゃんとさせて、走りながらイーオフは叫ぶ。速度的な面でも体力的な面でも、いずれ魔物に追いつかれるのは明白だろう。
 そうなれば、十中八九、命はない。
 思考の余地さえなく、イドラは腰のナイフを引き抜いた。

「今助けるっ!」
「は、はぁ……!? バカイドラ、とっとと逃げろよ! 勝てるわけないだろ!」
「嫌だ!!」

 水晶じみた青い刃が昼光を浴びて輝く。イーオフの意地の悪い罵倒は、イドラも日頃嬉しい気はしなかったが、それでも大切な村の仲間だ。
 見捨てることなど、どうしてできよう。

「おおおおおおおおおっ!」
「ォォ————ッ」
「イドラ……お前」

 逃げる者と追う者、二者の間に体を滑り込ませる。期せず飛び込んできた新たな獲物に、魔物はそれでも構わないとばかりに速度を一切落とすことなく飛び込んでくる。

「ぐぅっ」

 砲弾を受け止めたかのような衝撃。身をよじり、斜めに吹き飛ばされることでそのまま肉を食いちぎられるのだけは避けたものの、地面に尻もちをつく。

「ガァァァァァアアアアッ!」

 その隙を見逃すほど、血に飢えた魔物の本能は甘くない。馬乗りになるような形で、巨大な魔の狼はイドラの上に覆いかぶさった。抜け出そうとするも、体の大きさも重さも、子どものイドラよりも魔物の方が上だ。なによりその膂力《りょりょく》は比にならない。

「う……おおっ!」

 跳ねのけないことには俎上そじょうの魚同然。このままではいい餌だ。
 必死の抵抗として、イドラは手に持ったままのマイナスナイフを、目の前の魔物の脇腹に突き刺した。一度で止めずすぐに引き抜いては、二度三度と青い刃を力の限り刺し続ける。
 が、魔物の体には傷ひとつできはしない。ATKがマイナスのギフトをいくら使おうが、なんらダメージは与えられない。頭が真っ白になったイドラにそんなことを考える余裕はなかった。

「ァァァア——ッ」

 しかし傷はできないくせに痛みだけは生じるからか、苛立たしげな鳴き声を出して右の前足を上げた。
 拘束が緩んだ——

「ぐッ、ぇぇ」

——そう思ったのもつかの間、上がった足を今度は胸に強く下ろされる。
 肺を強引に潰され、イドラは骨が軋むメキメキという音と、空気が喉を通って吐き出される音とを聞いた。鋭い爪の先が服の上から肉に食い込み、皮膚が裂かれて血がにじむ。

「ぁぁぁぁあああああああああ!!」

 体重をかけられ、さらに体が圧迫される。牙や爪、魔法を使わずとも、ただこうして潰すだけで殺されてしまいそうだった。
 左手で必死に前足をほどこうとするも、力で負け、こうして上に乗られた状態でそれができる奇跡など起こるはずもない。前足にかかる重みが増しているのか、それともイドラに抵抗する力が失われてきているのか、毛に覆われた黒い足はさらに深くイドラの体に食い込む。

「ぁぁ、あ——」

 呼吸もできない。息が続かず、声も上げられなくなる。口の中は血の味がする。
 酸欠のせいか、目も霞んできた。

(…………死ぬ、のか? 僕は)

 食い込んだ爪がわずかにズレて、皮膚やその下の筋肉がこそぎとられる。焼けるような痛みが意識をいくらか鮮明にさせ、否応もなく死を意識させる。
 魔物の前に立ちはだかるなど、無謀が過ぎたのか。このまま体を強引に踏み潰されてぺちゃんこになるか、首や頭蓋を噛み砕かれて死ぬであろう数秒後の自分を幻視しながら、イドラの中で後悔が頭をもたげる。
 イーオフを見捨てていれば、こんなことには——

(……違う)

 それは違う。友達を見捨てて生き延びても、つらいだけだ。
 悪いのは自分だ。
 自分の、ギフトだ。
 かすんでいく意識の中、だんだんと力が失せていく四肢の、唯一頼みの綱のように右手が力強く握りしめる、自分だけの短剣を意識する。何度も刺突した魔物の脇腹からは、血の一滴も流れていない。毛の下の皮膚にはなんの負傷もないだろう。
 マイナスナイフ。役立たずの、無能の、外れ。ザコギフト。

「違う!」

 それも、違うはずだ。
 息の絶えた肺を、別のものが満たす。強く熱を帯びた感情が。あの優しい眼から受け取った想いが。
 満天の星を思い出す。その下で告げられた、夢のような言葉が蘇る。

「希望だって言ってくれたんだ……先生が!! 僕のギフトを、すごいものだって——!」

 そんな自分がここで死んでいいはずがない。奥歯を噛み砕く勢いで食いしばり、イドラは手を伸ばした。
 マイナスナイフを持つ右手ではなく左手。魔物の頭、耳の辺りを鷲掴む。

「オォ——ッ!」

 ぐったりとしかかっていた獲物の予想外の反抗に、魔物は牙を剥き出しにして噛みつこうとする。が、腕を引くイドラの方が早い。
 頭を引き寄せ、太い首がすぐ間近に晒される。イドラはそこへ、またしてもマイナスナイフをぐっと余力の限り突き刺した。
 刃自体は通る。ろくな抵抗もなく、水晶の刃は魔物の皮膚をすり抜けていく。先に証明された通り、マイナスナイフにあるのは負の刃だけ。なにも切れず、なにも断てない。
 イドラの一撃は正常な判断を失った、破れかぶれの行動だったのかもしれない。

「やあああああああぁぁぁっ!!」

 しかし、己のギフトを信じた彼は、奇跡のような可能性を手繰り寄せる。
 刺したナイフを、喉奥ごと掻き切るように真横へ振り抜く。すると魔物は声もなく、糸の切れた人形のごとく、一瞬にして力なく倒れこんだ。鋭かった眼光は消え、呼吸も停止している。
 なにも断てないはずのナイフは確かに、命を絶っていた。

「……ぇ? 倒せた、のか? なんで……」

 その結果に驚いたのはほかならぬイドラ自身だ。上に乗っかってきていた魔物が倒れこんだことで、自由を取り戻した上体をやや起こし、痛む肺で息を吸う。
 軽く目を向けてみても、やはり魔物の首には少しの出血もない。一切の血も出ず、傷もない。
 だが魔物は死んだ。一体どうしたことだろうか。
 イドラは、まだ血の上った頭で、偶然にも答えにたどり着いた。

「脳が、勘違いする」

——実際には怪我ひとつないのに、夢の中で全身がバラバラになったりすると、本当にそうなったんじゃないかって勘違いして、自分から生きることをやめちゃうんだ。

 それはウラシマが、少し前、悪夢に悩んでいたイドラを元気づけるために教えてくれた、夢の中の話だった。今も生きているのだから、幸運なのだと。
 当然ここは現実で、夢でもおとぎ話でもない。少なくともそうイドラは認識している。ところがマイナスナイフは、決して誰もなにも傷つけないが、そのくせ痛みだけはあるのだ。
 現実として、頸部には傷ひとつない。が、首をナイフを突き刺され、断たれたのと同じだけの痛みの電気信号が神経に走らされる。その度を越えた激痛に、『死んだ』と体が勘違いして生命活動を終えてしまったのではないか——
 そうイドラは考えた。

(仕方がなかったとはいえ……それほどの痛みを与えたのは、ちょっとかわいそうだな)

 虫も殺せない、殺したくないイドラにとって、理性なき魔物であってもいくらかの憐憫は自然と向けられた。ただ、死の局面を越えられた安堵による精神の弛緩は耐えがたく、イドラは深く息を吸って吐く。
 それが極めて致命的な隙を生んでいるのだと気付かず。

「イドラッ、危ない!!」
「え?」

 死の危険はなんら、去ってはいない。
 村に入り込んだ魔物は同種が三匹。仲間の死に気付いた残り二匹は、各々で暴れるのを止め、仲間を殺した相手を明確な目標と定めて駆け出していた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

処理中です...