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第2部1章 躍る大王たち
第83話 『語られる歴史』
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方舟の内部はまるで病院か研究所のような趣だったが、どちらもイドラには馴染みがなかった。清掃の行き届いたリノリウムの床も、なぜか冷たさを感じる蛍光灯の明かりも、つい新鮮さを持って眺めてしまう。
ソニアの方も同じのようで、首を忙しなくきょろきょろさせ、なにかあるたびに息を吐いてじっと見つめている。
二人の様子が面白かったのか、先導するカナヒトは無言ではあったが、どこか頬を緩ませているようだった。
やがて、迷路のような通路の奥の、扉らしきものの前で立ち止まった。
事実それはまごうことなき扉だったが、イドラは本当にそれが扉と呼んでよいものなのかすぐに判断がつかなかった。なぜなら取っ手もなければノブもなく、押すのも引くのも容易ではなさそうに思えたからだ。
「失礼しますよ」
扉越しに部屋の主へと一声かけて、カナヒトはすっと扉横のセンサーに手をかざした。かすかな作動音とともに、扉が横へスライドする。
「うわっ!?」
「きゃあっ」
まさかの押すでも引くでもなかった。
「連れてきましたよ総裁どの。見ての通り、ドアひとつに驚くピュアっぷりです」
「そのようだ。ご苦労だった阿粒君、そして歓迎しよう。はるかな異世界より来訪した旅人たちよ」
総裁室へ通されると、いかにもなアンティーク調のデスクで、一人の男がイドラたちを待ち構えていた。
内装は昔日の栄華を惜しむかのように、古い時代を意識したものだった。床には緋色のカーペットが敷かれ、デスクや棚はすべて同じ、深い褐色をした重厚な木材で統一されている。
これならばイドラにもまだいくらか馴染みがある。あの横に開くドアさえなければ。
「儂は柳景一。このノアの方舟……今や人に残された最後の安息の地にして、狩人たちの拠点を統べる総裁だ」
深く椅子に背を預け、黒く鋭い眼差しで入室者を見据える老体。
白髪交じりで、声もいくらかしわがれている。しかし筋張った肉体は今なお屈強、眼光もなんら衰えてはいない。ただ見ているだけで人を威圧する、上に立つ者特有のプレッシャーがあった。
「……イドラだ。一番偉い人、ってことだな。歓迎痛み入るよ」
「ソ、ソニアです」
「ふむ。言葉はまったく問題なく通じるのだな……その白い髪は、向こうではふつうなのかね?」
「あ——いえ、その」
「む、出会い頭にしては不躾な問いであったか。失礼した」
ヤナギは座った姿勢を少しも動かしはしなかったが、真摯さの籠もった声音で謝罪した。
「だ、大丈夫です。えっと、わたしのような人はいませんが、緑や赤色の髪や目をした方は、わたしたちの大陸にはたくさんいます」
「ほう。興味深いな、ありがとうソニア君。やはりアンダーワールドには我々の常識では測れないことが多いのだろうな」
「早速訊かせてもらうが、そのアンダーワールドっていうのが僕たちのいた国、というか世界そのもののことか」
「うむ。地底世界、数値世界、呼び方は多々あるがな。恥ずかしながら窮乏が常の我らだが、できる限りのもてなしを約束しよう、おそらくは歴史上初のアンダーワールドからの渡来人よ。いかにして世界間の移動が叶ったのか、気になるところではあるが——」
「僕は先生……ウラシマという女性の、雲の上に行けという遺言に従ったまでだ。正直なところ、なんの情報も持たずに来たから、わからないことばかりで困ってる」
イドラの言葉にヤナギと、壁のそばで無言を貫いていたカナヒトがぴくりと反応を示す。
反応したのは、『ウラシマ』という部分だった。イドラを旅へいざない、シスター・オルファの凶行で命を落としたものの、その血で遺したメッセージによってこの異世界にまで導いた女性。
彼女がいなければ、イドラはソニアと出会うこともなかったかもしれない。そうなれば、不死の鼓動に侵されていたソニアがマイナスナイフに救われることもなかっただろう。
——そういえば、あの時。
曇天の庭の出来事を思い出すと、それに付随する悲しみが残響のようにイドラの胸に響く。
亡くなったショックが大きすぎて、当時はろくに理由を考えもしなかったが。
その遺体は、わずかに目を離した間に、忽然と消えてしまったのではなかったか?
「浦島。……零君か」
「ソニアの背負う刀は、あの時現地へと持ち込まれたコピーギフト、55号・ワダツミだと思われます」
カナヒトはいつもの気だるさを潜め、淡々した口調で指摘する。
「むう、確かに。そうか、彼女はそのコピーギフトを託したわけだ。多くの先達が、他の優れたコピーギフトをそうしてきたように」
「彼女は立派に役目を果たしてくれました。……帰還が叶わなかったのは残念でなりませんが」
「しかし、こうして彼らが来てくれた。数値観測の復調も、ひょっとすればイドラ君たちの手柄なのかもしれん。浦島君がその助けになったのは間違いなさそうだが」
「その……先生はやっぱりここの、方舟の人だったのか? あの人は僕の恩人で……ただ三年ほど前に、不運に巻き込まれて命を落としてしまった」
「三年ということは……換算して……観測の復調と時期が一致するな」
カナヒトが独り言めいて呟いた言葉の意味は、やはりイドラにはよくわからなかった。
ウラシマはいつも謎めいていた。歳の割に余裕があって、含蓄があって、経験があった。そして彼女は謎のまま死んでしまった。
あの人が本当にこの方舟の関係者であるのなら。イドラは、方舟から、なんとしてでも彼女の真意を聞き出さねばならなかった。
死者は黙して語らない。ならば、死者を知る者を頼るほかない。
「ああ、こちらとしても君たちや、君たちの世界については興味が尽きない。しかし当然、我々がそうであるように、君たちもまたこの世界について未知のはずであった。申し訳ない、配慮が足りなかった」
「構わない。ただ察しの通り、僕も色々な疑問を抱えている。当然それは髪や目の色についてなんかじゃない」
「おそらくイドラ君は浦島零君のことをなにより知りたいのだろう。その疑問には答えよう、約束する。だが……ならばその前にまず、この世界そのものについて語らねばなるまい。この世の、艱難に満ちた前提を」
ヤナギは柔らかな椅子から背を離し、姿勢を正す。
老いた彼の中には、老いるまでに過ごした時間がある。それが語られようとしていた。
ソニアが固唾を呑み込んだ音が、かすかにイドラの耳に届く。
ガラスの箱に乗り、海から空へと昇って、この世界へ来た。そして目が覚めた時から、イドラたちは翻弄されっぱなしだった。
見たこともない林立する建物たち。それが街ごと放棄され、長い年月に晒された廃墟と化していた。
アンゴルモアという、黒い怪物がいた。マイナスナイフはいつの間にか赤く染まっていた。
カナヒトたちに出会った。彼らは、コピーギフトというギフトの複製を手にしていた。
どれもこれもイドラの常識にはない。ヤナギの言う通り、こうした齟齬、不知を埋めなければ、ウラシマのこともわからないだろう。
だからこそイドラも傾聴し、わずかな緊張をそばの信頼する少女と共有しながら、老人の言葉を待つ。ヤナギはゆっくりと、しわがれた、それでいて力のある声で語り始めた。
「すべての始まりは今から64年前。西暦2099年、突如アンゴルモアが世界各地で天の門より降下を開始し、社会は混乱に浸る間もなく崩壊した」
ソニアの方も同じのようで、首を忙しなくきょろきょろさせ、なにかあるたびに息を吐いてじっと見つめている。
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「失礼しますよ」
扉越しに部屋の主へと一声かけて、カナヒトはすっと扉横のセンサーに手をかざした。かすかな作動音とともに、扉が横へスライドする。
「うわっ!?」
「きゃあっ」
まさかの押すでも引くでもなかった。
「連れてきましたよ総裁どの。見ての通り、ドアひとつに驚くピュアっぷりです」
「そのようだ。ご苦労だった阿粒君、そして歓迎しよう。はるかな異世界より来訪した旅人たちよ」
総裁室へ通されると、いかにもなアンティーク調のデスクで、一人の男がイドラたちを待ち構えていた。
内装は昔日の栄華を惜しむかのように、古い時代を意識したものだった。床には緋色のカーペットが敷かれ、デスクや棚はすべて同じ、深い褐色をした重厚な木材で統一されている。
これならばイドラにもまだいくらか馴染みがある。あの横に開くドアさえなければ。
「儂は柳景一。このノアの方舟……今や人に残された最後の安息の地にして、狩人たちの拠点を統べる総裁だ」
深く椅子に背を預け、黒く鋭い眼差しで入室者を見据える老体。
白髪交じりで、声もいくらかしわがれている。しかし筋張った肉体は今なお屈強、眼光もなんら衰えてはいない。ただ見ているだけで人を威圧する、上に立つ者特有のプレッシャーがあった。
「……イドラだ。一番偉い人、ってことだな。歓迎痛み入るよ」
「ソ、ソニアです」
「ふむ。言葉はまったく問題なく通じるのだな……その白い髪は、向こうではふつうなのかね?」
「あ——いえ、その」
「む、出会い頭にしては不躾な問いであったか。失礼した」
ヤナギは座った姿勢を少しも動かしはしなかったが、真摯さの籠もった声音で謝罪した。
「だ、大丈夫です。えっと、わたしのような人はいませんが、緑や赤色の髪や目をした方は、わたしたちの大陸にはたくさんいます」
「ほう。興味深いな、ありがとうソニア君。やはりアンダーワールドには我々の常識では測れないことが多いのだろうな」
「早速訊かせてもらうが、そのアンダーワールドっていうのが僕たちのいた国、というか世界そのもののことか」
「うむ。地底世界、数値世界、呼び方は多々あるがな。恥ずかしながら窮乏が常の我らだが、できる限りのもてなしを約束しよう、おそらくは歴史上初のアンダーワールドからの渡来人よ。いかにして世界間の移動が叶ったのか、気になるところではあるが——」
「僕は先生……ウラシマという女性の、雲の上に行けという遺言に従ったまでだ。正直なところ、なんの情報も持たずに来たから、わからないことばかりで困ってる」
イドラの言葉にヤナギと、壁のそばで無言を貫いていたカナヒトがぴくりと反応を示す。
反応したのは、『ウラシマ』という部分だった。イドラを旅へいざない、シスター・オルファの凶行で命を落としたものの、その血で遺したメッセージによってこの異世界にまで導いた女性。
彼女がいなければ、イドラはソニアと出会うこともなかったかもしれない。そうなれば、不死の鼓動に侵されていたソニアがマイナスナイフに救われることもなかっただろう。
——そういえば、あの時。
曇天の庭の出来事を思い出すと、それに付随する悲しみが残響のようにイドラの胸に響く。
亡くなったショックが大きすぎて、当時はろくに理由を考えもしなかったが。
その遺体は、わずかに目を離した間に、忽然と消えてしまったのではなかったか?
「浦島。……零君か」
「ソニアの背負う刀は、あの時現地へと持ち込まれたコピーギフト、55号・ワダツミだと思われます」
カナヒトはいつもの気だるさを潜め、淡々した口調で指摘する。
「むう、確かに。そうか、彼女はそのコピーギフトを託したわけだ。多くの先達が、他の優れたコピーギフトをそうしてきたように」
「彼女は立派に役目を果たしてくれました。……帰還が叶わなかったのは残念でなりませんが」
「しかし、こうして彼らが来てくれた。数値観測の復調も、ひょっとすればイドラ君たちの手柄なのかもしれん。浦島君がその助けになったのは間違いなさそうだが」
「その……先生はやっぱりここの、方舟の人だったのか? あの人は僕の恩人で……ただ三年ほど前に、不運に巻き込まれて命を落としてしまった」
「三年ということは……換算して……観測の復調と時期が一致するな」
カナヒトが独り言めいて呟いた言葉の意味は、やはりイドラにはよくわからなかった。
ウラシマはいつも謎めいていた。歳の割に余裕があって、含蓄があって、経験があった。そして彼女は謎のまま死んでしまった。
あの人が本当にこの方舟の関係者であるのなら。イドラは、方舟から、なんとしてでも彼女の真意を聞き出さねばならなかった。
死者は黙して語らない。ならば、死者を知る者を頼るほかない。
「ああ、こちらとしても君たちや、君たちの世界については興味が尽きない。しかし当然、我々がそうであるように、君たちもまたこの世界について未知のはずであった。申し訳ない、配慮が足りなかった」
「構わない。ただ察しの通り、僕も色々な疑問を抱えている。当然それは髪や目の色についてなんかじゃない」
「おそらくイドラ君は浦島零君のことをなにより知りたいのだろう。その疑問には答えよう、約束する。だが……ならばその前にまず、この世界そのものについて語らねばなるまい。この世の、艱難に満ちた前提を」
ヤナギは柔らかな椅子から背を離し、姿勢を正す。
老いた彼の中には、老いるまでに過ごした時間がある。それが語られようとしていた。
ソニアが固唾を呑み込んだ音が、かすかにイドラの耳に届く。
ガラスの箱に乗り、海から空へと昇って、この世界へ来た。そして目が覚めた時から、イドラたちは翻弄されっぱなしだった。
見たこともない林立する建物たち。それが街ごと放棄され、長い年月に晒された廃墟と化していた。
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カナヒトたちに出会った。彼らは、コピーギフトというギフトの複製を手にしていた。
どれもこれもイドラの常識にはない。ヤナギの言う通り、こうした齟齬、不知を埋めなければ、ウラシマのこともわからないだろう。
だからこそイドラも傾聴し、わずかな緊張をそばの信頼する少女と共有しながら、老人の言葉を待つ。ヤナギはゆっくりと、しわがれた、それでいて力のある声で語り始めた。
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