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Chapter1:死骸人形と欠けた月
第十一話:彼の記憶
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倉庫は土壁で固められた土蔵造りで、道場の近くにひっそりと佇んでいた。母屋と同じくはるか昔に建てられたものらしく、長い年月を耐えてきた証として、壁の表面はところどころ剥がれていたり、ひびが入っていたりもする。
だが、見るからに頑丈な造りだ。多少瑕疵があろうとも、崩れたりはしないだろう。かんぬきを外し、ヤトは壁と同じだけの歴史の重みを思わせる重厚な木の扉を開いた。
「う……すごい埃だな」
「ここの整理はもうずっとしていませんから……」
「ふむ。見たところ、奥から乱雑に積み上げたという感じだな」
白衣が汚れるのも厭わず中へ入ると、ノルトは薄暗い土蔵内を見渡す。ただでさえ狭い倉庫は大小さまざまな物品で溢れかえり、三人が並ぶだけで余剰のスペースはほとんどなくなってしまった。
蓋の上に木箱がいくつも積まれているせいで中身の確認が極端に難しくなってしまった骨董品の壺に、一部の魔術師が使用する全長三十センチほどの杖。奥の棚にはおとぎ話の時代にこそそぐわしい、なにが記されているのかも不明な擦り切れた巻物といった物さえ納められている。
手前にある、比較的埃の被っていない本や家具は、リアンの部屋から移されてきたものだろうか。
「どうですか? ヤトさん。その、なにか……思い出したり、とか」
「うーん。そうは言っても、こうも物が多いとな」
「探せば魔術具まで出てきそうなくらいだ。ワタシ個人としては好奇心を惹かれるが……」
とはいえノルトも、よその家の倉庫をひっくり返さないくらいの良識は持ち合わせている。彼女は興味深そうに眺めこそすれ、歴史ある品々に手を触れようとはしなかった。
「……ん?」
氾濫する収納物からつい視線をそらしたヤトは、ふと壁面の柱に目を留めた。
邪魔な家具をどかし、柱へ近づく。開けっぱなしの入り口から差し込む夕陽の赤い光が、そのくすんだ木の表面に刻まれた傷を照らし出していた。
唐突に頭の奥で、なにかが疼く。
『ん、しょ……っ。わたしの背は、このくらいです!』
柱の傷は二つ。どちらも胸の高さよりも低く、片方は腰ほどにまで下の位置にあった。
過去からの声が、耳ではなく、頭の中で反響する。
『兄さまの背は……わ! そ、そんなに高くに……』
柱のそばでミアが立つ。頭上の高さに刻まれた柱の傷を見て、その遠さに小さな口をあんぐりと開けて驚愕している。
今現在のミアではない。古く、霞んだ記憶の残影とも呼ぶべき、まだ幼い頃のミアだ……。
アーリアの花を見つけたと微笑みを向ける、あの姿よりもなお幼い。おそらくはせいぜい五歳といったところ。
まるで純真無垢という言葉を形にしたようだ。とうに過ぎた瞬間の投影を、ヤトはぼうっとして幻視する。
『ふふ。四歳差だからね。大丈夫、すぐにミアも大きくなるよ』
すると、もう一人。幼いミアの見つめる先から声がする。
それは少年だった。黒い髪に赤い目の、ミアとの血縁を思わせる子どもだ。その姿がすうっと、気づけばずっとそこにいたかのように、ヤトの視界に現れる。
彼もまだ幼かったが、顔立ちや立ちふるまいからはなんとも言えない利発さがにじんでいる。
『ほんとう、ですか? 兄さまに並べる……?』
『そうだね……まあ、僕もまだ背は伸びるだろうし。並ぶ日が来るかって言われると、確実なことは言えないんだけど——』
赤い目の少年は、困ったように頭の後ろの方に手を伸ばした。
無意識の癖なのか、頭を横に押す。ぽきり、と首の関節が高い音を鳴らした。
『——少なくとも、今の僕くらいの背は簡単に超えるよ。それは保証する』
『わたしみたいに、体が弱くっても、ですか?』
『ああ。もちろんだよ』
『……ほんとの、ほんとうですか? わたし、きちんと大きくなれますか?』
顔を寄せ、大きな瞳を不安げに潤ませるミア。それを見て、ヤトはまたぼんやりと、彼女が抱く懸念について思い出した。
ムラクモの家は代々短命。少なくともそのことを当時、直接知らされていたわけではないにしろ、なんとなく感じるということもある。
親戚も、祖父母もおらず。子どもの感覚は鋭敏だ。加えて言えば、ムラクモの一族とは血縁的な関わりのなかったミアの母も、小さな頃から病弱なたちだったらしく、当時もほとんど床に伏せっていた。
それゆえに不安に思っていたのだ。母と同じく体の弱い自分に、健全な成長を経た未来があるのかを。幼さから明確な言葉にすることは難しくとも、漠然と。
『大丈夫だよ。ミアはきっと、大丈夫』
その頭を優しく撫でながら、少年は——
当時より異彩を放つ二重顕在者、九歳のリアン・ムラクモは柔らかく笑いかける。
『……どうして、そんなことが言えるんですかっ?』
『だって、僕がついてる』
『え——』
『もしミアが困ったり、危ない目に遭った時は、必ず僕がなんとかする。僕は……ほら、お兄ちゃんだからね』
少女は驚いて、その大きな目を数度瞬かせる。
そしてすぐ、兄の笑みにつられるようにして、自身も顔をほころばせた。
『……はいっ!』
ミアがリアンのことを強く慕う理由は、こういったところから来ているのだろう。花のような笑顔を残し、幼いミアは姿を消す。九歳のリアンも同様に。
過去の上映が終わり、ヤトの目には正しく現在のみが映るようになる。
幻を視たのは事実だが、それがかつて本当にあった出来事だったのは、眼前の柱に残された二つの傷が証明している。
「……あの時の背は、もうとっくに抜かれたな」
「——ヤト、さん?」
今もミアは子どもだが、かといって幼子ではない。当時の、まだ九つだったリアンに比べれば、流石に身長も勝っている。
大きくなれるのかと不安を抱いていたミアは、立派に成長した。そして今も、さらなる成長の最中にある。
それが、心底喜ばしかった。
自身がヘルツェガヌムに寄生されて生まれただけの、リアン・ムラクモとはまったく別の意識を持つ人格だとしても。言祝ぐ気持ちは、理屈も理由も関係なしに湧き出てくる。
「ヤト……もしや、なにか思い出したのか?」
「ああ、少し——古い記憶を。そうだ、幼い頃……両親の目を盗んで、たびたびこの倉庫で隠れて遊んでたんだ」
鍛錬をすっぽ抜かした日は、父にこっぴどく怒られたものだが。それでも妹と隠れて遊ぶのは、かけがえない心休まるひと時だった。
ここは単なる倉庫ではなく、幼少期における秘密基地だったのだ。リアンにとって——そして、ミアにとっても。そんな思い出の場所だったからこそ、ミアはこの場所に連れてきた。
「本当に、記憶が……ヤトさんに……。そうだ、もっと懐かしいものを見せれば、さらに記憶を思い出すかもっ。ちょっと待ってくださいね、確かこの奥の棚に母さまが教えてくれたお手玉が……!」
「あ、おいっ、気をつけろよ」
長きを過ごしたリアンの自室でも、幼い頃から父・チギリに鍛え上げられ血と汗を流してきた道場でも、生前は立ち入ることを許されなかった書斎でも、見つからなかった。
そんな記憶の断片——それらをつなぎ直す要素を、この土蔵でついに見つけた。
ミアはにわかに興奮した様子で、身を乗り出し、邪魔なものを避けながら奥にある棚へと手を伸ばす。
しかし無理に身を寄せた拍子に、足元にうずたかく積まれた書物に膝が触れ、塔が崩れる。するとその崩落に巻き込まれ、棚がかすかにぐらりと揺れる。
棚の上には、なにか価値あるものでも仕舞われていると思しき、重厚な桐箱があった。
「——! ミアちゃん、危ない!」
「え? あ……!」
箱は元々不安定な位置にあったのか、棚のかすかな揺れによって、さながら崖際で足を踏み外すがごとく転落する——硬直するミアの頭上に!
「くっ……」
考える間もなく、ヤトの体は思考を超えて動いていた。
足元のガラクタを蹴飛ばし、ミアに覆いかぶさるようにして庇う。すぐに、ハンマーで殴りつけられたかのような衝撃が頭部を叩いた。
「ヤ、ヤトさん!?」
「無事か! 嫌な音がしたぞ……! すぐにぶつけたところをワタシに見せろ!」
「オレはいい……それよりミアは——ミアは、平気か?」
冷えた床に手をつき、脂汗をにじませながら顔を上げる。そばに転がる桐箱は落下の衝撃で蓋が開き、内蔵物である古風な手提げのランタンが半分顔を覗かせていた。こんなものはライトストーンを用いた魔術具の灯りが普及しつつある現代においては、既に骨董品の類に片足を突っ込んでいる。
中身が重い鉄製の器具だったのは、ヤトにとって不運だった。
だが、見るからに頑丈な造りだ。多少瑕疵があろうとも、崩れたりはしないだろう。かんぬきを外し、ヤトは壁と同じだけの歴史の重みを思わせる重厚な木の扉を開いた。
「う……すごい埃だな」
「ここの整理はもうずっとしていませんから……」
「ふむ。見たところ、奥から乱雑に積み上げたという感じだな」
白衣が汚れるのも厭わず中へ入ると、ノルトは薄暗い土蔵内を見渡す。ただでさえ狭い倉庫は大小さまざまな物品で溢れかえり、三人が並ぶだけで余剰のスペースはほとんどなくなってしまった。
蓋の上に木箱がいくつも積まれているせいで中身の確認が極端に難しくなってしまった骨董品の壺に、一部の魔術師が使用する全長三十センチほどの杖。奥の棚にはおとぎ話の時代にこそそぐわしい、なにが記されているのかも不明な擦り切れた巻物といった物さえ納められている。
手前にある、比較的埃の被っていない本や家具は、リアンの部屋から移されてきたものだろうか。
「どうですか? ヤトさん。その、なにか……思い出したり、とか」
「うーん。そうは言っても、こうも物が多いとな」
「探せば魔術具まで出てきそうなくらいだ。ワタシ個人としては好奇心を惹かれるが……」
とはいえノルトも、よその家の倉庫をひっくり返さないくらいの良識は持ち合わせている。彼女は興味深そうに眺めこそすれ、歴史ある品々に手を触れようとはしなかった。
「……ん?」
氾濫する収納物からつい視線をそらしたヤトは、ふと壁面の柱に目を留めた。
邪魔な家具をどかし、柱へ近づく。開けっぱなしの入り口から差し込む夕陽の赤い光が、そのくすんだ木の表面に刻まれた傷を照らし出していた。
唐突に頭の奥で、なにかが疼く。
『ん、しょ……っ。わたしの背は、このくらいです!』
柱の傷は二つ。どちらも胸の高さよりも低く、片方は腰ほどにまで下の位置にあった。
過去からの声が、耳ではなく、頭の中で反響する。
『兄さまの背は……わ! そ、そんなに高くに……』
柱のそばでミアが立つ。頭上の高さに刻まれた柱の傷を見て、その遠さに小さな口をあんぐりと開けて驚愕している。
今現在のミアではない。古く、霞んだ記憶の残影とも呼ぶべき、まだ幼い頃のミアだ……。
アーリアの花を見つけたと微笑みを向ける、あの姿よりもなお幼い。おそらくはせいぜい五歳といったところ。
まるで純真無垢という言葉を形にしたようだ。とうに過ぎた瞬間の投影を、ヤトはぼうっとして幻視する。
『ふふ。四歳差だからね。大丈夫、すぐにミアも大きくなるよ』
すると、もう一人。幼いミアの見つめる先から声がする。
それは少年だった。黒い髪に赤い目の、ミアとの血縁を思わせる子どもだ。その姿がすうっと、気づけばずっとそこにいたかのように、ヤトの視界に現れる。
彼もまだ幼かったが、顔立ちや立ちふるまいからはなんとも言えない利発さがにじんでいる。
『ほんとう、ですか? 兄さまに並べる……?』
『そうだね……まあ、僕もまだ背は伸びるだろうし。並ぶ日が来るかって言われると、確実なことは言えないんだけど——』
赤い目の少年は、困ったように頭の後ろの方に手を伸ばした。
無意識の癖なのか、頭を横に押す。ぽきり、と首の関節が高い音を鳴らした。
『——少なくとも、今の僕くらいの背は簡単に超えるよ。それは保証する』
『わたしみたいに、体が弱くっても、ですか?』
『ああ。もちろんだよ』
『……ほんとの、ほんとうですか? わたし、きちんと大きくなれますか?』
顔を寄せ、大きな瞳を不安げに潤ませるミア。それを見て、ヤトはまたぼんやりと、彼女が抱く懸念について思い出した。
ムラクモの家は代々短命。少なくともそのことを当時、直接知らされていたわけではないにしろ、なんとなく感じるということもある。
親戚も、祖父母もおらず。子どもの感覚は鋭敏だ。加えて言えば、ムラクモの一族とは血縁的な関わりのなかったミアの母も、小さな頃から病弱なたちだったらしく、当時もほとんど床に伏せっていた。
それゆえに不安に思っていたのだ。母と同じく体の弱い自分に、健全な成長を経た未来があるのかを。幼さから明確な言葉にすることは難しくとも、漠然と。
『大丈夫だよ。ミアはきっと、大丈夫』
その頭を優しく撫でながら、少年は——
当時より異彩を放つ二重顕在者、九歳のリアン・ムラクモは柔らかく笑いかける。
『……どうして、そんなことが言えるんですかっ?』
『だって、僕がついてる』
『え——』
『もしミアが困ったり、危ない目に遭った時は、必ず僕がなんとかする。僕は……ほら、お兄ちゃんだからね』
少女は驚いて、その大きな目を数度瞬かせる。
そしてすぐ、兄の笑みにつられるようにして、自身も顔をほころばせた。
『……はいっ!』
ミアがリアンのことを強く慕う理由は、こういったところから来ているのだろう。花のような笑顔を残し、幼いミアは姿を消す。九歳のリアンも同様に。
過去の上映が終わり、ヤトの目には正しく現在のみが映るようになる。
幻を視たのは事実だが、それがかつて本当にあった出来事だったのは、眼前の柱に残された二つの傷が証明している。
「……あの時の背は、もうとっくに抜かれたな」
「——ヤト、さん?」
今もミアは子どもだが、かといって幼子ではない。当時の、まだ九つだったリアンに比べれば、流石に身長も勝っている。
大きくなれるのかと不安を抱いていたミアは、立派に成長した。そして今も、さらなる成長の最中にある。
それが、心底喜ばしかった。
自身がヘルツェガヌムに寄生されて生まれただけの、リアン・ムラクモとはまったく別の意識を持つ人格だとしても。言祝ぐ気持ちは、理屈も理由も関係なしに湧き出てくる。
「ヤト……もしや、なにか思い出したのか?」
「ああ、少し——古い記憶を。そうだ、幼い頃……両親の目を盗んで、たびたびこの倉庫で隠れて遊んでたんだ」
鍛錬をすっぽ抜かした日は、父にこっぴどく怒られたものだが。それでも妹と隠れて遊ぶのは、かけがえない心休まるひと時だった。
ここは単なる倉庫ではなく、幼少期における秘密基地だったのだ。リアンにとって——そして、ミアにとっても。そんな思い出の場所だったからこそ、ミアはこの場所に連れてきた。
「本当に、記憶が……ヤトさんに……。そうだ、もっと懐かしいものを見せれば、さらに記憶を思い出すかもっ。ちょっと待ってくださいね、確かこの奥の棚に母さまが教えてくれたお手玉が……!」
「あ、おいっ、気をつけろよ」
長きを過ごしたリアンの自室でも、幼い頃から父・チギリに鍛え上げられ血と汗を流してきた道場でも、生前は立ち入ることを許されなかった書斎でも、見つからなかった。
そんな記憶の断片——それらをつなぎ直す要素を、この土蔵でついに見つけた。
ミアはにわかに興奮した様子で、身を乗り出し、邪魔なものを避けながら奥にある棚へと手を伸ばす。
しかし無理に身を寄せた拍子に、足元にうずたかく積まれた書物に膝が触れ、塔が崩れる。するとその崩落に巻き込まれ、棚がかすかにぐらりと揺れる。
棚の上には、なにか価値あるものでも仕舞われていると思しき、重厚な桐箱があった。
「——! ミアちゃん、危ない!」
「え? あ……!」
箱は元々不安定な位置にあったのか、棚のかすかな揺れによって、さながら崖際で足を踏み外すがごとく転落する——硬直するミアの頭上に!
「くっ……」
考える間もなく、ヤトの体は思考を超えて動いていた。
足元のガラクタを蹴飛ばし、ミアに覆いかぶさるようにして庇う。すぐに、ハンマーで殴りつけられたかのような衝撃が頭部を叩いた。
「ヤ、ヤトさん!?」
「無事か! 嫌な音がしたぞ……! すぐにぶつけたところをワタシに見せろ!」
「オレはいい……それよりミアは——ミアは、平気か?」
冷えた床に手をつき、脂汗をにじませながら顔を上げる。そばに転がる桐箱は落下の衝撃で蓋が開き、内蔵物である古風な手提げのランタンが半分顔を覗かせていた。こんなものはライトストーンを用いた魔術具の灯りが普及しつつある現代においては、既に骨董品の類に片足を突っ込んでいる。
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