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Chapter1:死骸人形と欠けた月
第十二話:混濁する想い
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「わたしはなんともありません、ヤトさんにかばってもらったおかげで……。それよりも、ヤトさんはっ」
「ああ……ミアが平気なら、よかった」
「——おい、ヤト!?」
ミアの無事を確認して気が抜けたのか、ヤトは力なく地面へ倒れ込もうとする。それを間一髪のところで、ノルトが支えて抱き留めた。
「ぅ……」
すまん、と声を出そうとしたヤトだったが、うまく呂律が回らず、うめいただけのようになってしまう。
体に力が入らない。ぶつけた部分を中心に、痛みは引くどころかむしろ強まり、がんがんと耳鳴りまで伴って頭蓋を跳ね回る。脳をシェイクされているような不快さ。
「目立った傷は——が……内出血の可能性が——」
「そ——な、ヤトさ————」
耳鳴りが強まると、代わりに外界の音は遠のいた。二人がなにを言っているのかわからなくなる。ただ、ひどく焦ったような様子なのは聞き取れた。
二人に心配はかけさせたくない。
だが、オレは大丈夫だ、といくら喋ろうとしても、舌はぴくりとも動いてはくれなかった。
「ノル——ん、すぐに治療——」
「しかし、——リア治癒魔術では————内部の——までは————」
「————、わたしが——」
「——? そうか……陰魔術の————、だったら————」
「はいっ、兄さまのように————心得が——、ヤトさんの——なら————」
二人がなにかを話している。しかし、いつしか意識までもが遠のいていき、その内容を理解することは難しくなる。
耳に入っているはずの言葉の意味がわからない。
そして最後に頭蓋の痛みも、痛覚ごと消えてなくなるようにゆっくりと感じなくなっていき——
(……そういえば)
辛うじて開いていたまぶたも落ち、視界が闇に包まれる。
意識もまた、同じように柔らかな闇が覆う。
(母親の魔術血統は、陰陽魔術でも血晶魔術でもなかった……はず)
そうして気を失う瞬間。頭をぶつけたことが偶然にもうまく作用したのか、それとも先ほど追想した幼少期の一幕から連鎖的に浮かんだのか、ヤトはふと常識的なことを思い出した。
サクラフブキの国を追われ、没落した家系とはいえ——通常、魔術師の家柄は外の血と交わることを阻む。つがいの相手が血縁として近ければ近いほど、魔術血統は濁らないのだから。
しかしながらリアン・ムラクモとミア・ムラクモの母は、ムラクモの家とはまったく関係のない、ただの病弱な一般人だった。
単に、古きより血を守ってきた魔術師の家系における不文律よりも、愛した女を個人として優先したまでとも言える。しかしそれだけではなく、当主であるチギリ・ムラクモは理解していたからにほかならない。この呪われた血脈において、魔術血統が母親から継がれることなどありえないのだと——
(陰陽魔術は……ムラクモの血に継がれる魔術血統。だったら、血晶魔術の方は……一体どこから来たって言うんだ?)
両親から継ぐ魔術血統のうち、多くの場合は、母親の魔術血統が子には顕われる。これは胎児の頃より、へその緒を通して母の血液をもらうためだと言われている。
とはいえ父の魔術血統が発現することもままあるが、まずありえないのが、両親以外の魔術血統が顕われる例である。
隔世遺伝もありえない。血は交わるのみで、両親以外の血を子は持たない。
かつて、ムラクモの一族は罪を犯したのだと父は言った。
この血はヘルツェガヌムが心臓に根を張るより先に、とうに穢されている。
そんな、当たり前のことをぼんやりとだけ思い出してから、ヤトの意識は闇へ沈んだ。
*
「……ん」
「ぁ——ヤトさん?」
目を覚ます直前、後頭部に心地のいい柔らかさと温かな体温を感じる。
薄くまぶたを開くと、ヤトを見下ろす形で、心配げに眉を寄せるミアの顔が近くにあった。
どうやら膝枕で介抱されていたらしい。自分が倉庫で気を失ったことを思い出す。
ひんやりと肌を撫でる夜風に軽く首を巡らせてみれば、そこは母屋の一室で、わざわざ運んできてくれたらしい。開いた障子戸の向こうは、もうすっかりと夜のキャンバスが張られていた。
そこに散りばめられたまばらな星の光に見とれていると、ぐっと肩を持ち上げるようにして体を起こされる。
「ほら、いつまでわたしの膝で寝てるんですかっ」
「あ、ああ……悪い」
「……体、どこか痛かったりします? 一応、大丈夫だとは思うんですけど……ぶつけたところ、とか」
言われて、ヤトは頭のぶつけたところをさすってみる。
気を失う直前の、頭の中がばらばらになるような痛みはすっかり鳴りを潜め、嘘のように快調だった。触った感じ、こぶになったりもしていない。
「いや。平気みたいだ」
「そうですか、よかった……っ」
ほっと息をつくミア。自身を庇ってヤトが怪我をしたこともあり、内心責任を感じていたのだろう。
——ノルトが治してくれたのだろうか。
ヤトは昨日、ガルディによって怪我を負った腕を治癒してくれた時のことを頭に浮かべた。
アーリア治癒魔術。属人性の強い血統魔術とは違い、『慈悲深き主』への恵みを乞う、多くの人間に適正のある古い宗教者の魔術だ。もっとも世に広まったのは形式が優れているからであり、それ以上でも以下でもない。
しかし部屋の中に、その治癒魔術を施すフェルゼン村の医者の姿はなかった。
「ノルトはいないのか。まあ、夜も遅いみたいだしそりゃあ帰るか」
「はい。もしヤトさんが平気そうなら、明日はヤトさんが目を覚ました洞窟に行ってみよう、と伝言を残されました」
「ああ、朝食の時に言ってたな……あんまり思い出したくないけど」
「わたしもです」
二度とノルトに飯は作らせまい。そうヤトは誓った。
それから、もう一度軽く体の具合を確かめ、問題がないことを認識する。
まとな夕食を摂り、湯浴みを終えた頃には草木も眠るほど夜も更けた。庭に棲む小さな虫たちも今日は休みなのか、昨夜と違って鳴き声が響くこともない。
「じゃあ、オレはリアンの部屋で寝させてもらおうかな」
「え——」
あの部屋であれば、ミアが綺麗にしてくれている。夜を過ごすには申し分ない。
それに、肉体的には正しい主だ。
踵を返そうとしたヤト。その袖を、小さな手がつかんで引き止めた。
「……ミア?」
「だめ、ですか?」
「え?」
頼りなさげな声。振り向くと、うつむきながらもミアは上目に見つめてくる。
拒絶の不安とかすかな期待に揺れる、ひどく複雑な感情を帯びた視線で。
「今日もいっしょじゃ……だめですか?」
完全に虚を突かれた思いで、ヤトはしばし言葉を失った。
その沈黙をひょっとすると拒否であると受け取ってしまったのか。ミアはすぐに袖から手を放すと、「すみません」と顔を真っ赤にして謝り始める。
ミアには好かれていないと思っていただけに、彼女の方からそんな申し出をしてきたのはヤトにとっては意外だった。
一人で眠るのは、そんなに寂しいのか。
(……バカかオレは。寂しいに決まってるだろ)
こんな屋敷にずっと三年間も一人で住み続け、学院に行った兄の帰りを待ちわびる。
そんな孤独が、重くないはずがない。いくら気丈に振る舞っていようがミアはまだ子どもだ。
そして、待ち続けた挙げ句——兄は死に、代わりに魔物がその体を乗っ取って帰ってきた。
「いいぜ。眠くなるまで、話し相手が欲しいもんな」
「ほ、本当ですか……!?」
ぱあ、と表情が輝く。だがすぐに恥じらって、なんでもないような顔を装う様がいじらしい。
そんな愛すべき『妹』の姿を見て、ヤトは微笑みながら——
(もしオレがこんな偽物じゃなく……本当の兄貴だったなら、どれだけよかったか)
心臓に寄生する虫同然の自分を、心底から侮蔑した。
「ああ……ミアが平気なら、よかった」
「——おい、ヤト!?」
ミアの無事を確認して気が抜けたのか、ヤトは力なく地面へ倒れ込もうとする。それを間一髪のところで、ノルトが支えて抱き留めた。
「ぅ……」
すまん、と声を出そうとしたヤトだったが、うまく呂律が回らず、うめいただけのようになってしまう。
体に力が入らない。ぶつけた部分を中心に、痛みは引くどころかむしろ強まり、がんがんと耳鳴りまで伴って頭蓋を跳ね回る。脳をシェイクされているような不快さ。
「目立った傷は——が……内出血の可能性が——」
「そ——な、ヤトさ————」
耳鳴りが強まると、代わりに外界の音は遠のいた。二人がなにを言っているのかわからなくなる。ただ、ひどく焦ったような様子なのは聞き取れた。
二人に心配はかけさせたくない。
だが、オレは大丈夫だ、といくら喋ろうとしても、舌はぴくりとも動いてはくれなかった。
「ノル——ん、すぐに治療——」
「しかし、——リア治癒魔術では————内部の——までは————」
「————、わたしが——」
「——? そうか……陰魔術の————、だったら————」
「はいっ、兄さまのように————心得が——、ヤトさんの——なら————」
二人がなにかを話している。しかし、いつしか意識までもが遠のいていき、その内容を理解することは難しくなる。
耳に入っているはずの言葉の意味がわからない。
そして最後に頭蓋の痛みも、痛覚ごと消えてなくなるようにゆっくりと感じなくなっていき——
(……そういえば)
辛うじて開いていたまぶたも落ち、視界が闇に包まれる。
意識もまた、同じように柔らかな闇が覆う。
(母親の魔術血統は、陰陽魔術でも血晶魔術でもなかった……はず)
そうして気を失う瞬間。頭をぶつけたことが偶然にもうまく作用したのか、それとも先ほど追想した幼少期の一幕から連鎖的に浮かんだのか、ヤトはふと常識的なことを思い出した。
サクラフブキの国を追われ、没落した家系とはいえ——通常、魔術師の家柄は外の血と交わることを阻む。つがいの相手が血縁として近ければ近いほど、魔術血統は濁らないのだから。
しかしながらリアン・ムラクモとミア・ムラクモの母は、ムラクモの家とはまったく関係のない、ただの病弱な一般人だった。
単に、古きより血を守ってきた魔術師の家系における不文律よりも、愛した女を個人として優先したまでとも言える。しかしそれだけではなく、当主であるチギリ・ムラクモは理解していたからにほかならない。この呪われた血脈において、魔術血統が母親から継がれることなどありえないのだと——
(陰陽魔術は……ムラクモの血に継がれる魔術血統。だったら、血晶魔術の方は……一体どこから来たって言うんだ?)
両親から継ぐ魔術血統のうち、多くの場合は、母親の魔術血統が子には顕われる。これは胎児の頃より、へその緒を通して母の血液をもらうためだと言われている。
とはいえ父の魔術血統が発現することもままあるが、まずありえないのが、両親以外の魔術血統が顕われる例である。
隔世遺伝もありえない。血は交わるのみで、両親以外の血を子は持たない。
かつて、ムラクモの一族は罪を犯したのだと父は言った。
この血はヘルツェガヌムが心臓に根を張るより先に、とうに穢されている。
そんな、当たり前のことをぼんやりとだけ思い出してから、ヤトの意識は闇へ沈んだ。
*
「……ん」
「ぁ——ヤトさん?」
目を覚ます直前、後頭部に心地のいい柔らかさと温かな体温を感じる。
薄くまぶたを開くと、ヤトを見下ろす形で、心配げに眉を寄せるミアの顔が近くにあった。
どうやら膝枕で介抱されていたらしい。自分が倉庫で気を失ったことを思い出す。
ひんやりと肌を撫でる夜風に軽く首を巡らせてみれば、そこは母屋の一室で、わざわざ運んできてくれたらしい。開いた障子戸の向こうは、もうすっかりと夜のキャンバスが張られていた。
そこに散りばめられたまばらな星の光に見とれていると、ぐっと肩を持ち上げるようにして体を起こされる。
「ほら、いつまでわたしの膝で寝てるんですかっ」
「あ、ああ……悪い」
「……体、どこか痛かったりします? 一応、大丈夫だとは思うんですけど……ぶつけたところ、とか」
言われて、ヤトは頭のぶつけたところをさすってみる。
気を失う直前の、頭の中がばらばらになるような痛みはすっかり鳴りを潜め、嘘のように快調だった。触った感じ、こぶになったりもしていない。
「いや。平気みたいだ」
「そうですか、よかった……っ」
ほっと息をつくミア。自身を庇ってヤトが怪我をしたこともあり、内心責任を感じていたのだろう。
——ノルトが治してくれたのだろうか。
ヤトは昨日、ガルディによって怪我を負った腕を治癒してくれた時のことを頭に浮かべた。
アーリア治癒魔術。属人性の強い血統魔術とは違い、『慈悲深き主』への恵みを乞う、多くの人間に適正のある古い宗教者の魔術だ。もっとも世に広まったのは形式が優れているからであり、それ以上でも以下でもない。
しかし部屋の中に、その治癒魔術を施すフェルゼン村の医者の姿はなかった。
「ノルトはいないのか。まあ、夜も遅いみたいだしそりゃあ帰るか」
「はい。もしヤトさんが平気そうなら、明日はヤトさんが目を覚ました洞窟に行ってみよう、と伝言を残されました」
「ああ、朝食の時に言ってたな……あんまり思い出したくないけど」
「わたしもです」
二度とノルトに飯は作らせまい。そうヤトは誓った。
それから、もう一度軽く体の具合を確かめ、問題がないことを認識する。
まとな夕食を摂り、湯浴みを終えた頃には草木も眠るほど夜も更けた。庭に棲む小さな虫たちも今日は休みなのか、昨夜と違って鳴き声が響くこともない。
「じゃあ、オレはリアンの部屋で寝させてもらおうかな」
「え——」
あの部屋であれば、ミアが綺麗にしてくれている。夜を過ごすには申し分ない。
それに、肉体的には正しい主だ。
踵を返そうとしたヤト。その袖を、小さな手がつかんで引き止めた。
「……ミア?」
「だめ、ですか?」
「え?」
頼りなさげな声。振り向くと、うつむきながらもミアは上目に見つめてくる。
拒絶の不安とかすかな期待に揺れる、ひどく複雑な感情を帯びた視線で。
「今日もいっしょじゃ……だめですか?」
完全に虚を突かれた思いで、ヤトはしばし言葉を失った。
その沈黙をひょっとすると拒否であると受け取ってしまったのか。ミアはすぐに袖から手を放すと、「すみません」と顔を真っ赤にして謝り始める。
ミアには好かれていないと思っていただけに、彼女の方からそんな申し出をしてきたのはヤトにとっては意外だった。
一人で眠るのは、そんなに寂しいのか。
(……バカかオレは。寂しいに決まってるだろ)
こんな屋敷にずっと三年間も一人で住み続け、学院に行った兄の帰りを待ちわびる。
そんな孤独が、重くないはずがない。いくら気丈に振る舞っていようがミアはまだ子どもだ。
そして、待ち続けた挙げ句——兄は死に、代わりに魔物がその体を乗っ取って帰ってきた。
「いいぜ。眠くなるまで、話し相手が欲しいもんな」
「ほ、本当ですか……!?」
ぱあ、と表情が輝く。だがすぐに恥じらって、なんでもないような顔を装う様がいじらしい。
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