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Chapter1:死骸人形と欠けた月
第十三話:ちぐはぐの人形
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「ところで、明日はオレが気がついた洞窟に行くって話だったけどよ——」
「布団に入るなり話し始めますね……それがなんですか?」
「——いやさ、オレ朦朧としてたから、道順とかいまいち自信なくって。どこをどう通って来たか曖昧なんだけど」
昨夜と同じように、もしくは少しだけ近い距離で布団を並べる。この国では見ない生活様式だが、ムラクモの二人が今さら疑問を覚えることもない。もっとも、一人はその肉体を継いだだけかもしれないが。
薄暗い天井の木目を眺めながら、二人は声を抑えて話し合う。広い屋敷に二人きりなのだから、別段静かにする必要もないものの、明かりも消した夜中となれば自然と声量は小さくなった。
「ああ、そんなことですか。問題ないです、元々ヤトさんの記憶力を頼りにはしていませんから」
「……なんか言い方にトゲないか?」
「気のせいです」
「はあ。さっきはいっしょに寝て欲しい~って駄々こねてたのに」
「だ、駄々なんてこねてません……! 適当なことを言わないでくださいっ!」
「痛ァ!?」
枕が側頭部を直撃し、ヤトは柔らかな布団の中でのたうち回った。硬めの枕だった。
「結構痛かったぞ今の! ミア!」
「早く返してくださいよ、わたしの枕。寝れないじゃないですか」
「お前が投げたんだろ……!?」
とんだ傍若無人っぷりに困惑しつつも枕を返す。こんな子に育てた覚えはないとヤトは反射的に思ったが、よくよく考えてみれば別にヤトが育てたわけでもなかった。
「……まあいいけどよ。そんで、オレの記憶をアテにしてないってことは、洞窟の場所に目星はついてるのか?」
「はい。と言っても、わたしではなくノルトさんがですが。なんでも付近の地図と照らし合わせて、おおむねの位置は把握したそうです」
「そうか。なんだか、あいつはなんでも知ってるな。世話になってばかりだ」
「そうですね、兄さまはすごいですが、ノルトさんもすごいです。いつも冷静で、色んなことに詳しくって……そもそも軍に雇われて派遣される魔術技師というだけで、ふつうは中々なれないものなんですよ」
「加えて医者もやってる、か。確かにそりゃすごい……飯の腕だけは壊滅的だったが」
「……兄さまも昔から、唯一の欠点だとぼやいてました」
夕方、気になることはなんでも調べたくなる主義なのだと言っていた。彼女のある種野放図な知識欲にとって、部類の差異など大した意味を持たないのだろう。
そんな彼女がいてくれたからこそ、怪我を治してもらえたし、ヘルツェガヌムのことも聞けた。
ノルトには感謝しなければならないな、とヤトは天井を見ながら改めて思う。
「兄さまとノルトさんは、この田舎の村ではそうした学術的な話題を唯一対等に話し合える仲だったと思います。互いに知識を高めあって、時には競い合うようで……正直、羨ましくもありました」
「リアンとは友人だ、ってノルトも言ってたもんな」
「はい。ノルトさんの着任が五年前なので、兄さまが学院に行くまでの二年間ほどしかない、時間だけ見れば短い付き合いでしたけど。でも、兄さまもノルトさんのことは大切に思ってたはずです」
「友情は過ごした時間の多寡だけじゃ決まらない、か。そうなんだろうな、きっと。だがノルトが大事に思ってるのはリアンだけじゃないだろ?」
「え? それって、どういう……」
「ミアのことも、ノルトはずっと気にかけてくれてる。違うか?」
二人と出会って間もないヤトだったが、傍目から見ても容易に理解できた。
単に友人の妹だからと義務的な付き合いをしているのではなく、ノルトはミアのことも一人の対等な友として見ている。この家で兄を待つ少女のことを、遠い診療所からノルトはずっと気にかけていたに違いない。
「……そうですね、その通りです。兄さまが学院に行ってしまってからも、ノルトさんはたびたび様子を見に来てくれたりして……ご飯を作ろうとするのだけはやめてほしいんですけど……いつもわたしを気遣ってくれてます」
「ならミアにとっても、ノルトは友達ってわけだ」
「ん……いえ、友達というよりは……どちらかと言うと——姉? 頼りがいがあって、優しくしてくれて、もしわたしに兄さまだけじゃなく、姉さまもいればこんな感じなのかなって思ったこともありました」
「なるほど、確かに。ああ見えて面倒見もいいもんな」
姉という形容はしっくり来る。たまに抜けているところもあるが、普段のあの冷静さはまさしく年長者の落ち着きだ。
「そうなんですっ。あっ、面倒見と言えば覚えてますか? 兄さまも昔——」
弾むような調子で話すミアだったが、不自然に言葉が途切れる。
「ミア?」
「——あ、え、と……な、なんでもないです。ヤトさんのくせにあんまり馴れ馴れしくしないでくださいっ!」
「いきなり辛辣だな!」
もぞり、とミアの方から寝返りの音。どうやらそっぽを向かれたらしい。
突然硬化した態度にヤトは戸惑った。
「もう寝ましょう。明日は歩くことになるでしょうから……」
「ああ、それもそうだな。おやすみ、ミア」
「……はい。おやすみなさい」
背を向く彼女と、就寝の挨拶を交わす。昨夜と同じように。
だが一日経ってヤトは、昨日はあったその隔たりが、少しは薄まった気がしていた。
出会ってすぐの時など、「来ないで」とこっぴどく拒絶されたのだ。それを思えば、今の関係ははるかに和らいでいる。
けれど——
(壁が取っ払われたわけじゃない、か……)
決定的なところで、まだ距離があるようにヤトには感じられた。しかし同時に、その一線を越えられはしないのだとも思う。
ヤトの体と心はまるでちぐはぐだった。
体は——ミアの兄として、より彼女の近くにいることを望む。
心は——死体を乗っ取っただけの自分は、『兄』ではないと諦める。
(……ミア。もしもお前が、オレといることで辛くなるのなら)
布団を被る小さな背を最後まで見つめながら、ヤトは目を閉じた。
たとえミアに対する情のすべてが、リアンの肉体に宿る残滓、残留思念のようなものだとしても。もしミアがそう望むのであれば、ヤトは自ら胸を切り開き、醜い寄生生物もろともにその心臓を握りつぶすことだろう。
決して妹と口に出して呼ぶことなど許されない、無条件の親愛を寄せる少女をどこまでも想いながら、ヤトは眠りに就いたのだった。
*
「……うん?」
けれども、しばらくすると独りでに目が覚めた。
おそらく夕方から気を失って眠りこけていたせいだと思われた。
「あれ、ミアは?」
何気なく隣に目をやると、主観的にはついさっきまでそこにいた、掛け布団を肩までしっかり被る少女の姿は消えている。
そして思い返せばミアは昨夜も、寝たと思えば布団を抜け出してどこかへ行っていた。あの時は眠たかったこともあり、どうせ便所だろうと深く気に留めもしなかったが、今は目も冴えていたため様子を見に行く気になった。
「よし、そうと決まれば体温チェック——ふむ、まだ温かい」
ヤトはミアの布団まで近づくと、彼女が抜け出たままの形で残された掛け布団をめくり、ぴとりと頬を当てる。残されたぬくもりが、草原で風にそよぐ健気な一輪の花を思わせるほのかな甘い香りとともに伝わってくる。
もしもノルトが見ていれば、軽蔑を皮肉として込めた諫言をくどくどと語ったに違いない。だがどれだけ公正な審問官でさえ見知らぬ出来事の正否を決められないように、彼女も月が昇れば眠らないわけにはいかないのだ。
残留する体温からさほど時間は経っていないと判断し、ヤトは部屋を出て夜の屋敷を歩き回った。
「お。よかった、こんなところに……」
ミアの姿はすぐに見つかった。ミアは一体どうしたのか、庭に面した縁側で、冷えた月明かりに濡らされながら棒立ちになっている。
今夜はやけに静かで、虫の鳴き声もまるでなく。だからその泣きじゃくる声は、近づくまでもなくヤトの耳へ届いた。
「う……ぅ、ひぐっ」
「……ミア? 泣いてるのか?」
「あ——ヤト、さん?」
「布団に入るなり話し始めますね……それがなんですか?」
「——いやさ、オレ朦朧としてたから、道順とかいまいち自信なくって。どこをどう通って来たか曖昧なんだけど」
昨夜と同じように、もしくは少しだけ近い距離で布団を並べる。この国では見ない生活様式だが、ムラクモの二人が今さら疑問を覚えることもない。もっとも、一人はその肉体を継いだだけかもしれないが。
薄暗い天井の木目を眺めながら、二人は声を抑えて話し合う。広い屋敷に二人きりなのだから、別段静かにする必要もないものの、明かりも消した夜中となれば自然と声量は小さくなった。
「ああ、そんなことですか。問題ないです、元々ヤトさんの記憶力を頼りにはしていませんから」
「……なんか言い方にトゲないか?」
「気のせいです」
「はあ。さっきはいっしょに寝て欲しい~って駄々こねてたのに」
「だ、駄々なんてこねてません……! 適当なことを言わないでくださいっ!」
「痛ァ!?」
枕が側頭部を直撃し、ヤトは柔らかな布団の中でのたうち回った。硬めの枕だった。
「結構痛かったぞ今の! ミア!」
「早く返してくださいよ、わたしの枕。寝れないじゃないですか」
「お前が投げたんだろ……!?」
とんだ傍若無人っぷりに困惑しつつも枕を返す。こんな子に育てた覚えはないとヤトは反射的に思ったが、よくよく考えてみれば別にヤトが育てたわけでもなかった。
「……まあいいけどよ。そんで、オレの記憶をアテにしてないってことは、洞窟の場所に目星はついてるのか?」
「はい。と言っても、わたしではなくノルトさんがですが。なんでも付近の地図と照らし合わせて、おおむねの位置は把握したそうです」
「そうか。なんだか、あいつはなんでも知ってるな。世話になってばかりだ」
「そうですね、兄さまはすごいですが、ノルトさんもすごいです。いつも冷静で、色んなことに詳しくって……そもそも軍に雇われて派遣される魔術技師というだけで、ふつうは中々なれないものなんですよ」
「加えて医者もやってる、か。確かにそりゃすごい……飯の腕だけは壊滅的だったが」
「……兄さまも昔から、唯一の欠点だとぼやいてました」
夕方、気になることはなんでも調べたくなる主義なのだと言っていた。彼女のある種野放図な知識欲にとって、部類の差異など大した意味を持たないのだろう。
そんな彼女がいてくれたからこそ、怪我を治してもらえたし、ヘルツェガヌムのことも聞けた。
ノルトには感謝しなければならないな、とヤトは天井を見ながら改めて思う。
「兄さまとノルトさんは、この田舎の村ではそうした学術的な話題を唯一対等に話し合える仲だったと思います。互いに知識を高めあって、時には競い合うようで……正直、羨ましくもありました」
「リアンとは友人だ、ってノルトも言ってたもんな」
「はい。ノルトさんの着任が五年前なので、兄さまが学院に行くまでの二年間ほどしかない、時間だけ見れば短い付き合いでしたけど。でも、兄さまもノルトさんのことは大切に思ってたはずです」
「友情は過ごした時間の多寡だけじゃ決まらない、か。そうなんだろうな、きっと。だがノルトが大事に思ってるのはリアンだけじゃないだろ?」
「え? それって、どういう……」
「ミアのことも、ノルトはずっと気にかけてくれてる。違うか?」
二人と出会って間もないヤトだったが、傍目から見ても容易に理解できた。
単に友人の妹だからと義務的な付き合いをしているのではなく、ノルトはミアのことも一人の対等な友として見ている。この家で兄を待つ少女のことを、遠い診療所からノルトはずっと気にかけていたに違いない。
「……そうですね、その通りです。兄さまが学院に行ってしまってからも、ノルトさんはたびたび様子を見に来てくれたりして……ご飯を作ろうとするのだけはやめてほしいんですけど……いつもわたしを気遣ってくれてます」
「ならミアにとっても、ノルトは友達ってわけだ」
「ん……いえ、友達というよりは……どちらかと言うと——姉? 頼りがいがあって、優しくしてくれて、もしわたしに兄さまだけじゃなく、姉さまもいればこんな感じなのかなって思ったこともありました」
「なるほど、確かに。ああ見えて面倒見もいいもんな」
姉という形容はしっくり来る。たまに抜けているところもあるが、普段のあの冷静さはまさしく年長者の落ち着きだ。
「そうなんですっ。あっ、面倒見と言えば覚えてますか? 兄さまも昔——」
弾むような調子で話すミアだったが、不自然に言葉が途切れる。
「ミア?」
「——あ、え、と……な、なんでもないです。ヤトさんのくせにあんまり馴れ馴れしくしないでくださいっ!」
「いきなり辛辣だな!」
もぞり、とミアの方から寝返りの音。どうやらそっぽを向かれたらしい。
突然硬化した態度にヤトは戸惑った。
「もう寝ましょう。明日は歩くことになるでしょうから……」
「ああ、それもそうだな。おやすみ、ミア」
「……はい。おやすみなさい」
背を向く彼女と、就寝の挨拶を交わす。昨夜と同じように。
だが一日経ってヤトは、昨日はあったその隔たりが、少しは薄まった気がしていた。
出会ってすぐの時など、「来ないで」とこっぴどく拒絶されたのだ。それを思えば、今の関係ははるかに和らいでいる。
けれど——
(壁が取っ払われたわけじゃない、か……)
決定的なところで、まだ距離があるようにヤトには感じられた。しかし同時に、その一線を越えられはしないのだとも思う。
ヤトの体と心はまるでちぐはぐだった。
体は——ミアの兄として、より彼女の近くにいることを望む。
心は——死体を乗っ取っただけの自分は、『兄』ではないと諦める。
(……ミア。もしもお前が、オレといることで辛くなるのなら)
布団を被る小さな背を最後まで見つめながら、ヤトは目を閉じた。
たとえミアに対する情のすべてが、リアンの肉体に宿る残滓、残留思念のようなものだとしても。もしミアがそう望むのであれば、ヤトは自ら胸を切り開き、醜い寄生生物もろともにその心臓を握りつぶすことだろう。
決して妹と口に出して呼ぶことなど許されない、無条件の親愛を寄せる少女をどこまでも想いながら、ヤトは眠りに就いたのだった。
*
「……うん?」
けれども、しばらくすると独りでに目が覚めた。
おそらく夕方から気を失って眠りこけていたせいだと思われた。
「あれ、ミアは?」
何気なく隣に目をやると、主観的にはついさっきまでそこにいた、掛け布団を肩までしっかり被る少女の姿は消えている。
そして思い返せばミアは昨夜も、寝たと思えば布団を抜け出してどこかへ行っていた。あの時は眠たかったこともあり、どうせ便所だろうと深く気に留めもしなかったが、今は目も冴えていたため様子を見に行く気になった。
「よし、そうと決まれば体温チェック——ふむ、まだ温かい」
ヤトはミアの布団まで近づくと、彼女が抜け出たままの形で残された掛け布団をめくり、ぴとりと頬を当てる。残されたぬくもりが、草原で風にそよぐ健気な一輪の花を思わせるほのかな甘い香りとともに伝わってくる。
もしもノルトが見ていれば、軽蔑を皮肉として込めた諫言をくどくどと語ったに違いない。だがどれだけ公正な審問官でさえ見知らぬ出来事の正否を決められないように、彼女も月が昇れば眠らないわけにはいかないのだ。
残留する体温からさほど時間は経っていないと判断し、ヤトは部屋を出て夜の屋敷を歩き回った。
「お。よかった、こんなところに……」
ミアの姿はすぐに見つかった。ミアは一体どうしたのか、庭に面した縁側で、冷えた月明かりに濡らされながら棒立ちになっている。
今夜はやけに静かで、虫の鳴き声もまるでなく。だからその泣きじゃくる声は、近づくまでもなくヤトの耳へ届いた。
「う……ぅ、ひぐっ」
「……ミア? 泣いてるのか?」
「あ——ヤト、さん?」
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