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#003
しおりを挟む「……はぁ…ッ…君さ、ほんとに初めてなの?」
「んぁ……ぁ…は、じめて、にきまっれる、でしょ」
だ、だめだ……頭がくらくらして呂律が回んない……。
キスってこんなに激しかったっけ……?
「じゃあ、ここも初めてかな?」
意地の悪い笑顔を浮かべて、コイツの手は下半身の方をいやらしく触る。
「ひゃぅッ!?」
いきなり敏感なところに触られて、ビクンと体を反らす。
僕のモノは既に勃起していて、なんならがまん汁まで出てた。
初見の人に犯されてるっていうのに、もうなんか、どうでもいい……。
「いやいや言ってながらもちゃーんと感じてんじゃん」
「なっ……ちがッ…!あッ……んぁ…!!」
「なぁに?もうイっちゃいそうなの?……だぁめ。もうちょっと我慢して」
「……いゃ…イクッ……い、イカせてッッ!!」
ギュッと根元を掴まれてるせいで、イキたいのにイカせてくれない……!
ヤツの手が僕のを激しく擦る度に、全身にビリビリと電気が走ったような感覚に落ちてイキそうになる。
そんなもどかしささえ、どうも僕の身体は快感へと繋がっていくらしい。
そろそろ限界が来たと思った頃──
「いいよ、出して」
やっと、お許しが出た。
手が離れた瞬間、もうパンパンに膨れ上がっていた僕のペニスは、触らずとも白濁の液がピュッピュッと勝手に出てきた。
「で、でるッ……!んあぁぁぁああぁあぁ!!!」
絶頂を迎えた僕の頭の中は真っ白で、何も考えられない。
けどどうしてか、この快楽をもっともっと味わいたいと無意識にそう願っていた。
「はぁ……はぁ…ねぇ……もっ、と…ちょうだい…」
「もっとキモチイイことしたいの?とんだ淫乱な子だね、君は。……そんなに煽るな、抑えが効かなくなる」
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