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#004
しおりを挟むヌプッ
「ぬあっ!?」
とんでもない違和感が僕の尻を襲う。
瞬間、冷たい液体がそこを覆い、おかげでヤツの指は更に奥まで入り込んだ。
──くるっ……しい……、けど…キモチイイ……!!
ぬちゅぬちゅといやらしい水音が響き、それがヤツと僕の欲望を加速させる。
「きっつ…でも、初めての割に気持ちよさそうだねぇ」
「…はんっ……アぁん…い、やァ……抜いてよぉ…」
「こんなにトロンとした顔しちゃって。……かわいい」
だからッ……!耳元で、囁かないでッ…
どうやら僕は彼の低音ボイスに弱いらしく、その艶のある声を聞くだけでイッてしまいそうになる。
「んあぁっアッあっあぁあああ………ッ!!?」
「あぁ、ここ、か。君のキモチイイとこ発見」
まるで新しい玩具を与えられた子供のような恍惚とした瞳をしながら、僕の中にあるコリッとしたところを何度も突いて反応を楽しむ。
初めての快感に困惑するも、そんなものを払拭するように僕の本能は熱を求め、興奮を求め、──彼を求めた。
──ほしい、かれがほしい、どうしても、どうしようもなく…
「……んアッ…きもちイィ……やめッ…いやぁあぁあ!!!」
「君が気持ちいいっていうここはね、前立腺っていって男がめっちゃ感じるトコ。あーあ、イキまくりだねぇ」
「ハァ…ハァんぁアアッ…ハァハァ…ハァ…」
欲望と快楽に溺れた僕は、既に理性の失った目で彼を見つめる。
「も…いいから、ちょうだい……?」
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