私と異国からきた水神さま

かず斉入道

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第14話 魔王様の謝罪(1)

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「あれ、君どうしたの?」

 私が魔王さまへとそっぽを向き、プイ! としながらソメイヨシノの木の下から移動を試みようとすると、魔王さまは困惑した表情で尋ねてきた。

「いいえ、別に……」

 私は困惑している魔王さまへと冷たく返事を返しあしらうと、この場から一歩、二歩と足を動かし始める。

「ちょ、ちょっと待ってよ、君~!」と。

《ギュ!》だ。

 私が一歩、二歩、三歩、四歩、五歩……と歩き始めると、魔王さまがこの通りで前回と同じ……。早咲き桜の時のように私の腕を掴んだ。

「何をそんなに怒っているの?」

 魔王さまは困惑しながら尋ねてきた。

 でも私は前回……。早咲き桜の木の下の時と同じような行動をとる。

「別に怒ってなどいません!」

 私は荒々しく魔王様へと告げると。

「君、やめてよ! 私の手を離して~! 離してくださいおねがいします!」と嘆願もした。

 でも魔王さまは前回とは違い、私が彼の今回は冷たい手を強引に振り払おうとしても安易に離してはくれないどころか、

「何で可愛い君は、今回は僕に対してそんなにも怪訝な表情をするのだい?」と尋ねてきた。

 「もしかして可愛い君は、僕が君の可愛いパ〇ティーを見たことに気がついていて。僕が嘘偽りを言っているから、可愛い君は怒っているのかい? それならば僕はちゃんと謝るから許しておくれよ。可愛い君……。僕と君は友達だと会話をした時に言ってくれたじゃないか?」

 魔王さまは、自分の両手を使用──。大袈裟なジェスチャーしながら大変に困った顔で私へと訴えかけてきた。

 でも私は魔王さまからの大変に流暢な日本語での説明を聞かせていただいて、自分の顔が真っ赤になるのだ。

 だって彼はやはり魔王さまだから私の可愛らしいおニューの下着……。

 それも私が少しばかり背伸びをした下着を見て確認したと教えてくれたのだから。
 私はすぐさま踵を返してダッ、ダダダ──! と足音を立てて彼のもとへと詰め寄ると。

「君~~~! 先ほど私の下着を見ていないと言いましたよね~~~?」と荒々しく尋ねる。

「えっ、いや、あの……。君の可愛いパ〇ティーを見たと言えば。可愛い君が僕を軽蔑して二度と会話をしてくれなくなると思うから。僕もついつい秘密を隠し。自分の心の中へと密かに隠しておこうと思ったのだよ。本当にごめんね、可愛い君……」

 魔王さまは私へとこの後も大変に申し訳なさそうに説明をしてくれた。彼は意図的に見たわけではなくたまたま自分の目に入っただけだから。私のおニュー下着や可愛いお尻の生画像は、ご自身の脳内へとセーブして時々思い出せば脳内映写機で写そうかな? と思っているらしくて悪意はないのだと。
 魔王さまはご自身の顔色を変えながら、あれやこれやと私へと説明をしてくれたけれど。
 私は彼の説明と言い訳を色々と聞かされて自分の顔はヤカンが沸騰しそうなぐらい真っ赤になり、今にもピーイ! と鳴きながら血が沸騰しそうなぐらい恥ずかしいのと憤怒しているから、
 私の利き腕は天空へとすぐに振り上げられ──勢いよく振り下ろされるから。

 バチン!

 私の利き腕の掌は恋愛小説のヒロイン達みたいに、イケメン優男の頬へと直撃してよい音を奏で。

「この変態男~! スケベ~! 貴方なんか大嫌い~~~!」

 ソメイヨシノの木の下で茹で蛸のように真っ赤な顔した私の口から恋愛物語のヒロインのお約束の怒声が吐かれ物語は終わる。


 ◇◇◇
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