21 / 175
第21話 新しい友達(2)
しおりを挟む
「えっ! そうなの?」
私が驚嘆すれば、
「知らなかった……」
私に続いて幸ちゃんも驚きを漏らした。
「そうなんだ?」
「うん」
芽衣ちゃんの問いかけに対して私と幸ちゃんは仲良くうなずいた。
「えっ! まさか二人共? クラスの子達の顔を全部覚えていないの?」
私達の入学式も終わり一週間近くになるから、芽衣ちゃんは驚愕するけれど、
私達二人はまだクラスの子達の顔を全部は覚えていないから、「うん」とまた仲良く二人でうなずくのだった。
「……二人共、そんなに他人の顔を覚えるのが苦手だっけ……?」
芽衣ちゃんも私や幸ちゃんにとっては幼馴染に等しい存在だから、首を傾げながら尋ねてきた。
だって彼女は私と幸ちゃんのどちらかと小学校時代は交互にクラスメイトにもなっているから。
私達二人が他人の顔と名前を覚えるのが苦手ではないと知っているから困惑した顔をするのだけれど。
私と幸ちゃんの二人は日本人だから他国の人達の顔をジロジロと見る訳にはいかない。
「芽衣ちゃん、あのね?」
私は小声で声をかけた。
「……ん? 何、美月ちゃん?」
芽衣ちゃんは私へと声を返してきた。
でも彼女は直ぐに困惑した表情で、
「美月ちゃん、何で私に小声で話し掛けてくるの?」
と尋ねてきた。
「あのね、芽衣ちゃん……。私が今から話すことを聞いて変なことを思わない?」
私のことを困惑した表情で見詰めてくる彼女へと、やはり周りの目を気にしながら……。
そう私は知らない人達から、いきなりヘイトスピーチをされるようなトラブルを抱えないように、細心の注意を払いながら芽衣ちゃんへと尋ねた。
「ん? 私?」
「そう、芽衣ちゃんだよ」
私が彼女へと尋ねるとキョトンとした顔をし始める。
でも芽衣ちゃんはざっくばらんな性格だから。
「別に気にしないよ。私は美月ちゃんのことを親友だと思っているから」
芽衣ちゃんは私の問いかけに対して満身の笑みを浮かべながら、話の内容が中傷批判だとしても気にしないと言葉を返してくれた。
だから私は彼女へと「ありがとう」とお礼を言えば。
「私と幸ちゃんは日本人だから、他国生まれの子達の顔をジロジロと見ていたら中にはね、差別だ! と言って怒る子や怒鳴ってくる子もいるの……」
私はやはり怖いので、周りの目を気にしながら芽衣ちゃんへと説明をする。
私が驚嘆すれば、
「知らなかった……」
私に続いて幸ちゃんも驚きを漏らした。
「そうなんだ?」
「うん」
芽衣ちゃんの問いかけに対して私と幸ちゃんは仲良くうなずいた。
「えっ! まさか二人共? クラスの子達の顔を全部覚えていないの?」
私達の入学式も終わり一週間近くになるから、芽衣ちゃんは驚愕するけれど、
私達二人はまだクラスの子達の顔を全部は覚えていないから、「うん」とまた仲良く二人でうなずくのだった。
「……二人共、そんなに他人の顔を覚えるのが苦手だっけ……?」
芽衣ちゃんも私や幸ちゃんにとっては幼馴染に等しい存在だから、首を傾げながら尋ねてきた。
だって彼女は私と幸ちゃんのどちらかと小学校時代は交互にクラスメイトにもなっているから。
私達二人が他人の顔と名前を覚えるのが苦手ではないと知っているから困惑した顔をするのだけれど。
私と幸ちゃんの二人は日本人だから他国の人達の顔をジロジロと見る訳にはいかない。
「芽衣ちゃん、あのね?」
私は小声で声をかけた。
「……ん? 何、美月ちゃん?」
芽衣ちゃんは私へと声を返してきた。
でも彼女は直ぐに困惑した表情で、
「美月ちゃん、何で私に小声で話し掛けてくるの?」
と尋ねてきた。
「あのね、芽衣ちゃん……。私が今から話すことを聞いて変なことを思わない?」
私のことを困惑した表情で見詰めてくる彼女へと、やはり周りの目を気にしながら……。
そう私は知らない人達から、いきなりヘイトスピーチをされるようなトラブルを抱えないように、細心の注意を払いながら芽衣ちゃんへと尋ねた。
「ん? 私?」
「そう、芽衣ちゃんだよ」
私が彼女へと尋ねるとキョトンとした顔をし始める。
でも芽衣ちゃんはざっくばらんな性格だから。
「別に気にしないよ。私は美月ちゃんのことを親友だと思っているから」
芽衣ちゃんは私の問いかけに対して満身の笑みを浮かべながら、話の内容が中傷批判だとしても気にしないと言葉を返してくれた。
だから私は彼女へと「ありがとう」とお礼を言えば。
「私と幸ちゃんは日本人だから、他国生まれの子達の顔をジロジロと見ていたら中にはね、差別だ! と言って怒る子や怒鳴ってくる子もいるの……」
私はやはり怖いので、周りの目を気にしながら芽衣ちゃんへと説明をする。
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
買われた彼を解放しろと言うのなら返品します【完】
綾崎オトイ
恋愛
彼を解放してあげてください!お金で縛り付けるなんて最低です!
そう、いきなり目の前の少女に叫ばれたルーナ。
婚約者がこの婚約に不満を感じているのは知っていた。
ルーナにはお金はあるが、婚約者への愛は無い。
その名前だけで黄金と同価値と言われるほどのルーナの家との繋がりを切ってでも愛を選びたいと言うのなら、別に構わなかった。
彼をお金で買ったというのは、まあ事実と言えるだろう。だからルーナは買ってあげた婚約者を返品することにした。
※勢いだけでざまぁが書きたかっただけの話
ざまぁ要素薄め、恋愛要素も薄め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる