私と異国からきた水神さま

かず斉入道

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第22話 新しい友達(3)

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「そうなんだ?」
「うん」

 私が芽衣ヤーイーちゃんの問いかけに対して頷くと。

芽衣ヤーイーちゃん時にはね、それが原因でね、日本人の子達が庇い始めて、他国の子達と本気で喧嘩を始めて収拾がつかなくなり。先生達まで出てきて、その後のクラスの雰囲気が最悪になるから私達も自分から争いの種をつくらないように出来るだけしているのよ……」

 私と芽衣ヤーイーちゃんの会話に割り入るように幸ちゃんも説明をすれば。

「あっ! そう言うことって、よくある事だよね……」

 芽衣ヤーイーちゃんも幸ちゃんの説明を聞き、彼女も経験者だから納得したようだ。

「それにね、芽衣ヤーイーちゃん。私自身もつい最近、人の顔を見てトラブルに遭い、言い争いをしたばかりだから、クラスの子達の顔を入念にチェックするのが怖くてね。だからクラスの子達の顔がわからないの」

 私は魔王のように恐ろしい男の子と早咲き桜の下で最初は、自分に好意があるのか? で揉めて、彼は私が自分に好意がないと分かると、じゃ俺が移民の子だから差別してジロジロ見てきたのか? と罵声を吐かれた。

 だから私は魔王さまへと言う! 私は君のことを差別心で見ていない! と言い返して口論となり。
 私は最後彼に「差別を受けているのは貴方達、他国の人ではなく! 貴方達他国の人達がこの日本で、我が物顔で平然と大胆な犯罪行為に怯える生活をしている私達日本人が差別を受けているのだから!」と逆に罵声を吐くくらい。
 実は魔王さまと私は、その後言い争いをしたのだった。

 だから入学式の日にソメイヨシノの木の下で彼から優しく声をかけてもらっても私は普通の娘達のように歓声を上げることもなく。そっぽ向く、太々しい様子……。

そう悪態をついてやったのだ。ロシア移民の少年らしい、麗しいお顔の魔王さまへと……。

 いくら彼がもう既に我が校の同級生から上級生の先輩達に至るまで彼の虜……。アイドルさまのように黄色い声援を送っている娘達も多々いるみたい。

 しかし私は彼がいくらご機嫌取りをしてこようが、彼のことを許す気はサラサラないのだと、プンプンと思いながら。

「私ね、春休みの間に、他国の男の子の顔を見てトラブルになったばかりなのよ。だからなおさらクラスの人達の顔を入念にチェックしていないのよ。あっ、ははは……」

 私は暗くなったこの場の雰囲気を少しでも穏やかなものにしようと笑いで誤魔化した。


◇◇◇

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