23 / 175
第23話 新しい友達(4)
しおりを挟む
「美月ちゃん、その話、私初めて聞くんだけれど。美月ちゃんは一体誰と揉めたの?」
幼馴染の幸ちゃんが興味津々な顔で尋ねてきた。
「本当よ、誰々? 美月ちゃんが揉めた人は?」
すると幸ちゃんに続いて芽衣ちゃんも興味津々に尋ねてくるから。
「えっ、誰って……。みんなの知らない子だよ」
私は苦笑いを浮かべながら言葉を返した。
「あっ! 美月ちゃん、もしかして喧嘩になった子って、同じ学校の子?」
幸ちゃんが私の顔色? 仕草? 様子かな?
流石私の幼馴染さまと言った感じで魔王さまとの喧嘩を指摘してきた。
だから私は「ち、違うよ。うちの学年の男の子じゃないから」と。
私は幼馴染の二人の前で動揺を隠せない様子で言葉を返す地雷を踏んでしまった失態を犯してしまうから。
幸ちゃんと芽衣の二人はすぐに私の嘘に気がつきジト目……。ニヤニヤ意味深に微笑みながら私の顔を見詰めるから。
「はぁ、はぁ」と二人で全速力で走ってきて到着した──息荒く紗枝ちゃんが自分の息を整えつつ私の顔を見詰めながら。
「……ん? 美月ちゃん、何かあったの?」と首を傾げてきた。
でッ、もう一人の子も私の顔を見つめながら首を傾げてきたから。
だから私は「えっ、いや、あっ、ははは~」と自分の頭の後ろへと手を当て笑いごまかした。
「初めまして、私の名前はアスマンと言います。トルコ系の移民になります」
「そうなんだ」
「うん」
「私は中国からの移民になるの」
「へぇ、そうなんだね」
紗枝ちゃんと一緒に駆け足で向かってきたヒジャブを被った娘は、私達三人へと挨拶、自己紹介をしてくれた。
だから最初に人見知りがほとんどと言ってよいほどない、気さくな芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと自己紹介をした。
「私は上田幸! アスマンちゃんよろしくねぇ」
芽衣ちゃんに続くように幸ちゃんが元気に彼女へと声をかけながら握手を求めた。
「うん、こちらこそ、よろしくねぇ」
アスマンちゃんも幸ちゃんに釣られるように手を出し、二人は仲良く握手を交わした。
だから私も幸ちゃんとアスマンちゃんに釣られるように、初めてお話をする彼女へと手を差し伸べながら。
「アスマンちゃん、私の名前は美月……。よろしくね」と微笑みながら挨拶をした。
「美月ちゃん、こちらこそよろしくお願いね」
彼女は微笑みながら優しく私の手を握ってくれた。
だから私も彼女の手を優しく握り返し、挨拶を終える。
「それはそうと? 皆、美月ちゃんがどうかしたの?」
「あっ! そう言えば! 私と紗枝ちゃんの二人が皆の近くまで来た時に、そんな会話が聞こえたよね?」
「うん」と、アスマンちゃんの問いかけに対して紗枝ちゃんが頷いた。
「何かね、美月ちゃんが入学式前の春休みに、私達の学校の男子と揉めたらしいのよ」
幼馴染の幸ちゃんが興味津々な顔で尋ねてきた。
「本当よ、誰々? 美月ちゃんが揉めた人は?」
すると幸ちゃんに続いて芽衣ちゃんも興味津々に尋ねてくるから。
「えっ、誰って……。みんなの知らない子だよ」
私は苦笑いを浮かべながら言葉を返した。
「あっ! 美月ちゃん、もしかして喧嘩になった子って、同じ学校の子?」
幸ちゃんが私の顔色? 仕草? 様子かな?
流石私の幼馴染さまと言った感じで魔王さまとの喧嘩を指摘してきた。
だから私は「ち、違うよ。うちの学年の男の子じゃないから」と。
私は幼馴染の二人の前で動揺を隠せない様子で言葉を返す地雷を踏んでしまった失態を犯してしまうから。
幸ちゃんと芽衣の二人はすぐに私の嘘に気がつきジト目……。ニヤニヤ意味深に微笑みながら私の顔を見詰めるから。
「はぁ、はぁ」と二人で全速力で走ってきて到着した──息荒く紗枝ちゃんが自分の息を整えつつ私の顔を見詰めながら。
「……ん? 美月ちゃん、何かあったの?」と首を傾げてきた。
でッ、もう一人の子も私の顔を見つめながら首を傾げてきたから。
だから私は「えっ、いや、あっ、ははは~」と自分の頭の後ろへと手を当て笑いごまかした。
「初めまして、私の名前はアスマンと言います。トルコ系の移民になります」
「そうなんだ」
「うん」
「私は中国からの移民になるの」
「へぇ、そうなんだね」
紗枝ちゃんと一緒に駆け足で向かってきたヒジャブを被った娘は、私達三人へと挨拶、自己紹介をしてくれた。
だから最初に人見知りがほとんどと言ってよいほどない、気さくな芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと自己紹介をした。
「私は上田幸! アスマンちゃんよろしくねぇ」
芽衣ちゃんに続くように幸ちゃんが元気に彼女へと声をかけながら握手を求めた。
「うん、こちらこそ、よろしくねぇ」
アスマンちゃんも幸ちゃんに釣られるように手を出し、二人は仲良く握手を交わした。
だから私も幸ちゃんとアスマンちゃんに釣られるように、初めてお話をする彼女へと手を差し伸べながら。
「アスマンちゃん、私の名前は美月……。よろしくね」と微笑みながら挨拶をした。
「美月ちゃん、こちらこそよろしくお願いね」
彼女は微笑みながら優しく私の手を握ってくれた。
だから私も彼女の手を優しく握り返し、挨拶を終える。
「それはそうと? 皆、美月ちゃんがどうかしたの?」
「あっ! そう言えば! 私と紗枝ちゃんの二人が皆の近くまで来た時に、そんな会話が聞こえたよね?」
「うん」と、アスマンちゃんの問いかけに対して紗枝ちゃんが頷いた。
「何かね、美月ちゃんが入学式前の春休みに、私達の学校の男子と揉めたらしいのよ」
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
買われた彼を解放しろと言うのなら返品します【完】
綾崎オトイ
恋愛
彼を解放してあげてください!お金で縛り付けるなんて最低です!
そう、いきなり目の前の少女に叫ばれたルーナ。
婚約者がこの婚約に不満を感じているのは知っていた。
ルーナにはお金はあるが、婚約者への愛は無い。
その名前だけで黄金と同価値と言われるほどのルーナの家との繋がりを切ってでも愛を選びたいと言うのなら、別に構わなかった。
彼をお金で買ったというのは、まあ事実と言えるだろう。だからルーナは買ってあげた婚約者を返品することにした。
※勢いだけでざまぁが書きたかっただけの話
ざまぁ要素薄め、恋愛要素も薄め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる