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第40話 謝罪(3)
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「悪かったな。美月……。すまないな……」
イオナ君は今日もまた私へと謝罪をしてくれた。
でも別に彼が私に嫌がらせを指示している訳でもないから。
「別にいいよ。貴方に関係ないことだから。別に気にしなくていい」
私は謝罪をしてくれた彼へと無表情で淡々と告げ。そして終われば自分の周りにいるみんなへと「いこう」と告げ。また階段を昇り始める。
「ちょっと待てよ、美月……」
私が友人と階段を昇り始めるとイオナ君が肩に触れ、掴み、制止──。私にこれ以上階段を昇らせないように試みてくるから。
「イオナ君、少し悪いのだけれど。私の肩を掴む行為を止めてくれないかな?」
私は後ろを振り返り、不快な顔で止めて欲しいと嘆願をした。
「あのなぁ、美月……。あの時の事は本当に俺も悪いと思って心から反省している。だからもう仲直りをしようぜ! 美月! お願いだから頼むよ……。頼むから機嫌を直してくれよ」
私がイオナ君に詰めよる顔と口調で拒否すれば、彼は過去の過ちを許して欲しいと事あるごとに嘆願をしてくる。
でも私のことをジキルとハイドを装いながら揶揄して嘲笑ってきた彼のことを許す気はない。
それに私は軽いノリの男子……。女の子を平然と弄ぶような男の子は苦手……と言うか、嫌い。
だから私はナンパ師の彼に好意を持つことはないから。
「別に私はイオナ君のことを怒ってなどいない。貴方の考えすぎだよ」とあしらい。
「みんな、先生がきたらいけないから早く教室へと行こう」
私は友人達を急かし、この場から早急に立ち去ろうと試みる。
「うん」
「行こうか」
「本当に良いの、美月ちゃん?」
幸ちゃんとアスワンちゃんは私の言葉に対して直ぐに頷いてくれたのだが、芽衣ちゃんだけは尋ねてきた。
「うん、いいよ。大丈夫」
私は大丈夫だと彼女に告げた。
「美月ちゃんが良いって言うならば行こうか~。じゃイオナ、バイバイ、サヨウナラ~」
芽衣ちゃんは私がイオナ君に対してあまりよい印象を持っていないと知っているから。私の言葉を聞けばケラケラと笑いながらイオナ君に手を振り別れを告げる。
「美月、全く機嫌など直っていないじゃないか! 俺がお前と最初に桜の花の下で会った時は、嬉しそうに微笑みながら声をかけてきたじゃないか。それにあの時も俺は言ったと思うけれど。美月、俺はお前と会うのは、あの日が初めてだった。それに入学式の日に校門近くの桜の木で美月が俺と話をしたと言っていたけれど。俺はマジで、その頃は教室に居た筈だ。だから美月、お前の勘違いだからもう機嫌の方を治して、俺と向き合って話をしてくれ。お願いだから」
イオナ君はいつも私の勘違いだと言い訳をし、誤魔化してくるのだ。
そうまるで私が普通の人では見ることが不可能な物……。大変に不思議な物……。この世の者ではない物の怪……。世に幽霊と言われる者達が見えたのではないか? と。彼はまた今日もこの後に告げ説明をしてくれる。
でもイオナ君には、相手の方から進んで話しかけてくる少女達は沢山いる訳だから。
私のような直ぐに彼に対して悪態をついてくるような娘などに執着しないで放置して、気の合う娘達と仲良く和気藹々と会話をすればいいと思うのだけれど
それでも彼は何故か悪態をつく私に執着してくるから本当に困っている。
だから私はイオナ君に対して、あのね~? と声をかけつつ、また振り返り──。彼にいい加減にしてよ! 私はストーカーって騒ぐわよ! と告げようとすれば。彼の取り巻きの娘達の姿が瞳に映った。
◇◇◇
イオナ君は今日もまた私へと謝罪をしてくれた。
でも別に彼が私に嫌がらせを指示している訳でもないから。
「別にいいよ。貴方に関係ないことだから。別に気にしなくていい」
私は謝罪をしてくれた彼へと無表情で淡々と告げ。そして終われば自分の周りにいるみんなへと「いこう」と告げ。また階段を昇り始める。
「ちょっと待てよ、美月……」
私が友人と階段を昇り始めるとイオナ君が肩に触れ、掴み、制止──。私にこれ以上階段を昇らせないように試みてくるから。
「イオナ君、少し悪いのだけれど。私の肩を掴む行為を止めてくれないかな?」
私は後ろを振り返り、不快な顔で止めて欲しいと嘆願をした。
「あのなぁ、美月……。あの時の事は本当に俺も悪いと思って心から反省している。だからもう仲直りをしようぜ! 美月! お願いだから頼むよ……。頼むから機嫌を直してくれよ」
私がイオナ君に詰めよる顔と口調で拒否すれば、彼は過去の過ちを許して欲しいと事あるごとに嘆願をしてくる。
でも私のことをジキルとハイドを装いながら揶揄して嘲笑ってきた彼のことを許す気はない。
それに私は軽いノリの男子……。女の子を平然と弄ぶような男の子は苦手……と言うか、嫌い。
だから私はナンパ師の彼に好意を持つことはないから。
「別に私はイオナ君のことを怒ってなどいない。貴方の考えすぎだよ」とあしらい。
「みんな、先生がきたらいけないから早く教室へと行こう」
私は友人達を急かし、この場から早急に立ち去ろうと試みる。
「うん」
「行こうか」
「本当に良いの、美月ちゃん?」
幸ちゃんとアスワンちゃんは私の言葉に対して直ぐに頷いてくれたのだが、芽衣ちゃんだけは尋ねてきた。
「うん、いいよ。大丈夫」
私は大丈夫だと彼女に告げた。
「美月ちゃんが良いって言うならば行こうか~。じゃイオナ、バイバイ、サヨウナラ~」
芽衣ちゃんは私がイオナ君に対してあまりよい印象を持っていないと知っているから。私の言葉を聞けばケラケラと笑いながらイオナ君に手を振り別れを告げる。
「美月、全く機嫌など直っていないじゃないか! 俺がお前と最初に桜の花の下で会った時は、嬉しそうに微笑みながら声をかけてきたじゃないか。それにあの時も俺は言ったと思うけれど。美月、俺はお前と会うのは、あの日が初めてだった。それに入学式の日に校門近くの桜の木で美月が俺と話をしたと言っていたけれど。俺はマジで、その頃は教室に居た筈だ。だから美月、お前の勘違いだからもう機嫌の方を治して、俺と向き合って話をしてくれ。お願いだから」
イオナ君はいつも私の勘違いだと言い訳をし、誤魔化してくるのだ。
そうまるで私が普通の人では見ることが不可能な物……。大変に不思議な物……。この世の者ではない物の怪……。世に幽霊と言われる者達が見えたのではないか? と。彼はまた今日もこの後に告げ説明をしてくれる。
でもイオナ君には、相手の方から進んで話しかけてくる少女達は沢山いる訳だから。
私のような直ぐに彼に対して悪態をついてくるような娘などに執着しないで放置して、気の合う娘達と仲良く和気藹々と会話をすればいいと思うのだけれど
それでも彼は何故か悪態をつく私に執着してくるから本当に困っている。
だから私はイオナ君に対して、あのね~? と声をかけつつ、また振り返り──。彼にいい加減にしてよ! 私はストーカーって騒ぐわよ! と告げようとすれば。彼の取り巻きの娘達の姿が瞳に映った。
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