私と異国からきた水神さま

かず斉入道

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第84話 友人達の優しさ(4)

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「もう美月ちゃんはぁ~」」
「美月ちゃんは本当にイオナの事ばかり考えて他の男子はどうでも良いよって感じだよね~」
「いけず~」
「鈍感~」
「おたんこなす~」
「イオナ以外にも男の子って一杯いるんだぞ~、美月ちゃんは~」

 私がこちらへと駆け寄ってくる二人……。アスワンちゃんと俊宇ジュンユー君の仲を問われ首を傾げたから。私は幸ちゃんと芽衣ヤーイーちゃんに大変に叱られたけれど。
 私は俊宇ジュンユー君がつい最近紗枝ちゃんに告白をしているところを偶々見てしまって、慌ててその場を立ち去ったことがある。

 だからアスワンちゃんと俊宇ジュンユー君の二人の関係が仲慎ましいと思わないか? と幸ちゃんや芽衣ヤーイーに尋ねられても直ぐに『うん』と頷くことができないから。
 私は二人の話を聞いてはいない素振り……。素知らぬ振りをするのが一番だと思っているから。

「あっ、ははは。そうだね」と私は二人に造り笑いを浮かべ。

「ごめんね、二人共……。昨晩も私余り寝ていなくて……。睡眠不足で少しボゥとしていた。本当にごめんなさい」

 私は二人に不眠症の話をし、謝罪をして誤魔化した。

「はぁ、はぁ」
「ごめん、ごめんね」
「走り疲れた……」
「うん」

 私が二人に笑い誤魔化すと俊宇ジュンユー君とアスワンちゃんの二人が荒い息遣いで到着したから。
 私達三人の話はここで終焉を迎えた。


 ◇◇◇


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