6 / 12
良夫の絵は異常に細かくて子供のように疲れ知らず
しおりを挟む
その日、仕事から帰って来て落書きのチェックを行った明美は、最後に良夫の部屋に入って思わず自分の目を疑った。
部屋中の壁の至る所に、隙間も無いほど様々な落書きが描き込まれていたのだ。
鎧武者が刃を交えている姿や、騎馬武者が弓を引いている様子。燃えているお城も描かれている。その他にも相当な数の武士が描かれており、何かの合戦の様子のようである。昨日の義経の話の続きを描いたのだろうか。
そうかと思うと、のどかに釣りをしているぽっちゃりとした男や、空を舞う天女など、平和的な雰囲気を感じさせる絵も描かれている。また亀や象や兎などの動物も描かれており、技巧は拙いが一目見てそれと分かるほど、その生き物の特徴を捉えていた。
驚くべき事は、たった一日でこれだけの絵を描き込んだことである。鎧武者や城など細部までみっちり描き込まれており、並々ならぬエネルギーを感じさせた。
当の良夫はと言うと、パソコンの前に座って目を瞑って下を向いたまま、ひたすら同じ言葉を唱え続けていた。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょ・・・」
どういう意味だか分からない。明美が声をかけても全く反応しない。
明美は青ざめた。
その晩明美は、都内に住む、歳の離れた実の兄に電話をかけた。
この兄の名は桜井孝治といって、今では工務店を経営している。
小学生の途中までは大阪で暮らし、高校卒業後は、長らく大阪、神戸で働いていた。
それ以来東京に戻って来ても、やたらと大阪弁を使いたがる少しお調子者の男である。しかし面倒見が良く根が正直なので、明美は幼い頃から頼りにしていた。
電話の向こうで孝治の大阪弁が響いた。
「なんやて、良夫君が?よっしゃ、分かった。明日は土曜で仕事が休みやよってに、わしがそっちへ行くわ。」
孝治は次の日、地下鉄とJRとバスを乗り継いでやってきた。
「二時間もかかったよってに、もう汗びっしょりやで。」
すっかり冬だと言うのに、丸い体型の孝治は、まるで夏の世界からやってきたように汗をかいていた。
「ごめんなさい、お兄さん。」
明美は済まなさそうに兄を出迎えた。
「やあ、お義兄さん、ようこそいらっしゃい。」
良夫も玄関まで出て来た。
「すまんな、急に可愛い妹の顔が見たくなったんで、遊びに来たで。」
孝治も挨拶を返したが、その言葉を全部言い終わる前に良夫はぷいと背を向けて自分の部屋に入ってしまった。
「ほんまや、なんかおかしいな。」
孝治は明美に耳打ちした。
明美は孝治を居間に案内した。浩一は部活動で学校に行っており、裕美も友達と遊びに出かけていた。
汗を拭き拭き、孝治は明美が出してくれたサイダーをおいしそうに飲んだ。
この地方名物の炭酸水でできたサイダーは、孝治の好物であった。
「着いて早速で悪いんだけど・・・」
と、明美は低い声で話を切り出した。
「かめへん、じき子供達も帰ってくるやろから、早よして。」
明美は良夫に聞こえないように、低い声で今までの経緯を要領よく話した。
良夫が会社をリストラされたこと。絵のスクールに通ったこと。再就職がうまく行かなかったこと。税理士の資格をとるために、職に就かず勉強生活を始めたこと。にもかかわらず、税理士の試験が全くうまくいかなかったこと。そして奇行が始まったこと。
「そうか、良夫君は本当は絵が好きやったんやな。ちょっと本人と話をしてみよか。」
孝治はそう言いながら立ち上がった。二人は良夫の部屋の前まで行き、明美がドアをノックし、声をかけた。
「あなた、お兄さんがちょっとお話がしたいんですって。開けますよ。」
返事は無かったが、明美は構わずドアを開けた。部屋の中を見渡した孝治は思わず声をあげた。
「これは見事なもんやなあ。」
孝治は壁中に描かれた落書きを珍しそうにしげしげと眺めた。良夫はパソコンの画面をじっと見つめていた。
「良夫君、どや、楽しいか。」
孝治は背後から、バソコンの画面を覗き込んだ。
「僕は山下清ではありません。」
良夫が唐突に意味不明の言葉を発した。
「そら分かっとる、そら分かっとるよ。君は中谷良夫や。」
孝治は少々面食らったが、気丈に会話を繋いだ。
「そして僕は桜井孝治や。君の奥さんの兄やで。」
「やあ、お義兄さん、いらっしゃい。」
良夫はさっき玄関で会ったことなどすっかり忘れてしまったように、再び挨拶をしてにやりと笑った。
孝治は少々薄気味悪さを感じた。
「そやけど良夫君。山下清もスケッチブックに絵を描いたんやで。君は何故スケッチブックに描かんのや。」
良夫はこの言葉を聞くとパソコンの画面から目を離し、孝治の顔を見つめた。良夫の顔には当惑の表情が見えた。
明美は不安を感じた。だが、孝治は機敏に対応した。
「こら悪かった、わしが悪かった。スケッチブックも無いのに、そら無理やわな。ちょっと待っときや。すぐ用意するよってに。」
孝治はそそくさと飛び出して行った。
そして三十分ほどで帰って来たが、その腕にA3サイズのスケッチブックを二册抱えていた。
「はい、良夫君。好きなように描きや。」
孝治はスケッチブックを良夫に手渡した。良夫の目の色が一瞬変わった。
良夫はスケッチブックを机の上に広げるやいなや、サインペンを握って一心不乱に描き出した。
その様子を見て、孝治と明美は黙って部屋を出て居間に戻った。
「お兄さん、どうも済みません。」
「済みませんやて、他人行儀やな。まあ、壁に落書きは描かんようになるやろうけど、ほんまの解決にはなってへんがな。戦いはこれからやで。」
孝治はこれからも力を貸してくれるようだ。明美は兄をいっそう頼もしく感じた。
「良夫君がおかしくなったのは、自分を追い込みすぎたからや。大体、好きでもない税理士の勉強を、家に閉じこもりっきりでずっとやってたら、誰でもおかしなるわ。」
明美は自分が責められているような気がして耳が痛かった。
「仕事にも就かんと打ち込んだのに、税理士の試験があかんかったこと、これが良夫君の神経に耐えきれん重圧になったんやろなあ。」
孝治の話は続いた。
明美は昼食に煮麺を拵え始めた。これも孝治の大好物である。
「良夫君はその重圧から逃れる為に、自分が本当に好きなことの世界に浸ろうとしてるんやないやろか。税理士の道は当分忘れた方がええと思うで。」
「それは私も分かっているわよ。夫が元に戻ってくれれば、税理士になれなくても何とかやって行けると思うわ。」
「好きな絵を描いていたら、徐々に心も落ち着いて正気を取り戻すやろう。今はとにかく、良夫君にプレッシャーを与えんことやで。何、大したことは無い。大丈夫やで。」
孝治のその言葉に、明美は励まされた。
煮麺ができあがったので、明美はテーブルに運んだ。
「子供たちの分はまた後で茹でますから、先に食べてちょうだい。」
「おおきに、おおきに。ほな、良夫君も呼んで来よか。」
孝治は良夫の部屋へ行った。明美も後から続いた。
「良夫君、昼にしよか。」
孝治が声をかけたが、良夫はスケッチブックからペンを離さず返事もしなかった。
孝治と明美は顔を見合わせた。
明美は『話しかけてもだめだわ。』と言わんばかりに首を横に振った。けれども孝治は、良夫の側に寄った。
「うわー、もうこんなに描いたんかいな。こらあ、ものすごい勢いやで。」
先ほど買って来たばかりのスケッチブッックに短時間の間に丹念に描き込まれた絵を見て、孝治は驚嘆した。
「明美、絵の具あるか。用意して。」
孝治は真剣な口調で言った。
明美は子供の絵画道具を出して来た。それは不透明水彩絵具であった。孝治は水入れを受け取って、水を汲んで来た。
「素晴らしい。良夫君、君の絵はものすごく素晴らしい。色を付けたらもっと素晴らしくなるんとちゃうか。ほれ、ここに絵の具があるで。」
良夫はその言葉を聞いてサインペンを走らせるのを止めた。そして絵画道具の方に顔を向けた。
おもむろに絵筆を手に取り、穂先を指で丹念に撫でる仕草をした。それからパレットを広げ、何色かの絵の具をチューブから絞り出し、絵筆で混ぜ始めた。良夫はその間ずっと無言であった。
良夫が画用紙に絵筆を走らせるのを見とどけて、孝治と明美はまた黙って部屋を出て行った。
部屋中の壁の至る所に、隙間も無いほど様々な落書きが描き込まれていたのだ。
鎧武者が刃を交えている姿や、騎馬武者が弓を引いている様子。燃えているお城も描かれている。その他にも相当な数の武士が描かれており、何かの合戦の様子のようである。昨日の義経の話の続きを描いたのだろうか。
そうかと思うと、のどかに釣りをしているぽっちゃりとした男や、空を舞う天女など、平和的な雰囲気を感じさせる絵も描かれている。また亀や象や兎などの動物も描かれており、技巧は拙いが一目見てそれと分かるほど、その生き物の特徴を捉えていた。
驚くべき事は、たった一日でこれだけの絵を描き込んだことである。鎧武者や城など細部までみっちり描き込まれており、並々ならぬエネルギーを感じさせた。
当の良夫はと言うと、パソコンの前に座って目を瞑って下を向いたまま、ひたすら同じ言葉を唱え続けていた。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょ・・・」
どういう意味だか分からない。明美が声をかけても全く反応しない。
明美は青ざめた。
その晩明美は、都内に住む、歳の離れた実の兄に電話をかけた。
この兄の名は桜井孝治といって、今では工務店を経営している。
小学生の途中までは大阪で暮らし、高校卒業後は、長らく大阪、神戸で働いていた。
それ以来東京に戻って来ても、やたらと大阪弁を使いたがる少しお調子者の男である。しかし面倒見が良く根が正直なので、明美は幼い頃から頼りにしていた。
電話の向こうで孝治の大阪弁が響いた。
「なんやて、良夫君が?よっしゃ、分かった。明日は土曜で仕事が休みやよってに、わしがそっちへ行くわ。」
孝治は次の日、地下鉄とJRとバスを乗り継いでやってきた。
「二時間もかかったよってに、もう汗びっしょりやで。」
すっかり冬だと言うのに、丸い体型の孝治は、まるで夏の世界からやってきたように汗をかいていた。
「ごめんなさい、お兄さん。」
明美は済まなさそうに兄を出迎えた。
「やあ、お義兄さん、ようこそいらっしゃい。」
良夫も玄関まで出て来た。
「すまんな、急に可愛い妹の顔が見たくなったんで、遊びに来たで。」
孝治も挨拶を返したが、その言葉を全部言い終わる前に良夫はぷいと背を向けて自分の部屋に入ってしまった。
「ほんまや、なんかおかしいな。」
孝治は明美に耳打ちした。
明美は孝治を居間に案内した。浩一は部活動で学校に行っており、裕美も友達と遊びに出かけていた。
汗を拭き拭き、孝治は明美が出してくれたサイダーをおいしそうに飲んだ。
この地方名物の炭酸水でできたサイダーは、孝治の好物であった。
「着いて早速で悪いんだけど・・・」
と、明美は低い声で話を切り出した。
「かめへん、じき子供達も帰ってくるやろから、早よして。」
明美は良夫に聞こえないように、低い声で今までの経緯を要領よく話した。
良夫が会社をリストラされたこと。絵のスクールに通ったこと。再就職がうまく行かなかったこと。税理士の資格をとるために、職に就かず勉強生活を始めたこと。にもかかわらず、税理士の試験が全くうまくいかなかったこと。そして奇行が始まったこと。
「そうか、良夫君は本当は絵が好きやったんやな。ちょっと本人と話をしてみよか。」
孝治はそう言いながら立ち上がった。二人は良夫の部屋の前まで行き、明美がドアをノックし、声をかけた。
「あなた、お兄さんがちょっとお話がしたいんですって。開けますよ。」
返事は無かったが、明美は構わずドアを開けた。部屋の中を見渡した孝治は思わず声をあげた。
「これは見事なもんやなあ。」
孝治は壁中に描かれた落書きを珍しそうにしげしげと眺めた。良夫はパソコンの画面をじっと見つめていた。
「良夫君、どや、楽しいか。」
孝治は背後から、バソコンの画面を覗き込んだ。
「僕は山下清ではありません。」
良夫が唐突に意味不明の言葉を発した。
「そら分かっとる、そら分かっとるよ。君は中谷良夫や。」
孝治は少々面食らったが、気丈に会話を繋いだ。
「そして僕は桜井孝治や。君の奥さんの兄やで。」
「やあ、お義兄さん、いらっしゃい。」
良夫はさっき玄関で会ったことなどすっかり忘れてしまったように、再び挨拶をしてにやりと笑った。
孝治は少々薄気味悪さを感じた。
「そやけど良夫君。山下清もスケッチブックに絵を描いたんやで。君は何故スケッチブックに描かんのや。」
良夫はこの言葉を聞くとパソコンの画面から目を離し、孝治の顔を見つめた。良夫の顔には当惑の表情が見えた。
明美は不安を感じた。だが、孝治は機敏に対応した。
「こら悪かった、わしが悪かった。スケッチブックも無いのに、そら無理やわな。ちょっと待っときや。すぐ用意するよってに。」
孝治はそそくさと飛び出して行った。
そして三十分ほどで帰って来たが、その腕にA3サイズのスケッチブックを二册抱えていた。
「はい、良夫君。好きなように描きや。」
孝治はスケッチブックを良夫に手渡した。良夫の目の色が一瞬変わった。
良夫はスケッチブックを机の上に広げるやいなや、サインペンを握って一心不乱に描き出した。
その様子を見て、孝治と明美は黙って部屋を出て居間に戻った。
「お兄さん、どうも済みません。」
「済みませんやて、他人行儀やな。まあ、壁に落書きは描かんようになるやろうけど、ほんまの解決にはなってへんがな。戦いはこれからやで。」
孝治はこれからも力を貸してくれるようだ。明美は兄をいっそう頼もしく感じた。
「良夫君がおかしくなったのは、自分を追い込みすぎたからや。大体、好きでもない税理士の勉強を、家に閉じこもりっきりでずっとやってたら、誰でもおかしなるわ。」
明美は自分が責められているような気がして耳が痛かった。
「仕事にも就かんと打ち込んだのに、税理士の試験があかんかったこと、これが良夫君の神経に耐えきれん重圧になったんやろなあ。」
孝治の話は続いた。
明美は昼食に煮麺を拵え始めた。これも孝治の大好物である。
「良夫君はその重圧から逃れる為に、自分が本当に好きなことの世界に浸ろうとしてるんやないやろか。税理士の道は当分忘れた方がええと思うで。」
「それは私も分かっているわよ。夫が元に戻ってくれれば、税理士になれなくても何とかやって行けると思うわ。」
「好きな絵を描いていたら、徐々に心も落ち着いて正気を取り戻すやろう。今はとにかく、良夫君にプレッシャーを与えんことやで。何、大したことは無い。大丈夫やで。」
孝治のその言葉に、明美は励まされた。
煮麺ができあがったので、明美はテーブルに運んだ。
「子供たちの分はまた後で茹でますから、先に食べてちょうだい。」
「おおきに、おおきに。ほな、良夫君も呼んで来よか。」
孝治は良夫の部屋へ行った。明美も後から続いた。
「良夫君、昼にしよか。」
孝治が声をかけたが、良夫はスケッチブックからペンを離さず返事もしなかった。
孝治と明美は顔を見合わせた。
明美は『話しかけてもだめだわ。』と言わんばかりに首を横に振った。けれども孝治は、良夫の側に寄った。
「うわー、もうこんなに描いたんかいな。こらあ、ものすごい勢いやで。」
先ほど買って来たばかりのスケッチブッックに短時間の間に丹念に描き込まれた絵を見て、孝治は驚嘆した。
「明美、絵の具あるか。用意して。」
孝治は真剣な口調で言った。
明美は子供の絵画道具を出して来た。それは不透明水彩絵具であった。孝治は水入れを受け取って、水を汲んで来た。
「素晴らしい。良夫君、君の絵はものすごく素晴らしい。色を付けたらもっと素晴らしくなるんとちゃうか。ほれ、ここに絵の具があるで。」
良夫はその言葉を聞いてサインペンを走らせるのを止めた。そして絵画道具の方に顔を向けた。
おもむろに絵筆を手に取り、穂先を指で丹念に撫でる仕草をした。それからパレットを広げ、何色かの絵の具をチューブから絞り出し、絵筆で混ぜ始めた。良夫はその間ずっと無言であった。
良夫が画用紙に絵筆を走らせるのを見とどけて、孝治と明美はまた黙って部屋を出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる