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第二章 洞窟の聖地
第44話 九州熊本防衛戦 ☆
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■九州 熊本城
大樹ダンジョンにサグル達が挑んでいた時、九州ではワイバーンの襲撃に冒険者達が対応をしていた。
自衛隊や米軍の航空戦力は撃墜の恐れがあるとなり都市部上空では使えず、結果的に冒険者の出番となっている。
熊本城では最終防衛ラインよろしく、迎撃のための準備が整えられていた。
「天羽だったか? 協力感謝する」
そう告げるのは”チェストマン”島津カイトである。
二つ名が気に入らないとは思いつつも、実際にチェストと叫んでいるので否定しきれることができないSSSランク冒険者だ。
黒いロングコートに短く切りそろえられた銀髪が輝いている。
そんな彼が声をかけたのは細い、性別がよくわからない人物だ。
白いローブの様なものを着ており、魔法使いのような杖を持っている。
回復術師という言葉がぴったりだ。
「ボクはボクのやるべきことをするだけだから……」
そういうと天羽は〈潜在能力:獅鷲召喚〉を使い、熊本城の広場に多数のグリフォンを呼び出した。
人が乗れるほどの大きさで、それらは獰猛だが知的な目をしている。
「これらは人語がわかるのか?」
「ええ、ボクが搭乗者に認めたモノの命令を聞くようにしているから……」
カイトの言葉に天羽はグリフォンの喉元を撫でながら答えた。
グリフォンは怖い見た目のわりに猫のように天羽に甘えている。
「島津さん! ワイバーンがやってきました!」
冒険者の一人がカイトへと報告を行った。
カイトは頷き一つして、その場にいた全員へ指示を出し始める。
「全員、グリフォンに乗れ! 馬にも乗ったことない奴が多いとは思うが練習している時間はない。天羽の言葉を信じれば、あとは気持ちを通わせるだけだ」
「うん、そうだね……ボクは地上で第二陣の出撃準備をしておくよ」
「わかった、行くぞ!」
カイトが一番乗りでグリフォンにまたがり、〈次元収納〉から野太刀を取り出すと空へと飛びあがった。
彼を追いかけるようび次々と冒険者達が飛び立ち、ワイバーンに空中戦を仕掛けていく。
「空中戦は久しぶりだな、ドラゴンよりは乗りやすい!」
カイトがそういうと、野太刀を振り上げて勢いよく振り下ろした。
「チェェェェストォォォ」
刃の一閃を受けたワイバーンは縦に真っ二つとなる。
「さすがだ、チェストマン!」
「チェスト!」
「チェスト!」
共に空に上がっていた冒険者達から賞賛の声があがるが、カイトは苦虫を潰したような顔になっていた。
他のワイバーンを倒すために、カイトはグリフォンを駆けさせる。
その様子を眺めていた天羽は視線を大樹ダンジョンの方に向けるとその瞳が青く輝き、デジタル信号を受信したかのような映像が流れた。
「ここで終わってもらっては困るからね……頑張って、この世界の冒険者達」
天羽の言葉は誰の耳に届くことなく、次の冒険者達を送るためにグリフォンの召喚に戻っていく。
九州の防衛戦はまだ始まったばかりだ。
大樹ダンジョンにサグル達が挑んでいた時、九州ではワイバーンの襲撃に冒険者達が対応をしていた。
自衛隊や米軍の航空戦力は撃墜の恐れがあるとなり都市部上空では使えず、結果的に冒険者の出番となっている。
熊本城では最終防衛ラインよろしく、迎撃のための準備が整えられていた。
「天羽だったか? 協力感謝する」
そう告げるのは”チェストマン”島津カイトである。
二つ名が気に入らないとは思いつつも、実際にチェストと叫んでいるので否定しきれることができないSSSランク冒険者だ。
黒いロングコートに短く切りそろえられた銀髪が輝いている。
そんな彼が声をかけたのは細い、性別がよくわからない人物だ。
白いローブの様なものを着ており、魔法使いのような杖を持っている。
回復術師という言葉がぴったりだ。
「ボクはボクのやるべきことをするだけだから……」
そういうと天羽は〈潜在能力:獅鷲召喚〉を使い、熊本城の広場に多数のグリフォンを呼び出した。
人が乗れるほどの大きさで、それらは獰猛だが知的な目をしている。
「これらは人語がわかるのか?」
「ええ、ボクが搭乗者に認めたモノの命令を聞くようにしているから……」
カイトの言葉に天羽はグリフォンの喉元を撫でながら答えた。
グリフォンは怖い見た目のわりに猫のように天羽に甘えている。
「島津さん! ワイバーンがやってきました!」
冒険者の一人がカイトへと報告を行った。
カイトは頷き一つして、その場にいた全員へ指示を出し始める。
「全員、グリフォンに乗れ! 馬にも乗ったことない奴が多いとは思うが練習している時間はない。天羽の言葉を信じれば、あとは気持ちを通わせるだけだ」
「うん、そうだね……ボクは地上で第二陣の出撃準備をしておくよ」
「わかった、行くぞ!」
カイトが一番乗りでグリフォンにまたがり、〈次元収納〉から野太刀を取り出すと空へと飛びあがった。
彼を追いかけるようび次々と冒険者達が飛び立ち、ワイバーンに空中戦を仕掛けていく。
「空中戦は久しぶりだな、ドラゴンよりは乗りやすい!」
カイトがそういうと、野太刀を振り上げて勢いよく振り下ろした。
「チェェェェストォォォ」
刃の一閃を受けたワイバーンは縦に真っ二つとなる。
「さすがだ、チェストマン!」
「チェスト!」
「チェスト!」
共に空に上がっていた冒険者達から賞賛の声があがるが、カイトは苦虫を潰したような顔になっていた。
他のワイバーンを倒すために、カイトはグリフォンを駆けさせる。
その様子を眺めていた天羽は視線を大樹ダンジョンの方に向けるとその瞳が青く輝き、デジタル信号を受信したかのような映像が流れた。
「ここで終わってもらっては困るからね……頑張って、この世界の冒険者達」
天羽の言葉は誰の耳に届くことなく、次の冒険者達を送るためにグリフォンの召喚に戻っていく。
九州の防衛戦はまだ始まったばかりだ。
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