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前世からの恋〜愛しい君の事を僕はいつでも待つよ〜
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「もし、神様がいるなら妹を助けてください」
両手を組んで天に向かってお願いをしているのは
妹想いの心優しい千歌
やっぱり、神様なんていないよね
「いいよ! でも、君の寿命は減るよ?」
天から聞こえる声は神様の声
千歌の声が届いたようだ
「それでもいいので助けてください」
「……え。あ、うん」
神様は千歌が自分の寿命を減らしてまで願いをすると思わなかったのか曖昧な返事をした
――――――
神様に妹を助けてもらってから何日経ったのだろうか。妹は元気に走れるくらいになっている
神様ありがとうございます
あの日は神様に会ってからすぐに母から妹が目を覚ましたと電話がかかってき、私は急いで妹の所に駆けつけたので、神様にお礼を言っていなかった。
だから毎日こうしてお礼を言っている
届いているといいけど。
また、神様と話したいな。なんちゃって
神様に会いたいと思ってしまうなぜだろう、なにか懐かしいような気がする
私は疑問はあるも、考えるのも無駄だと思ったので寝ることにした
目を閉じ視界が真っ暗になった時、神様の声が聞こえた
「千歌」
「え? 神様?」
神様がいることに驚いた私は一瞬体が固まった
「ひさしぶりだね、千歌。毎日僕に話してたのは聞こえてたよ! でも、亡くなる運命の子を助けてしまったから数日間だけ、罰として喋れなくなっていたから、話しかけれなかったんだ、ごめんね」
神様は悲しそうな顔をして謝ってきた
私は神様に微笑みながら大丈夫と伝えた
神様は嬉しそうにニコニコしたが大事な話をするのか真剣な表情になった
「千歌、君の寿命が減ってあと3年しか生きれなくなった」
最初は少し驚いたが、妹を救えたのだから文句は無いと思っている
ただ、3年間を楽しく過ごせばいいことなだけだ
「3年も生きれるのですね! 楽しく過ごします」
神様は私が悲しむと思っていたのだろう。驚いて何回も目をパチパチさせていた
「たったの3年だよ? 人間の寿命は少ないし、時間の流れもはやいのに」
「いいえ、私にとって3年は長いです。妹を失いそうになった時は生きてる心地がしなく、死んだのも同然だったので」
あの時のことを思い出して心苦しくなった
「千歌はポジティブなんだね。僕も見習いたいよ
じゃあさ、その千歌の思い出の3年間に僕も入っていい?」
なにを言っているんだ? そりゃあ当たり前とでも強く言うように私は首を縦にふった
――――――
あれから1年過ぎた
私と神様は親友くらいの仲になった
「神様! 神様と会って今日で1年じゃない?」
「ああ、そうだね」
私と神様はある約束をしていた。神様の名前を教えてくれると言う約束だ
なぜか、神様は『せめて1年まって』と、私に言ったのだ
「神様。約束通り1年たったから、名前を教えて」
私は口を膨らませて、ちゃんと1年たったんだからね! と言った
「わかったよ、名前を教えてあげる。僕の名前はアモル」
「アモル? どっかで聞いたことある」
記憶を遡ったがなにもでてこない、私は諦めて考えるのをやめた
「まあ、いいわ。これからアモルって呼ぶね」
「ああ」
なぜかちょっとだけアモルが悲しい顔をしていたように見えた
――――――
アモルと会ってから2年たった
私の寿命はあと1年。でも、悲しくは無い。だって亡くなっても、次の新しい人生があるかもしれないから
「アモル。アモルって私の前世知ってる?」
「え? 急にどうしたの?」
「いや、気になっただけ」
「そう。一応知ってるけど……」
「え、教えて! 無理なら良いけど」
何かを考えていたのか数分黙っていた
でも何かに決意していたアモルが教えてあげると言ってくれた
――――――
今から何年前だろうか
千歌の前世はこの世界とは別の世界の人だった
その世界には精霊が住んでいる、でも見える人の数はほとんど減っていた。そんな中生まれてきたのは精霊を見ることができる千歌の前世セレーネだった
家族に愛され、精霊にも愛された。
ある日のことだ。精霊たちと話していたセレーネはある1人の精霊と会った。セレーネとその精霊は毎日話すにつれ仲良くなっていった、それは友情をこして自分にとって最も特別な存在になるくらいに。
互いに想いを伝えられない2人はそのままの時を過ごした。
そんな中セレーネの妹が病気を患った
最初はすぐ治るだろうと言われていたが、よくなるどころか、悪くなる一方だ。セレーネはこの国の言い伝えを思い出したのだ『精霊は病を治すことができる』と言うことを
セレーネはすぐにあの精霊の元に行った。精霊はセレーネの願いでも『それは無理だ』と言っていた。セレーネは諦めずに毎日ずっと頼み込んでいた、でも精霊も無理の一点張り
セレーネはつい言ってしまった『それは、頼んだ相手の寿命が減るから?』と。精霊は驚き『じゃあなぜ知っているのに頼むのだ?』と、言い返してきた
『それは家族が大切だからだよ』その言葉に精霊は心を打たれた。だから精霊はセレーネの妹を助けてしまった、自分が最も愛する人の寿命を使って。
使った後のセレーネの寿命は3日間。少なすぎた。
だが、セレーネは妹が助かったと聞いて、寿命の事など何も気にしないかのように嬉しそうに笑った。
寿命が残り数分になった。セレーネは精霊に『言えなかったけど、好きだよ』と、涙を流しながらいままで隠していたことを告白した。その後、精霊も同じことを想っていたと、告白した。
だが、セレーネの寿命は枯れるまえだ。もう、時間は無い。セレーネは2人とも同じ事を想っていたのに、言わなかったなんてもったいないことをしてしまったと思っていた。
だが精霊の方は違う。『セレーネ。人間は輪廻転生と言うものがある命ある者はずっと生まれ変わると言う意味だ。僕は待っている。何年も何十年もいや何千年だって待っているから』と。また会うと言う約束をしてセレーネは静かに眠りについた
――――――
なんて、良い話なの。ってこれ私の前世の話だった
「千歌。君の前世だけど、記憶はもどったか?」
「いいや、ちっとも」
「そうか」
ちょっと寂しそうな顔をしたアルモが私の目に映る
「でも、その精霊本当にいるのかな」
「さあ、僕もあんまり知らないんだよね。この話は他の神から聞いた話だから」
何だろ何か引っかかる
精霊の話を聞いても別に何も無いのに、アルモが前世の記憶が戻った?って聞かれた時はモヤモヤしてた
この時の私はそのモヤモヤが何なのかも知ることはなかった
――――――
私の寿命が残り数時間になった
最初の頃はあんなに3年は長いなど言っていた私だが、今の私には短い
「アルモ。私そろそろで寿命が尽きるんだよね?」
「ああ。」
アルモは私にバレないようにしているつもりだが、私は知っている、アルモの目には涙が溜まっていることを
数時間思い出話をした。そして寿命が残り数分になった
「千歌。実は僕結構前に話した精霊なんだ」
私の目に映るアルモは今までに見たことないような表情をしている。何も言えず私はアルモをただじっと見ている。その時だ私の頭の中には前世のセレーネの記憶が蘇る。記憶が戻った私はアルモに抱きついていた。
アルモは私が急に抱きついたので困惑していた
「アルモ。私記憶戻ったよ」
自分の表情は見れない、だが絶対に泣きそうな顔になってるに違いない。2人は一言も喋らず黙ったまま時間が過ぎた。そして、アルモが口を開いた
「千歌。願いを一つ叶えてあげる」いったのはただこの一言
私は言った『次の転生先ではアルモも人間で、私との恋の続きをして』と
――――――
夕日が沈む海の向こうを私たちは眺めている
私はちょっとアルモを見ていると、アルモも私のことを見てきた。ちょっと照れてしまった、それを表情を見たアルモも照れた
私たちは幸せそうに互いをみて微笑みあった
「ねぇ、アルモ。私あなたと一緒に過ごせて嬉しいよ」
「ああ、僕もだ」
私とアルモは今世こそ、ちゃんと幸せを掴むことができた
END
両手を組んで天に向かってお願いをしているのは
妹想いの心優しい千歌
やっぱり、神様なんていないよね
「いいよ! でも、君の寿命は減るよ?」
天から聞こえる声は神様の声
千歌の声が届いたようだ
「それでもいいので助けてください」
「……え。あ、うん」
神様は千歌が自分の寿命を減らしてまで願いをすると思わなかったのか曖昧な返事をした
――――――
神様に妹を助けてもらってから何日経ったのだろうか。妹は元気に走れるくらいになっている
神様ありがとうございます
あの日は神様に会ってからすぐに母から妹が目を覚ましたと電話がかかってき、私は急いで妹の所に駆けつけたので、神様にお礼を言っていなかった。
だから毎日こうしてお礼を言っている
届いているといいけど。
また、神様と話したいな。なんちゃって
神様に会いたいと思ってしまうなぜだろう、なにか懐かしいような気がする
私は疑問はあるも、考えるのも無駄だと思ったので寝ることにした
目を閉じ視界が真っ暗になった時、神様の声が聞こえた
「千歌」
「え? 神様?」
神様がいることに驚いた私は一瞬体が固まった
「ひさしぶりだね、千歌。毎日僕に話してたのは聞こえてたよ! でも、亡くなる運命の子を助けてしまったから数日間だけ、罰として喋れなくなっていたから、話しかけれなかったんだ、ごめんね」
神様は悲しそうな顔をして謝ってきた
私は神様に微笑みながら大丈夫と伝えた
神様は嬉しそうにニコニコしたが大事な話をするのか真剣な表情になった
「千歌、君の寿命が減ってあと3年しか生きれなくなった」
最初は少し驚いたが、妹を救えたのだから文句は無いと思っている
ただ、3年間を楽しく過ごせばいいことなだけだ
「3年も生きれるのですね! 楽しく過ごします」
神様は私が悲しむと思っていたのだろう。驚いて何回も目をパチパチさせていた
「たったの3年だよ? 人間の寿命は少ないし、時間の流れもはやいのに」
「いいえ、私にとって3年は長いです。妹を失いそうになった時は生きてる心地がしなく、死んだのも同然だったので」
あの時のことを思い出して心苦しくなった
「千歌はポジティブなんだね。僕も見習いたいよ
じゃあさ、その千歌の思い出の3年間に僕も入っていい?」
なにを言っているんだ? そりゃあ当たり前とでも強く言うように私は首を縦にふった
――――――
あれから1年過ぎた
私と神様は親友くらいの仲になった
「神様! 神様と会って今日で1年じゃない?」
「ああ、そうだね」
私と神様はある約束をしていた。神様の名前を教えてくれると言う約束だ
なぜか、神様は『せめて1年まって』と、私に言ったのだ
「神様。約束通り1年たったから、名前を教えて」
私は口を膨らませて、ちゃんと1年たったんだからね! と言った
「わかったよ、名前を教えてあげる。僕の名前はアモル」
「アモル? どっかで聞いたことある」
記憶を遡ったがなにもでてこない、私は諦めて考えるのをやめた
「まあ、いいわ。これからアモルって呼ぶね」
「ああ」
なぜかちょっとだけアモルが悲しい顔をしていたように見えた
――――――
アモルと会ってから2年たった
私の寿命はあと1年。でも、悲しくは無い。だって亡くなっても、次の新しい人生があるかもしれないから
「アモル。アモルって私の前世知ってる?」
「え? 急にどうしたの?」
「いや、気になっただけ」
「そう。一応知ってるけど……」
「え、教えて! 無理なら良いけど」
何かを考えていたのか数分黙っていた
でも何かに決意していたアモルが教えてあげると言ってくれた
――――――
今から何年前だろうか
千歌の前世はこの世界とは別の世界の人だった
その世界には精霊が住んでいる、でも見える人の数はほとんど減っていた。そんな中生まれてきたのは精霊を見ることができる千歌の前世セレーネだった
家族に愛され、精霊にも愛された。
ある日のことだ。精霊たちと話していたセレーネはある1人の精霊と会った。セレーネとその精霊は毎日話すにつれ仲良くなっていった、それは友情をこして自分にとって最も特別な存在になるくらいに。
互いに想いを伝えられない2人はそのままの時を過ごした。
そんな中セレーネの妹が病気を患った
最初はすぐ治るだろうと言われていたが、よくなるどころか、悪くなる一方だ。セレーネはこの国の言い伝えを思い出したのだ『精霊は病を治すことができる』と言うことを
セレーネはすぐにあの精霊の元に行った。精霊はセレーネの願いでも『それは無理だ』と言っていた。セレーネは諦めずに毎日ずっと頼み込んでいた、でも精霊も無理の一点張り
セレーネはつい言ってしまった『それは、頼んだ相手の寿命が減るから?』と。精霊は驚き『じゃあなぜ知っているのに頼むのだ?』と、言い返してきた
『それは家族が大切だからだよ』その言葉に精霊は心を打たれた。だから精霊はセレーネの妹を助けてしまった、自分が最も愛する人の寿命を使って。
使った後のセレーネの寿命は3日間。少なすぎた。
だが、セレーネは妹が助かったと聞いて、寿命の事など何も気にしないかのように嬉しそうに笑った。
寿命が残り数分になった。セレーネは精霊に『言えなかったけど、好きだよ』と、涙を流しながらいままで隠していたことを告白した。その後、精霊も同じことを想っていたと、告白した。
だが、セレーネの寿命は枯れるまえだ。もう、時間は無い。セレーネは2人とも同じ事を想っていたのに、言わなかったなんてもったいないことをしてしまったと思っていた。
だが精霊の方は違う。『セレーネ。人間は輪廻転生と言うものがある命ある者はずっと生まれ変わると言う意味だ。僕は待っている。何年も何十年もいや何千年だって待っているから』と。また会うと言う約束をしてセレーネは静かに眠りについた
――――――
なんて、良い話なの。ってこれ私の前世の話だった
「千歌。君の前世だけど、記憶はもどったか?」
「いいや、ちっとも」
「そうか」
ちょっと寂しそうな顔をしたアルモが私の目に映る
「でも、その精霊本当にいるのかな」
「さあ、僕もあんまり知らないんだよね。この話は他の神から聞いた話だから」
何だろ何か引っかかる
精霊の話を聞いても別に何も無いのに、アルモが前世の記憶が戻った?って聞かれた時はモヤモヤしてた
この時の私はそのモヤモヤが何なのかも知ることはなかった
――――――
私の寿命が残り数時間になった
最初の頃はあんなに3年は長いなど言っていた私だが、今の私には短い
「アルモ。私そろそろで寿命が尽きるんだよね?」
「ああ。」
アルモは私にバレないようにしているつもりだが、私は知っている、アルモの目には涙が溜まっていることを
数時間思い出話をした。そして寿命が残り数分になった
「千歌。実は僕結構前に話した精霊なんだ」
私の目に映るアルモは今までに見たことないような表情をしている。何も言えず私はアルモをただじっと見ている。その時だ私の頭の中には前世のセレーネの記憶が蘇る。記憶が戻った私はアルモに抱きついていた。
アルモは私が急に抱きついたので困惑していた
「アルモ。私記憶戻ったよ」
自分の表情は見れない、だが絶対に泣きそうな顔になってるに違いない。2人は一言も喋らず黙ったまま時間が過ぎた。そして、アルモが口を開いた
「千歌。願いを一つ叶えてあげる」いったのはただこの一言
私は言った『次の転生先ではアルモも人間で、私との恋の続きをして』と
――――――
夕日が沈む海の向こうを私たちは眺めている
私はちょっとアルモを見ていると、アルモも私のことを見てきた。ちょっと照れてしまった、それを表情を見たアルモも照れた
私たちは幸せそうに互いをみて微笑みあった
「ねぇ、アルモ。私あなたと一緒に過ごせて嬉しいよ」
「ああ、僕もだ」
私とアルモは今世こそ、ちゃんと幸せを掴むことができた
END
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