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愛おしい
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和葉のことが好きだと打ち明けてくれた日から、彩葉は今まで以上に親しげな態度で智樹に接するようになった。
和葉が家にいない夜などは、ビールを片手に智樹の部屋へやって来ることもある。
酒に酔うと、彩葉はスキンシップが増える。
最初はテーブルを挟んで向かい合って飲んでいても、酒が進むにつれて距離を縮め、隣に座って肩を組んできたり、膝に頭を乗せてきたりする。
彩葉への恋心を自覚した智樹としては、嬉しいような困ってしまうような、複雑な心境だった。
一度だけ、膝の上で眠ってしまった彩葉の顔を見ているうちに、唇を重ねてしまいそうになったことがある。
あと数センチというところでハッと我に返り、なんとか思いとどまった。
知らぬ間に好きでもない相手からキスされるなんて、自分だったら絶対に嫌だ。
深呼吸をして冷静さを取り戻した智樹は、彩葉を起こして自分の部屋に帰らせた。
それ以来、酔った彩葉が智樹の隣に来ようとすると、トイレに行くふりをしたり、つまみを取ってくると言って席を外したりと、なるべく密着しないように心がけた。
それなのに彩葉はあまりにも無防備で、風呂上がりに上半身裸のまま
「一緒にゲームやろうよ」
と誘いに来るなど、とにかく心臓に悪い行動ばかりする。
そんなある日、鈴木兄弟を紹介してくれた田中という友人から、飲みに行こうと誘われた。
夕方から家を空けてもいいかと彩葉に尋ねたら
「もちろん良いよ。俺も締め切りが迫ってなかったら一緒に行きたかったなぁ。田中さんによろしく言っといて」
と快く許可してくれた。
その日は夕飯を作らなくていいと言われたが、放っておくと彩葉は夕飯を食べずにスナック菓子とビールで済ませてしまいそうだったので、昼間のうちにハンバーグとサラダを用意して冷蔵庫に入れておく。
「夕飯ちゃんと食べるんだぞ」
と彩葉に念を押してから、待ち合わせ場所へと向かった。
田中に会うのは久しぶりだった。
会社勤めをしていた頃は、仕事帰りに連絡が来て飲みに行くこともあったが、家政夫の仕事を始めてからは誘われることもなくなり、しばらく顔を合わせていない。
今日は「大事な話がある」と言われて呼び出されたので、年齢的にも結婚の報告かな、と考えていた。
案の定、待ち合わせ場所の飲み屋に現れた田中は、緊張した面持ちで
「今、一緒に暮らしている相手がいるんだ」
と切り出した。
「へぇ、そうなんだ。いつから?」
「二年くらい前からかな」
「そうなの? 全然知らなかったよ。二年も同棲してるなら、そろそろ結婚か?」
智樹が尋ねると
「いや……結婚はしない。というか、結婚できる相手じゃないんだ」
と答えて、田中はタバコの煙を吐き出した。
「なんだよそれ、訳ありの相手なのか? お前まさか……人妻とか未成年に手を出したんじゃないだろうな」
「そんなことするはずないだろ! 大体、人妻や未成年が相手だったら同棲を始めた時点で大騒ぎになってるよ」
「じゃあ、なんで結婚できないんだよ」
「……相手が男だからだよ。同性同士だから、結婚できない。でも、パートナーシップ制度の申請はしようと思ってる。それで……一応、付き合いの長いお前にも報告しておこうと思って」
そう言うと、田中はグラスに入ったハイボールの残りを一気に飲み干した。
「今までゲイだってことを隠してて、ごめん。この先も言うつもりは無かったんだけど、彩葉から『智樹にカミングアウトしたら、普通に受け入れてもらえた』って聞いて、俺のことも話しておきたいなって思って……」
最後は、消え入りそうな声だった。
カウンターの上に置かれた田中の拳は、固く握りしめられている。
勇気を振り絞って話してくれたんだろうな、ということが痛いほど伝わってきて、胸が熱くなる。
「そっか、じゃあこれからは相談にのってよ。最近、好きな人ができたんだけど……相手も男だし、向こうは別の人を好きだから、どうしていいか分からなくて悩んでたんだよね」
智樹が相談を持ちかけると、田中は目を丸くした。
「えっ、佐藤もゲイなの?」
「いや……今までは女の子しか好きになったことなかったんだけど……なんか、その人だけは特別っていうか……。性別とか関係なく、好きになっちゃったんだよね」
智樹が答えると、田中は同意するように深く頷いた。
「分かる。俺も中学とか高校の頃は、女の子と付き合ってたもん。だけど、大学で初めて男を好きになって……そっからは、そいつ一筋。同棲を始めてからは二年くらいしか経ってないけど、大学を卒業するタイミングで付き合い始めたから、もう六年くらい一緒にいるよ。本当にさ、好きになっちゃったら性別とかどうでもよくなるよな。世間的には、なかなか受け入れてもらえないかもしれないけど……それでも俺は、今付き合ってる相手のことが心底好きだし、生涯大切にしたいって思ってる」
そこまで話すと、田中は急に恥ずかしくなったのか、頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
「やべぇ。一人でめちゃくちゃ語っちゃったよ。うわー、今の俺、ちょっとキモいな!」
情けない声をあげて悶える田中に、智樹が笑いながらツッコむ。
「ちょっとどころじゃないよ。相当キモい」
「うるせぇ!」
田中も笑いながら言い返し、場が和む。
リラックスした雰囲気の中、いつもの調子を取り戻した田中が、智樹に尋ねる。
「で、佐藤の好きな相手って誰? 俺の知ってる人?」
「あー……まぁ、そうだね」
「もしかして、鈴木兄弟のどっちか?」
「……よく分かったね」
「だってさっき『最近、好きな人ができた』って言ってたし、相手は男なんだろ? それで俺の知り合いってなると、鈴木兄弟しかいないじゃん。で、どっちのことが好きなの? 和葉さん? それとも彩葉?」
「彩葉だよ」
「えー! 彩葉の方なの? うわー、そうなんだ」
「何だよその反応」
「だって、あいつのことを恋愛対象に見れるって、結構すごいよ」
「そうか?」
「今までにも『部屋を間借りしたい』って奴らを何人か鈴木兄弟に紹介してきたけど、みんな彩葉のだらしなさに呆れてたよ。それにゲイが集まる店で一緒に飲んでる時とか、彩葉に言い寄ってくる男がいると、めちゃくちゃ冷たい態度で突き放すんだよね。だから、今じゃ誰も彩葉を口説こうとしない」
「そうなの? まぁ、確かに彩葉はだらしないけど……一緒に酒を飲んでる時の態度は、全然冷たくないと思うけどなぁ。むしろ、普段より距離が近い気がする」
「それは、佐藤のことを完全に友達として見てるからだよ。俺みたいに彼氏がいる奴とか、他に好きな人がいるって分かってる奴に対しては、気を許して甘えてくるもん」
田中の発言に、智樹の胸がざわつく。
「甘えてくるって……たとえば?」
「そんなに不安そうな顔すんなよ。別に大したことじゃないから。飲んでる時に肩組んできたり、帰りの電車の中で寄りかかってきたりとか、そのくらいだよ」
「膝枕は?」
「するわけないだろ。そんなことしたら、俺の彼氏がブチ切れるし」
田中の返事に、智樹は少しだけ安堵する。
だが同時に、彩葉が気を許して甘えてくるのは、“智樹のことを完全に恋愛対象外として見ているからだ”ということが分かり、無性に切なくなる。
叶わなくてもいいと、見返りは求めないと決意したはずなのに、彩葉への想いは日毎に募り、振り向いてもらいたいという気持ちが湧き起こる。
苦しい。
でも、愛おしい。
和葉を想う時の彩葉も、こんなふうに狂おしいほどの愛しさを感じているのだろうか。
「片想いって、つらいなぁ」
智樹がポツリと呟く。
田中は励ますように、智樹の肩を優しくポンと叩いた。
和葉が家にいない夜などは、ビールを片手に智樹の部屋へやって来ることもある。
酒に酔うと、彩葉はスキンシップが増える。
最初はテーブルを挟んで向かい合って飲んでいても、酒が進むにつれて距離を縮め、隣に座って肩を組んできたり、膝に頭を乗せてきたりする。
彩葉への恋心を自覚した智樹としては、嬉しいような困ってしまうような、複雑な心境だった。
一度だけ、膝の上で眠ってしまった彩葉の顔を見ているうちに、唇を重ねてしまいそうになったことがある。
あと数センチというところでハッと我に返り、なんとか思いとどまった。
知らぬ間に好きでもない相手からキスされるなんて、自分だったら絶対に嫌だ。
深呼吸をして冷静さを取り戻した智樹は、彩葉を起こして自分の部屋に帰らせた。
それ以来、酔った彩葉が智樹の隣に来ようとすると、トイレに行くふりをしたり、つまみを取ってくると言って席を外したりと、なるべく密着しないように心がけた。
それなのに彩葉はあまりにも無防備で、風呂上がりに上半身裸のまま
「一緒にゲームやろうよ」
と誘いに来るなど、とにかく心臓に悪い行動ばかりする。
そんなある日、鈴木兄弟を紹介してくれた田中という友人から、飲みに行こうと誘われた。
夕方から家を空けてもいいかと彩葉に尋ねたら
「もちろん良いよ。俺も締め切りが迫ってなかったら一緒に行きたかったなぁ。田中さんによろしく言っといて」
と快く許可してくれた。
その日は夕飯を作らなくていいと言われたが、放っておくと彩葉は夕飯を食べずにスナック菓子とビールで済ませてしまいそうだったので、昼間のうちにハンバーグとサラダを用意して冷蔵庫に入れておく。
「夕飯ちゃんと食べるんだぞ」
と彩葉に念を押してから、待ち合わせ場所へと向かった。
田中に会うのは久しぶりだった。
会社勤めをしていた頃は、仕事帰りに連絡が来て飲みに行くこともあったが、家政夫の仕事を始めてからは誘われることもなくなり、しばらく顔を合わせていない。
今日は「大事な話がある」と言われて呼び出されたので、年齢的にも結婚の報告かな、と考えていた。
案の定、待ち合わせ場所の飲み屋に現れた田中は、緊張した面持ちで
「今、一緒に暮らしている相手がいるんだ」
と切り出した。
「へぇ、そうなんだ。いつから?」
「二年くらい前からかな」
「そうなの? 全然知らなかったよ。二年も同棲してるなら、そろそろ結婚か?」
智樹が尋ねると
「いや……結婚はしない。というか、結婚できる相手じゃないんだ」
と答えて、田中はタバコの煙を吐き出した。
「なんだよそれ、訳ありの相手なのか? お前まさか……人妻とか未成年に手を出したんじゃないだろうな」
「そんなことするはずないだろ! 大体、人妻や未成年が相手だったら同棲を始めた時点で大騒ぎになってるよ」
「じゃあ、なんで結婚できないんだよ」
「……相手が男だからだよ。同性同士だから、結婚できない。でも、パートナーシップ制度の申請はしようと思ってる。それで……一応、付き合いの長いお前にも報告しておこうと思って」
そう言うと、田中はグラスに入ったハイボールの残りを一気に飲み干した。
「今までゲイだってことを隠してて、ごめん。この先も言うつもりは無かったんだけど、彩葉から『智樹にカミングアウトしたら、普通に受け入れてもらえた』って聞いて、俺のことも話しておきたいなって思って……」
最後は、消え入りそうな声だった。
カウンターの上に置かれた田中の拳は、固く握りしめられている。
勇気を振り絞って話してくれたんだろうな、ということが痛いほど伝わってきて、胸が熱くなる。
「そっか、じゃあこれからは相談にのってよ。最近、好きな人ができたんだけど……相手も男だし、向こうは別の人を好きだから、どうしていいか分からなくて悩んでたんだよね」
智樹が相談を持ちかけると、田中は目を丸くした。
「えっ、佐藤もゲイなの?」
「いや……今までは女の子しか好きになったことなかったんだけど……なんか、その人だけは特別っていうか……。性別とか関係なく、好きになっちゃったんだよね」
智樹が答えると、田中は同意するように深く頷いた。
「分かる。俺も中学とか高校の頃は、女の子と付き合ってたもん。だけど、大学で初めて男を好きになって……そっからは、そいつ一筋。同棲を始めてからは二年くらいしか経ってないけど、大学を卒業するタイミングで付き合い始めたから、もう六年くらい一緒にいるよ。本当にさ、好きになっちゃったら性別とかどうでもよくなるよな。世間的には、なかなか受け入れてもらえないかもしれないけど……それでも俺は、今付き合ってる相手のことが心底好きだし、生涯大切にしたいって思ってる」
そこまで話すと、田中は急に恥ずかしくなったのか、頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
「やべぇ。一人でめちゃくちゃ語っちゃったよ。うわー、今の俺、ちょっとキモいな!」
情けない声をあげて悶える田中に、智樹が笑いながらツッコむ。
「ちょっとどころじゃないよ。相当キモい」
「うるせぇ!」
田中も笑いながら言い返し、場が和む。
リラックスした雰囲気の中、いつもの調子を取り戻した田中が、智樹に尋ねる。
「で、佐藤の好きな相手って誰? 俺の知ってる人?」
「あー……まぁ、そうだね」
「もしかして、鈴木兄弟のどっちか?」
「……よく分かったね」
「だってさっき『最近、好きな人ができた』って言ってたし、相手は男なんだろ? それで俺の知り合いってなると、鈴木兄弟しかいないじゃん。で、どっちのことが好きなの? 和葉さん? それとも彩葉?」
「彩葉だよ」
「えー! 彩葉の方なの? うわー、そうなんだ」
「何だよその反応」
「だって、あいつのことを恋愛対象に見れるって、結構すごいよ」
「そうか?」
「今までにも『部屋を間借りしたい』って奴らを何人か鈴木兄弟に紹介してきたけど、みんな彩葉のだらしなさに呆れてたよ。それにゲイが集まる店で一緒に飲んでる時とか、彩葉に言い寄ってくる男がいると、めちゃくちゃ冷たい態度で突き放すんだよね。だから、今じゃ誰も彩葉を口説こうとしない」
「そうなの? まぁ、確かに彩葉はだらしないけど……一緒に酒を飲んでる時の態度は、全然冷たくないと思うけどなぁ。むしろ、普段より距離が近い気がする」
「それは、佐藤のことを完全に友達として見てるからだよ。俺みたいに彼氏がいる奴とか、他に好きな人がいるって分かってる奴に対しては、気を許して甘えてくるもん」
田中の発言に、智樹の胸がざわつく。
「甘えてくるって……たとえば?」
「そんなに不安そうな顔すんなよ。別に大したことじゃないから。飲んでる時に肩組んできたり、帰りの電車の中で寄りかかってきたりとか、そのくらいだよ」
「膝枕は?」
「するわけないだろ。そんなことしたら、俺の彼氏がブチ切れるし」
田中の返事に、智樹は少しだけ安堵する。
だが同時に、彩葉が気を許して甘えてくるのは、“智樹のことを完全に恋愛対象外として見ているからだ”ということが分かり、無性に切なくなる。
叶わなくてもいいと、見返りは求めないと決意したはずなのに、彩葉への想いは日毎に募り、振り向いてもらいたいという気持ちが湧き起こる。
苦しい。
でも、愛おしい。
和葉を想う時の彩葉も、こんなふうに狂おしいほどの愛しさを感じているのだろうか。
「片想いって、つらいなぁ」
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田中は励ますように、智樹の肩を優しくポンと叩いた。
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