死者の華

咲耶

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1輪目

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ある所に男がいた。
男は沢山の人を殺した。男はいわゆる殺人鬼だった。
ある夜、男が人を殺して家に帰ると、彼岸花が1輪咲いていた。
男はいろいろ疲れているんだろうと思い、寝た。
しかし、次の日もまた次の日も、華は咲いていた。
1日経てば消えると思っていたが、むしろ増えていった。
神社でお祓いをしてもらおうと思ったが、
自分が殺人犯とバレる事を恐れた男は、どこにも誰にも相談しなかった。
しかし、咲く事が止まらないことを不気味に思い、咲き始めた日の事を振り返ってみた。
~夜…ターゲットを尾行して…人気のないとこで……~
「あっ!!」
思い返すと、殺した時そこには血のように紅く染まった彼岸花があった。
しかし、その彼岸花を抜いたところで現状は変わらないだろうと思った男は
諦め、放っておくことにした。
彼岸花が咲き始めて1年が経った。
彼岸花は不思議なことに、枯れる事はなかった。
しかも、男が人を殺すたびに1輪、2輪…と増えていった。
2年が経つころには部屋中真っ赤にになっていた。
ある夜、男か部屋に入ると急な眠気に襲われた。
ここで倒れてはいけないと思ったが、眠気に負けてその場に倒れてしまった。
寝そうになった瞬間。
ぐっっとくびを絞められてるかんかくで意識が覚める。
触ってみると、明らかに人の手だ人の手が男を絞め殺そうとしているのであった。

しかし、この手は一体どこから出てきているんだ。
そう思った男は、横目で手の出処を探した。
すると。なんと手は彼岸花の根元から出ていた。
それを見た男は、あゝ夢か…と思い、眠りについた。
永遠に終わる事のない悪夢を見ながら。
そして、発見された男の死体の半分は彼岸花に覆われていたという。
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