続・美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する

くみたろう

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32話 ※※不調のシュミット 2

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 こんな姿を見せたくは無い。
 そう言うシュミットに、芽依は辛そうで可哀想という気持ちと共に、可愛い姿をもっと見たいという欲望がムクムクとしてくる。
  
「……やめろ」

 止められても拭き続ける芽依に力無く声を上げる。
 快感を拾うのもだが、拭かれてすっきりする気持ちよさもある。
 それに、既に勃ち上がったシュミット自身は浴衣1枚では到底隠せない。
 着替えさせたフェンネルは、ご丁寧に下着も剥ぎ取っていったようだ。
 どうせ役割を果たせなくなるからいらないのだろう。
 既に先走りが零れて汗と一緒に浴衣を汚していて、張り付き全身べったりとしているシュミットの胸元を拭く。

「…………いい……から……メイ……んっ……ふ……」

「…………………………可愛い」

「やめろ……」

 力無い手で芽依の腕をぺチリと叩く。
 そんな不憫なシュミットを見て、ハストゥーレのように私は悶える家族に弱いのかもしれない……と苦しそうなシュミットに口付けを送った。

「…………んっ?! んんっ…………んっ!」

 目を瞑っていたシュミットはいきなり与えられる刺激に驚いて目を見開いた。
 ぐっ……と芽依の腕を掴むが、スルリと浴衣を引き下ろして胸元を手のひらで撫でる芽依からの急激な刺激にビクリと震える。

「んん……メイ……」

「シュミットさん……私を使って下さい。シュミットさんが可愛……間違えました。辛そうで見ていて私も辛いです。動けなくなるんですよね?」

「だい……じょうぶだから……」

「私が大丈夫じゃないんです」
 
 そう言いながら汗で滑る胸元をヌルヌルと触り、胸の飾りを優しく通過すると更に跳ねるシュミット。
 ペロッ……と自分の唇を舐めた芽依はそのまま胸元を撫で回し飾りを指先で弄った。

「っ…………ん……ふっ……やめっ……」

「駄目です、やめません」

「っ、……メイ! あっ……くっ……お前に……こんな形で触れ……あっ」

「私はどんな時でも触れたいし触れられたいです」
 
 自分だけ乱されるシュミットの羞恥心はまだ働いている。
 こんな呪いのせいで芽依に触れたくない、自分の意思で触れたい。
 そう思うのに、強く高ぶる熱がいますぐ芽依に触れろと叫んでいる。
 駄目なのにと葛藤するシュミットだが、手は止まってはくれない。
 震える手を伸ばして触れようとしているシュミットに気付き、芽依は何か言いたいのかな? と屈むと服の裾を掴まれる。
 そして、ごそ……と服の中に震える手を滑り込ませた。

「…………ん?」

「…………俺にも……触らせろ……」

「……んふふ。はぁい」

 ベッドに乗り上げ隣に来た芽依。
 服の中はサラリとした肌触りなのに、シュミットの汗が芽依の肌に触れて汚してしまう。

「…………ん」

 ふに……と触るシュミットの手は軽く震えていてあまり力は入らないようだ。
 だが、必死に胸を触り飾りをつまむようにクリクリと動かすシュミットは、はっ……はっ……と熱い息を吐き出す。
 自制が効かない……と眉を顰めるシュミットは芽依を引っ張り自分の上に引き摺りあげた。

 胸をずっと触られる芽依は小さく笑って耳元で囁く。

「気持ちいいですか?」

「……ああ」

「良かった」

 芽依もキュッキュッ……と胸を触って更にシュミットを追い詰める。
 くっ……ともれる声を聞いてから、芽依は斜め後ろに手を伸ばした。
 浴衣からはみ出て顔を出す熱に優しく触れると、シュミットから大きな声が響く。

「あっ! ……くっ!!」

 ビクッ! と体を跳ねるシュミットの艶かしい姿にコクリと喉がなり、随分とひどい顔で見ていると芽依は自覚していた。
 サワサワと優しく撫でると、勃ち上がった熱は今にもはち切れそうにパンパンになっていてトロトロと蜜を流す。
 指先から手のひら全体に馴染ませてヌルヌルと全体を優しく撫でると、刺激に耐えるように下唇を噛み、服の中に入っていた手の動きが止まった。
 ふにっ……と触った状態で体を丸めるように芽依の方に向き足を動かす。
 浴衣がさらにはだけて足が丸見えになってからは、反り立った熱が浴衣から現れ芽依の前に飛び出している。

 うん、触ってる感じメディさんに負けず劣らずだったけど……と思いながら手で上下に動かす熱をじっと見る。
 揺れる腰に合わせて芽依の手にグイッと当たるそれは燃えるように熱くて芽依の身体の奥もズクン……とうずきだすのは不可抗力だ。

「…………シュミットさん、手……止まってます」

 上に乗り上げている芽依から聞こえる声に無意識に指が動いた。
 ギュッと膨らみを掴み、飾りを捏ねる指先は痛いくらいで気持ちよさはない。
 だが、必死なシュミットの姿は可愛く芽依を求めているのが分かり唇を持ち上げてしまう。

 シュッ……シュッ……と擦る音は既に聞こえず、ネチャネチャと粘着質な音がする。
 シュミットの手が胸から離れたと思ったら、不安定な状態で乗り上げている体を撫で回された。
 腰を触りスカートの中に入り込んだ手にお尻を撫で回される。
 薄いショーツの上からやわやわと撫でられ揉まれ。それもやはり性急だった。
 ショーツの隙間から人差し指が入り込み入り口をヌルヌルと触る。
 
「アンッ……」

「ふっ……はっ…………は……」

 かなり快楽に負けているシュミット。
 あれ程芽依の体を一番に考えていたのに、今は強い衝動に流され芽依の体をまさぐる。
 既に濡れている芽依の中にいきなり指を差し込み音を鳴らして抜き差しするシュミットは、ギリギリの中で芽依を見ていた。
  
 せめて……何もしないで傷付けたくない。

 そう思い、丁寧に出来なくてもなるべく芽依の中を撫でて受け入れやすくしていた。

「ふっ……あっ! あぁ……んっ」

「…………悪い、痛く……ないか」

「ん……だいじょ……ん……シュミットさんの……好きに……して……くださ……」 

「くっ、……」

 芽依の熱に蕩ける眼差しと笑み、そしてシュミットの好きにしてという言葉に最後の理性が切れた。
 なんとか体を起こして芽依を抱きしめ、下着を剥ぎ取ったシュミットは自分の上に芽依を座らせた。
 服を脱がす余裕も無くワンピースのままズププ……と芽依の中に自身を貫く。

「あっ! あああぁぁぁん!!」

 一気に奥に刺すように入り込んだシュミットに芽依を背を仰け反らせて喘いだ。
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