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第一章
プロローグ
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キィィィィ!
車の急なブレーキの音で足が止まる。
「?」
バンッ!
次の瞬間には私の視界は真っ暗だった。
◇
次に目覚めたのは、知らない木の天井。
何処だろう。
少し汚くて、古そうだ。
起き上がって...
「う?」
起き上が.......れない?
「あう、うあー、!!」
28歳、バリキャリウーマン、どうやら転生とやらをしてしまったみたいです。
◇
それから6年と言う月日が流れ、私はこの世界に馴染んでいった。
それでも、前世の方の記憶が強いため、まだ受け入れられないところもある。
そう、その受け入れられないところとは。
BLでお馴染みの...α、β、Ωという性別があること。
その中でも私は、なんと社会的地位が最も低い、Ωなのである...
Ωが社会でなんと呼ばれるか、知ってる?
『孕むことしか頭にないメス猿』
...正直泣きそうだ...
こっちだって好きでオメガになったわけじゃないのに。
そして今は小学校に入学している。
もちろん、Ωということはばらさずに、平凡なβとして。
私のいる小学校は、とても普通な、平凡な小学校。
なのだが、一昨年、とても有名なαの頂点と呼ばれる企業の御曹司が入学したらしい。
だからこの学校は、特にいいところも悪いところもないのに、一躍有名に。
校区外から通ってくる子がほとんどらしい。
そんな私は校区内...。
まあ、別にアルファが居たって私には関係ないんだけどね...。
◇
成績は、常に平均当たりを行き来している私。
勿論、問題が解けないわけではない。
注目されるのが嫌だからである。
注目されては、いつオメガだとバレるか分からないから、とても慎重に、目立たずに行動しなければいけないのだ...。
大変だなぁ...
Ωになんて生まれたくなかったな。
◇
それから特にいうこともなく10年という時間が過ぎていった。
この10年間、ずっとオメガということを隠し続けて。
親友だと言う、小学校からの友達の柚子にも隠し続けて...。
そして現在高校一年生。
前世ではこの頃が一番楽しかったなぁ...
なんて考えながら廊下を歩いていると。
「っ!?は......ぅ...」
急に体が熱くなり、息が荒くなる。
立っているのもやっと。
「お前...Ω、だったのか...くっ、ヤバい...」
霞んだ視界で人影が見えた。
Ω...?
もしかして、私のこと?
「助け...て、ぁつい...の」
でも、そんなことも気にならないほどに私の体は、熱く疼いていた。
◇
遥side
一度だけあった、もう7年も忘れていた衝動。
俺がまだ小学校の頃に、1人の女の子と出会ったときになった、この止められない醜い欲望。
おかしいな...発情期は過ぎたはずなのに...
まさか、
「番?」
ぱっと、呟いてしまった口を塞ぐ。
そう一言呟いただけで、すべてのピースがカチリとはまったような感じがした。
この子は、7年前の俺がずっと恋焦がれていたあの子だ。
車の急なブレーキの音で足が止まる。
「?」
バンッ!
次の瞬間には私の視界は真っ暗だった。
◇
次に目覚めたのは、知らない木の天井。
何処だろう。
少し汚くて、古そうだ。
起き上がって...
「う?」
起き上が.......れない?
「あう、うあー、!!」
28歳、バリキャリウーマン、どうやら転生とやらをしてしまったみたいです。
◇
それから6年と言う月日が流れ、私はこの世界に馴染んでいった。
それでも、前世の方の記憶が強いため、まだ受け入れられないところもある。
そう、その受け入れられないところとは。
BLでお馴染みの...α、β、Ωという性別があること。
その中でも私は、なんと社会的地位が最も低い、Ωなのである...
Ωが社会でなんと呼ばれるか、知ってる?
『孕むことしか頭にないメス猿』
...正直泣きそうだ...
こっちだって好きでオメガになったわけじゃないのに。
そして今は小学校に入学している。
もちろん、Ωということはばらさずに、平凡なβとして。
私のいる小学校は、とても普通な、平凡な小学校。
なのだが、一昨年、とても有名なαの頂点と呼ばれる企業の御曹司が入学したらしい。
だからこの学校は、特にいいところも悪いところもないのに、一躍有名に。
校区外から通ってくる子がほとんどらしい。
そんな私は校区内...。
まあ、別にアルファが居たって私には関係ないんだけどね...。
◇
成績は、常に平均当たりを行き来している私。
勿論、問題が解けないわけではない。
注目されるのが嫌だからである。
注目されては、いつオメガだとバレるか分からないから、とても慎重に、目立たずに行動しなければいけないのだ...。
大変だなぁ...
Ωになんて生まれたくなかったな。
◇
それから特にいうこともなく10年という時間が過ぎていった。
この10年間、ずっとオメガということを隠し続けて。
親友だと言う、小学校からの友達の柚子にも隠し続けて...。
そして現在高校一年生。
前世ではこの頃が一番楽しかったなぁ...
なんて考えながら廊下を歩いていると。
「っ!?は......ぅ...」
急に体が熱くなり、息が荒くなる。
立っているのもやっと。
「お前...Ω、だったのか...くっ、ヤバい...」
霞んだ視界で人影が見えた。
Ω...?
もしかして、私のこと?
「助け...て、ぁつい...の」
でも、そんなことも気にならないほどに私の体は、熱く疼いていた。
◇
遥side
一度だけあった、もう7年も忘れていた衝動。
俺がまだ小学校の頃に、1人の女の子と出会ったときになった、この止められない醜い欲望。
おかしいな...発情期は過ぎたはずなのに...
まさか、
「番?」
ぱっと、呟いてしまった口を塞ぐ。
そう一言呟いただけで、すべてのピースがカチリとはまったような感じがした。
この子は、7年前の俺がずっと恋焦がれていたあの子だ。
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