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森山家の章
第13話 父♂茂
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(これまでのあらすじ……)
街中で目撃した少女の家で、その母と母の妹、そして兄との交わりを楽しみ、更には、若返らせた祖母を加えた親子三代で愛し合い、絆をより深くました。また別のある日、母の妹が連れてきた幼い娘を素敵なお姫様に変身させて至上の快楽を与え、時間魔法を駆使して可愛らしくも淫らに卑猥な幼娼婦を作り上げたのでした。
**********
とある高校の放課後のありふれた風景でした。校舎を見回りしている教師、部活を終えて家路を急ぐ生徒達、どこの学校でも日常的に見られる風景です。
「おうい、気をつけて帰るんだぞ!」
「は~い、先生、サヨナラ~!」
ある日の土曜の夕方、所用で学校に出勤した高校教師の森山茂が、ついでに最後の校舎の見回りをしていました。歳の頃は五十前後、髪にはうっすらと白いものが混じり始めています。勤務先のこの学校は公立の女子高校です。
(校舎と体育館のチェックも終わったし、あとは学校を出る前にグラウンド脇の部室棟だけ見回っておくか……)
森山先生が教師になった頃は、職員室や校長室、事務室などの管理系ブロックのみに警備会社の警報システムがあったものでした。事務室には学校運営に関わる金銭も少なからずありますし、職員室にも部活動や教材に関わる金銭もありますので、それで十分な措置と考えられていました。
しかし、学校にあるかどうかも分からないお金をわざわざ盗みに入るような者は現実にはおりません。その頃の実際のところは、一部の肝試し的なお調子者の生徒や、テスト用紙を盗む不届き者とか以外には、学校に侵入するなどまったく考えられない時代でした。
それがいつしか、多様化する世相を反映するように、様々な不思議な事件が学校の中でも発生するようになりました。
窓ガラスや机や椅子などを破壊する反社会的で過激な暴力行為をする者……、
机や椅子をグラウンドに不可思議な形に並べる愉快犯的行為をする者……、
夜中の校舎をラブホテル代わりに利用する性欲の旺盛な背徳的カップル……、
果ては女子制服やブルマなどの女子私物を漁る反モラル的行為にふける者……、
時代とともに行動様式や価値観も多様化し、深夜の校舎は、トイレの花子さん以外にも様々な思いにただれた若者が出入りする場所となってしまいました。
そのような世相の背景の中、管理ブロックのみの警備にとどまらず、校舎の完全警備体勢が、比較的裕福な私立学校から進行していきます。それは公立学校においても、女子生徒の割合の多い学校から、順次、進められていきました。そういう意味では、不審者対策という意味合いが濃かったかもしれません。
森山先生が勤務している公立の女子高校であるこの校舎にも、比較的早い時期に警備システムが導入されていました。
森山先生が小学生の頃は、地方の田舎の学校ではまだ教師が宿直をしていて、好きな先生が宿直していると生徒が遊びに行ったという、ほのぼのとした時代でした。
しかし、森山先生が大学新卒で教師を拝命した当時では、もはや宿直なんてものは田舎の学校にもありませんでしたし、それに比べれば今は隔世の感があります。
(ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……ピ~~~!)
「よし、これで完了。」
森山先生は職員玄関を施錠した上で、暗証キーを押して警備会社につながる警報システムを作動させました。本当に便利な時代になったものです。今では変質者はもちろん、イタズラ者の学生の侵入さえほとんど皆無になりました。
たまに制服を盗みに侵入する不届き者が全国ニュースを賑わすことがありますが、それは却って学校の防犯対策の優秀さを証明していることと同じ結果となっていました。もっとも、それでも同種の犯罪が後を絶たないことに人間の本性の救いようのなさを表しています。
森山先生は、職員玄関から、その足で念のためにグラウンドに向かいました。自転車置場にダベるジャージ姿の部活終わりの生徒を見つけて「気をつけて帰れよ」と声をかけてグラウンドに入ります。森山先生には、それもいつもの平穏な日常のヒトコマでした。
正面の部室棟にはテニスや陸上、ソフトボール、ラクロス等、屋外系の体育部室があります。近づくとテニス部室の窓に人影が見えました。
グランドの部室棟は箱形のプレハブですから、ここだけは警備システムなんて入ってはいません。だから、生徒が遅くまでダベっている場合が少なくありませんでしたし、そういう場所を狙って変質者が女子生徒の体操着やユニフォームを盗みに来る事件も過去に何度かあったものです。
(やれやれ、まだ帰っていない生徒がいるのかな……。プレハブだろうと、いっそ、警備を入れてくれたらなぁ。)
そんな思いをいだきつつ部室棟に近づいていくと、曇りガラスの向こうに複数の人影が見えています。
(どうせ、いつものように、話に夢中になっている女生徒だろう。まぁ、声をかけるだけで良いだろうな。)
森山先生がテニス部室のドアノブをガチャリと回し、ドアを開けながら声を掛けました。
「おうい、いつまでも何してる! 暗くなる前に早く帰れよぉ! ……ん、んん!?? 」
ドアを開けて中を見た瞬間、森山先生は急激に意識が朦朧として視野もぼやけてきまたのを感じました。たちまちのうちに身体を支えられず、その場にへたりこんでしまったのでした。そして、朦朧としたまま、何も考えることができなくなってしまったのです。
しかし、彼は、その意識がぶっ飛ぶ直前、その視野の中に、間違いなく愛娘の由美の姿を見つけた……ような気が……しましたが……、いや、他にもう一人、あれは同じクラスの……たしか……れも……なんれ……らろう……あれぇ……?☆ ……$&¥????
森山先生はプレハブの部室入口、打ちっぱなしのコンクリートの床に倒れ込んでしまったのでした。
**********
「フフッ、パパ、わたしから最高のプレゼントよ! こんな孝行娘でパパは幸せ者なんだから!大好きなパパへ♥️」
**********
(おわりに)
父の森山茂は由美が通学している高校の教師です。いつものように見回りをしていた茂は、クラブ棟の中にまだ生徒が帰らずにいるのを見つけて注意をしに行きました。
街中で目撃した少女の家で、その母と母の妹、そして兄との交わりを楽しみ、更には、若返らせた祖母を加えた親子三代で愛し合い、絆をより深くました。また別のある日、母の妹が連れてきた幼い娘を素敵なお姫様に変身させて至上の快楽を与え、時間魔法を駆使して可愛らしくも淫らに卑猥な幼娼婦を作り上げたのでした。
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とある高校の放課後のありふれた風景でした。校舎を見回りしている教師、部活を終えて家路を急ぐ生徒達、どこの学校でも日常的に見られる風景です。
「おうい、気をつけて帰るんだぞ!」
「は~い、先生、サヨナラ~!」
ある日の土曜の夕方、所用で学校に出勤した高校教師の森山茂が、ついでに最後の校舎の見回りをしていました。歳の頃は五十前後、髪にはうっすらと白いものが混じり始めています。勤務先のこの学校は公立の女子高校です。
(校舎と体育館のチェックも終わったし、あとは学校を出る前にグラウンド脇の部室棟だけ見回っておくか……)
森山先生が教師になった頃は、職員室や校長室、事務室などの管理系ブロックのみに警備会社の警報システムがあったものでした。事務室には学校運営に関わる金銭も少なからずありますし、職員室にも部活動や教材に関わる金銭もありますので、それで十分な措置と考えられていました。
しかし、学校にあるかどうかも分からないお金をわざわざ盗みに入るような者は現実にはおりません。その頃の実際のところは、一部の肝試し的なお調子者の生徒や、テスト用紙を盗む不届き者とか以外には、学校に侵入するなどまったく考えられない時代でした。
それがいつしか、多様化する世相を反映するように、様々な不思議な事件が学校の中でも発生するようになりました。
窓ガラスや机や椅子などを破壊する反社会的で過激な暴力行為をする者……、
机や椅子をグラウンドに不可思議な形に並べる愉快犯的行為をする者……、
夜中の校舎をラブホテル代わりに利用する性欲の旺盛な背徳的カップル……、
果ては女子制服やブルマなどの女子私物を漁る反モラル的行為にふける者……、
時代とともに行動様式や価値観も多様化し、深夜の校舎は、トイレの花子さん以外にも様々な思いにただれた若者が出入りする場所となってしまいました。
そのような世相の背景の中、管理ブロックのみの警備にとどまらず、校舎の完全警備体勢が、比較的裕福な私立学校から進行していきます。それは公立学校においても、女子生徒の割合の多い学校から、順次、進められていきました。そういう意味では、不審者対策という意味合いが濃かったかもしれません。
森山先生が勤務している公立の女子高校であるこの校舎にも、比較的早い時期に警備システムが導入されていました。
森山先生が小学生の頃は、地方の田舎の学校ではまだ教師が宿直をしていて、好きな先生が宿直していると生徒が遊びに行ったという、ほのぼのとした時代でした。
しかし、森山先生が大学新卒で教師を拝命した当時では、もはや宿直なんてものは田舎の学校にもありませんでしたし、それに比べれば今は隔世の感があります。
(ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……ピ~~~!)
「よし、これで完了。」
森山先生は職員玄関を施錠した上で、暗証キーを押して警備会社につながる警報システムを作動させました。本当に便利な時代になったものです。今では変質者はもちろん、イタズラ者の学生の侵入さえほとんど皆無になりました。
たまに制服を盗みに侵入する不届き者が全国ニュースを賑わすことがありますが、それは却って学校の防犯対策の優秀さを証明していることと同じ結果となっていました。もっとも、それでも同種の犯罪が後を絶たないことに人間の本性の救いようのなさを表しています。
森山先生は、職員玄関から、その足で念のためにグラウンドに向かいました。自転車置場にダベるジャージ姿の部活終わりの生徒を見つけて「気をつけて帰れよ」と声をかけてグラウンドに入ります。森山先生には、それもいつもの平穏な日常のヒトコマでした。
正面の部室棟にはテニスや陸上、ソフトボール、ラクロス等、屋外系の体育部室があります。近づくとテニス部室の窓に人影が見えました。
グランドの部室棟は箱形のプレハブですから、ここだけは警備システムなんて入ってはいません。だから、生徒が遅くまでダベっている場合が少なくありませんでしたし、そういう場所を狙って変質者が女子生徒の体操着やユニフォームを盗みに来る事件も過去に何度かあったものです。
(やれやれ、まだ帰っていない生徒がいるのかな……。プレハブだろうと、いっそ、警備を入れてくれたらなぁ。)
そんな思いをいだきつつ部室棟に近づいていくと、曇りガラスの向こうに複数の人影が見えています。
(どうせ、いつものように、話に夢中になっている女生徒だろう。まぁ、声をかけるだけで良いだろうな。)
森山先生がテニス部室のドアノブをガチャリと回し、ドアを開けながら声を掛けました。
「おうい、いつまでも何してる! 暗くなる前に早く帰れよぉ! ……ん、んん!?? 」
ドアを開けて中を見た瞬間、森山先生は急激に意識が朦朧として視野もぼやけてきまたのを感じました。たちまちのうちに身体を支えられず、その場にへたりこんでしまったのでした。そして、朦朧としたまま、何も考えることができなくなってしまったのです。
しかし、彼は、その意識がぶっ飛ぶ直前、その視野の中に、間違いなく愛娘の由美の姿を見つけた……ような気が……しましたが……、いや、他にもう一人、あれは同じクラスの……たしか……れも……なんれ……らろう……あれぇ……?☆ ……$&¥????
森山先生はプレハブの部室入口、打ちっぱなしのコンクリートの床に倒れ込んでしまったのでした。
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「フフッ、パパ、わたしから最高のプレゼントよ! こんな孝行娘でパパは幸せ者なんだから!大好きなパパへ♥️」
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(おわりに)
父の森山茂は由美が通学している高校の教師です。いつものように見回りをしていた茂は、クラブ棟の中にまだ生徒が帰らずにいるのを見つけて注意をしに行きました。
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