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ケンちゃんの章
第5話 バンカー夏美
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(これまでのあらすじ……)
健一は両親の代わりにクリーニング店の店番をして、閉店後に夢の時間を迎えます。母の下着と梨絵の制服を身に付け、一晩中、一人遊びに耽り続けます。土曜日、店を開けた健一は客の対応で忙しい中、また同級生のセーラー服を手に入れるました。そして一日が終わっての閉店間際、不思議な一人の女性客がお店を訪れました。
**********
クリーニング店の閉店間際、店に駆け込んできた謎の美女が持ち込んだ紙袋を開けた瞬間、健一の顔面は猛烈なオンナの匂いに包まれました。それはむわっとする程の圧倒的なメスの匂いだったのです。
しかし、健一をもっとびっくりさせたのは袋の中身を確認した時でした。それは健一には、とても信じられない衣類の数々だったのでした。
「え!……こ、これは……」
なぜなら、袋から出てきたのは、あまり……いえ、絶対にクリーニング店には持ち込まないであろうものばかりだからでありました。しかも、その衣類のすべては、むんむんとした汗とオンナの匂いに満ち満ちています……。
それは大量の下着の山、そして、濃紺のスクール水着と体操着と紺色ブルマだったのです。見た目にもすぐ分かるパンティやブラジャー、カラフルなプリントものや、上品な刺繍やレース飾りのものです。白いスリップのようなものも数枚見えます。
「えっ……こ、これを……クリーニング……するん……です、か?……??」
意外な持ち込みに健一は、思わず恥ずかしそうに視線を下着からそらしつつ、顔を赤くしてしまいました。しかし、なんとか問いかけたその言葉への返事は、健一にとって、もっと意外で驚くべき言葉でした。
「いいえ、せっかくの素敵な香りをまとった宝物を、クリーニングしちゃうなんてもったいないわ……」
健一は真っ赤になりながら答えます。
「でも、……汚れているから……洗濯しに来たんですよね……」
いえいえ、汚れているからこそ、1枚2~300円の単なるパンティが、千金の価値に変わるのです。可愛い美少女の汗が染み付き、クロッチに少女のオリモノが付いて、単なる無機質な生地が宝石にも負けない輝きを放つのです。
その女性は、笑顔をたたえつつ、健一に優しく語りかけます。
「これは全部、健一君への、わたしからのプレゼントよ」
「えっ……????」
きょとんとする健一の驚きをよそに、まるでオカルト現象のようなことが店内に発生しました。
(バタン!)
(ピシャン!)
(カチッ!)
(カチッ!)
(シャーッ!)
あろうことか、ひとりでに店のガラス戸が勢い良く閉まり、勝手にドアのロックまでもがかかり、同時にさっとカーテンが下ろされました。
「え!……なっ!……」
自分の廻りに信じられないオカルトチックな現象が起きて、健一は立ちすくんだまま、顔を真っ青にさせました。
一体、今、何が起きているのか?これからどうなるのか?目の前の人は何者なのか?健一はただただ驚きに呆然としていました。
**********
健一のそんな動揺にはお構い無しに、健一の目の前のそのお客さんは、ニコリと微笑みながら話しを続けました。まるで今のオカルト現象なぞ気にもならないと言うように。
「この衣類はみんな、三浦梨絵さん・玲美さんの姉妹と鈴木千鶴さん、その三人の着用直後の下着と、体育や部活での汗をたっぷり吸い込んだ体操着よ」
目を大きく見開き驚く健一をよそに、その女性は話しを続けます。
「……もちろん、梨絵さんや玲美さんや千鶴さんの汗をね。……お望みとあらば、もっと用意できるし、健一君が御所望とあらば、他の子のものだってすぐに用意してよ」
「え!」
驚いてその衣類を見返した健一は、その体操着に「三浦梨絵」のネームが入っているのを確認して驚愕しました。そして、「三浦玲美」「鈴木千鶴」の刺繍された名前がブルマにも!
しかし、健一はその謎を問いただすことも出来ませんでした。直後に健一は、突然、意識が朦朧として、身体が心地好くフワフワとするような、不思議な感触を感じたのでした。
「ふふふ……私は女装魔法使い……今宵、坊やの望みを叶えさせてあげる。」
**********
……どれほど時間が経過したことでしょう。
健一は気づくと両親の大きなベッドの上にいました。何かすごい気持ち良かったような……、気持ちいいことがいっぱいあったような……、夢見心地の不思議な気持ちでした。
自慰直後にありがちのひどい虚脱感もあるのですが、同時にまだまだあそこがウズウズとして、身体はもっともっと快楽を求めているような、猛烈な性欲の湧き上がる不思議な感覚がしていました。
そこは健一の両親の寝室でしたが、周囲を見回すと、ベッドの周りを取り囲むようにたくさんの衣類が天井から吊り下げられています。まるでクリーニング店の中のように。でも、そのすべてが女性物で、様々なコスチュームや可愛いワンピースばかりでした。
「どう、気がついた?」
健一が、声のする方へゆっくりと頭を回すと、ベッドの脇に美しい女性がいます。
(あれぇ……誰だろう……綺麗なひとだなぁ……あぁ最後に店に来たお客さん……どうして……)
まだ健一は朦朧としています。自分がセーラー服姿でベッドに横たわっているのにも気づかないほどに……。
健一が着ているセーラー服は、衿と袖がグレー地の生地に白い二本線の入った長袖中間服の白いセーラー服で、共布グレーの棒タイ、そしてスカートはグレーのプリーツスカートという制服でした。
健一が気付かない程に、その制服は健一に誂えたかのごとくピッタリとフィットしていました。……しかし、それは、制服のサイズに合うように、健一の体の方が変化した結果だったのですが。
そうです。健一は既に三浦梨絵と鈴木千鶴の匂いと汗が染み込んだ下着や制服を着て、何度も何度も白濁液を吐き出していたのでした。健一の精液にまみれた下着やブルマの山が、その自慰の激しさを物語っています。
そして今、健一は鈴木千鶴の下着を身に付け、鈴木千鶴のセーラー服を着ていたのでした。
「どう?十分に堪能できたかしら……好きな子の匂いがプンプンした下着まで着られたんだもの、わけが分からなくなるほどしちゃうのも無理はないわよね」
健一は朦朧とする意識の中、スクール水着でしたこと、体操着とブルマでしたこと、ブレザー制服やセーラー服を着てしたこと……等々を、断片的にフラッシュバックしたような映像として、次々に頭の中に浮かべるままに、ぼんやりと思い出していました……。
********
「さてと、もう一人遊びは十分よね……今度はお姉さんが色々と教えてあげる……今まで経験したことのない無上の喜びを……」
すると、ベッドの周りの衣裳のひとつが、ふわふわと漂うように、ゆっくりと下に落ちてきました。
その衣裳はピンク系のチェック柄のV抜き前開きベストに、ピンクの無地タイトスカート、そしてベストの中に白い長袖のシャツブラウス、ブラウスには大きなエンジのリボンがついています。
それらがまるで生き物のように、ふわりふわりと舞い踊りながら、健一の見知らぬそのお姉さんの所に降り立ちました。
そして、その衣類がその女性と交錯したその瞬間、まるでSFXの特殊映像加工のように、そこの空間だけが不可思議にぐにゃりと歪んだようにみえるや……気付くとそこに先刻のお姉さんの姿はなく、代わりに制服を着た女性が一人、佇んでいました。
それは、健一もよく見知っているお得意様の綺麗なお姉さん、近所の銀行に勤めている辻元夏美でありました。ボーイッシュで髪は短めのボブ、いつも元気一杯の明るいお姉さんでした。
わたしは、衣類をアイテムとして、その持ち主の人物に自分を変換することができたのでした。もっとも、大事なある一部分だけはそのままでありますが……。
「あっ……お姉さん……」
朦朧とした意識の中で、なぜ辻元夏美がそこにいるのかの論理的思考はできない健一でしたが、密かに胸を高鳴らせていた美しいお姉さんの存在だけは、しっかりと認識できたのでした。
**********
(おわりに)
閉店後に訪れたのは女装魔法使いの私です。私は健一の好きな女の子たちの匂いがムンムンと染み付いた下着や体操着を、健一にプレゼントしたのです。そこで気を失った健一が再び目を覚ました時、近所の綺麗なお姉さん、銀行員の辻本夏美が、目の前に現れたのでした。
健一は両親の代わりにクリーニング店の店番をして、閉店後に夢の時間を迎えます。母の下着と梨絵の制服を身に付け、一晩中、一人遊びに耽り続けます。土曜日、店を開けた健一は客の対応で忙しい中、また同級生のセーラー服を手に入れるました。そして一日が終わっての閉店間際、不思議な一人の女性客がお店を訪れました。
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クリーニング店の閉店間際、店に駆け込んできた謎の美女が持ち込んだ紙袋を開けた瞬間、健一の顔面は猛烈なオンナの匂いに包まれました。それはむわっとする程の圧倒的なメスの匂いだったのです。
しかし、健一をもっとびっくりさせたのは袋の中身を確認した時でした。それは健一には、とても信じられない衣類の数々だったのでした。
「え!……こ、これは……」
なぜなら、袋から出てきたのは、あまり……いえ、絶対にクリーニング店には持ち込まないであろうものばかりだからでありました。しかも、その衣類のすべては、むんむんとした汗とオンナの匂いに満ち満ちています……。
それは大量の下着の山、そして、濃紺のスクール水着と体操着と紺色ブルマだったのです。見た目にもすぐ分かるパンティやブラジャー、カラフルなプリントものや、上品な刺繍やレース飾りのものです。白いスリップのようなものも数枚見えます。
「えっ……こ、これを……クリーニング……するん……です、か?……??」
意外な持ち込みに健一は、思わず恥ずかしそうに視線を下着からそらしつつ、顔を赤くしてしまいました。しかし、なんとか問いかけたその言葉への返事は、健一にとって、もっと意外で驚くべき言葉でした。
「いいえ、せっかくの素敵な香りをまとった宝物を、クリーニングしちゃうなんてもったいないわ……」
健一は真っ赤になりながら答えます。
「でも、……汚れているから……洗濯しに来たんですよね……」
いえいえ、汚れているからこそ、1枚2~300円の単なるパンティが、千金の価値に変わるのです。可愛い美少女の汗が染み付き、クロッチに少女のオリモノが付いて、単なる無機質な生地が宝石にも負けない輝きを放つのです。
その女性は、笑顔をたたえつつ、健一に優しく語りかけます。
「これは全部、健一君への、わたしからのプレゼントよ」
「えっ……????」
きょとんとする健一の驚きをよそに、まるでオカルト現象のようなことが店内に発生しました。
(バタン!)
(ピシャン!)
(カチッ!)
(カチッ!)
(シャーッ!)
あろうことか、ひとりでに店のガラス戸が勢い良く閉まり、勝手にドアのロックまでもがかかり、同時にさっとカーテンが下ろされました。
「え!……なっ!……」
自分の廻りに信じられないオカルトチックな現象が起きて、健一は立ちすくんだまま、顔を真っ青にさせました。
一体、今、何が起きているのか?これからどうなるのか?目の前の人は何者なのか?健一はただただ驚きに呆然としていました。
**********
健一のそんな動揺にはお構い無しに、健一の目の前のそのお客さんは、ニコリと微笑みながら話しを続けました。まるで今のオカルト現象なぞ気にもならないと言うように。
「この衣類はみんな、三浦梨絵さん・玲美さんの姉妹と鈴木千鶴さん、その三人の着用直後の下着と、体育や部活での汗をたっぷり吸い込んだ体操着よ」
目を大きく見開き驚く健一をよそに、その女性は話しを続けます。
「……もちろん、梨絵さんや玲美さんや千鶴さんの汗をね。……お望みとあらば、もっと用意できるし、健一君が御所望とあらば、他の子のものだってすぐに用意してよ」
「え!」
驚いてその衣類を見返した健一は、その体操着に「三浦梨絵」のネームが入っているのを確認して驚愕しました。そして、「三浦玲美」「鈴木千鶴」の刺繍された名前がブルマにも!
しかし、健一はその謎を問いただすことも出来ませんでした。直後に健一は、突然、意識が朦朧として、身体が心地好くフワフワとするような、不思議な感触を感じたのでした。
「ふふふ……私は女装魔法使い……今宵、坊やの望みを叶えさせてあげる。」
**********
……どれほど時間が経過したことでしょう。
健一は気づくと両親の大きなベッドの上にいました。何かすごい気持ち良かったような……、気持ちいいことがいっぱいあったような……、夢見心地の不思議な気持ちでした。
自慰直後にありがちのひどい虚脱感もあるのですが、同時にまだまだあそこがウズウズとして、身体はもっともっと快楽を求めているような、猛烈な性欲の湧き上がる不思議な感覚がしていました。
そこは健一の両親の寝室でしたが、周囲を見回すと、ベッドの周りを取り囲むようにたくさんの衣類が天井から吊り下げられています。まるでクリーニング店の中のように。でも、そのすべてが女性物で、様々なコスチュームや可愛いワンピースばかりでした。
「どう、気がついた?」
健一が、声のする方へゆっくりと頭を回すと、ベッドの脇に美しい女性がいます。
(あれぇ……誰だろう……綺麗なひとだなぁ……あぁ最後に店に来たお客さん……どうして……)
まだ健一は朦朧としています。自分がセーラー服姿でベッドに横たわっているのにも気づかないほどに……。
健一が着ているセーラー服は、衿と袖がグレー地の生地に白い二本線の入った長袖中間服の白いセーラー服で、共布グレーの棒タイ、そしてスカートはグレーのプリーツスカートという制服でした。
健一が気付かない程に、その制服は健一に誂えたかのごとくピッタリとフィットしていました。……しかし、それは、制服のサイズに合うように、健一の体の方が変化した結果だったのですが。
そうです。健一は既に三浦梨絵と鈴木千鶴の匂いと汗が染み込んだ下着や制服を着て、何度も何度も白濁液を吐き出していたのでした。健一の精液にまみれた下着やブルマの山が、その自慰の激しさを物語っています。
そして今、健一は鈴木千鶴の下着を身に付け、鈴木千鶴のセーラー服を着ていたのでした。
「どう?十分に堪能できたかしら……好きな子の匂いがプンプンした下着まで着られたんだもの、わけが分からなくなるほどしちゃうのも無理はないわよね」
健一は朦朧とする意識の中、スクール水着でしたこと、体操着とブルマでしたこと、ブレザー制服やセーラー服を着てしたこと……等々を、断片的にフラッシュバックしたような映像として、次々に頭の中に浮かべるままに、ぼんやりと思い出していました……。
********
「さてと、もう一人遊びは十分よね……今度はお姉さんが色々と教えてあげる……今まで経験したことのない無上の喜びを……」
すると、ベッドの周りの衣裳のひとつが、ふわふわと漂うように、ゆっくりと下に落ちてきました。
その衣裳はピンク系のチェック柄のV抜き前開きベストに、ピンクの無地タイトスカート、そしてベストの中に白い長袖のシャツブラウス、ブラウスには大きなエンジのリボンがついています。
それらがまるで生き物のように、ふわりふわりと舞い踊りながら、健一の見知らぬそのお姉さんの所に降り立ちました。
そして、その衣類がその女性と交錯したその瞬間、まるでSFXの特殊映像加工のように、そこの空間だけが不可思議にぐにゃりと歪んだようにみえるや……気付くとそこに先刻のお姉さんの姿はなく、代わりに制服を着た女性が一人、佇んでいました。
それは、健一もよく見知っているお得意様の綺麗なお姉さん、近所の銀行に勤めている辻元夏美でありました。ボーイッシュで髪は短めのボブ、いつも元気一杯の明るいお姉さんでした。
わたしは、衣類をアイテムとして、その持ち主の人物に自分を変換することができたのでした。もっとも、大事なある一部分だけはそのままでありますが……。
「あっ……お姉さん……」
朦朧とした意識の中で、なぜ辻元夏美がそこにいるのかの論理的思考はできない健一でしたが、密かに胸を高鳴らせていた美しいお姉さんの存在だけは、しっかりと認識できたのでした。
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(おわりに)
閉店後に訪れたのは女装魔法使いの私です。私は健一の好きな女の子たちの匂いがムンムンと染み付いた下着や体操着を、健一にプレゼントしたのです。そこで気を失った健一が再び目を覚ました時、近所の綺麗なお姉さん、銀行員の辻本夏美が、目の前に現れたのでした。
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