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第一章、〘運命の歯車〙
ギア1、回り始める歯車
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50年後、この世界は破壊される。なんて、急に言われた所で誰が信じるのだろうか。
「お前らは逃げろ!」
「駄目だ...!置いていけるか...!お前も一緒に...!」
「お前は馬鹿か!お前らだけでも生き残らなくちゃ駄目だろうが!」
でもそれは、早かれ遅かれ必ずしもある。紛れもない事実だ。
「頼む...俺には....やんなきゃいけねぇんだ。」
「...ですよね....やるしかないです。博士!」
「お前まさか、成功するか分からないのにやるというのか⁉場合によっては...!」
「前置きはいい!....やるぞ。」
でも、もしも変えられたら、誰だって変えたい。
「皆様!これが最後の賭けです!」
「分かってますよ!」
「...あぁ!」
例えそれが間違っても、それが....
「行くぞ!!!」
俺の....
「ハァァァァァ!!!!」
俺達の....
「行けぇぇぇぇぇ!!!!!」
...
「...あーやることねー。」
ジーパンを履き、黄色いTシャツの上に黒いジャンパーを羽織った青年が、寝転がりながら独り言を言う。そんな彼は元宮(モトミヤ) 成也(ナルヤ)。16才。好きな物はゲーム。最近起きた嫌な出来事は祝日が土曜日。彼は今日の学校が休みな為、暇をエンジョイしている。
「...そーいえば今日は、テレビで特撮やってたっけなぁ。ん~録画一覧っと。」
彼の最近のマイブームは、特撮番組を見ること。オタク...という程では無いが、人並みには詳しいと自分で思っている。
「ハハハ、やっぱ面白いな[我流戦士オーガ]。この自分の正義を信じるってとこが良いのよなぁという独り言をする俺はいかに。」
彼は暇を持て余していた。こういう日こそ、誰もが求める高校生ライフなのだろう。
「やっぱ、こういう正義のヒーローが本当にいたら、世界は安泰なんだろうなぁ。んあ?なんだ?」
しかし突如、テレビは強制的にニュースへ切り替わった。
[緊急速報です!ただいま、隕石らしき物が地球に向かっているとの報告がありました!]
「うっげぇ...アニメかよ。アオハルかよみたいに言ってしまったがとにかく、これ大丈夫なんか地球。」
[あれ⁉皆様!何ということでしょう!突如隕石らしき
物が消えてしまいました!]
「あ、良かった良かった。あ、もしやこれって、大気圏とか言う奴でなんやかんや燃え尽きたのかn((」
その瞬間、成也の家の庭に4つの隕石ではない何かの球体があることに気が付く。
「...地響きしなかったし、隕石ではない...よな?あーなら良い訳が無いよね⁉いやいやいやいや!はぁ⁉何だよあれ⁉隕石とかどうでも良いくらいあり得ん光景だしって庭がぁぁ⁉」
混乱する成也だったが、その時、その球体はまるでミカンの皮のようにゆっくり開く。
「へぁ⁉何だあれ⁉宇宙人⁉こういうのってアニメとかだったらすぐに順応出来るかもだけど俺は絶対無理!一体どうすれば...ん?これはお土産でもらったカプサイシン...」
カプサイシンとは、辛味の成分及び、辛さの元凶である。
そして、その4つの球体から男が一人ずつ出てくる。
「...上手くいったのかの?やれやれ、私の才能と運は常に天一じゃな。」
「いやいや、最初宇宙に出てしまいましたがね⁉地球に行くようにナビルートを設定出来るのは良かったとして、ステルス機能がOFFになっているのを大気圏入っている最中で気付くとかあり得ませんよ⁉この時代に鉄の球体が落ちてくるなんてあり得ませんから!場合によっては、国際問題に....!」
年寄りな口調で話す白衣の若人、そして説教をする青い長袖を着た可愛い男の子が出てくる。
「だが、目的の家には辿り着いた。例え過程が失敗しようが、結果と可能性を見ればまだ運は良い方だ。何も問題はない。だから説教は止めておけ。そいつはすぐにいじけるからな。」
「そうですね。まぁ皆様が無事だったのは良かったとして、この家は鍵穴式....少し待っててくださいね。」
そこから順に、黒いジャンパーに黒い服装の悪役のような青年、パソコンらしき物を持ったスーツ姿の眼鏡の男性が出てくる。
そして眼鏡の男性は、容易に成也の家の鍵を開ける。
「開きましたよ!」
「えっと、不法侵入じゃ...」
「こんなポットがある時点で、はいどうぞと家に入れてくれると思うか?」
「...確かに。」
男の子は、青年の言葉に納得する。
「では、私が行ってこよう。フレンドリーに目を合わせずゆっくりと...」
「イチゲン、その方法は猫用だ。相手は人間だ。」
「まぁまぁ、はーい成也くーん、私たちは君に用があっt((」
「噴射ァァァ!」
その瞬間、若人の横にあった扉から、成也がバランスボールに空気を入れる時に使うポンプのようなあれでカプサイシンを若人の目に吹きかける。(良い子は真似しないでね!)
「ええええあああああああ⁉」
「イチゲン⁉何があった⁉」
「イチゲンさん!大丈夫です...か...」
そこには、ポンプを持った成也と、目を押さえて泣いている若人の姿があった。
「.....俺はやってない!」
「随分無理がありますよ⁉」
「知るかボケというか出てけぇぇ!!!」
「ええええ⁉」
数分後。
「えっと、まぁつまり貴方たちは悪い人じゃないと...」
「イチゲンを盾に何とか落ち着かせることが出来たな。その代わり、アイツはもう見る影もないが...」
「穴闇(ナグラ)、さすがに僕もやりすぎだって思ったよ...」
リビングで、成也と男の子と青年が椅子に座るなか、イチゲンという若人は角で体育座りをし、眼鏡の男性はパソコンを弄っている。
「....あ、先程はポット?とか言うやつを退かしてくれてありがとうございます....」
「いや、気にするな。」
「大丈夫ですよ!」
パソコンのタイピング音が聞こえる。静かな時間、成也は勇気を振り絞って質問をする。
「えっと、貴方達は誰でしょう...?」
「俺達二人はお前の息子だ。」
「僕達、50年後の未来から来たんです!」
「いや、名前を聞いてるんだけど...は?」
突然驚愕な事実を言われ、思わず威圧的な態度をとってしまう成也だったが、青年と男の子は続ける。
「俺は元宮(モトミヤ) 穴闇(ナグラ)。先程少しだけ聞いたと思うが、それが俺の名だ。」
「僕は元宮(モトミヤ) 真大(ナオタ)です!これでも穴闇と同じ17才です!」
「あぁそう...いや、年齢とかよりさ、お前ら何なん?」
「お前の息子だ。」
「いや違う。そうじゃない。」
成也は混乱してしまい、質問したいことが分からなくなる。そこに、眼鏡の男性が割り込む。
「因みに私はネスト・ワークです。いわゆる情報屋であり、ハッカーでもあります。そして、あなた様が赤い粉を振りかけたこの男がイチゲン・カガク。この人はいわゆる....物理学者。それもネジの抜けた...いえ、なんでもないです。」
「...何故、何故カプサイシンを私に吹きかけた...」
ネストという男は、イチゲンという男を担ぎ上げ、成也(ナルヤ)に質問をする。
「この家に、空き部屋はあります?」
「あ、階段上ってすぐの所に....」
「その部屋、借りてもよろしいですかね?」
「まぁ、使ってないので良いですけど....」
「分かりました、では、恐縮ながらお邪魔させていただきます。」
「あ、はい...」
そして、ネストはイチゲンを担ぎ上げたままリビングを後にした。
「....さて、俺たちがここに来た理由なんだが....」
「いやさ、お前らって頭を整理する時間をくれないの?」
「じゃあ、数分待ちますか。」
「あ、うん....」
十分後。
「...まだ納得出来んけど聞けるだけ聞くわ....」
「よし、では俺たちがここに来た理由なんだが...」
「...父さんに、協力してほしいことがあるんです。」
「はぁ、何でしょう...?」
渋々話を聞く成也。そして穴闇は口を開く
「俺達と、世界を救ってほしい。」
「...へ?世界?救う...」
成也は数秒間固まり、頭の中を整理する。
「....ウソだろ。」
結局出てきた言葉は、これだけであった。
次回ギア2、お手本公開これぞ戦い
「お前らは逃げろ!」
「駄目だ...!置いていけるか...!お前も一緒に...!」
「お前は馬鹿か!お前らだけでも生き残らなくちゃ駄目だろうが!」
でもそれは、早かれ遅かれ必ずしもある。紛れもない事実だ。
「頼む...俺には....やんなきゃいけねぇんだ。」
「...ですよね....やるしかないです。博士!」
「お前まさか、成功するか分からないのにやるというのか⁉場合によっては...!」
「前置きはいい!....やるぞ。」
でも、もしも変えられたら、誰だって変えたい。
「皆様!これが最後の賭けです!」
「分かってますよ!」
「...あぁ!」
例えそれが間違っても、それが....
「行くぞ!!!」
俺の....
「ハァァァァァ!!!!」
俺達の....
「行けぇぇぇぇぇ!!!!!」
...
「...あーやることねー。」
ジーパンを履き、黄色いTシャツの上に黒いジャンパーを羽織った青年が、寝転がりながら独り言を言う。そんな彼は元宮(モトミヤ) 成也(ナルヤ)。16才。好きな物はゲーム。最近起きた嫌な出来事は祝日が土曜日。彼は今日の学校が休みな為、暇をエンジョイしている。
「...そーいえば今日は、テレビで特撮やってたっけなぁ。ん~録画一覧っと。」
彼の最近のマイブームは、特撮番組を見ること。オタク...という程では無いが、人並みには詳しいと自分で思っている。
「ハハハ、やっぱ面白いな[我流戦士オーガ]。この自分の正義を信じるってとこが良いのよなぁという独り言をする俺はいかに。」
彼は暇を持て余していた。こういう日こそ、誰もが求める高校生ライフなのだろう。
「やっぱ、こういう正義のヒーローが本当にいたら、世界は安泰なんだろうなぁ。んあ?なんだ?」
しかし突如、テレビは強制的にニュースへ切り替わった。
[緊急速報です!ただいま、隕石らしき物が地球に向かっているとの報告がありました!]
「うっげぇ...アニメかよ。アオハルかよみたいに言ってしまったがとにかく、これ大丈夫なんか地球。」
[あれ⁉皆様!何ということでしょう!突如隕石らしき
物が消えてしまいました!]
「あ、良かった良かった。あ、もしやこれって、大気圏とか言う奴でなんやかんや燃え尽きたのかn((」
その瞬間、成也の家の庭に4つの隕石ではない何かの球体があることに気が付く。
「...地響きしなかったし、隕石ではない...よな?あーなら良い訳が無いよね⁉いやいやいやいや!はぁ⁉何だよあれ⁉隕石とかどうでも良いくらいあり得ん光景だしって庭がぁぁ⁉」
混乱する成也だったが、その時、その球体はまるでミカンの皮のようにゆっくり開く。
「へぁ⁉何だあれ⁉宇宙人⁉こういうのってアニメとかだったらすぐに順応出来るかもだけど俺は絶対無理!一体どうすれば...ん?これはお土産でもらったカプサイシン...」
カプサイシンとは、辛味の成分及び、辛さの元凶である。
そして、その4つの球体から男が一人ずつ出てくる。
「...上手くいったのかの?やれやれ、私の才能と運は常に天一じゃな。」
「いやいや、最初宇宙に出てしまいましたがね⁉地球に行くようにナビルートを設定出来るのは良かったとして、ステルス機能がOFFになっているのを大気圏入っている最中で気付くとかあり得ませんよ⁉この時代に鉄の球体が落ちてくるなんてあり得ませんから!場合によっては、国際問題に....!」
年寄りな口調で話す白衣の若人、そして説教をする青い長袖を着た可愛い男の子が出てくる。
「だが、目的の家には辿り着いた。例え過程が失敗しようが、結果と可能性を見ればまだ運は良い方だ。何も問題はない。だから説教は止めておけ。そいつはすぐにいじけるからな。」
「そうですね。まぁ皆様が無事だったのは良かったとして、この家は鍵穴式....少し待っててくださいね。」
そこから順に、黒いジャンパーに黒い服装の悪役のような青年、パソコンらしき物を持ったスーツ姿の眼鏡の男性が出てくる。
そして眼鏡の男性は、容易に成也の家の鍵を開ける。
「開きましたよ!」
「えっと、不法侵入じゃ...」
「こんなポットがある時点で、はいどうぞと家に入れてくれると思うか?」
「...確かに。」
男の子は、青年の言葉に納得する。
「では、私が行ってこよう。フレンドリーに目を合わせずゆっくりと...」
「イチゲン、その方法は猫用だ。相手は人間だ。」
「まぁまぁ、はーい成也くーん、私たちは君に用があっt((」
「噴射ァァァ!」
その瞬間、若人の横にあった扉から、成也がバランスボールに空気を入れる時に使うポンプのようなあれでカプサイシンを若人の目に吹きかける。(良い子は真似しないでね!)
「ええええあああああああ⁉」
「イチゲン⁉何があった⁉」
「イチゲンさん!大丈夫です...か...」
そこには、ポンプを持った成也と、目を押さえて泣いている若人の姿があった。
「.....俺はやってない!」
「随分無理がありますよ⁉」
「知るかボケというか出てけぇぇ!!!」
「ええええ⁉」
数分後。
「えっと、まぁつまり貴方たちは悪い人じゃないと...」
「イチゲンを盾に何とか落ち着かせることが出来たな。その代わり、アイツはもう見る影もないが...」
「穴闇(ナグラ)、さすがに僕もやりすぎだって思ったよ...」
リビングで、成也と男の子と青年が椅子に座るなか、イチゲンという若人は角で体育座りをし、眼鏡の男性はパソコンを弄っている。
「....あ、先程はポット?とか言うやつを退かしてくれてありがとうございます....」
「いや、気にするな。」
「大丈夫ですよ!」
パソコンのタイピング音が聞こえる。静かな時間、成也は勇気を振り絞って質問をする。
「えっと、貴方達は誰でしょう...?」
「俺達二人はお前の息子だ。」
「僕達、50年後の未来から来たんです!」
「いや、名前を聞いてるんだけど...は?」
突然驚愕な事実を言われ、思わず威圧的な態度をとってしまう成也だったが、青年と男の子は続ける。
「俺は元宮(モトミヤ) 穴闇(ナグラ)。先程少しだけ聞いたと思うが、それが俺の名だ。」
「僕は元宮(モトミヤ) 真大(ナオタ)です!これでも穴闇と同じ17才です!」
「あぁそう...いや、年齢とかよりさ、お前ら何なん?」
「お前の息子だ。」
「いや違う。そうじゃない。」
成也は混乱してしまい、質問したいことが分からなくなる。そこに、眼鏡の男性が割り込む。
「因みに私はネスト・ワークです。いわゆる情報屋であり、ハッカーでもあります。そして、あなた様が赤い粉を振りかけたこの男がイチゲン・カガク。この人はいわゆる....物理学者。それもネジの抜けた...いえ、なんでもないです。」
「...何故、何故カプサイシンを私に吹きかけた...」
ネストという男は、イチゲンという男を担ぎ上げ、成也(ナルヤ)に質問をする。
「この家に、空き部屋はあります?」
「あ、階段上ってすぐの所に....」
「その部屋、借りてもよろしいですかね?」
「まぁ、使ってないので良いですけど....」
「分かりました、では、恐縮ながらお邪魔させていただきます。」
「あ、はい...」
そして、ネストはイチゲンを担ぎ上げたままリビングを後にした。
「....さて、俺たちがここに来た理由なんだが....」
「いやさ、お前らって頭を整理する時間をくれないの?」
「じゃあ、数分待ちますか。」
「あ、うん....」
十分後。
「...まだ納得出来んけど聞けるだけ聞くわ....」
「よし、では俺たちがここに来た理由なんだが...」
「...父さんに、協力してほしいことがあるんです。」
「はぁ、何でしょう...?」
渋々話を聞く成也。そして穴闇は口を開く
「俺達と、世界を救ってほしい。」
「...へ?世界?救う...」
成也は数秒間固まり、頭の中を整理する。
「....ウソだろ。」
結局出てきた言葉は、これだけであった。
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