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陰影のパラドックス
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彼と乗り合わせたタクシーが
大型トラックに正面衝突をして
ほぼ即死状態
イケメンと
口付けをしたまま
死ねるのは本望…
のはずだった
:
:
:
「パオラいつまで寝ているの?」
母親の声で夢から醒める
ベットから起き上がる
「はーい起きます」
キャラメル色と巻毛
深紅の長いエプロンドレスを着る
……
転生後は商人の両親を持つ
パオラという町娘になっていた
転生前の記憶を思い出したのは
最近16歳になった日
夢を見るように記憶が蘇る
ゲームも
携帯電話も
もちろん乙女ゲーも
キレキレなディレクターの
仕事もあるはずもない
今住んでいる場所は
セグリア地方という
大陸の場所によって
気候が変わるため
それぞれの気候に合わせて
独自に国家を築いている
パオラの暮らしているクルド王国では
大陸の南下にあり
人口は数十万程度の
辺境の地ではあるが
北欧風な温かみがある石畳と
木造建築が並ぶ穏やかな街並み
気候は温暖で比較的平和な国である
北に向かえば寒さの厳しい土地だが
古代から受け継がれた高度な技術や
魔法という思念から生み出される
魔術なども多く持て囃されている
潤沢な資産は多くの貴族が独占したがり
複数大陸からのすぐ越境できるため侵略戦場は個々に起きている
北に進めば進むほど
北の大地が齎した魔法という特殊な儀式的なものがあり
クルド王国も北の使者によって
ゲームにあるような魔術的な技術を
生活にも戦術にも不可欠な存在となっている
北に近づくほど
人以外の未知の先住民も潜んでいる
特に北の大地には竜が生息して
数も希少であるため大陸を南下することは少ない
特に
転生前はゲーム会社にいた人間からすると興味絶大
転生後の記憶を取り戻した時に
魔術的な力が芽生え始めた
魔法の力が強いと職業につながる
パオラは隙を見ては魔法の本を入手し
研究に励んでいた
部屋から出ると
一人の男性が待っている
「ローレン」
幼馴染の近所の鍛冶屋の息子
ガタイは良く筋肉質で
チャラいイメージもなく
率直に言えば平凡な男性
「街の外が物騒な事件が多いいから、
もし書物を探しに街の外に出るなら俺が護衛をする」
流石に鍛冶屋の息子だけあって
数々の素晴らしい防具や剣は装備していた
「わたしにも素晴らしい剣の選び方と剣術を教えて欲しいな」
「僕が守るから心配ないだろ?」
ローレンは不機嫌な顔になる
「いつ何時何が起こるか分からないじゃない?
それに私も闘いには協力できるから」
パオラはニコニコしながら
ローレンの腰の剣を眺めた
「パオラ…僕のこと心配してくれて嬉しい」
パオラの腕を掴む
そして抱き寄せる
「女の子が剣術は辞めなさい」
母親は二人の会話に割って入る
「ローレン、こんな男勝りのパオラでもあなたのお嫁にしてやってね」
母親は笑う
「…嫁っ」
パオラは狼狽える
ローレンは抱き寄せた手をパオラ腰に添える
「本当あんたは馬鹿ね、商人の娘が16歳で有れば
十分お嫁に行っても可笑しくない年何だから自覚しなさい」
ローレンの肩を叩きながら
洗濯ものを干しに行く
「…パオラは俺がもらってやるから安心しろ」
照れ臭そうにローレンはパオラに話す
「まだ…お嫁はだぁめ…」
ローレンの手の甲をつねって
腰から手を外させる
ローレンのことは嫌いじゃない
ただ、まだ転生前の出会った
あの人を忘れられない
「ローレン、東の森にある薬草が欲しいから一緒に行かない?」
いつもよりも丈の長いブーツには着替え
棚から2本の短剣を
太ももにつけた革の鞘に納める
「僕の鍛えた短剣か… きっとパオラの事を守るはずだよ」
「国一の鍛冶屋の息子の技術は最強だからね」
「嬉しいこと言うな」
ローレンはそっと物陰から一本の剣を出す
「オヤジから教わって俺が鍛えた銀の剣、
エルフの素早い動きでも負けない軽さと
オークの頑強な皮も貫く、最高の一品」
「わたしのために?」
「もちろんだよ」
「ありがとう」
鞘から剣を抜き、空に向けると綺麗な光を放つ
「あと、ミスリルの鎧、服に上から着るんだ
…着させてあげるから髪の毛上げていてもらえる?」
パオラは髪を束ね手であげる
ローレンはパオラの上着を脱がせると、ミスリルの鎧をつける
着せ終わるとローレンは後ろから抱きつき首筋にキスをした
「僕は小さい頃からずっとパオラ一筋で来たつもりでそばに居続けた、
そろそろ君の将来の選択肢の一つに僕も入れて欲しいよ」
照れくさそうに言うと、一人で納屋に向かっていった
パオラは唐突なローレンスの気持ちを受け止めることができないでいた
大型トラックに正面衝突をして
ほぼ即死状態
イケメンと
口付けをしたまま
死ねるのは本望…
のはずだった
:
:
:
「パオラいつまで寝ているの?」
母親の声で夢から醒める
ベットから起き上がる
「はーい起きます」
キャラメル色と巻毛
深紅の長いエプロンドレスを着る
……
転生後は商人の両親を持つ
パオラという町娘になっていた
転生前の記憶を思い出したのは
最近16歳になった日
夢を見るように記憶が蘇る
ゲームも
携帯電話も
もちろん乙女ゲーも
キレキレなディレクターの
仕事もあるはずもない
今住んでいる場所は
セグリア地方という
大陸の場所によって
気候が変わるため
それぞれの気候に合わせて
独自に国家を築いている
パオラの暮らしているクルド王国では
大陸の南下にあり
人口は数十万程度の
辺境の地ではあるが
北欧風な温かみがある石畳と
木造建築が並ぶ穏やかな街並み
気候は温暖で比較的平和な国である
北に向かえば寒さの厳しい土地だが
古代から受け継がれた高度な技術や
魔法という思念から生み出される
魔術なども多く持て囃されている
潤沢な資産は多くの貴族が独占したがり
複数大陸からのすぐ越境できるため侵略戦場は個々に起きている
北に進めば進むほど
北の大地が齎した魔法という特殊な儀式的なものがあり
クルド王国も北の使者によって
ゲームにあるような魔術的な技術を
生活にも戦術にも不可欠な存在となっている
北に近づくほど
人以外の未知の先住民も潜んでいる
特に北の大地には竜が生息して
数も希少であるため大陸を南下することは少ない
特に
転生前はゲーム会社にいた人間からすると興味絶大
転生後の記憶を取り戻した時に
魔術的な力が芽生え始めた
魔法の力が強いと職業につながる
パオラは隙を見ては魔法の本を入手し
研究に励んでいた
部屋から出ると
一人の男性が待っている
「ローレン」
幼馴染の近所の鍛冶屋の息子
ガタイは良く筋肉質で
チャラいイメージもなく
率直に言えば平凡な男性
「街の外が物騒な事件が多いいから、
もし書物を探しに街の外に出るなら俺が護衛をする」
流石に鍛冶屋の息子だけあって
数々の素晴らしい防具や剣は装備していた
「わたしにも素晴らしい剣の選び方と剣術を教えて欲しいな」
「僕が守るから心配ないだろ?」
ローレンは不機嫌な顔になる
「いつ何時何が起こるか分からないじゃない?
それに私も闘いには協力できるから」
パオラはニコニコしながら
ローレンの腰の剣を眺めた
「パオラ…僕のこと心配してくれて嬉しい」
パオラの腕を掴む
そして抱き寄せる
「女の子が剣術は辞めなさい」
母親は二人の会話に割って入る
「ローレン、こんな男勝りのパオラでもあなたのお嫁にしてやってね」
母親は笑う
「…嫁っ」
パオラは狼狽える
ローレンは抱き寄せた手をパオラ腰に添える
「本当あんたは馬鹿ね、商人の娘が16歳で有れば
十分お嫁に行っても可笑しくない年何だから自覚しなさい」
ローレンの肩を叩きながら
洗濯ものを干しに行く
「…パオラは俺がもらってやるから安心しろ」
照れ臭そうにローレンはパオラに話す
「まだ…お嫁はだぁめ…」
ローレンの手の甲をつねって
腰から手を外させる
ローレンのことは嫌いじゃない
ただ、まだ転生前の出会った
あの人を忘れられない
「ローレン、東の森にある薬草が欲しいから一緒に行かない?」
いつもよりも丈の長いブーツには着替え
棚から2本の短剣を
太ももにつけた革の鞘に納める
「僕の鍛えた短剣か… きっとパオラの事を守るはずだよ」
「国一の鍛冶屋の息子の技術は最強だからね」
「嬉しいこと言うな」
ローレンはそっと物陰から一本の剣を出す
「オヤジから教わって俺が鍛えた銀の剣、
エルフの素早い動きでも負けない軽さと
オークの頑強な皮も貫く、最高の一品」
「わたしのために?」
「もちろんだよ」
「ありがとう」
鞘から剣を抜き、空に向けると綺麗な光を放つ
「あと、ミスリルの鎧、服に上から着るんだ
…着させてあげるから髪の毛上げていてもらえる?」
パオラは髪を束ね手であげる
ローレンはパオラの上着を脱がせると、ミスリルの鎧をつける
着せ終わるとローレンは後ろから抱きつき首筋にキスをした
「僕は小さい頃からずっとパオラ一筋で来たつもりでそばに居続けた、
そろそろ君の将来の選択肢の一つに僕も入れて欲しいよ」
照れくさそうに言うと、一人で納屋に向かっていった
パオラは唐突なローレンスの気持ちを受け止めることができないでいた
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