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第2話 中学校入学式前日らしい
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顔面から派手に転んだその後、母さんに簡単な傷の手当てをしてもらった。わんこのイラスト付きの絆創膏のおかげで、なんとか助かったぜ。とはいえ俺は一体どうなったのか。俺は自分の部屋に行ってみて、今起きている謎現象について考えてた。
「201X年の4月...か。完全にタイムスリップしてんなこりゃ」
ほっぺたに出来た傷を絆創膏のうえから掻きながら自室のカレンダーをながめてた。俺の部屋はもっと女の子っぽくなってるかと思ったら全然そんな事なかった。男の中学生時代と部屋の中身はほぼかわらない。机の上にはパカっと開く携帯ゲーム機が置いてあるし、机の中にはそれのカセットやら、カードゲームのカードの束が輪ゴムで留められてたりした。なんなら棚の奥にエロ本隠してあった。俺はやっぱり超絶美少女になっても俺なんだなと安心した。ただし、押し入れの服はスカートとか女物の下着とかあったからまあそこはだいぶ違った。
「もしかしたらマイサンはまだ生きてるかも知れねえ」
タイムスリップが何故起きたのか…とかなぜ女になってるのか…とか正直考えるのだるい。それよりマイサンの生存確認だ。俺は飽くなきエロの探求者として、実際に見て確認するまで息子が生きているという可能性を捨てきれずにいた。
俺は腰に付いてたホックを外し、スカートとパンツを勢い良くずり下ろした。…なんてことだ。マイサンは消えていた。俺のチン●ンはカムパネルラと共に銀河鉄道に乗車したのだ。神は死んだ。だが俺は運命愛を知り、超人ならぬ超絶美少女への道に至ったんだ。何を考えてんだ俺は。そうかナニを考えてたのか。流れる涙を腕でゴシゴシしながらそう思った。
そう、今の俺は超絶美少女だ。女風呂は覗き放題だし、女と激しいスキンシップも許される。可愛いからチヤホヤされて、老若男女にモテまくりだ。勉強も中学のやつだから多分きっと楽勝だし運動は...まあ考えても仕方ねえ。
今から起こる未来は最上最高最強だ。俺は全てを理解したぜ。アカシックレコードを三回読破した気分だ。
神は言っている。ここで勝つ定めだと...。
「おれはやりたい放題やるぞ!ジョ●ョーーッ!!」
「あんたケツ丸出しで何叫んでんの!?」
「か、かあさん!?!?」
いつの間に俺の部屋に入ってきてんだよ!?
「近所迷惑になるからおとなしくしときなさい」
「お、オレのへやに近寄るなああーーーーーーッ」
「うるさい!!!」
「はい、すみませんでした」
バタンと激しく俺の部屋のドアを閉める母さんが、一番うるさかったのはいつものことなんで黙っとく。あー。まじでなついな。うるさい母さんを久しぶりに見てノスタルジーな気持ちになんのもなんかあれだけどさ。ほんとにあの頃に戻ってきたんだな。
俺は脱ぎ散らかしたパンツを頭にかぶり、ベッドの上にダイブした。やべえ。実家のにおいだ。懐かしすぎて死ぬ。いややっぱり生きる。
「ごはん作るから手伝いなさい!」
「はーい!」
母さんに下の階から怒鳴られて、俺はパンツとスカートを慌ててはき直す。そのまま部屋を出て階段を降りると、じーちゃんが食卓に座っていた。
「久しぶり。じーちゃん」
「なんいっとんやこん子は。毎日顔合わせとるやないか」
そう言ってじーちゃんはニヤッと笑った。じーちゃんもまだこの時はしゃっきりしてたんだなと思い、じーんと目頭が熱くなった。
「ぼさっと突っ立ってないで、ジャガイモの皮むいて!」
「ういーす」
自炊は大学で一人暮らしを始めてからそれなりにやってきたので割と楽に出来るはず…あれ、美少女の手になったせいか思ったよりうまくいかねえな。かなり痩せ細ったジャガイモになっちまった。
その後母さんと一緒に、肉やら玉ねぎやら混ぜて焼いたり、粉まぶして卵と衣をつけたりして、揚げたりした。コロッケが出来た。俺の大好きな料理の一つだ。
父さんは仕事で長期出張してるらしい。そう言えば小学校高学年から中学くらいまでは年に一、二回ぐらいしか父さんに会えてなかったんだっけか。なので俺と母さんとじーちゃんの3人で食べる事になった。
「「「いただきます」」」
コロッケを一口食べたじーちゃんに、
「八夜はいい嫁になる」
と言われた。じーちゃん、俺はみんなの嫁として輝いて生きるぜ、という思いで俺はニヤッと笑ってうなずいてみせた。
そして懐かしの味のコロッケがうますぎて、俺はこっそり泣きながら完食した。ごはんはおかわり3杯した。
その後普通に皿洗いして、歯磨きして風呂入った。自分の体に興奮して...なんて事はなかった。体型がちょっとまだ幼すぎるし、何より綺麗すぎた。俺の体は綺麗すぎて抜けないのだ。俺は罪深い完璧美少女だぜまったく。風呂から出たら着替えて、ドライヤーで死ぬほど髪を乾かした。
明日の準備して、ベッドにようやく潜り込んだらすっかり景色は暗くなっていた。
明日は中学の入学式だ。最強に美少女ムーブをかまして学校を支配してやるぜ。中身が大学生のすごみを見せつけてやりたい。どこぞのショタ名探偵も驚くぐらいのな。明日が楽しみだ。俺が天下を統べてやるぜ。はっはっはっはっ....。俺はベッドの心地よさでだらけた笑顔になりながら、せまりくる睡魔に身を任せた。窓は夜空に輝く一番星を確かにとらえていた。
「201X年の4月...か。完全にタイムスリップしてんなこりゃ」
ほっぺたに出来た傷を絆創膏のうえから掻きながら自室のカレンダーをながめてた。俺の部屋はもっと女の子っぽくなってるかと思ったら全然そんな事なかった。男の中学生時代と部屋の中身はほぼかわらない。机の上にはパカっと開く携帯ゲーム機が置いてあるし、机の中にはそれのカセットやら、カードゲームのカードの束が輪ゴムで留められてたりした。なんなら棚の奥にエロ本隠してあった。俺はやっぱり超絶美少女になっても俺なんだなと安心した。ただし、押し入れの服はスカートとか女物の下着とかあったからまあそこはだいぶ違った。
「もしかしたらマイサンはまだ生きてるかも知れねえ」
タイムスリップが何故起きたのか…とかなぜ女になってるのか…とか正直考えるのだるい。それよりマイサンの生存確認だ。俺は飽くなきエロの探求者として、実際に見て確認するまで息子が生きているという可能性を捨てきれずにいた。
俺は腰に付いてたホックを外し、スカートとパンツを勢い良くずり下ろした。…なんてことだ。マイサンは消えていた。俺のチン●ンはカムパネルラと共に銀河鉄道に乗車したのだ。神は死んだ。だが俺は運命愛を知り、超人ならぬ超絶美少女への道に至ったんだ。何を考えてんだ俺は。そうかナニを考えてたのか。流れる涙を腕でゴシゴシしながらそう思った。
そう、今の俺は超絶美少女だ。女風呂は覗き放題だし、女と激しいスキンシップも許される。可愛いからチヤホヤされて、老若男女にモテまくりだ。勉強も中学のやつだから多分きっと楽勝だし運動は...まあ考えても仕方ねえ。
今から起こる未来は最上最高最強だ。俺は全てを理解したぜ。アカシックレコードを三回読破した気分だ。
神は言っている。ここで勝つ定めだと...。
「おれはやりたい放題やるぞ!ジョ●ョーーッ!!」
「あんたケツ丸出しで何叫んでんの!?」
「か、かあさん!?!?」
いつの間に俺の部屋に入ってきてんだよ!?
「近所迷惑になるからおとなしくしときなさい」
「お、オレのへやに近寄るなああーーーーーーッ」
「うるさい!!!」
「はい、すみませんでした」
バタンと激しく俺の部屋のドアを閉める母さんが、一番うるさかったのはいつものことなんで黙っとく。あー。まじでなついな。うるさい母さんを久しぶりに見てノスタルジーな気持ちになんのもなんかあれだけどさ。ほんとにあの頃に戻ってきたんだな。
俺は脱ぎ散らかしたパンツを頭にかぶり、ベッドの上にダイブした。やべえ。実家のにおいだ。懐かしすぎて死ぬ。いややっぱり生きる。
「ごはん作るから手伝いなさい!」
「はーい!」
母さんに下の階から怒鳴られて、俺はパンツとスカートを慌ててはき直す。そのまま部屋を出て階段を降りると、じーちゃんが食卓に座っていた。
「久しぶり。じーちゃん」
「なんいっとんやこん子は。毎日顔合わせとるやないか」
そう言ってじーちゃんはニヤッと笑った。じーちゃんもまだこの時はしゃっきりしてたんだなと思い、じーんと目頭が熱くなった。
「ぼさっと突っ立ってないで、ジャガイモの皮むいて!」
「ういーす」
自炊は大学で一人暮らしを始めてからそれなりにやってきたので割と楽に出来るはず…あれ、美少女の手になったせいか思ったよりうまくいかねえな。かなり痩せ細ったジャガイモになっちまった。
その後母さんと一緒に、肉やら玉ねぎやら混ぜて焼いたり、粉まぶして卵と衣をつけたりして、揚げたりした。コロッケが出来た。俺の大好きな料理の一つだ。
父さんは仕事で長期出張してるらしい。そう言えば小学校高学年から中学くらいまでは年に一、二回ぐらいしか父さんに会えてなかったんだっけか。なので俺と母さんとじーちゃんの3人で食べる事になった。
「「「いただきます」」」
コロッケを一口食べたじーちゃんに、
「八夜はいい嫁になる」
と言われた。じーちゃん、俺はみんなの嫁として輝いて生きるぜ、という思いで俺はニヤッと笑ってうなずいてみせた。
そして懐かしの味のコロッケがうますぎて、俺はこっそり泣きながら完食した。ごはんはおかわり3杯した。
その後普通に皿洗いして、歯磨きして風呂入った。自分の体に興奮して...なんて事はなかった。体型がちょっとまだ幼すぎるし、何より綺麗すぎた。俺の体は綺麗すぎて抜けないのだ。俺は罪深い完璧美少女だぜまったく。風呂から出たら着替えて、ドライヤーで死ぬほど髪を乾かした。
明日の準備して、ベッドにようやく潜り込んだらすっかり景色は暗くなっていた。
明日は中学の入学式だ。最強に美少女ムーブをかまして学校を支配してやるぜ。中身が大学生のすごみを見せつけてやりたい。どこぞのショタ名探偵も驚くぐらいのな。明日が楽しみだ。俺が天下を統べてやるぜ。はっはっはっはっ....。俺はベッドの心地よさでだらけた笑顔になりながら、せまりくる睡魔に身を任せた。窓は夜空に輝く一番星を確かにとらえていた。
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