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第八章 玲一の過去
第二十七話
「……マネージャー」
「はい!」
「さすがにその、スーツ姿でプールサイドの写真というのは、ちょっと変に見えるんじゃないか?」
引きつり笑いでぽつぽつと話す玲一さんに対し、マネージャーは満面の笑みで大きく首を横に振る。
「何を仰いますか、社長代理! このプールは私が全力を込めた、他店を凌駕する当店一番のセールスポイントなのです。当店の宣伝に、このプールは必要不可欠です!」
カメラを構えた記者たちも、早く写真を撮らせてほしいと笑顔で玲一さんを呼びに来た。
玲一さんは青ざめたまま、床の隅ばかりに目を泳がせる。軽く噛んだ唇の中で、音にならないかすかな声がほんの小さく漏れ聞こえる。
(玲一さん?)
まるで化物にでも遭遇したように、小刻みに震える握りこぶし。
いつも余裕で、落ち着いていて、なんでもできる玲一さんが――こんな、怯えた顔をするなんて。
「あの、マネージャー!」
殊更に明るく声を上げた私に、マネージャーと記者たちの視線が一斉に集まる。
「水着姿のインストラクターさんに実際にプールで泳いでいただき、その姿を写真に収めて記事に載せるのはいかがでしょう。スーツ姿でただ立つよりも、泳ぐ姿を実際に見せる方が、プールの魅力がよりわかりやすく伝わると思うのですが」
「ううん……しかし、今日はまだオープン前で、インストラクターも出勤してはいませんからね」
「では、私に泳がせていただけませんか? こう見えて私、高校時代は水泳部だったんです。水着と帽子さえ貸していただければ、クロールくらいなら綺麗に泳いでみせますよ」
突然ぐいぐい主張を始めた私を、マネージャーは不思議な生き物を見るような目で眺めている。その一方で女性記者たちは、何やら小声で相談をした後、
「女性向けファッション誌の記事ですし、実際に女性が泳ぐ姿を載せる方が、宣伝効果は高いかもしれませんね」
と、笑顔で後押ししてくれた。
――よし! まとまった!
代償として私はファッション誌に載る羽目になったけど、このまま更衣室で押し問答を繰り返すよりはずっといい。
「社長代理も、それでよろしいですか?」
伺うような私の声に、玲一さんはわずかに顔を上げると、ひどく居心地悪そうに唇を結んでうなずいた。
帰りのタクシーの中、私と玲一さんは無言だった。
玲一さんは特別不機嫌とか、苛立っているとか、そういうわけではないらしい。ただぼんやりと気力のない瞳で、どこか遠くを眺めている。
「ありがとう」
ぽつりと、零れ落ちるような言葉。
顔を上げた私に、玲一さんは力なく微笑むと、
「プールのとき、助けてくれて」
と、消え入りそうな声で言った。
私は少し俯きながら、大丈夫です、とかぶりを振る。乾かし足りずに湿った髪が、私の首筋に細く張り付いている。
「……理由、聞かないの?」
「え?」
「俺が、プールを嫌がった理由」
赤信号で車が停まる。
窓の向こうで雀が数羽、電線に並び夕焼け空を仰いでいる姿が見える。
「玲一さんが話したいなら、私、聞かせたいただきたいです」
できるだけ感情をこめずに、私は淡々と言った。
「でも、そうでないなら……聞きたいとは思いません」
ふ、と玲一さんが笑う。
いつもどおりの余裕の中に、子猫のような甘えを滲ませて、彼は足を組み替えるとコツンと額を窓へ当てた。
「じゃあ、聞いてもらおうかな。楽しい話じゃないんだけどさ」
*
小学校の卒業アルバム、凛ちゃんはまだ手元に持ってる? 実家の押し入れの中とかかな。普通はずっと取っておくらしいし。
俺ね、小学校のアルバムは無いの。実家の庭で燃やしたから。冗談じゃないよ、マジで燃やした。火事かと思ってすっ飛んできた一華ちゃんにぶん殴られた。
でもね、どうしても取っておきたくなかったんだ。小学生の頃の俺って、今じゃちょっと信じられないくらいにデブで不細工で格好悪いから。
太り始めたきっかけなんて、今となっては思い出せない。気づけば毎日なにか食べていないと心が落ち着かなくなって、身体がぶくぶく膨れ上がってあっという間に肥満児だ。
ちょうどその頃ゲームにハマって視力もどんどん落ちていった。視力検査の一番上が裸眼で見えなくなっちゃってね。買ってもらった眼鏡は分厚くて、かけると目が米粒みたいに縮んだよ。
デブで眼鏡でオタクな俺は、当然運動が大嫌いだった。走るのも球技もどっちも苦手。何をやっても失敗するから、体育の時間は誰が俺を引き取るかいつも押し付け合いになっていた。
そんな毎日が続いていけば、当然のようにいじめが始まる。すれ違いざまに「死ね」とか「キモい」とか、「臭いから近寄るな」とかさ。俺の隣の席になった女子はこの世の終わりみたいに泣いてたな。
学年が上へ上がるにつれて、いじめはどんどんエスカレートした。集団で殴る蹴るは当たり前。女子の前で裸にされたり、そのまま廊下に放り出されたり。給食をわざと床にこぼされて、食べろと言われたこともあった。
さて。いじめられている俺を見て、教師はいったいどうしたと思う?
『遊んでもらえてよかったな』
とね。そう言うんだよ。
これはね、決して悪意だけじゃない。たぶんあの教師たちは、半ば本気で俺があいつらに遊んでもらっていると信じてた。
理由の一つは印象だ。俺をいじめてた連中はみんな、顔が良くて明るい性格の人気者ばかりだった。人間やっぱり見た目だよ。教師はあいつらを可愛がっていて、俺があいつらに首を絞められていても『やんちゃはほどほどにしろよ』なんて笑っているくらいだったからね。
二つ目は俺に責任がある。いじめられているはずの俺が、何をされてもいつもへらへら、ずっと笑っていたからだ。
……おかしいと思うでしょ? 殴られても蹴られても、黒板消しで目を叩かれても、俺はぎゃあぎゃあわめきながら最後にはいつも笑うんだ。
これはね、たぶん凛ちゃんにはわからないだろうと思うんだけど……一方的に笑われるって、本当に、本当に惨めなんだよ。でも、一緒になって俺まで笑えば、少なくとも対外的にはみんなでじゃれあっているように見える。
はっきり言えば、俺は自分が惨めな気持ちになるのが嫌だったから、わざと無理やり一緒に笑って、いじめられていないふりをしたんだ。
これはいじめではありませんよと。
仲間内でのいじりですよと。
五年生のある秋の放課後、俺は小竹たちに呼び出された。小竹っていうのは、奴らの中心にいた男で……あとユカコっていう女の二人が、一番目立って怖かったな。
俺は断ることなんてできなくて、馬鹿面下げてついていったよ。だって、俺の中での俺の立ち位置はあいつらのお仲間で、いじられキャラでみんなを笑わせる存在ってことになってたからね。
連れて行かれた場所は――小学校のプールだった。夏の間のプール授業が終わり、ほったらかしにされていたプールには、前日までの豪雨の影響で雨水が溜まり、枯葉や泥、虫の死骸、どこかから飛んできたビニール袋なんかがところどころに浮いていた。
『裸になってこの中で泳げ』
プールサイドで立ちすくむ俺に、小竹はそう言った。
「はい!」
「さすがにその、スーツ姿でプールサイドの写真というのは、ちょっと変に見えるんじゃないか?」
引きつり笑いでぽつぽつと話す玲一さんに対し、マネージャーは満面の笑みで大きく首を横に振る。
「何を仰いますか、社長代理! このプールは私が全力を込めた、他店を凌駕する当店一番のセールスポイントなのです。当店の宣伝に、このプールは必要不可欠です!」
カメラを構えた記者たちも、早く写真を撮らせてほしいと笑顔で玲一さんを呼びに来た。
玲一さんは青ざめたまま、床の隅ばかりに目を泳がせる。軽く噛んだ唇の中で、音にならないかすかな声がほんの小さく漏れ聞こえる。
(玲一さん?)
まるで化物にでも遭遇したように、小刻みに震える握りこぶし。
いつも余裕で、落ち着いていて、なんでもできる玲一さんが――こんな、怯えた顔をするなんて。
「あの、マネージャー!」
殊更に明るく声を上げた私に、マネージャーと記者たちの視線が一斉に集まる。
「水着姿のインストラクターさんに実際にプールで泳いでいただき、その姿を写真に収めて記事に載せるのはいかがでしょう。スーツ姿でただ立つよりも、泳ぐ姿を実際に見せる方が、プールの魅力がよりわかりやすく伝わると思うのですが」
「ううん……しかし、今日はまだオープン前で、インストラクターも出勤してはいませんからね」
「では、私に泳がせていただけませんか? こう見えて私、高校時代は水泳部だったんです。水着と帽子さえ貸していただければ、クロールくらいなら綺麗に泳いでみせますよ」
突然ぐいぐい主張を始めた私を、マネージャーは不思議な生き物を見るような目で眺めている。その一方で女性記者たちは、何やら小声で相談をした後、
「女性向けファッション誌の記事ですし、実際に女性が泳ぐ姿を載せる方が、宣伝効果は高いかもしれませんね」
と、笑顔で後押ししてくれた。
――よし! まとまった!
代償として私はファッション誌に載る羽目になったけど、このまま更衣室で押し問答を繰り返すよりはずっといい。
「社長代理も、それでよろしいですか?」
伺うような私の声に、玲一さんはわずかに顔を上げると、ひどく居心地悪そうに唇を結んでうなずいた。
帰りのタクシーの中、私と玲一さんは無言だった。
玲一さんは特別不機嫌とか、苛立っているとか、そういうわけではないらしい。ただぼんやりと気力のない瞳で、どこか遠くを眺めている。
「ありがとう」
ぽつりと、零れ落ちるような言葉。
顔を上げた私に、玲一さんは力なく微笑むと、
「プールのとき、助けてくれて」
と、消え入りそうな声で言った。
私は少し俯きながら、大丈夫です、とかぶりを振る。乾かし足りずに湿った髪が、私の首筋に細く張り付いている。
「……理由、聞かないの?」
「え?」
「俺が、プールを嫌がった理由」
赤信号で車が停まる。
窓の向こうで雀が数羽、電線に並び夕焼け空を仰いでいる姿が見える。
「玲一さんが話したいなら、私、聞かせたいただきたいです」
できるだけ感情をこめずに、私は淡々と言った。
「でも、そうでないなら……聞きたいとは思いません」
ふ、と玲一さんが笑う。
いつもどおりの余裕の中に、子猫のような甘えを滲ませて、彼は足を組み替えるとコツンと額を窓へ当てた。
「じゃあ、聞いてもらおうかな。楽しい話じゃないんだけどさ」
*
小学校の卒業アルバム、凛ちゃんはまだ手元に持ってる? 実家の押し入れの中とかかな。普通はずっと取っておくらしいし。
俺ね、小学校のアルバムは無いの。実家の庭で燃やしたから。冗談じゃないよ、マジで燃やした。火事かと思ってすっ飛んできた一華ちゃんにぶん殴られた。
でもね、どうしても取っておきたくなかったんだ。小学生の頃の俺って、今じゃちょっと信じられないくらいにデブで不細工で格好悪いから。
太り始めたきっかけなんて、今となっては思い出せない。気づけば毎日なにか食べていないと心が落ち着かなくなって、身体がぶくぶく膨れ上がってあっという間に肥満児だ。
ちょうどその頃ゲームにハマって視力もどんどん落ちていった。視力検査の一番上が裸眼で見えなくなっちゃってね。買ってもらった眼鏡は分厚くて、かけると目が米粒みたいに縮んだよ。
デブで眼鏡でオタクな俺は、当然運動が大嫌いだった。走るのも球技もどっちも苦手。何をやっても失敗するから、体育の時間は誰が俺を引き取るかいつも押し付け合いになっていた。
そんな毎日が続いていけば、当然のようにいじめが始まる。すれ違いざまに「死ね」とか「キモい」とか、「臭いから近寄るな」とかさ。俺の隣の席になった女子はこの世の終わりみたいに泣いてたな。
学年が上へ上がるにつれて、いじめはどんどんエスカレートした。集団で殴る蹴るは当たり前。女子の前で裸にされたり、そのまま廊下に放り出されたり。給食をわざと床にこぼされて、食べろと言われたこともあった。
さて。いじめられている俺を見て、教師はいったいどうしたと思う?
『遊んでもらえてよかったな』
とね。そう言うんだよ。
これはね、決して悪意だけじゃない。たぶんあの教師たちは、半ば本気で俺があいつらに遊んでもらっていると信じてた。
理由の一つは印象だ。俺をいじめてた連中はみんな、顔が良くて明るい性格の人気者ばかりだった。人間やっぱり見た目だよ。教師はあいつらを可愛がっていて、俺があいつらに首を絞められていても『やんちゃはほどほどにしろよ』なんて笑っているくらいだったからね。
二つ目は俺に責任がある。いじめられているはずの俺が、何をされてもいつもへらへら、ずっと笑っていたからだ。
……おかしいと思うでしょ? 殴られても蹴られても、黒板消しで目を叩かれても、俺はぎゃあぎゃあわめきながら最後にはいつも笑うんだ。
これはね、たぶん凛ちゃんにはわからないだろうと思うんだけど……一方的に笑われるって、本当に、本当に惨めなんだよ。でも、一緒になって俺まで笑えば、少なくとも対外的にはみんなでじゃれあっているように見える。
はっきり言えば、俺は自分が惨めな気持ちになるのが嫌だったから、わざと無理やり一緒に笑って、いじめられていないふりをしたんだ。
これはいじめではありませんよと。
仲間内でのいじりですよと。
五年生のある秋の放課後、俺は小竹たちに呼び出された。小竹っていうのは、奴らの中心にいた男で……あとユカコっていう女の二人が、一番目立って怖かったな。
俺は断ることなんてできなくて、馬鹿面下げてついていったよ。だって、俺の中での俺の立ち位置はあいつらのお仲間で、いじられキャラでみんなを笑わせる存在ってことになってたからね。
連れて行かれた場所は――小学校のプールだった。夏の間のプール授業が終わり、ほったらかしにされていたプールには、前日までの豪雨の影響で雨水が溜まり、枯葉や泥、虫の死骸、どこかから飛んできたビニール袋なんかがところどころに浮いていた。
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