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第0章 プロローグ
死亡
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俺、黸昶璉神は死んだ。
俺は今雲の上にいる。
雲の上だぞ?雲の上。有り得ないだろう。雲と言っても地球にあった雲のような雲ではないとは思うが。しかし俺はそこに立っているのだ。立ったていると言っても、俺も雲みたいな形をしていて立っているとは言えなくて、浮かんでいるという感覚ではあるが。まあ、魂みたいなものなのだろう。よく分からないが。
その雲の上には12本のながーいながーい道がある。この道いっぱいいっぱいに俺と同じような雲みたいな姿で並んでいる。死者はそこを通ってたどり着いたところで天国行きか地獄行きかを決めるらしい。なので俺も今その道を進んでいる途中だ。ちなみに目などはもちろんないぞ?何となく感覚で分かるんだ。不思議なものだよな。
「は~い、死者の皆さ~ん。真っ直ぐ進んでくださいね~。この先には閻魔大王様がいらっしゃるので閻魔大王様に天国行きか地獄行きかを決めてもらって下さいね~」
「はい!そこそこ押さないよ~。死者の皆さんは沢山いるので焦らずゆっくりと向かって下さいね~。急ぎ過ぎると大変なことになるかも知れませんよ~」
「そこ~!抜かさない!地獄行きになってしまいますよ~」
こんな感じでどこからか声が聞こえてくる。
スピーカーなのか何なのかは知らないが、周りに誰もいないのに聞こえてくる。耳などはないが聞こえてくる。これも不思議なんだよな。
地獄行きは嫌なので俺はゆっくりと焦らずに抜かさず進んでいく。
前には数え切れない程の死者がいる。いや、本当に多いからな。億はいるぞ?10億以上いるかもしれない。これは何時間かかるのか。いや、何日かかるのか。
何日かかったのかもう覚えてはいない。途中までは暇だったので1秒1秒数えていたのだが、飽きてしまって数えるのを止めてしまった。ちなみに、10日くらいまでは数えていた。まあ、そのせいで数えなくてもある程度は分かるようになったが。なのでだいたい1年くらいだろうと予想を付けている。予想の遥かに上を来たよ。
こんなに長いんだったら抜かしたい気持ちも分からんでもない。1年も待つなんて退屈で仕方がないからな。
そしてやっと、やっとの思いで閻魔大王様の所に来れた。
「はい。次の方どうぞ~」
「お主は···ふむ。数々の功績を出しているな。だからお主は天ご···」
閻魔大王様は大きな椅子に座って紙みたいなものを見て、喋っていた。閻魔大王様の前にはそれまた大きい机もあった。そこから俺を見下ろしていた。
なんだろう?俺は功績を残した覚えはないので間違えたのだろうか?は~。地獄行きかな~。どんな所なんだろうな~。
「お主はっ!お主が黸昶璉神か!」
言葉には出せないので、はい。そうですよ~。と心で思いながら頷いてみる。
「やはりそうか。ではお主は天国行きでは無いな」
やっぱりか~。あ~。天国に行きたかったな~。そんなに悪いことはしていないと思っていたんだけどな。地獄生活を頑張るしかないな。
「安心しろ。地獄行きでも無い」
えっ!じゃあどういう意味だよ!ここには天国と地獄しかないんじゃないのか?そんなのは習っていないから断定は出来ないけど。それ以外の選択肢が見つからないんだよな。あっ!極楽浄土とか?
「極楽浄土は日本だけの考え方だろう?そんなものはないぞ。」
なっ、なんだと。閻魔大王はいるのに極楽浄土はないのか···。なんか悲しいな。でも他に何があるんだろう。
「それはだな。特別な場合のみに通される選択肢があといくつかあるんだよ。そのうちの1つだな。聞いて驚け!神界行きだっ!神が会いたいと言っておるぞ。ここまでする奴は久しぶりに見たな」
なんだって!俺は神界で何をされるんだ?ん?まてよ?閻魔大王様、心をお読みになって?
「まあな。死者には口もないから心で判断するしかないんだよ。そろそろ行くぞ。後ろも突っ返っているし、神も待っているだろう」
そう閻魔大王様が言ってから、俺の体?···魂は神界に飛ばされた。
心を読まれているんだったら、もっと言葉使いには気をつければ良かったかな?神界に行くんだから、神様がいるんだよな?神様にはしっかりとしないとな。
そして神界に着いた。
そこには優しそうなおじいちゃんがいた。そして、着いてそうそうにこんなことを言われた。
「本当に済まなかったのじゃ!」
そして俺は思った。
あぁ、これはテンプレ来たな。
と。
俺は今雲の上にいる。
雲の上だぞ?雲の上。有り得ないだろう。雲と言っても地球にあった雲のような雲ではないとは思うが。しかし俺はそこに立っているのだ。立ったていると言っても、俺も雲みたいな形をしていて立っているとは言えなくて、浮かんでいるという感覚ではあるが。まあ、魂みたいなものなのだろう。よく分からないが。
その雲の上には12本のながーいながーい道がある。この道いっぱいいっぱいに俺と同じような雲みたいな姿で並んでいる。死者はそこを通ってたどり着いたところで天国行きか地獄行きかを決めるらしい。なので俺も今その道を進んでいる途中だ。ちなみに目などはもちろんないぞ?何となく感覚で分かるんだ。不思議なものだよな。
「は~い、死者の皆さ~ん。真っ直ぐ進んでくださいね~。この先には閻魔大王様がいらっしゃるので閻魔大王様に天国行きか地獄行きかを決めてもらって下さいね~」
「はい!そこそこ押さないよ~。死者の皆さんは沢山いるので焦らずゆっくりと向かって下さいね~。急ぎ過ぎると大変なことになるかも知れませんよ~」
「そこ~!抜かさない!地獄行きになってしまいますよ~」
こんな感じでどこからか声が聞こえてくる。
スピーカーなのか何なのかは知らないが、周りに誰もいないのに聞こえてくる。耳などはないが聞こえてくる。これも不思議なんだよな。
地獄行きは嫌なので俺はゆっくりと焦らずに抜かさず進んでいく。
前には数え切れない程の死者がいる。いや、本当に多いからな。億はいるぞ?10億以上いるかもしれない。これは何時間かかるのか。いや、何日かかるのか。
何日かかったのかもう覚えてはいない。途中までは暇だったので1秒1秒数えていたのだが、飽きてしまって数えるのを止めてしまった。ちなみに、10日くらいまでは数えていた。まあ、そのせいで数えなくてもある程度は分かるようになったが。なのでだいたい1年くらいだろうと予想を付けている。予想の遥かに上を来たよ。
こんなに長いんだったら抜かしたい気持ちも分からんでもない。1年も待つなんて退屈で仕方がないからな。
そしてやっと、やっとの思いで閻魔大王様の所に来れた。
「はい。次の方どうぞ~」
「お主は···ふむ。数々の功績を出しているな。だからお主は天ご···」
閻魔大王様は大きな椅子に座って紙みたいなものを見て、喋っていた。閻魔大王様の前にはそれまた大きい机もあった。そこから俺を見下ろしていた。
なんだろう?俺は功績を残した覚えはないので間違えたのだろうか?は~。地獄行きかな~。どんな所なんだろうな~。
「お主はっ!お主が黸昶璉神か!」
言葉には出せないので、はい。そうですよ~。と心で思いながら頷いてみる。
「やはりそうか。ではお主は天国行きでは無いな」
やっぱりか~。あ~。天国に行きたかったな~。そんなに悪いことはしていないと思っていたんだけどな。地獄生活を頑張るしかないな。
「安心しろ。地獄行きでも無い」
えっ!じゃあどういう意味だよ!ここには天国と地獄しかないんじゃないのか?そんなのは習っていないから断定は出来ないけど。それ以外の選択肢が見つからないんだよな。あっ!極楽浄土とか?
「極楽浄土は日本だけの考え方だろう?そんなものはないぞ。」
なっ、なんだと。閻魔大王はいるのに極楽浄土はないのか···。なんか悲しいな。でも他に何があるんだろう。
「それはだな。特別な場合のみに通される選択肢があといくつかあるんだよ。そのうちの1つだな。聞いて驚け!神界行きだっ!神が会いたいと言っておるぞ。ここまでする奴は久しぶりに見たな」
なんだって!俺は神界で何をされるんだ?ん?まてよ?閻魔大王様、心をお読みになって?
「まあな。死者には口もないから心で判断するしかないんだよ。そろそろ行くぞ。後ろも突っ返っているし、神も待っているだろう」
そう閻魔大王様が言ってから、俺の体?···魂は神界に飛ばされた。
心を読まれているんだったら、もっと言葉使いには気をつければ良かったかな?神界に行くんだから、神様がいるんだよな?神様にはしっかりとしないとな。
そして神界に着いた。
そこには優しそうなおじいちゃんがいた。そして、着いてそうそうにこんなことを言われた。
「本当に済まなかったのじゃ!」
そして俺は思った。
あぁ、これはテンプレ来たな。
と。
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