零からスタートの終わりなき果へ

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第2章 自分磨き

お買い物

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無事に冒険者になれたので次の目的地へ行く。

「お母様、今度はこの町を見てみたいので散歩しましょ?」

「分かりました。じゃあお買い物もしましょうね。ネルも欲しい物があれば言ってくださいね」

「本当ですか!?ありがとうございます」

こうしてお買い物をすることになった。

「それにしてもお腹が空きましたね~。ここでお昼ご飯にしましょう?」

「俺もちょうどお腹が空いていました。お昼にしますか」

「分かりました。じゃあ私の行きつけのお店に行きましょうか」

「はい!」

お母様の行きつけのお店か~。
どんな所なんだろうな~。

「着きましたよ。ここが私の行きつけのお店、レッドスピアです」

レッドスピアですか。
なんかネーミングセンスが···。
だってスピアってあれでしょ?あれが赤いって。どんなお店ですか?

そして俺とお母様はお店に入って席に座った。そしたら店主だと思われる人がお母様に話しかける。

「リフレ様、お久しぶりです。本日はいつものメニューで宜しいでしょうか?」

「そうですね。今日は弟の方のネルを連れてきました。なのでいつものメニューを2つお願いしますね」

「畏まりました」

いつものメニューってなんだろう。お母様の味覚は凄いから大丈夫だとは思うが。凄いと言うのは美味しいものしか食べられないと言うやつだぞ?決して馬鹿舌ってわけではないからな。

「お待たせしました。レッドボアの甘辛炒めと、レッドドラゴンのステーキでございます。デザートは特製蜂蜜をかけたリンゴタルトです。デザートは後でお持ち致しますのでお呼び下さいませ」

「えっ!?」

「こらネルちゃん。大声は出していけませんよ。」

「あ、す、すみません」

つい大声を出してしまった。
この世界でもリンゴはリンゴなんだ。
地球と似ているところが沢山あるとは知っていたがそこまで一緒だとは思わなかったな。ノアに予め聞いておけば良かったな。他の皆様に迷惑をかけてしまった。ごめんなさい。

それでは、

「頂きます」

「頂きます」

地球で言っていた頂きますはこちらでは広まっていなかった。まぁ、言ってるのは日本くらいだけどな。だから家族のみんなにも教えてあげた。今はもう定着している。家族の間だけだけどな。

じゃあ早速食べていこうか。

はぁぁぁぁぁあああ!!

なんだこれは!
熊って、合うのかと思っていたけどこれは美味しい。ちゃんとバランスよく調理してあるし味付けも最高だ!
ドラゴンは美味しいのはもちろんなんだけどやはり味付けが美味しい。
この世界では塩も胡椒も高級品、もちろん砂糖も高級品だ。だから調味料がほとんど普及していない。味付けなしで食べることが多いのだがこういう高級店にはちゃんと調味料が置いてあったようだ。
本当に中世ヨーロッパみたいだね。

「美味しいですね、お母様」

「そうでしょう?ここはドラゴン肉が必ず置いてあるから良いのよね。少し肉が多めですけど大丈夫でしたか?」

「はい。お肉は好きですから」

「それは良かった。では、デザートにしましょうか」

「はい!」

デザートが届いた。
デザートこそ、超高級品で、俺達でも、そんなに食べたことはないし、王族の人達でもそんなに食べたことはない。でも、ここでは少し安めで買えるのでお母様は冒険者時代によく来ていた所らしい。

タルトも美味しかった。
日本のタルトとは比べてはいけないがそれでも少し甘さは感じた。リンゴは少し酸っぱいがその酸味が効いていて美味しい。

「美味しかったです。ありがとうございました」

「良いのよ。また来たかったら言ってね。連れて行ってあげるから。さぁ、これからお買い物をしましょう」

「はいお母様」

そして俺達は服屋に来ていた。

「さて、ネルちゃんに似合う服を探さないとね」

それから何10分も俺はお着替え人形にされた。それで服を何着か買ったのだが、この世界はあまりファッションに興味がないらしくほとんど同じような服しかなかった。
俺、お着替え人形になった意味あったのかな?

それからアクセサリーショップや、道具屋、武器屋などまわったが特に買うことはなく終わった。やはりこの世界の文化は遅れているらしく、道具屋でも、地球に劣っている物ばかりだった。まだ、使いやすいような道具も知っているし、これがあれば便利なのにっていう道具も知っている。
俺も商業やってみようかな?
俺がやることによって、みんなにもより良い暮らしができると思うし、何より、俺のお小遣いが貯まる。今も月に50ルル貰っているのだがお金はいくらあってもいいものだ。これからのこともあるので少し貯めておきたい。そういうことで次は商業人になりたいと相談しよう。まぁ、今言っても冒険者になったばかりなので断られるとは思うが冒険者ギルドと商業ギルドを重ね持ちしている人も多くはないがいるので許してもらえるだろう。
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