零からスタートの終わりなき果へ

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第2章 自分磨き

ネルVS盗賊

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俺は急ぐためにほぼ全力で走った。
走っている途中にローブを着て、グローブを付けた。武器も破癒剣グラスを装備した。

俺の1兆あるステータスだと、すぐに着いた。お父様達には驚かれてしまったがもう遅い。

「加勢します!」

「ダメだ!こんなことは言いたくないが子供ではどうにも出来ないし、邪魔になるだけだ!」

「そうだ!ここは危険なんだ!逃げろ!」

「大丈夫です!腕には少し自信があるので!」

俺は破癒剣グラスで空気を切って飛斬を飛ばした。そして盗賊団の意識を破壊した。意識を破壊という言葉は適切ではないかもしれないが要するに気絶させたという事だ。まずは裏にいる10人程を気絶させた。これで魔法などの遠距離攻撃は出来なくなったはずだ。もちろん盗賊団も傷ついていない。破癒剣グラスで切ったのあくまで意識なので傷を付けることはないし斬ることも出来ない。破壊する対象を変えたらもちろん斬ることは出来るが今はしない。まだ、人を殺すということはしたくないからだ。いつかは殺さないといけない時が来るとは思うが今はまだその時ではない。免疫を付ける、ということならいいかもしれないが恐らく”完全耐性”で何も思うことはないだろう。だからそういう感情にならないためにまだ殺しはしない。殺した途端に気持ちが急変して殺人鬼にもなりかねないしな。

俺はグラスを地面に突き刺し、ある程度の魔力を込め、俺は言う。

「対象は盗賊団残り39人。効果は意識の破壊。対象の者全てを気絶させろ」

すると、剣から黒いモヤが出て、盗賊団に触れる。盗賊団は驚いていたがモヤが盗賊団に触れる方が早く、すぐに気絶していった。

これで全員気絶させた。
護衛の方は全員無事で傷ひとつない。

後から見てみると、獣人の騎士が、30人程いる。騎士団の紋章も違うから別の騎士なのかな?

「無事で良かったです」

「馬車に寄るな!貴様は誰だ!?」

警戒させちゃったかな?
まぁそれもそうだよな。いきなり現れて次々に盗賊の人達が倒れていくんだから。
俺はグラスをマジックバックに入れる振りをして異空間にしまい、名をなのることにした。

馬車は俺の家の辺境伯家の馬車よりも豪華だったので丁寧に言う。

「申し遅れました。私はネル・ネロリアと申します。ゼル・ネロリア辺境伯の次男になります。盗賊団に襲われているとスキルで分かりましたので応援に駆けつけました。もうすぐ父の騎士も来ると思います。父はもう少しかかると思いますが」

「ふむ。では証明できるものはあるか?」

「あります。これで良いですかね?」

俺は身分証を出した。もちろんステータスなどは隠してあるので名前や性別などしかうつっていない。

「分かった。信じよう。だがここまで簡単に盗賊団を倒せるとは思わん。どうやった?」

「どうやったかは教えることは出来ませんがこれを見ていただけると分かると思います」

俺は冒険者カードを出して見せた。

「ほう。その歳でBランクか。流石はネロリア伯の子供だな」

「お父様のことを知っているのですか?」

「知ってるも何も有名だからな。しかも俺は近衛騎士団の副騎士団長だからな。憧れの人でもあるのだ。騎士団長様も憧れの人ではあるがな」

「そうでしたか。ですがそちらに乗っている方は?紋章は王族家のものではないように見えますが。他の貴族の方の紋章でもないようですし」

「あぁこの方はセルモンド獣王国の第2王女のユア・フィルネリア・セルモンド様だ。この度は我がスティフィア王国に起こしいただいていたのだ。騎士の中にも獣人の人が見えるだろう?その人達はセルモンド獣王国の近衛騎士団の方々だ」

「そ、そうでしたか。ですがここはスティフィア王国内です。このような事があれば戦争とか賠償金とかを支払わないといけないんですよね?」

「戦争はまずないから安心しろ。賠償金ももしかしたらないかもしれん。まぁ、分からんがな」

戦争まで発展しなくて良かった。
他国の王族がここで襲われたとなったら国際問題だからな。

それほどまでスティフィア王国とセルモンド獣王国は仲が良い。スティフィア王国は獣人を受け入れる数少ない国だからだ。

「応援にネル・ネロリア辺境伯の騎士だ。応援に参っ·····た···え?盗賊団がいるとお伺いしたがもう倒されていたか。って!ネル様!?なぜこのような所に!?」

「俺も応援に来たんです。少しでも怪我人を減らしたかったですしね。ちゃんとお父様の許可は貰っていますよ」

「そうでしたか。それなら。ネル様なら可能かもしれませんね。そちらは近衛騎士団の方ですか、それと、セルモンド獣王国の近衛騎士団?何故ここに?」

「馬車に乗っている方がセルモンド獣王国の王族の方らしいですよ」

「なに!?そしたら···」

「待ってください、そこはもう説明を受けましたから大丈夫です。後で説明しますから」

「そうか。分かったお騒がせして申し訳ない」

すると、突然馬車の扉が開き、待女に支えられたユア様が出てきた。
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