零からスタートの終わりなき果へ

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第2章 自分磨き

ユア・フィルネリア・セルモンド

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馬車からでてきたユア様はゆっくりとこちらに向かってくる。
よく見ると、歳は俺と同じくらいで、少しピンクが入っていると思われる銀髪で、白色の猫耳と、尻尾がある。
この世に存在するのか?と思うほど、今まで見てきた中でもトップレベルの美少女だった。まぁ、獣人なので猫耳などでプラス加点されているかもしれないが。

ユア様が出てきた時に近衛騎士団の方々が慌てたがそのまま跪いた。

「王女様、ご無事で何よりです。今はまだ落ち着いていないご様子ですが大丈夫なのすか?」

「大丈夫です。心配してくれてありがとう。それよりもネル様、先程は助けてくださりありがとうございます」

「いえいえ。通りかかっただけですのでお気になさらずに。それよりも王女様が無事で良かったです」

「ありがとうございます!ユアで大丈夫ですよ。それと···恐らく国王が謁見を望まれると思うのですが大丈夫でしょうか?」

「それは···お父様ともお話しないといけません。私はまだ子供ですので1人では決めれないので、本当に申し訳ございません」

「分かりました。もう少ししたらゼル様も来るんですよね。その時にでもお話いただければ」



それから何分かしてお父様が来た。
お父様は近衛騎士団の副団長がいることや獣王国の近衛騎士団の方達がいることに驚き、第2王女がいることにもすごく驚いていた。しかし、さすがと言っていいことに、動じず、これまでの事やこれからの事を聞いていた。

なぜ第2王女がここに来たかというと、5歳になったからその報告だそうだ。なんでもスティフィア王国とセルモンド獣王国の間ではお互いの王族が5歳になった時にその報告としてそれぞれの国に行くことが行事ごとになっている。スティフィア王国の王女様も今年5歳になっているのでもうセルモンド獣王国に行ったらしい。スティフィア王国の王族は5歳になった時の行事が多いな。
今はそれが終わって獣王国に帰ろうとしていたところ。その道中に盗賊が出た所に俺が駆けつけ、助けた。ここまでがこれまでのやり取りだ。今は今後についてお父様と獣王国第2王女様と、スティフィア王国近衛騎士団副団長、セルモンド獣王国近衛騎士団副団長かお話中だ。俺はお父様の隣に立って話を聞いている。

「ではこの後はどうするのでしょうか?」

「先程ネル様にもお伝えしましたが恐らく国王が謁見を望まれると思うのです。なので護衛も兼ねてこのまま護衛をして頂いて獣王国に来て下さると助かるのですが·····王都でお披露目会があるのですよね?それでしたらお披露目会が終わってから来ていただいても構いません」

「そうですか。それではお披露目会が終わり次第セルモンド獣王国にお伺い致しましょう。護衛の件は誠に申し訳ないのですが申し訳ございません」

「大丈夫ですよ。元々この人数で魔物などをよく倒してくれていましたし、十分なほどですよ。私はこれで戻りますのでまた獣王国でお会いしましょうね。ネル様♪」

「では。私もまた会えるのが楽しみです。お披露目会が終わり次第すぐに向かいますね」

最後に挨拶をしてから別れた。ちなみに盗賊はお父様の馬車が持っていき、王都の検問所で引き渡す。

それにしてもテンプレ的に貴族か商人の人が魔物か盗賊に襲われるかもとは予想していたけど他国の王族の人だとは思わなかったな。ノアには面白いから自分で見てみてくださいと言われていたがその通りだな。まぁ、襲われている自体は面白くもなんともないけどね。

そして2日かけて王都に着き、検問所で盗賊を引渡し、ついに王都に入ることが出来た。
ちなみに盗賊の中には懸賞首を持っているものもおり、大金貨2枚を貰うことが出来た。少し高いと思ったがあの盗賊団は強かったらしい。お金は全て俺が貰った。いらないと言ってもお父様がネルが倒したのだからネルが持っていろと言われ渋々貰うことにした。盗賊団の意識はまだ回復していない。グラスで破壊したものはグラスでないと治すことが出来ないからだ。もちろん1日後には回復するようにしてある。その頃には牢に入っているだろうし、いつまでも気絶しているとなんにも出来ないからな。
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