クリノクロアの箱庭

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第六十七話 魔王と勇者の役割

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今、僕は魔王とランチ中だ。
勇者もいる。
まだ、候補だけど。
他のクラスメイトも誘ったのに、皆んな遠慮したのか断られてしまった。
何だよもう。食事に誘って断られるって結構ショックなんだぞ?

まあ、また懲りずに誘ってみよう。
とにかく今はこの3人で緩やかな時間を過ごしている。

「クリスの部下の人達も一緒に食べれば良かったのに」
「魔王と側近が同じ席で食事を摂る訳なかろう」
「あ、そういうものなんだ。何?威厳を保つためとか?結構セコイね魔王の仕事って」
「仕事ではない。宿命だ」
「運命でしょ?」
「あの。リーンハルトくん?私ここに居ていいんでしょうか?あっちで写本読んでたいかなーって」
「ダメだよ。リーカは勇者なんだからここに居ないと」
「まだ、勇者になってないですー」

まだか、写本分厚いからなー。
今日中に読み終わらないよな、きっと。

「もういいだろう。食も摂った。我は外に出て、この世の人々を天に送り返す。リーンハルトは元友のよしみで後回しにしてやる。
「クリス!」
「な、、、な、なんだ?」
「元?」
「あ、、いや、我は魔王なり、故に」
「もとおおおうう?」
「リ、リーンハルトは友、故に後回しだ」
「うん。友だからね。それくらいはしてくれていいよね」
「う、うむ」

リーカは頑張って読んでくれてるけど、時間が掛かるだろう。
だいたい勇者が生まれても、クリス相手にはあまり役に立たなさそう。
第一、僕はクリスと敵同士になるつもりは毛頭ない。
魔王って言ったって、勇者と何も変わらない、ただの記号でしかない、と思うんだ。
記号っていうか、ただの名前だよ。

リーンハルトとリンとリン様が同じ僕を表しているのと同じで、クリスとクリストフォルスと魔王何ちゃらは同じ人を表すただの名前だ。
魔王、、、なんだっけ。
まあ、そこはどうでもいいや。

そう、名前なんて僕にとってはどうでもいいや、なんだよ。
本当はいけないんだろうけどさ。でも、顔を覚えていて、どういう人かが分かっていて、呼び方が合ってれば、真の名なんて僕にとってはただの決め事でしかない。
その人にとって大事なのがたまたま真の名だったら、それはまあ、僕も頑張って覚えるけどさ。
クリスは魔王よりクリスなんだよ。
王子でもないし、クリストフォルスでもない。

僕が認識しているのは、この目の前でナスのパスタを食べている人がクリスという人だ!という事なんだ。
だから、クリスは魔王だけど、友として手伝ったり、間違った事をしそうになったら正してあげるんだ。

まあ、結局、今まで通り、かな?

「リーンハルト。そろそろ外に出て粛正をしたいのだが」
「ええ?粛正って、、、殺さないんでしょ?強制ログアウトって言うのをするんじゃないの?」
「何故、人族の貴様がその言葉を知っている?」
「まあ、色々とね。それよりこのガレット美味しいよ?ちょっと分けてあげるから食べてみなよ」
「待て。パスタの上に乗せるな!味が混じる!この空いたところに乗せろ」
「はいはいっと。ほら、召し上がれ」
「こんなに大きくもらって良いのか?どれ、、、ほう、ソバの風味が香ばしくて美味いな」

最近、ここの学食はマルブランシュ共和国フェアというのをやっていて、ソバのガレットとかブラマンジェとかが楽しめる。

「あのう。魔王とシェアとか聞いたことないんですけど。平気なんですかね。その、魔王と言っても男子同士なのでまた変な噂になりそうですけど」
「うっ、、、。それは御免被りたい。リーカともシェアして緩和しよう」
「ふああ。い、良いんですか?なんだか、ちょっぴりドキドキ」
「魔王の前でイチャイチャするでない」
「イチャイチャじゃないやい!僕の名誉を守る為の必要経費だい!」

食事も終わってしまい、部下とも合流して、さてそろそろ外に出て本格的に魔王業務を始めようかという頃、リーカが苦しみ始めた。

「ううううっ。うぐうう」
「リーカ?食べ過ぎた?ポンポン痛い?」
「違いますぅ!頭が痛いんですぅ!カキ氷食べた時みたいに痛いんですぅ!」

それはあまり大した事ないんじゃ、、、。
でもこれってクリスの時と同じ症状?
今も少しずつ写本を読んでいたから、、、それじゃあ、ようやく。

「あ、治った。良かったー。もうどうなるかと思いましたよー。もう全然痛く無くなりましたー。はあ、良かった良かった」
「それはいいから、勇者になったんでしょ?」
「へ?あ、これ、そうなんですか?あまり変わりないような、、、」
「ステータスを見れば良かろうに」
「あ、すみません、魔王さんにも気を使わせちゃって」
「いや、別にいいが」

ごそごそとリーカはステータスを確認する。
なんで、ステータス確認にごそごそという動きが付くんだよ。
カバンの中を探してるんじゃないんだから。

「あ、あった!ありましたよ!勇者」
「おう、とうとうなったね。勇者。あれ?でも変化無いね」
「そう、ですね。でも、職業欄が今までは『奴隷、魔法使い』だったのが『奴隷、勇者』に変わってるので、勇者ですよ、私!」

ええええ、奴隷って職業欄に書かれるのか。これ仕事なんだ。
しかも、勇者より順番先なのかよ。
っていうか、奴隷で勇者って、どうなのさ。
まあ、僕が奴隷にしちゃったから、悪いのは僕なんだけど。
いや待て。奴隷じゃなくて主従契約でしょ?本当の名前は!
名前なんかどうでもいいや、とかカッコつけて言ってたけど、この名前はちゃんとしようよ!

と、とにかく、奴隷勇者はここに誕生した訳だ。
ああ、もう、締まらないな。


「それで?どうするのだ?勇者は何故かこの小娘が本当になってしまったが。勇者が生まれた以上、魔王たる我と闘うのか?」
「ううん。魔王だけって言うのは何かバランスが悪いから、揃えただけ。だいたいなんで友達同士で闘うのさ。別に喧嘩もしてないんだし」
「うえ?わたしバランス取る為だけに、勇者になっちゃったんですかあ?」

まあ、いいじゃない。
将来、就職する時に何かと有利だよ?
だってさ、履歴書の職歴に『勇者』って書けるんだよ?
あ、『奴隷』も書くからプラマイゼロか。いや、ちょいマイナスかな?

食堂から教室に戻ってきた。
ちゃんと付いてきてくれるところが、やっぱりクリスなんだなあとか思ってしまう。

「ああ、クリス、、、戻ってきてくれましたのね。リーンハルト。どうでしたか?クリスは正気に戻れそうですか?」
「あ、うん、今のこの状態でもう正気みたいなものなんだけどね。でも、まあ、なんとかしてみるよ。フリーデも一緒に話しをしていいかな?」

フリーデは有事に備えて、昼の休み時間も王宮の人が学校にやってきて食事をしながら打ち合わせをしていた。
本当はクリスもそれに参加しないといけない立場なんだけど、流石に魔王状態で王宮の人達に合わせるわけにはいかなかったから、生徒側との打ち合わせをすると言う名目で抜けさせてもらった。
実際には僕とランチとおしゃべりをしてただけだ。

空き教室に来て、僕とフリーデ、クリス、リーカの4人で話し合いをする。

「いい加減、我は我の役割を果たしに行かなければならないのだが。これ以上邪魔立てするなら、例えリーンハルトでも、力ずくで行かせてもらうぞ」
「まあまあ、その事も含めて今後の方針を決めようじゃないか」
「方針、ですの?」
「そう。あ、先に言っておくけど、僕はクリスと敵対する事はないからね。喧嘩とか意見がぶつかって言い争いになる事はあるかもだけど、敵、じゃない。味方か?と言われると微妙だけど、友ではあるからね」
「そう、ですの、、、。分かりましたわ。それで、どういたしますの?」

こうやって、僕の言う事を信じてそのまま受け入れられると言うのは、父親譲りの良いところなんだよな。
フリーデはいい国王になれるよ。

「まず。クリス。君の目的はなんだい?」
「だから、言っただろう。我はこの世界に溢れている余剰の人々を天に返す事だ」
「それは、手段でしょ?それをする事で何を達成しようとしてるのさ」
「それは、システムだ」
「うえっ?システム?体系?」
「仕掛け、ルール、装置、自然の摂理、定理。そう言い換えも出来る。物が上から下に落ちる。そう言った当然の事と同じで、増えすぎた人々を我が天に戻していくという決め事になっている」

ふーむ。当然の事ね。
ま、運命の女神とやらが、何か仕込んだんだろうけど。

「クリス的には、こっちの世界の人達を強制ログアウトさせて動いている人数を減らしたいんだよね?」
「うむ、アクティブユーザーが予想より多くなり、負荷に耐えられなくなったから、人数を減らす必要があるのだ」

ええ?なんか酷いやり方だな。
そんなやり方、文句出ないの?
その人数の見積もりが甘かったせいなんじゃないの?

「本来、正しく赤ん坊として産まれてくる分は数が足りているのだ。そして、天使や精霊達も自ら購入したアバターを使っているなら、それも数が合う。だが、長い間にはそのルールを破るものが出てくるものだ。正しく産まれ出たアバターを乗っ取り、そこに天使や精霊が入り込んで、あたかも初めからそのアバター乗りだったかの様にこの世界で暮らしている。そして、その場合は自然に死ぬ事は無くなるから数が減る事は無くなる。結果として全体の数が増えるのだ」

はあああ。
アバター高いもんね。
でも、そんなズルをして、精霊とかの仕事をしてるんだ。

「つまり、そのアカウント乗っ取りが横行して来ているから、それを戻すのが魔王の仕事なんだ」
「そうだ。そして、勇者は我や我の部下を排除する為に作られる」
「え?それっていい事なの?どっちかというと魔王の方がいい事をしていて、その邪魔を勇者がする事にならないの?」
「我ら自体が本来ここにいて良い存在ではないからな。ある程度、負荷が軽くなれば、用済みになった我らを天に戻す必要がある。我らは自らの死を選ぶ事はもちろん、部下が我を倒す事も出来ないようになっているからな。それをやれば即クビになる」

あ、仕組み的に出来ないんじゃなくて、規則的な問題なんだ。


つまり、こっちの世界は今、人が来過ぎていて、それが、ちょっとズルをした人がいるせいだ、と。
それだと世界の負荷が掛かってマズイから、魔王が生まれて人数調整をする。
それが終わったら、魔王達を天に戻すのが、勇者の役目、、、か。

「よし、だいたい分かった。まず、クリスは教室で呼び出した部下を天に戻そう」
「何を言っている。これから多くの人を粛正するのだから、部下は何人居ても良いのだ。返すなどできん」
「だーめ。だいたい、その部下達も本来の中の人から乗っ取っちゃってるじゃないか!正そうとしている人が不正をしたらダメだよ」
「いや、しかし、あれは元々」
「元が誰のものでも今はあの生徒達のアバターだよ?」
「う、うむ。分かった。後で天に返す」
「うん。それでこそクリスだよ」

後はクリスの仕事だよな。
それはちゃんと果たせるように、手伝わないと、だ。

「ねぇ、問題なのは一度にこっちの世界に人が来過ぎてるからでしょう?中の人が天の世界にいる人達なら、一旦皆んな戻ってもらったら?」
「それは出来ない。接続は切れていても、またこちらに戻る予定なのであればアバターはスリープ状態で残しておく。それでは世界の負荷は変わらないのだ。だが、我が粛正すればアバターも自動で天に回収される」

そうなのか。稼働しているアバターの数が問題なのか。

「それならさ、他の人と何人かで一つのアバター共有してさ、使いたい時だけ使うっていうのはどう?それならアバターの数を減らせない?」
「それは、もうある。レンタルアバターやアバターシェアのサービスは最近流行っていて、アバターの販売台数は年々落ちているらしい」

そっかあ。もうあるのか。
それがあるのに負荷に耐え切れないって、相当世界の性能が低いのか、相当不正アバターが多いのか。

「それなら、やっぱり天に戻すしかないないのかな。クリスがやると誰も彼もが天に戻されちゃうの?」
「いや、不正をして乗っ取った者だけが対象になる。正規の手順で産まれた者や、正しく購入したアバターの精霊や天使はこのスキルを使っても何も起きない。ロルフ・バルマーは不正使用のアバターだった」

ロルフゥ。あいつ、意外とセコイ奴だったんだなぁ。
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