クリノクロアの箱庭

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第百五十三話 お買い物

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家は出来た。
まあ、まだ足りない所とか、直したい所はたくさんあるけど、そこは住みながら少しずつ変えていけばいい。
それよりも次は食料の調達だ。
いつまでも木の実だけと言うわけにはいかない。

イモを何種類か森の中で見つけたので、それを何等分かに切って庭に作った畑に植えた。
あとはストレージに入っていた野菜や果物のうち、種があるものは、取り出してこれも植える。
大した準備も無しに飛び出してきたから、食料になるものも、栽培する為の物もほとんど持ってきていない。

「穀物と野菜は何とかなるかもしれないけど、肉とか乳製品がなあ」
「贅沢は言ってられないわよね。森の中の動物や魔物を狩っていくしかないんじゃない?」
「狩ると言うよりは、飼うのも必要だよね」
「タンパク質とカルシウムなのです!第1群と第2群なのです!」
「何それ。とにかく継続的に手に入るように、最初は鳥とあとは山羊か羊が欲しいね」
「卵とミルクね。いいわね。この辺ならきっといるわよ」

この家に魔物が現れるかもしれない事も考えて、戦力を上手く分けて捜索班と菜園班に別れた。

この辺り一帯は魔物に囲まれてるんだから、家の周りに頑丈な壁も欲しいよね。
考え出したらいくらでもやる事は出てくるな。
何もない所からいきなり暮らし始めるのって大変だ。

皆んなが食べ物を何とかしてくれている間、僕はと言うと空を駆け巡っていた。
まあ、白銀に輝く鷲の魔物、フレスベルグのシルヴルに乗らせてもらってるだけなんだけどね。
この僕の友人の神、シルヴルにお願いして近くの町に連れて行ってもらっている。

衣食住のうち住は何とかなったけど、食料はまだどうしても自給自足とはいかない。
なので、買い出しに来たのだ。
衣食住の衣に関しては、食以上にどうにも出来ないから、これは自給率0%になってしまう。
流石に葉っぱを体に巻く生活は無理があると思う。

「ホントにこっちでいいの?今まで敵国だったんじゃない?」
「いいのいいの。フォルクヴァルツに行ったら、指名手配されてるかもしれないし、バレたらまいて帰るのは大変だろうからね」

今シルヴルに向かってもらっているのは、フォルクヴァルツではなく、ノルド帝国だ。
ヴォルガに行くのは何となく嫌だったし、ノルドなら僕の事を知っている人もいないだろうから、買い出しには向いていると思う。

シルヴルには付き合ってもらって悪いけど、「暇だったし誘ってくれて嬉しいよ」と言ってくれるから助かるよ。

ノルド方面は距離があるから、自分の足で走って行っても半日くらい掛っちゃうからどうしても泊まりがけになってしまう。
シルヴルに運んで貰えば1時間半くらいで着く。
これなら買い物をしても夕方には帰れるだろう。

「ほら、町が見えてきたよ。あれだけ大きければ何でも揃いそうだね」
「おお、大きいね。じゃあ、目立たないように認識阻害を掛けるよ。そのまま外壁の中に入ってくれるかな?」
「あいよ。でも、流石に下に降りればバレると思うけど、どうするの?」
「このまま飛び降りるよ。帰るときはまたチャットするから、町の外で待っててくれるかな?」
「え、飛び降りるの?大丈夫?え?わっ!あ、後でまたね」

シルヴルから町の中へと落ちていく。
着地と同時にごろごろと転がって衝撃を抑える。
いててて、5階くらいの高さだったからイケるかと思ったけど足挫いた。
あ、いや、これ足折れてる?
カッコつけて飛び降りたけど、誰にも見られてなくて良かった。

シルヴル『えっと、大丈夫?着地の時、足が変な風に曲がってたみたいだけど』
リン『だ、大丈夫大丈夫。何ともないから』

しまった。同じ認識阻害の対象だとお互いは見えているのを忘れてたよ。
シルヴルに思いっきり見られていて恥ずかしい。

足は魔法で治して、路地裏に隠れてから認識阻害を解除する。
ようやくこれで、買い物が出来るよ。

まずは、肉とかのなかなか手に入らないものからだな。
商店街、と言うよりは市場のような通りに入り、お肉屋さんを探す。
ノルド帝国は品不足で食料品は棚に並んでいない、とかの噂はよく聞いていたけど、そんな事はなかったみたいだ。
市場にはたくさんの野菜や果物、卵にミルク、パンとかも豊富に揃っていた。
よく見ると、ライヒェンベルガー公国産の物やマルブランシュ共和国産の物もあった。

意外と他の国との貿易をしてるようだ。
あ、フォルクヴァルツ産のソーセージとかも売ってるし。
フォルクヴァルツと戦争してたんじゃないのかよ。
でも、一本1400ノルンもする。
1ノルンは1/2フォルクくらいだから、700フォルクだ。
ソーセージが一本700フォルクって言うとあっちの相場の4~5倍はする。

流石に敵国の物資は高くなるか。

お肉屋さんも見つけた。
ウシ、ブタ、トリ、ヒツジ、シカ何でもあるな。
ハト肉とかカエル肉とか変わった肉まで置いている。
まあ、そんな肉の料理方法なんて知らないので、普通にウシやブタとトリくらいまでを買おう。

ストレージは保存が効くから、この際だから大量に買っておくかな。

「おじさん。このウシとブタのこの辺の塊をこれとこれと、ああ、この辺全部ください。あとこっちのトリも丸ごとのを5~6羽ください」
「まいど!景気がいいねぇ!オマケして20000ノルン丁度でいいぞ!」
「ありがとうございます………あ、そうか、フォルクで支払いって出来ます?」
「はあ?敵国の貨幣が使えるわけ無いだろう?なんだ戦利品か?それなら、ほら、あの角にある両替商でノルンに変えてもらいな?ノルン貨幣かライヒェン貨幣ならこの辺の店ならどこでも使えるぞ」

ああ、流石ライヒェン貨だな。
どこでも信頼されてる優良通貨だ。
一旦、お肉屋さんを出て、教えてもらった両替商に行ってみる。

「こんにちは」
「こんにちは。ようこそ、セルゲイ両替商へ」

両替商の中はテーブルと椅子が2脚だけあって、その片方には男性が座っていた。
その男性がようこそと言ったので、両替商の店員さんなんだろう。
もしかしたら、この人がセルゲイさんで、店長さんかもしれない。

「えっと、その、フォルクが大量にあるので、ノルンに変えて欲しいのですが」
「はい。外貨両替ですね。こちらにフォルク貨幣をお出しいただけますか?」
「あ、はい。えっと、これくらい有るんですけど」

そういって、テーブルの上のトレーに大金貨を5枚程出す。500万フォルクだ。
店員さんは一瞬目を丸くしたけど、その後は何事も無かったように、フォルク貨幣を確認する。

「はい。確かに大金貨5枚でございます。手数料を引きまして806万5500ノルンとなりますが、よろしいでしょうか」

うあっ。少なっ。普通なら500万フォルクは1000万ノルンくらいになるんだけど、両替する時は800万ノルンくらいになるようだ。
男性の後ろにあるボードにはFRKNRN 1.6135ノルンと書いてあった。
つまり、500万フォルクは806万7500ノルンとなる。
そこから2000ノルンの為替手数料が引かれてこの値段になるようだ。
随分と目減りするように感じるけど、ここで両替をしてもらわないと買い物が出来ないから仕方ないか。
それでいい、と告げると、500万フォルクと806万7500ノルン、そして為替手数料2000ノルンが書かれた紙と、ノルン貨幣が入っていると思われる皮袋も一緒に渡される。

これで、両替が完了したらしい。
大金だからもっと何か聞かれたり、別の部屋に連れて行かれるくらいは覚悟してたけど、意外とあっさりと終わった。
この国なら、これくらいはよく有るんだろうか。

さっきのお肉屋さんに来て、ノルドでの初お買い物リベンジだ。

「おじさん、ノルンに変えてきたよ。さっきのお肉をくださいな」
「おお、うまくできたか!ほら、ご要望の肉をみんな袋に入れておいたぞ」
「ああ、すみません。じゃあ、2万ノルンで」
「まいど!オマケだ、カルバサの端を入れてやるよ」
「あ、ありがとうございます」

カルバサというのはフォルクヴァルツならソーセージとかサラミの事を指している。
薄切りで売っているサラミの切り損なった余りとかを集めて袋に入れてくれた。

「肉は全部袋に入れたのはいいけどよ。これ重いぞ?持てるのか?」
「うん、大丈夫。しまっちゃうから」

そう言って、インベントリに肉の袋を収納する。

「はえ~。すごいなあんた。帝国魔導師のお偉いさんかい?」
「え?そ、そんな感じ、かな?」
「ちっこいのに偉いねぇ。祖国の為に頑張んなよ」
「は、はい………」

変な嘘ついちゃったな。
無理してノルド語で話さず、共通語で外国人っぽくしてれば良かったかな。



野菜も色々な種類があったから、たくさん仕入れた。
フォルクヴァルツでは見た事が無くて珍しい物もある。
その中でも、どのお店にも山盛りにあったのは、スビョークラという赤いカブのような野菜だった。
ノルドではこれをスープにしたりサラダやピクルスにして食べるらしい。
安かったし、栄養が豊富だというので大量に買ってみた。

他にも、今まで見た事がない物も、よく知った物も、とにかく量を多く買っておいた。
そんなにちょくちょく買い出しに来れる訳でもないし、元とは言え、敵国へと気軽に侵入するのも気がひけるしね。

食材は仕入れが出来たから、後は衣食住の衣だね。
あ、しまった。
女の子の服とか僕は分かんなかったよ。
何人か女の子について来て貰えば良かったな。

仕方ないのでやり方を、考えてみる。
確か、フォルクヴァルツの家に付けていた、家の外を監視する装置がストレージに入っていた筈だ。

リン『シリカ。ストレージから取り出して欲しい物があるんだけど』
シリカ『ただ今留守にしています。ピーッと鳴ったらご用件をお話しください』
リン『それは何の真似をしてるのかな?お願いだよ。シリカも服が欲しいでしょ?僕が選んでもいいんなら、それでも良いけど』
シリカ『何を出せばいいの?早くして』

多少、納得いかない反応なんだけど。
………まあ、いいか。

リン『モニタ01って名前が付いている物をお願い。それにマナを流し込んでおいて欲しいんだ。そこへ服屋さんの商品を映し出すから、欲しい物を言ってくれないかな』
シリカ『出した。マナ込めた。皆んなも集めた。早く』

何でカタコトなんだ?
若い女性が着ていそうな服屋さんに入って、映像を撮る側の装置を適当な服に向けてみる。

リン『この辺のはどうかな?』
シリカ『お店選びからやり直し。そこは、レティくらいが着るお店。もっと若い子のいる所を見つけるのよ』

あれ?おかしいな。
僕の若い人の基準が違うのか?
でも、そう言われるとレティがいつも着ているような服ばかりだな。

レティ『あの。私の分はそこで適当に選んでおいてくれないかな。ほんと、リンくんが選んでくれれば何でもいいから』
リン『じっくり見ていいんだよ?ほら、これとかレティに似合いそう』
レティ『あ、それ!それがいい!リンくんが選んでくれたそれにします!』

そんなんでいいの?
まあ、本人がそれが一番と言ってくれるなら、それでいいけど。

アニカ『ワタシもそのお店がいいデス!ワタシはもっと地味なのが好みデスネ!』

あ、そうか。アニカも中身はレティ以上のお姉さんだったっけ。
そして、いつもグレーとかこげ茶の服ばかり着ていたように思う。

お姉さん2人の服は調達できた。
次はもっと若い……そう言うとその2人が遠い目になるから……もっと年齢が控えめな子達の為の服屋さんに行ってみよう。

リン『こんな感じでいかがでしょうか?ってこれ派手だな。何で服にキラキラしてるのが付いてるの?歌でも歌うの?』
ラナ『若すぎるわね。そんなの私達には着れないわよ』
リン『どう言う事?皆んな子供チームなんじゃないの?更に年齢層が別れてるの?』
リーカ『初等部か、それより上かで別れますよね。中等部から急に大人っぽさを求め始めますから』

僕には皆んな同じに見えるよ。
いや流石にさっきのレティやアニカが選んだのとは、色味からして違うのは分かるけどさ。
シリカ、アズライト、マルモのチームの好みと、リーカ、フィア、ラナのチームの好みは違う、と言うけれど、僕にはどっちも派手で同じような物にしか見えないよ。

とりあえず、このお店では初等部チームに服を選んでもらった。

シリカ『だいたい、手に取って確認できないのがおかしいのよ。何で連れて行ってくれなかったの?』
リン『ごめんよ。今回はこれで我慢して。今度、何人かずつになるけど、一緒に連れて来てあげるから』

何だろう。娘を持つ父親の気持ちが少しだけど分かったような気がする。

リン『あれ?そう言えば、レリアはこう言うのがいいの?それともラナ達が言っている方?』
レリア『私は迷彩柄なら何でもいいかな。防刃仕様ならなお良し』

軍の服を選んでるんじゃないんだから………。
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