クリノクロアの箱庭

soch

文字の大きさ
158 / 162

第百五十八話 救援

しおりを挟む
次の病気か怪我になっている人の所へ向かう。
同じように光の線を辿ろうとしたけど、この方法はどれくらい離れているかが分からないんだよな。
下手をすると、同じような場所を行ったり来たりするかもしれない。

時間をかけず無駄なく探すには、残りの候補者6人の位置を一度に把握したい所だ。

6人のステータスに「現在地を大陸地図に赤い点で示す」と書いてみる。
6人とも色を分けて区別できるようにしておく。

大陸地図を見ると6つの点が散らばっているのが確認できた。

「わあ。これって、知らない間に何処にいるのか知られちゃうんですね」
「こういう発想ができるのは変態さん、ならではなのです?」
「もしかして、パパも?」
「待った!僕はしてないよ!だいたい同じ家に住んでて、居場所を知るも何も無いし!それに、ステータスを見れば分かっちゃうんだから、そんなバレるような事はしないって」 
「あら、バレないのならする、と言うように聞こえるわよ?」

くっ。
こういう時、うちの家族は何故か団結力が強いんだよ。

とにかく、この地図上の点の中で一番近い所から行ってみることにする。



「この辺り、ですよね?」
「うん。もう点の位置に着くと思うよ」
「あ、あれです?葉っぱのおうちです」

言われてよく見ると、葉っぱや枝を上手く組んで、家、とまではいかないけど、小屋のような物が作られている。
ここに人が居るのだろうか。

「ご、ごめんください。どなかた居ますか?」
「………」

返事が無いけど、人の気配はする。
と言うより枝と枝の間から中が透けて見えている。

「開けますよ?」

枝を避けて中が見えるようにする。
中には狭い中に十数人の人が座っていた。
大人が数人と小さな子供も何人か。お年寄りもいる。
大人は男女関係なくこっちを睨んでいる。

「何だ、お前らは?あの街の兵士か?」
「いいえ。私達はノルドから逃げて来た人達を助けに来ました。どなたか、病気かお怪我をされてませんか?」
「ああ、ちょうどいい。こっちのジイさんが足をやられて動けないんだ」

パッと見た感じ太ももに枝か何かが刺さってしまったようだ。
枝は抜かれているようだけど、治療どころか消毒さえもしていない為、化膿してしまっていた。
でも、これくらいなら普通の治療魔法で治りそうだ。

「早くしろよ。ジイさんが死んじまうだろう!」
「は、はい。リーカ、お願い」
「……分かりました……。リーフデの癒し」

お爺さんの足の傷は瞬く間に治っていく。
足の中に残っていた枝の破片も外に追い出されてぽろっと下に落ちたから、もう大丈夫でしょう。

「はい。これで、治りましたよ」
「チッ!だいたい助けに来るのが遅いんだよ!食料ももう無くなっただろうが!」
「小さい子も居るのよ!お腹を空かせてカワイソウと思わないの?何で食べ物を何も持ってないのよ!助けに来たんならそれくらい用意しておきなさいよ!」
「そうだそうだ!こっちは必死な思いで逃げて来ているんだぞ!」

うわあ。
気が立ってるなあ。
国から逃げて来て、お腹も空かせて、苛立つ気持ちは分けるけど、ちょっと酷いな。

「シリカ。食料を人数分出してあげて」
「う、うん。分かった」

インベントリにしまってあった緊急用の食料をシリカに出して貰う。
インベントリの中に入れば、そこで暖かい食べ物が出せると思うけど、ここでは乾燥させた肉や芋のような非常食だけにする。

「何だよこのマズそうな飯は!!俺達が下層民だからって舐めてんのかよ!もっと美味いものを寄越せよ!」
「奴隷じゃ無いんだから!バカにしないでよ!」

むかっ。
ラナとリーカをバカにされてる。
別に2人は待遇が奴隷なんじゃなくて、都合上そうなっているだけなんだけど、それでも、今のはむかっ、ときた。

というか、その前から皆んなの意見は一致していると思う。
なので、僕達のやる事は一つだ。

「それでは、救援が完了しましたので、私達はこれで失礼します。また生き延びていたら何処かでお会いしましょうね」
「な、何言ってるんだ!助けに来たんだろ!早く安全な場所に連れて行けよ!」
「いいえ。私達は助けに来たとは言いましたが、安全な場所に連れて行くとは言っておりません。怪我人の治療と食料の提供。これが今回の救援内容となります。では、さようなら」

唖然とする男性達を尻目に僕達は踵を返して、その場を立ち去る。

「ちょっと待てよ!何見放してるんだよ!お前ら責任持って助けろ!」
「待ってよ!小さい子も居るのよ!これからどうすれば良いのよ!」
「この人でなし!訴えてやる!覚悟しておけよ!」

後ろから、罵詈雑言が飛んでくる。
そう言われたら余計に戻る訳ないと思わないんだろうか。
子供用の食料はかなり多めに置いてきたし、あとは、自分達の責任でなんとかしてもらおう。

「とても、嫌な気分になりましたね……」
「覚悟はしていたけど、ああいう人達もいるのよね。軍人時代に戦地近くの村に寄った時も、ああいった言葉を投げ掛けられて傷付いた事もあったわ」

自分が助けられる立場なのに、自分達が選んでそうなっているのに、どこかでお店に来たお客様気分になってしまう人達なんだろうか。
下層民という境遇から、人の上に立つ事があまり無かったのだろうけど、こんな時に自分達が上の立場になったと勘違いしてしまうのかもしれないな。

別に助ける側が上位で、助けられる側が下位というわけでは無いし、どの国とも関係なくなった僕達にとっては、下層民という立場でさえ、無関係になる。

お互い対等の立場であり、こっちは助けださないという選択肢があるだけだ。
あっちにだって助けられない、という選択肢があるのだから、やはりイーブンだと思う。

まあ、こっちだってあんな暴言吐きまくりの人をわざわざ助けて、嫌な思いをこれからし続けるなんて願い下げだしね。

「あの……」
「ん?どうしたの?リーカ」
「後ろ……」
「へ?後ろ?」
「付いてきちゃってます!あの人達、全員私達の後を付けてきています!」

ええ?!
そんな事するの?
怪我をした人が居なくなったから移動はできるようになったんだろうけど、こっちはもう救出はしないって言ったんだよ?

こっそり付いて行けば、僕達の居住区まで行けると思ったんだろうか。

「えっと、この点に行こうかと思ったけど、こっちの反対の点に行こうか」
「はい。後ろを巻くんですね!」
「このメンバーなら余裕なのですよ」

まあ、レベルが違いすぎるしね。
急激に僕が走り出す。
レリアとリーカは僕にピッタリと付いてきている。
シリカとアズライトはすこし離れたところを走っているけど、同時に振り向くと「ワハトヴュールの炎」「イルシーの影」とこれまた同時に幻の炎と幻の人影を出す魔法を唱える。
いつの間にかこの2人は息ぴったりだね。

「うわああ、火事だ!山火事だ!」
「兵士が来た!ノルドの兵士だ、もうダメだ!」

どっちもただの映像でしかなく、何も起きないけど、あの人達を足止めするくらいなら充分だ。

「最後まで騒がしい人達でしたね」
「う、うん。もう会いたく無いね」

皆んなうんうんと頷きながら、次の点を目指していた。


この後は順調に怪我や病気の人を治してから、お互い同意の上でインベントリに入ってもらう。
アズライトにはまたお世話係で一緒に入って、前に入っていた人達とも問題が起きないように、説明をして貰った。

また少ししたら「そろそろ出して欲しいのです」というチャットが来るはずだ。

「一箇所、断られてしまいましたね」
「残念だったけど、仕方ないわよね。あの方達はあそこで頑張ってみるって言うんですから、その考えを無視はできないわ」

そう。4つ目の点に居た人達は、僕達の救出を断ってきた。
2つ目のようにこっちから断ったわけでは無い。

「治療と食料の救援はありがたく受け取るけど、我々はこの地で何とか暮らしてみるさ。今はまだこの位だが、いずれ村や町と呼べるほどにしてみせるよ」

この点に居た人達は27人という大所帯だった。
家もただ木の枝を組んだだけの小屋とも言い難い物だったけど、6世帯分の家が集まっていて、畑もいくつか作ってあって、もう充分村と呼べる形になっていた。

こんな所もあるかもとは思っていたけど、こう見ると随分と前からノルド難民はいるんだろうなと思えてくる。
ここも、この数日で出来たようなものではなかったし、最近ノルドから出て来た人がここに住み着いて新たな住人にもなっているようだ。

なんだ、そうだったのか。
僕達と同じように集落を作った人もいるんだな。
さっきの人達もここに預けた方が良いのだろうか。
とも思ったけど、この村もギリギリでやっていけているという話だったので、ここで一気に人数を増やすわけには行かなかった。

もしかしてと思って、シリカに大量の木材をストレージに入れておいて貰っていたので、それを全部提供した。

「こ、こんなにいいのかい?とても助かるけど、そっちの村はこれだけを供出しても問題ないのかい?」

そんな心配をされたけど、木材は幾らでも作れるし、ここの村も発展してもらうのが、難民全体にとってはいい事だから、幾らでも資材は提供したい。
たまにここへ寄って、支援出来ればと思う。


「回想終わり」
「なんの話ですか?」
「さっきの村を思い出してたんだよ」
「あそこはきっと良い村になりますよ」
「うん。そうだね」
「あと一箇所ね。日が暮れる前にたどり着きましょう」

最後の点はだいぶ北の方にあった。
なので、一番後回しになったのだけど、ステータスに点を付ける細工をする時に気になった所があった。

種族 獣人族

獣人族だ。
初めて会うかもしれない。
いや、フォルクヴァルツでは知らずに会ってるのかも知れないけど、知り合いには居なかった、と思う。

点の付いている場所に行ってみると、太い倒木をうまく組み合わせてその隙間に住む場所を作っていた。
屋根も太めの木を倒木の上に渡してあり、今まで見た中では一番頑丈そうな住処だった。

中を覗くと、何人かの人がうずくまっていた。

「あの!大丈夫ですか?皆さん、病気ですか?今治療します!」
「怪我なら私が!リーフデの……」
「平気だ。俺らは怪我も病気もしていない」

あ、大丈夫そうだ。
ひとりの男性が顔を上げて返事をしてくれた。
獣人族というから、もっとモフモフで獣耳に尻尾付き!とか思っていたけど、そんな事は無かった。
その代わりに頬と額に金属が埋まっていて、鈍い銀色に光っていた。

よく見ると手の甲や喉、耳の先と言ったように至る所に小さな金属が、まるでアクセサリーのように付いている。
それに、髪の毛がやけにツヤがあるなと思ったら、髪の毛も金属質のようだ。
そして、獣耳があると思っていた所には、金属製の耳が付いていた。
本来の耳はあるようなので、これは耳に見える何か、という事になる。

獣のような見た目ではなくて、どちらかというと半分魔物の見た目が混じっている人型種という感じだ。
リュリュさんのようなほぼ獣の見た目の魔物と違って、人の成分が多いと獣人族と呼ばれるのかもしれない。

「こ、こんにちは。私達は…その…」
「はじめましてかな?ふむ。あなたは、神のマナを持つ天使に見える。だが、中身はただの人族にも感じ取れる。不思議な人だ」
「ど、どうも。色々見通されているみたいですね。ちょっと恥ずかしい……」
「いや、申し訳ない。勝手に見てしまった。して、あなた方はどのような用でこんな辺鄙な土地まで来られたのかな?」

ノルドから逃げて来た人達を救出して廻っている事を話す。

「そんな事を………。なるほど、中身と見た目の違いが面白い人だと思ったが、やっている事も変わっているようだ」
「そ、そうですかね……」
「だが、我らはこの通り、魔物混じりの集まりだ。あなた方に助けてもらっても、迷惑をかけてしまうだろうから、辞退させてもらうよ」
「魔物混じり?えっと、獣人族ですよね?」
「驚いた。その呼び名で再び呼ばれる日が来るとは思わなかったよ。外国ではまだ獣人族は健在なのか?」
「あ、いえ。私はまだ会った事は無いです。ノルドでは魔物混じりと呼ばれているんですか?」

ああ、と溜息がちに返事をして、ノルドでの獣人族の扱いを話してくれた。
獣人族は誰もが下層民として登録されており、建前上は人族の下層民と同じ立場だった。
だが、実態は下層民の中でも非公式に階級が分かれて、人族の下層民の下に獣人族の下層民が居るという、状況だったようだ。

「獣人族は呪われた種族だから、そうなるのも仕方なかったのだ」

呪われた種族?
本当に?
どっちかって言うとまたおかしな神が、実験とかしてるんじゃないの?


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

遊鷹太
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました

東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。 王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。 だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。 行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。 冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。 無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――! 王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。 これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常

ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」 帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。 さて。 「とりあえず──妹と家族は救わないと」 あと金持ちになって、ニート三昧だな。 こっちは地球と環境が違いすぎるし。 やりたい事が多いな。 「さ、お別れの時間だ」 これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。 ※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。 ※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。 ゆっくり投稿です。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

処理中です...