女子刑務所の特別任務

花村いずみ

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1.刑務官 純平28歳

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俺の名前は純平。28歳。ある地方の女子刑務所の刑務官
昼間は普通に刑務官の任務をしている。
しかし、夜は受刑者達を慰める役割がある。

ストレートに言うと、受刑者の性欲処理を行う任務である。
これを知っているのはごく一部の人間。
所長と直属の上司と、アシスタントの由佳だけである。

由佳は31歳。受刑者がムラムラしてくると由佳にその旨を伝えると、由佳が
受刑者間で不公平が起きないようにうまくスケジュールをたてる。


受刑者は20代後半から、60代の女性まで様々。
ここの受刑者は比較的軽い刑を受ける人たちで
薬物、窃盗、詐欺などでの罪を犯した人間である。


俺がこの特別任務を任されてから3年が過ぎようとしている。
今は、慣れてしまい、機械的に業務を遂行していくだけだが、
最初はかなり戸惑った。

特別任務を行った初日についてお話しよう。
3年近く前のある夏の日だった。

所長から呼ばれた俺は、突然、特別任務の命を受けた。
「なぜ俺が?」という気持であり、これから由佳の指示に従うように
命じられた。

由佳とはプライベートの話はしないが、どうやら独身のようだ。

昼間は普通の刑務官の仕事であり、受刑者を監視、消灯時間後に
特別任務が始まる。

由佳から指示されたのは、以下の通りである。

①消灯時間後はすべて由佳の指示に従うこと。
 他言してはならない。

②場所は反省室
ここは受刑者が何か問題を起こした時に反省と
謳って独房で一日過ごす部屋である。


③任務は1時間以内に終わらせること。
 タイムキーパーは由佳が務める。

④由佳は反省ルームの入口で待機
ことの始終を見守るとともに、周囲の監視を行う。

⑤必ず膣外射精を行う。
場所が場所なだけにゴムは準備できない。

任務初日、俺は消灯時間後、由佳に導かれて反省室に入った。
反省室の鍵は由佳が管理している。

由佳が反省室の鍵を開けると、一人布団の中に寝ていた。
消灯後なので、暗くて誰かはわからない。

恐る恐る布団に近づいた。
そのまま布団の中に入った、既に女は全裸だった。
暗くて誰か分からないが、息遣いと声からなんとなく誰かは想像できたが
本当にその人かは分からなかった。

俺はキスした。女は舌を絡めてくる。
おれもそれに応えるかのように女の唇を貪った。

女も声を出さないように努力しているものの、時折艶めかしい
声を発する。

俺の頭は女の乳房から下半身へと舐めまわすように下へ移動していき
やがて、下半身の茂みのところへ。

ぺちゃくちゃ 音を立てる。
「気持ちいい 何年ぶりかしら・・
 我慢できない、早くして・・」

小さく囁く声に俺はそのまま挿入。激しくピストン運動をした。
約束を守るように中には出さなかったが、射精後、すぐさま
2回戦に突入。今度は後ろから責めた。

射精後、俺は優しく女にキスをした。

最後まで誰か分からないまま。1時間が経過。
由佳の終了の合図とともに俺は部家を出た。

俺は由佳に次からは事前に誰を相手にするかを教えてくれ。
と頼んだが、由佳はそれを拒絶した。

暗闇の部屋で、誰とセックスをしているのかわからないまま
をするのもまんざらではない。と思った。

感じとしては30代から40代の女であったが、時には、
還暦を過ぎたおばちゃん受刑者の相手もしないといけないだろう。

その時に俺は勃起するのか?
不安になりながら初日の特別任務を終えた。

翌日、女囚17番が俺に妙な視線を送り続けていたので、
どうやらその女が昨日の相手だった。と確信した。










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