ある事実を隠した能力者

Nori

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第三十話 彼女のあき教室

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俺は空き教室で彼女と話しながら弁当を食べた。

彼女は俺をどういう風に思っているのかは聞けなかったけど何か好きなのか少し興味が湧いてきた。

彼女はいろいろ話してくれた。

犬を飼っていて名前は(楓)昔の小学生の頃親にどうしても欲しいと言ってずっといるらしい。

名前の理由は少し赤い鮮やかな色だったから子供の頃はそれがすごく綺麗に見えたんだと話してくれた。

「それに私は昔から秋が好きだったから」と言う。

「名前は冬音なのに?」と尋ねると彼女は「いつも名前で呼んでもいいんだよと言った。

俺は「名前はみんな言っていないから別にいいよ」と断った。

彼女はすぐに食べ終わる弁当が小さいから「足りないんじゃないか?」と聞くと「私少食なんだよ」となんだかAR酔いでとしたのか少し疲れた表情をしていた。
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