NTR!NTR!

Nori

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2話 恋のキューピットの始まり

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「好きです!付き合ってください!」

これを言わせるのは、難しい。でも、いうことはできない。私は、これ以上心の負担を負えないから。


スッと体の疲れが切れたようになくなった。まるで、水の中からでたように鉛の体から解放された。

若い頃の僕だ。

「いけー!!」「頑張れ~!!」

そうか、体育祭か。体育祭……あ!!!

確か、3日後に女子生徒が自殺するんだっけ?えーっと。ひまりさんだっけ?名前しか聞いてないからほとんど覚えてないな。

「生徒会長、すげーな!」「運動神経もすげ~よな」「美人だし彼氏いるのかな~」「いるだろ、そりゃ」「一発やりてえ」「きめぇこと言うなよ」

そういえば、生徒会長が漫画みたいに人気だったな。確か、2年生で生徒会長やってたんだよな。だったけど、僕はぼっちだからその辺の情報も放送で流れたのぐらいだしな。

あれ?あそこで飛び跳ねてるのは確か…

あ、書記の佐倉 日真里さんってことは3日後に…

なんで?精神病んでそうに見えないけど。むしろ、嬉しそうに生徒会長を見てる。

まあ、いいか。適当に、この性欲猿共と適当な女くっつけるか。

どうせ、俺がいなくなったところで誰も気づかないしな。確か、強制で一個競技参加しないといけなかったけど。二人三脚でもう1人が熱で休んだから出なくていいんだっけ?

久しぶりに、学校見学と行くか~

なっつ~。10年ぶりだと心が踊るな~。
黒板か~。これ引っ掻く音苦手だったんだよな~。2年生後半でホワイトボードに変わったからもう変わるんだな~。

「なぁ、俺生徒会長に告ろうと思うんだけど」

「え!?まじ?いいじゃん!振られたら俺らが慰めてやる!」



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