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俺が神社の猫に貰った魔法で人生を変えたお話
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1月3日。静けさが町中に溢れかえっている。正月の騒がしさは今年も、画面の中だけだったようだ。歩いても歩いても、聞こえてくるのは機械が走る音だけ。俺だけ、ポツンと取り残された気がして。寂しさを叫びたくて。休む事なく、その音を探す。あぁ、今年も誰も助けてくれやしない。きっと、今年も運が悪い。なんて不運な俺なんだ。悲劇を歌いながら。毎年そうやって、俺は心の声を枯らす。疲れた。しんどい。やめたい。でも、実際、誰も助けてはくれなくて。散歩ばかりしている人生。周りは休んだり、走ったり忙しなく動いているのに。俺は今日も何処かを散歩している。こんな自分にもう疲れたと、誰かが叫んでいる。
俺は五円玉を握りしめて、古びた神社にやってきた。周りが変わろうとも、この神社は未だに変わっていない。俺の願い。今年は聞いてくれるかな。
コロン………
五円玉が入ったか、入らないかはわからないが、とりあえず鐘を鳴らした。
手を叩いて、2回音を響かす。どうせ今年も、願いなんて叶えてはくれないんだろ?神様。
ハハッ…神頼みって……無様だな俺。
誰かがそう呟いていた。でも、聞こえてないふりをした。
ニャーン、ニャーン。
鳴き声が耳に響いた。猫が足元で俺を見つめている。これは現実だ。でも、神社。猫。つまりは、猫が願いを叶えてくれのかもしれない。なんて、そんなわけねぇか。そう思いながらも、少し期待している自分がいる。そうだな。もし叶えてくれるんなら、俺を異世界転生?だっけ……そんな感じにしてくれ。もうこの世に居たくない。痛くない。居なくなったってどうせ、誰も振り向いてはくれない。なら、次はもっといい人生を送るからさ。その願い、叶えろよ。
チリン……
鈴の音が聞こえる。猫の首輪に鈴がついている。あぁ、もしかしてその首輪に魔法でもついてるんじゃないか?それで、俺はこの世から消える。なるほど。なら、俺は周りの人にはもう見えないのか。
「なんて、な………」
俺は猫の頭を撫でた。ふわふわの茶色と白の毛。気持ちよさそうに閉じる目。あぁ、猫になれたら。なんて、この世界のどれくらいの人が思ってるのだろう。猫になれたら。
そういえば、猫って干支に入ってないんだよな。確か、ネズミに騙されて……1日遅れでやってきたんだって?お前、凄いのんびり屋さんなんだな。
ーーーお前は?
俺?俺も凄いのんびりしてる。でもな、それを人間の世界ではクズって言うんだよ。努力もしない、働きもしない、一人部屋の中で引きこもって寝てる俺のようなのんびり屋さんの事をな。
ーーーなら、僕と一緒にのんびりすればいい
だから、それがクズなんだって。
ーーーそう?人間は十人十色なんでしょ?のんびりでもいいじゃん
俺はクズにはなりたくない。でも、仕方ないねぇだろ。誰も助けてはくれないんだからさ
ーーークズになりたくないんだね
あぁ、そうさ。でも、仕方ないんだよ。クズはクズなんだから
ーーーでも、お前は思ってるはずだよ。クズだと思ってる自分が一番辛いって
そんなの…わかってるよ…
猫に音声を当てれば、誰かが勝手に自分に問いかけてくる。このやりとりをする度、溢れかえる何かをどこか諦めという蓋で一つ一つ閉じていく。俺はクズ。それでいい。その方が一番楽だから。
猫はニャーンと、ひと声…泣いた。
そうか、お前も取り返しのつかない失敗をしたんだな。だからもう、いくら入れてと門番に叫んでも、いくらネズミを恨んでも、もう干支に入る事はできない。一度の失敗が、お前を干支から外した。
俺も同じだ。
中学生の頃。ネットというものが、面白かった頃。俺は投稿板に毎日のように書き込みをしていた。それはもう、楽しかった。同じ趣味の仲間が、俺の話を聞いて共感してくれる。誰かがそれを否定すれば、皆が俺の味方になって、俺を擁護してくれる。こんな優しく楽しい世界があったなんて。そう目を輝かせながら、画面の向こうの仲間たちと話していた。でも、反抗期になった頃。受験期真っ只中で、親の小言がだんだんうるさく聞こえてくる頃。現実の出来事が何一つ上手くいかなくて、俺はむしゃくしゃしていた。
その逃げ場所を、俺は間違えてしまった。
いつものように、パソコンを開けば、仲間が居た。でも、その仲間に飽きた俺は、別の投稿板を開いた。そして、そこに投稿されていたあらゆる意見を批判した。その結果、帰ってきたのは報復という名の晒し。そう、以前俺がしていた事だ。自分の意見に批判したものを晒す。しかも、その投稿の意見主の信者たちは皆、意見主を擁護しながら、正義を語った。俺はこの時ようやく、自分のしてきたことを悔いた。俺は人に自分の意見を押し付けるだけでなく、その人を、正義を理由にして虐めていたのだと。それだけではない。投稿板には、理不尽な批判も多かった。それを見る度、嫌な思いを何度もした。なのに、俺は今、それをしている、と。俺は掲示板で何度も何度も謝った。
だが、ネットは失敗を許してはくれなかった。
仲良くしてた仲間達は、晒しに賛同し、いつしか俺の投稿を荒らすだけでなく、仲間達だけに教えていた秘密の情報までネットに晒した。そして仲間の一人はこう言った。
『コイツ、いつボロが出るか楽しみにしてたんだよな』
そう、俺はずっと画面越しの大人達に弄ばれていたのだ。その後、その大人達は、正義を謳いながら、俺の個人情報までもを晒しつづけた。
そしてネットに俺の居場所は、完全になくなってしまった。
それ以降、ネットだけでなく、現実世界も怖くなってしまった。だから、学校にも通わず、俺は毎日部屋に引きこもった。そう、今も。
首輪の鈴をチリンと指で弾いた。猫はニャーと一声。まだ俺をみつめている。こんなに見つめ合っても、何も起きやしないのにな。この世から消えるわけでも、生まれ変わるわけでも、どこか違う世界に行けるわけでもないのに、それでもこの猫に何か願い事を……。
ニャーニャー
猫は急に背を向けて走り出した。
「お、おい!!」
慌てて俺は猫を追いかけた。もしかしたら、これから不思議な世界への扉とやらに、連れていってくれるのか…?そう、心のどこかで本気で願いながら、走る。すると、猫が止まった。俺もすぐ様立ち止まる。すると、そこには………
一つの段ボールがあった。
俺は、ガクッと肩を落とした。でも、寂しい気持ちにもなった。そう。俺は瞬時に理解した。そうか、お前は
ーーー誰かに捨てられたんだな
俺もいつか……親に捨てられる。そんな焦りがじわじわと込み上げてきた。とりあえず、息を整え、その段ボールを覗いてみる。そこには、子猫が3匹、まん丸い目をこちらに向けていた。こんな可愛いやつを誰が捨てたんだ。そんな怒りがふつふつと煮えたぎる。が、同時にどうする事もできない自分に苛立ちを覚えた。こんなクズが育てたところで、この猫は本当に幸せに……
ーーー僕を助けて
脳内に子猫たちの声が響いた。ニーニーと枯れる声を必死に絞り出して、俺に何かを訴えかけている。俺は俺は………
ーーーお前たちを助けたい
直ぐに俺は行動に移した。ここまで導いてくれた猫も一緒に、動物病院に連れて行く事にした。親に貰った小遣いだけど、それでも命が救えるなら。今はそんなプライドどうでもいい。でもいつかは、自分の手で。
そう握りしめたお金と段ボールに入れた猫たちを抱え、急いで近くの病院に走った。周りの目をかき分けながら。あんなに家から動かなかった足も、ふらふらとゆっくり歩いてた足も、今は速度を増して動き続けている。今はただ、ただ目の前にある『助けて』の声を。俺の助けての声を。拾いあげて。前へ進み続けて。そして俺は………
検査結果に特に異常は見られなかった。家の目の前に着いた時、鈴をつけた猫がひょいっと、段ボールから逃げ出した。俺はすぐさま追いかけようとする。でも、その猫はどこかへ消えていってしまった。俺は思わず子猫たちを見つめる。ニーッ!と鳴く子猫たちの顔はとても穏やかそうに見えた。
とりあえず、この子達を部屋に連れて行くことにした。家のドアを開く。すると、そこには親の影が二つ並んでおり、何やら話し声が聞こえてきた。俺は静かに自分の部屋に上がる。が、その時……
ニーッ!ニーッ!
元気のいい子猫の鳴き声が廊下中に響き渡った。親の影はすぐさまこちらに向かって歩き、俺の目の前に現れる。親は子猫を見るなり猛反発した。いつもの俺なら、きっと波風を立てないよう、素直に親の言う事に従うだろう。でも今日の俺は違う。
ーーーーチリンッ
どこかで、あの鈴がなっている。あの猫が鳴いている。だから俺は
「この家を出て行きます」
当然の選択をした。今の俺はそう思えるようになった。母親は膝から崩れ落ちるように泣き出し、父親は何馬鹿な事を言っているんだと怒鳴り散らかす。だが、俺はそんな二人を横目に部屋へと向かった。そう。俺はあの時、誓った。
ーーー『俺が』助けるって
それから身支度をし、家を出るまでおよそ30分。こんなに呆気なく、この生活に終わりが来るとは思わなかったと、自分でもびっくりしている。だが、後悔はしてない。俺はこれから先、子猫達に少し苦労をかけるかもしれない。それでも、いつか絶対いいものを食わせてやると決めている。あ!あと、猫年も作ってやるからな。失敗が許されなくても、俺が許してやる。だから、それまで待っててくれ。
ーーー今年は運がいい年になりそうだな
誰かがそう呟いた。
これは、俺が神社の猫に貰った魔法で人生を変えたお話
俺は五円玉を握りしめて、古びた神社にやってきた。周りが変わろうとも、この神社は未だに変わっていない。俺の願い。今年は聞いてくれるかな。
コロン………
五円玉が入ったか、入らないかはわからないが、とりあえず鐘を鳴らした。
手を叩いて、2回音を響かす。どうせ今年も、願いなんて叶えてはくれないんだろ?神様。
ハハッ…神頼みって……無様だな俺。
誰かがそう呟いていた。でも、聞こえてないふりをした。
ニャーン、ニャーン。
鳴き声が耳に響いた。猫が足元で俺を見つめている。これは現実だ。でも、神社。猫。つまりは、猫が願いを叶えてくれのかもしれない。なんて、そんなわけねぇか。そう思いながらも、少し期待している自分がいる。そうだな。もし叶えてくれるんなら、俺を異世界転生?だっけ……そんな感じにしてくれ。もうこの世に居たくない。痛くない。居なくなったってどうせ、誰も振り向いてはくれない。なら、次はもっといい人生を送るからさ。その願い、叶えろよ。
チリン……
鈴の音が聞こえる。猫の首輪に鈴がついている。あぁ、もしかしてその首輪に魔法でもついてるんじゃないか?それで、俺はこの世から消える。なるほど。なら、俺は周りの人にはもう見えないのか。
「なんて、な………」
俺は猫の頭を撫でた。ふわふわの茶色と白の毛。気持ちよさそうに閉じる目。あぁ、猫になれたら。なんて、この世界のどれくらいの人が思ってるのだろう。猫になれたら。
そういえば、猫って干支に入ってないんだよな。確か、ネズミに騙されて……1日遅れでやってきたんだって?お前、凄いのんびり屋さんなんだな。
ーーーお前は?
俺?俺も凄いのんびりしてる。でもな、それを人間の世界ではクズって言うんだよ。努力もしない、働きもしない、一人部屋の中で引きこもって寝てる俺のようなのんびり屋さんの事をな。
ーーーなら、僕と一緒にのんびりすればいい
だから、それがクズなんだって。
ーーーそう?人間は十人十色なんでしょ?のんびりでもいいじゃん
俺はクズにはなりたくない。でも、仕方ないねぇだろ。誰も助けてはくれないんだからさ
ーーークズになりたくないんだね
あぁ、そうさ。でも、仕方ないんだよ。クズはクズなんだから
ーーーでも、お前は思ってるはずだよ。クズだと思ってる自分が一番辛いって
そんなの…わかってるよ…
猫に音声を当てれば、誰かが勝手に自分に問いかけてくる。このやりとりをする度、溢れかえる何かをどこか諦めという蓋で一つ一つ閉じていく。俺はクズ。それでいい。その方が一番楽だから。
猫はニャーンと、ひと声…泣いた。
そうか、お前も取り返しのつかない失敗をしたんだな。だからもう、いくら入れてと門番に叫んでも、いくらネズミを恨んでも、もう干支に入る事はできない。一度の失敗が、お前を干支から外した。
俺も同じだ。
中学生の頃。ネットというものが、面白かった頃。俺は投稿板に毎日のように書き込みをしていた。それはもう、楽しかった。同じ趣味の仲間が、俺の話を聞いて共感してくれる。誰かがそれを否定すれば、皆が俺の味方になって、俺を擁護してくれる。こんな優しく楽しい世界があったなんて。そう目を輝かせながら、画面の向こうの仲間たちと話していた。でも、反抗期になった頃。受験期真っ只中で、親の小言がだんだんうるさく聞こえてくる頃。現実の出来事が何一つ上手くいかなくて、俺はむしゃくしゃしていた。
その逃げ場所を、俺は間違えてしまった。
いつものように、パソコンを開けば、仲間が居た。でも、その仲間に飽きた俺は、別の投稿板を開いた。そして、そこに投稿されていたあらゆる意見を批判した。その結果、帰ってきたのは報復という名の晒し。そう、以前俺がしていた事だ。自分の意見に批判したものを晒す。しかも、その投稿の意見主の信者たちは皆、意見主を擁護しながら、正義を語った。俺はこの時ようやく、自分のしてきたことを悔いた。俺は人に自分の意見を押し付けるだけでなく、その人を、正義を理由にして虐めていたのだと。それだけではない。投稿板には、理不尽な批判も多かった。それを見る度、嫌な思いを何度もした。なのに、俺は今、それをしている、と。俺は掲示板で何度も何度も謝った。
だが、ネットは失敗を許してはくれなかった。
仲良くしてた仲間達は、晒しに賛同し、いつしか俺の投稿を荒らすだけでなく、仲間達だけに教えていた秘密の情報までネットに晒した。そして仲間の一人はこう言った。
『コイツ、いつボロが出るか楽しみにしてたんだよな』
そう、俺はずっと画面越しの大人達に弄ばれていたのだ。その後、その大人達は、正義を謳いながら、俺の個人情報までもを晒しつづけた。
そしてネットに俺の居場所は、完全になくなってしまった。
それ以降、ネットだけでなく、現実世界も怖くなってしまった。だから、学校にも通わず、俺は毎日部屋に引きこもった。そう、今も。
首輪の鈴をチリンと指で弾いた。猫はニャーと一声。まだ俺をみつめている。こんなに見つめ合っても、何も起きやしないのにな。この世から消えるわけでも、生まれ変わるわけでも、どこか違う世界に行けるわけでもないのに、それでもこの猫に何か願い事を……。
ニャーニャー
猫は急に背を向けて走り出した。
「お、おい!!」
慌てて俺は猫を追いかけた。もしかしたら、これから不思議な世界への扉とやらに、連れていってくれるのか…?そう、心のどこかで本気で願いながら、走る。すると、猫が止まった。俺もすぐ様立ち止まる。すると、そこには………
一つの段ボールがあった。
俺は、ガクッと肩を落とした。でも、寂しい気持ちにもなった。そう。俺は瞬時に理解した。そうか、お前は
ーーー誰かに捨てられたんだな
俺もいつか……親に捨てられる。そんな焦りがじわじわと込み上げてきた。とりあえず、息を整え、その段ボールを覗いてみる。そこには、子猫が3匹、まん丸い目をこちらに向けていた。こんな可愛いやつを誰が捨てたんだ。そんな怒りがふつふつと煮えたぎる。が、同時にどうする事もできない自分に苛立ちを覚えた。こんなクズが育てたところで、この猫は本当に幸せに……
ーーー僕を助けて
脳内に子猫たちの声が響いた。ニーニーと枯れる声を必死に絞り出して、俺に何かを訴えかけている。俺は俺は………
ーーーお前たちを助けたい
直ぐに俺は行動に移した。ここまで導いてくれた猫も一緒に、動物病院に連れて行く事にした。親に貰った小遣いだけど、それでも命が救えるなら。今はそんなプライドどうでもいい。でもいつかは、自分の手で。
そう握りしめたお金と段ボールに入れた猫たちを抱え、急いで近くの病院に走った。周りの目をかき分けながら。あんなに家から動かなかった足も、ふらふらとゆっくり歩いてた足も、今は速度を増して動き続けている。今はただ、ただ目の前にある『助けて』の声を。俺の助けての声を。拾いあげて。前へ進み続けて。そして俺は………
検査結果に特に異常は見られなかった。家の目の前に着いた時、鈴をつけた猫がひょいっと、段ボールから逃げ出した。俺はすぐさま追いかけようとする。でも、その猫はどこかへ消えていってしまった。俺は思わず子猫たちを見つめる。ニーッ!と鳴く子猫たちの顔はとても穏やかそうに見えた。
とりあえず、この子達を部屋に連れて行くことにした。家のドアを開く。すると、そこには親の影が二つ並んでおり、何やら話し声が聞こえてきた。俺は静かに自分の部屋に上がる。が、その時……
ニーッ!ニーッ!
元気のいい子猫の鳴き声が廊下中に響き渡った。親の影はすぐさまこちらに向かって歩き、俺の目の前に現れる。親は子猫を見るなり猛反発した。いつもの俺なら、きっと波風を立てないよう、素直に親の言う事に従うだろう。でも今日の俺は違う。
ーーーーチリンッ
どこかで、あの鈴がなっている。あの猫が鳴いている。だから俺は
「この家を出て行きます」
当然の選択をした。今の俺はそう思えるようになった。母親は膝から崩れ落ちるように泣き出し、父親は何馬鹿な事を言っているんだと怒鳴り散らかす。だが、俺はそんな二人を横目に部屋へと向かった。そう。俺はあの時、誓った。
ーーー『俺が』助けるって
それから身支度をし、家を出るまでおよそ30分。こんなに呆気なく、この生活に終わりが来るとは思わなかったと、自分でもびっくりしている。だが、後悔はしてない。俺はこれから先、子猫達に少し苦労をかけるかもしれない。それでも、いつか絶対いいものを食わせてやると決めている。あ!あと、猫年も作ってやるからな。失敗が許されなくても、俺が許してやる。だから、それまで待っててくれ。
ーーー今年は運がいい年になりそうだな
誰かがそう呟いた。
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