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2800…
3200…
どんどん数字が大きくなっていく。
「や、やだ……」
私は思わずしゃがむ。しかし、近くにいた頑丈な体つきをする警備係は、私を無理矢理立たせる。
「さて、皆様。金額もかなりの値にいきました。本来は更に価値を示す為にパフォーマンスを見せるところですが、何せ調教もされてない奴隷なりたてで、まだ誰のところにもついたことのない正真正銘の処女奴隷です。
ですので、これから商品の品質のみの公開となりますので御理解お願い致します」
すると、警備係はたった一枚のスカート状の服の下の裾を掴むと、それを勢いよく上に上げた。
素っ裸に晒された瑞希は悲鳴をあげた。
「いやあぁぁーーーー」
すると、警備係は口元に手を当てて、黙らせた。
「傷一つないことがこれでお分かりでしょうか。焼き印もまだない体に、誰の家紋が入るのでしょうか」
4000…
4200…
5000!
「!?」
「おぉー!」
5000と叫んだ若い伯爵に皆ざわめいた。それもそのはず、5000ユグドラシルは奴隷市場ではあまり出ない言い値だ。スタート金額の5倍である。
「5000と出ました!他にいませんか?」
周りを見渡したが誰も声をあげる者はいなかった。
「いないようですので5000で締め切らせて頂きます」
カンカン!
オークションが終わると瑞希は、警備係は服を戻しそのまま奥へと連れていこうとした。
「嫌、行きたくない」
しかし、警備係は無言で首に繋がれた鎖を引っ張った。それはまるで、瑞希がペットみたいな扱いだった。
抵抗もむなしく、力ずくで引っ張られる瑞希。やはり、こんな頑丈な警備係に力でかなうはずもなかった。いや、おそらく人種全てが他の種族に劣るのかもしれない。
「ほら」
奥へと連れてこられた瑞希は、その場で放り投げられた。すると、年老いたおじいちゃんがニヤニヤしながら両手を壁に固定する。
警備係は両足を掴み、がっちりおさえる。
「え、なに!?」
これから何がおこなわれるか分からない瑞希は、ただ不安がるしかなかった。
カチャ
何かの音がした。瑞希は顔をそちらに向ける。すると、焼きごてを持ったおじいちゃんがいた。
「嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌やめてぇ!」
しかし、おじいちゃんは焼きごてを瑞希に近づける。
「今からお前さんに奴隷の証をくれてやる。さぁ、お前さんはどんな悲鳴をあげてくれるのかな?」
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌」
焼きごては徐々に、彼女の右の二の腕に近づいていく。そして、
ジュゥーーーーー!
肉の焼けるにおいと共に悲鳴が響きわたった。
「ああああああぁぁぁぁぁーーーー」
彼女の右腕にはくっきり奴隷の紋章が刻まれた。
「良かったな。これではれてお前は立派な奴隷だ」
しかし、少女はショックのあまり気絶し、ヨダレを垂らしていた。
3200…
どんどん数字が大きくなっていく。
「や、やだ……」
私は思わずしゃがむ。しかし、近くにいた頑丈な体つきをする警備係は、私を無理矢理立たせる。
「さて、皆様。金額もかなりの値にいきました。本来は更に価値を示す為にパフォーマンスを見せるところですが、何せ調教もされてない奴隷なりたてで、まだ誰のところにもついたことのない正真正銘の処女奴隷です。
ですので、これから商品の品質のみの公開となりますので御理解お願い致します」
すると、警備係はたった一枚のスカート状の服の下の裾を掴むと、それを勢いよく上に上げた。
素っ裸に晒された瑞希は悲鳴をあげた。
「いやあぁぁーーーー」
すると、警備係は口元に手を当てて、黙らせた。
「傷一つないことがこれでお分かりでしょうか。焼き印もまだない体に、誰の家紋が入るのでしょうか」
4000…
4200…
5000!
「!?」
「おぉー!」
5000と叫んだ若い伯爵に皆ざわめいた。それもそのはず、5000ユグドラシルは奴隷市場ではあまり出ない言い値だ。スタート金額の5倍である。
「5000と出ました!他にいませんか?」
周りを見渡したが誰も声をあげる者はいなかった。
「いないようですので5000で締め切らせて頂きます」
カンカン!
オークションが終わると瑞希は、警備係は服を戻しそのまま奥へと連れていこうとした。
「嫌、行きたくない」
しかし、警備係は無言で首に繋がれた鎖を引っ張った。それはまるで、瑞希がペットみたいな扱いだった。
抵抗もむなしく、力ずくで引っ張られる瑞希。やはり、こんな頑丈な警備係に力でかなうはずもなかった。いや、おそらく人種全てが他の種族に劣るのかもしれない。
「ほら」
奥へと連れてこられた瑞希は、その場で放り投げられた。すると、年老いたおじいちゃんがニヤニヤしながら両手を壁に固定する。
警備係は両足を掴み、がっちりおさえる。
「え、なに!?」
これから何がおこなわれるか分からない瑞希は、ただ不安がるしかなかった。
カチャ
何かの音がした。瑞希は顔をそちらに向ける。すると、焼きごてを持ったおじいちゃんがいた。
「嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌やめてぇ!」
しかし、おじいちゃんは焼きごてを瑞希に近づける。
「今からお前さんに奴隷の証をくれてやる。さぁ、お前さんはどんな悲鳴をあげてくれるのかな?」
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌」
焼きごては徐々に、彼女の右の二の腕に近づいていく。そして、
ジュゥーーーーー!
肉の焼けるにおいと共に悲鳴が響きわたった。
「ああああああぁぁぁぁぁーーーー」
彼女の右腕にはくっきり奴隷の紋章が刻まれた。
「良かったな。これではれてお前は立派な奴隷だ」
しかし、少女はショックのあまり気絶し、ヨダレを垂らしていた。
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