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本編
7 side 世界神
しおりを挟む「あのね、巻き込まれたのは良くないけど百歩引いてもういいとして、元の世界にいる家族はどうなるの?」
『神子になられた方同様に貴方に関する記憶や、物事はその世界を担当する神が修正してると思います。』
多分嫌々やってますよ。
貴方があのバカ女神のせいで巻き込まれてあちらの世界神は激おこプンプン丸だと思います。
え?怒り方がおかしい?そんなことは無いです。多分プンプン丸になってますね。
「修正、ねぇ。私に選択権というものは無いのねぇ。」
『本当にごめんなさい。ですがお詫びとしていくつか特典を付けます。巻き込んでしまった女神は神子に付きっきりで、本当は女神がこの対処をするはずなんですよ。』
あちらの世界には魔法が無いですからねぇ。送り返すのは難しいと思います。色々神様でも出来ないことがあるんですよ。万能じゃないというね…。
にしてもあのバカ女神……。許さん。あとこの子が死なないようにたっぷりと特典を付けないと、私があちらの世界神に殺られる。本当に殺られる。今でも精神的に寿命が無くなっている気がする。
「後で始末書でも書かせれば……?」
『あっ!それいいですねっ!』
僕は、ぱあっと顔を輝かせました。そんな案今まで出てこなかったですもん。シバくと言ったら神様同士では物理攻撃のほうが方法としては楽でしたからね。ふふふふふ、何枚書かせようかなぁ。ふふふふ……
っと、。とりあえず特典特典。どうせならあのバカ女神の神子より強くしちゃいましょうか。バカ女神への1つ目の仕返しです。ざまあみろ。あの国は別に滅んでも世界的にはなんの問題も無いですし、困るのはあのバカ女神だけですから。
『とりあえず、貴女自身のステータスを向上させて、私からの加護と、あと色々付けるのでこの世界での魔法は全属性&使い放題です。
魔法詠唱とかは面倒だと思うので全部カットしちゃいますね。この世界の人間達って詠唱だーなんだって五月蝿いんですよねぇ。恩のある神様が作った世界ですし、ご隠居された方なんで世界壊すわけにもいかないんですよね。はぁ。』
説明途中にポロッといくつか本音が出てしまいました。いけない、いけない。
『あ、ちなみに僕神様の中でも加護はトップレベルなんでバンバン使っていいですよー。こんな見た目でも結構強いんです。ふふふ。もしかしたら神子より強いかもですよ。私に泣きついてきたことを後悔させてやる。ふふふふふ。』
加護も色々充分なほど特典とスキル、あと、元々なかった魔力&僕の魔力、全属性つけたのでまあよっぽどの事がない限りは死ぬことはないでしょう。これで安心。僕の首は飛ばなくて済むっ!!!
『っと、まあ、こんな所で、また困ったことあったら呼んでくださいね。それでは。』
そういえば仕事放り出して来てたのを忘れてました。また仕事三昧ですか……。でも楽しみが増えたのでいいとします。それに僕もあの子、気に入りました。どんな風に成長するのかなぁ。楽しみだなぁ。
1日後……。
『世界神さんいますー?』
『いないですー。』
『いるじゃないですか。』
えー、いないって言ったのにー。てか、あのバカ女神の弟さんじゃないですかぁ。
『ええ、いますよ。会いたくなかったのでいないですーって返したのに入って来ちゃったんですね。ナダルシア国もといバカ女神の弟さん。』
『あの姉と比べないでくださいよ。あれは反面教師です。私はあんなことしません。』
『まあ貴方がそんなミスするとは思ってないですよ。ただ僕の精神はかなり削り取られましたけど。
ほんとに、あの子には悪魔って言われるし地球の世界神さんには脅されるし。はあ、僕ってなんのためにいるんでしょうかね…。』
『それについては弟としてバカ姉の代わりに謝罪します。本当にすみません。と言うかその子、神の私達に向かって悪魔ですか。肝が据わってますね。』
肝が据わってるって物じゃないと思うなぁ、あの子。地球の世界神に気に入られる子だよ?絶対になんかおかしい所持ってると思うんだよね。…………僕も実際あの子気に入っちゃったんだけどさ…、言い訳じゃないけどあの子可愛いんだよ。ほんとに。本人には自覚ないタイプの可愛いやつ。
『世界神さん、その子の名前はなんて言うんですか?』
……あ、そういえば聞いてない。聞いとけば良かった…。
『教えない。』
咄嗟に意地はるなよ僕。アホか。嘘だって後で絶対バレるやつじゃないかっ!
『えぇ。ケチですね、世界神さんは。いいです。どうせ時が経てば知ると思いますし。』
ナダルシア国の神はブスくれてますね。どうせ後で気になって自分からあの子の元に行くんだろうなぁ。自分から。重要なことは2回言います。あの子の言い方を少し拝借してみました。えへっ。
『とりあえず私は、世界神さんに謝罪に来ただけなのでこれで失礼します。それでは。』
結構早く帰っていったなぁ。なんか、腑に落ちない。
僕は、その2日後にナダルシア国の神があの子の名前を知り、なんでか気に入ったのか、加護と時間魔法の特殊属性まで付けてニコニコ帰ってきた神の惚気話を1日中聞かされることになった。
……名前はカンナって言うんだね。少し人づてに聞くのは思ったより悲しかった。
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