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本編
47 また巻き込み、ですか?
しおりを挟む「ハインツさんって魔王だったんだ。」
全然そうは見えなかったのに。本当の姿隠してたのかな、バレないように。多分そうだよね。そういう事にしておこう。
「ああ、なのに勝手に魔王やめるとか言い出してそのまま行方知れずになってるんだよ。」
行方不明のハインツさんは酒場を開いて呑気に暮らしを満喫してるよ。なんて言わないけどさ。
「あのさ、1つ質問なんだけどハインツさんが魔王ずっとやってなきゃいけないの?」
「ハインツ以上の実力者が誕生するまではな。それかハインツ自身の魔力が衰えたら、だろうか。」
うっわぁハインツさん面倒くさい役職に付いてたのか。私には無理無理やってけない。
「とりあえず娘、ハインツのいる場所を教えてくれ。」
「え、嫌だ。」
「何故だ?」
「え、絶対それ言ったら面倒事に巻き込まれるじゃん。」
「そんな理由でか?」
「うん。そんな理由。」
「………………。」
「………………。」
「バトラート…仕方が無い、こいつから武器を取り上げ、牢屋に入れておけ。こいつを出汁にする。」
「は?」
「あ、一応魔力封じの枷をしておいてくれ。」
「は?」
なんだそれ、何をふざけた事を言ってるのかなコイツは……。拉致監禁犯罪者に逆戻り…いや、元からか。コイツは本当に大公なのか?魔力封じ?牢屋?私をフェンデュダート国内の問題に巻き込まないで欲しい。ほんともう巻き込みは勘弁です。
『カンナ様…、僕もう限界。』
『ボクも…無理だよ。ねぇカンナ様?』
「……………。」
『『カンナ様…?』』
ブチッッッ!!!!!!!!
『『………!』』
((カンナ様がマジギレしてる…やばい。これは絶対やばい。……けど、絶対楽しいっっ!!))
「ふっ、ふふ……。」
双子達は表情をコロコロ変えつつ、神無はと言うと不気味な笑い声を出しつつ魔力を全開放していく。
「お、おい、なんだこの魔力は…っ!それにあの狐!どこから出て来た!?」
神無から湧き出てくる膨大かつ暴力的な魔力に驚くダリウスとバトラート達。それとは逆にケオ、エレ達はキャッキャッと喜び、神無は堪忍袋の緒が切れて理性を吹っ飛ばしている。
………なんと言うカオス。
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