どうやら私は地球の神様に溺愛されてしまったようです。

玲藍

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本編

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帰り道は神様が荷物を持ってくれた。意外だよね、神様がそんな事する考えがあったって言うのが驚きなんだけどさ。自分の好いている女の荷物くらい持てると言われていつの間にか神様が持ってて。なんか照れ臭いのと同時にこんなことされた事無かったからむず痒かった。

「ただいまー。神様荷物持ってくれてありがとう。」

「ん?ああ。これくらい容易い事だ。」

『神無様は何をお作りになるのですか?』

「わぁっ、ビックリしたぁ。白ちゃんいたのね。」

『あわわ、すみません。主がいたのでそのままお任せして天界に居る双子の兄弟に今日のことを報告してたんです。』

「そうなんだ。白ちゃんには兄弟がいるんだね。」

『はい!弟なんですけど可愛くて可愛くてっ!』

あー白ちゃんかなりブラコンだ。でもそこも可愛いなぁ。

「おい、俺を忘れてるだろ。」

『あ、すみません主。』

「主に対して雑な挨拶だな。」

『今私は弟がどれだけ可愛いか神無様とお話してるんです!邪魔しないで下さい。』

さらっと受け流された神様。主従関係はどこへやら…ブラコン強い。

『それでですね、弟は黒と書いてコクと言うんですがもう甘えん坊で可愛いんです。いつもいつも白兄ちゃん白兄ちゃん!ってもう……』

『白兄さん!なんて話花嫁様にしてるんですかっっっ!!!』

『あれ?黒?何でここにいるの?僕に会いに来たのかな。だとしたら凄く嬉しいなっ!』

うん。白ちゃんがデレデレ…いや、甘々?ってか、黒ちゃん…花嫁様ってどういう事かな?聞き間違いだよね。

『違いますよ!白兄さんが忘れ物するからでしょう!』

はい、差しだされたのは日本刀……うん、見なかったことにしよう。私は銃刀法違反している狐ちゃんは見てません。

『ああ、ごめんね。わざわざありがとう黒。手入れに出してたのすっかり忘れてた。』

『忘れちゃ困ります。一応御神刀なんですから。ちゃんと持っていてください。』

『分かってるよ。ありがとう黒。』

『それじゃあ、主、花嫁様、白兄さん、僕はこれで失礼します。』

うん、花嫁様って間違いなく言ってるね。

「ねぇ、黒ちゃん…。そのさっきから言ってる"花嫁様"って誰の事かな?」

『え?あの、神無様は主の花嫁様ですよ?』

「誰がそんなこと言ってたのかな…?」

『えっと、白兄さんと主ですが…、違うんですか?』

不思議そうに首を傾げる黒ちゃん。悪気は無いんだろうな。

「ふうん…。ねぇ、白ちゃん、神様…誰が花嫁なのかな…。」

『えっ…?わ、わたっ、ぼ、僕は、主にきいて…主の花嫁様だって主が言ったんです!』

必死だねぇ。顔が真っ青だよ白ちゃん。

「そっかそっかー。」

原因は神様かー。

『か、神無……?』

「歯食いしばれ。」

『は?』

ドゴォォッッ!!!!

『ぐふぉっ…!!』

グーパンが見事に右頬にヒットォ!みるみる頬が赤く膨らんでいきますね。まあ、当たり前だよね。認めてもいないのに花嫁様とか馬鹿じゃないの。
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