上 下
10 / 26
第一章

episode9「鉛色の銃弾」

しおりを挟む
山吹さんと目的の場所につくと、薫達も来ていた
薫「あら、将吾ちゃんそれと・・・・山吹さん」
山吹「よぉ、調子はどうだ?影山」
「知り合い・・・か?」
薫「昔、この人のチームに所属してたことがあるのよ
で、チームAを構成するにあたって、私が仮のリーダーとして推薦した人よ」
「なるほど・・・・そうだったのか・・・」
美優「あの・・・・私どうすればいいですか?」
「とりあえず、相手がどんなやつなのか把握しないとな」
そういい、俺達は中に入っていく

中に入ると、雷をまとっているウェポンマスターがいた
「あの能力・・・・『サンダー・ストライク』か・・・・」
山吹「やれやれ、またこういうのか
いい加減飽きが来てるが、まぁ仕事だしなぁ」
そう言うと拳銃をどこからともなく取り出した

山吹「さて・・・ミッション開始だ」
その発言をした後に、銃弾が発射される
相手は素早く避けたが、銃弾が曲がり命中した
次に、そこらへんにあった鉄板に向かって撃った
すると、跳ね返りまた命中する
敵もかなりの攻撃を繰り出してくるが、見事に全部よけられる
接近戦に持ち込むが、上手く体術を混ぜ込み退かせる

薫「あの人のウェポンはこれよ」
そういい俺にライセンスを見せてくる

能力者:『山吹徹(やまぶきとおる)』
ウェポン名:ピストルズ
能力効果:リボルバー式のマグナムを生成する

銃弾は射程距離と軌道を変えることができ
連射・跳弾・散弾のように扱うことも可能
弾数は魔力が尽きない限り生成可能

しかし、命中精度はあまり高くない

ステータス
筋力:B
防御:C
素早さ:A
魔力:A
運:D
成長性:E

「なるほど・・・・銃弾を上手く扱ったり
接近戦ができるように、体術もできるようにしてるのか・・・」
美優「でも、命中率高くないのに、なんで当たるんです?」
薫「それはあの人が『能力を上手く扱えてるから』よ
あの人は、自分の弱点をよく把握している
だからああいう動きができるのよ・・・・」
なるほど・・・・勉強になる・・・

山吹「さて、そろそろ止めと行くか」
そう言うと、拳銃を回し狙いを定める
そして、銃口が青白い光を帯び始め、そのままトリガーを引いた
銃弾はそのまま相手に命中し、そのまま倒れ込んだ
「す、スゲェ・・・・・あんな短時間で倒すなんて・・・・」
直子「これがあの人のスゴさであり、強さなのよ」
やっぱり鍛えてる人は違うんだなぁ・・・・

今回の犯人は美優の時とは違って、戦闘時の記憶があった
が、不思議なことを言い出した
犯人「お、俺はとある組織に言われてやったんだ・・・・!
実は金に困ってて、『戦闘班を1人でも倒したら100万くれる』って
そう言われてさ、仕方なくやったんだよ・・・・!
なぁ、頼む!信じてくれ!」
山吹「その組織の名前は知ってるのか・・・?」
犯人「そ、そいつらは・・・・・
『ブラック・ウェポンズ』だ・・・・」
山吹「・・・なるほどわかった」

直子「・・・って会話がされてたわ」
「なるほど・・・・その組織絡みの事件も多そうだな・・・・」
薫「今はわからないけど、とりあえず今後に注意しないとね」

「ブラック・ウェポンズ」・・・・
(奴らがどういう組織なのかはわからないが、かなり驚異的になりそうだな)
俺の心のどこかが、そうつぶやいていた・・・・
しおりを挟む

処理中です...