がんばれキモオタ異世界道中~ボクが救世主になったワケ~アルファポリス版

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北の村復興編

54. 禁断の第六の術

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ロシィの身体が宙に舞った。

 ルルが主人を護ろうと咄嗟に張った魔術の障壁も
薄紙の様に軽々と破られ

ロシィとルルは、地面に強く打ち付けられる。

「クソがッ‼」
 ロシィに更に追い討ちをかける為、大猿が豪腕を振り下ろす。
それを察知したマリーゴールドは、頭よりも身体が先に動いた。

「やらせるかよぉ‼」
マリーゴールドが間に入り、魔力と土壁の障壁を展開したが、衝撃は彼女を貫き
血を吐き出しながらも、必死でロシィとルルを護る。

「ぐああああぁぁっ!」

 障壁を解除すればロシィもルルも、自分も死ぬ。
マリーゴールドは覚悟を決めるしかなかった。

「クソがッ……!」

「うるぁぁぁぁぁぁぁっっ‼」

 ギャリオンも傷だらけの身体に鞭を入れ、大猿を斬りつけるが
膨張した筋肉と体毛の前ではビクともせず、攻撃は弾かれ、その場に崩れ落ちた。
 大猿は倒れたギャリオンを足で踏みつける。
彼にはもう、抵抗する余力は残されていなかった。 

【ニチャァ……‼】
大猿は愁いを晴らし、歯をむき出しにして笑った。
それは、晴天の空の様に清々しく、怒りを燃やすのには十分過ぎた。

「お前ら! 時間を稼ぐぞ! あんな子供だけに戦わせるなんて戦士の恥だ!」
「その通りだ! 一瞬でもいい! 時間を稼げ! うおおおおっ!」
「大盾部隊! 編成を整えろ! 炎の料理人を救うんだ!」
「残った魔術部隊も魔力が尽きるまで打ち続けろ! 放てーっ!」

 両国入り乱れ、生き残りの兵士たちが変質した大猿へと攻撃を仕掛ける。
魔術は弾き返され、大盾は歪み、武器は悉く破壊されるが、一瞬の隙を経て
ギャリオンたちは回収される。

「総員! 生き残った奴は編成を組みなおせ! マリーゴールド殿たちを救出し、戦況を立て直すのだ! 回復術部隊は後方で待機! ……スタン。行けるか?」

「我々では精々時間稼ぎが関の山だろう。しかし、倒そうと思わなければある程度の時間は稼げる。行くぞバンダル! 死ぬなよ!」

 ここで両国の司令官が戦場へと参戦する。バンダル将軍は身の丈ほどもあるバトルアックスを担ぎ、スタン男爵エペと呼ばれる刺突剣を携えている。

 両司令官が戦場に現れたことで、既に人員が尽き、背水の陣となっているのは誰の目から見ても明らかである。次第に薄れていく希望。士気は下がりつつあった。

「気配だけで恐るべき相手だ……! 猛将などと言われて浮かれていた様だな……」
 バンダルは大猿の攻撃を受けて大きく後退した。即死は免れたが装備していた大盾は数度の攻撃で既に破壊されている。

「動きが素早くキレもある。こんな理不尽が自然以外に存在していいはずがない! バンダル! 一か八かだが連撃だ!」

「おうっ!」

「「連撃ッ!」」

【連撃】――
呼吸を合わせた二人以上から成る攻撃。
熟練の戦士が仲間と掛け合い、攻撃する技。
複数の攻撃は相手の死角から繰り出されるため
大型のモンスターに対して有効な手段である。
――――――――――――――――

 ――しかし、こと変異種に関して言えばその限りではない。
「やはり、固いか……!」
「おのれ……! ここまで通らないとは!」

 バンダルの攻撃は首、スタンの攻撃は目を確実に貫いた。
それなのに大猿には通用しないのだ。

「負けらんぞこの戦い! うおおおおっ!」
「ぜりゃああああっ!」

 絶体絶命の窮地に追いやられる最中、
豊の頭の中には少し前に会話した女神の言葉が過っていた。

『アンロックされた第六の術はめっちゃくちゃに危険よ、いくら私の加護があってもユタカ青年の命どころか精神体にまで影響が出るかもしれないわ。使ってはダメよ』

「いえ、いざという時は迷わず使います。それが命に代えても成し遂げたい事ならば、僕は迷いません」

 砕けた体を無理矢理起こし、詠唱が始まる。
 
「我が身を喰らい力と変えよ……! 怒りを啜り力と変えよ……! 魂を糧に力と変えよ! 燃やせ! 燃やせ! 命を燃やせ! 今が! その時だ!」


「第六の術‼【無垢なる無メタボ・ル・フォーゼ】」

 豊の身体が、変質している。急激に萎んでいくのではない。
これは、体内に蓄積されている全ての脂肪を瞬時に魔力エネルギーへと変換し、
肉体の筋肉を再構築することによって、一時的に本来の力の百倍以上を引き出す
究極にして至極の、【完全変身】の魔術である。

 筋線維が発熱し、灼熱の様な血液が身体中を循環している。膨大なエネルギーが全身を駆け巡り、この瞬間にも身体中の傷は癒え、内臓は再生し、砕けた骨が信じられない早さで元に戻る。

 音を置き去りにして一筋の光が走った。

「何っ!」

「誰だ⁉」

 突如参戦した人物の正体が掴めない。しかし、その様子は尋常ではない。バンダル将軍とスタン男爵はその人物の参戦を確認するとともに、交代を始めた。

 超発達した全身の筋肉は、大猿との距離、数メートルを瞬時に縮める。
突如として目の前に出現した豊に、あの剛腕が降り注がれる。

「ッスゥ――ッ!」

豊は息を吸い込み

「ヌンッ‼」

気合いを込めた。

 その気合いと共に豊を中心とした衝撃波が走ると、直撃した大猿は押し出された、接触による押し合いでは無いにも関わらず、地面には吹き飛ばされた。【電車道】の跡が残った。

電車道でんしゃどう】――
 力士が立ち合いから一直線に相手を押し出す相撲の決まり手であり、土俵に規則的な二本の線が生み出される事を言う。力強く、あっという間に勝負が決まる様子が、列車の運行のようであることからこの様に呼ばれる様になったとされる。
―――――――――――――――

 大猿には、目の前の生物が何をしているのか理解出来なった。
触れてもいないのに気が付けば押し出されている。気が付けば力負けしている。

 そんなことは許されない。同族を喰らってまで手に入れたこの力が、こんな小さな生物に負けるはずが無いのだ。大猿の自尊心は傷付けられ、あれ程余裕だった笑顔は消え、沸々と怒りが湧いてくる。

「ッスゥ――ッ!」

またしても息を吸い込み

「ハアッッ‼」
気合いを放つ。

 またしても大猿は後ろに下がる。今度は衝撃波ではない。
気圧された。つまり、ビビったのだ。信じられないと言った表情で大猿は豊をにらみつける。またしても、相手の自尊心を損なわせた豊ではあるが、

【そもそも、これは、攻撃ではない】

 必殺技を放つための準備であり【ドラミング】の強化版【パンプアップ】だ。
変身によって筋肉の再構築を行い、通常の百倍の力が出せる状態から、更に筋肉増強を重ね掛けしているのだ。

 繰り出される剛腕。それを豊は、防御なしでそのまま受け止める。
攻撃をしたはずの剛腕は殴った反動で引きちぎれた。

「いやーーーぁあぁぁぃぃっっ‼‼」

 雄たけびと共に繰り出される豊の攻撃。その度に対象の形状は歪み、破壊の音と、
夥しい量の血が噴き出してゆく。余りの威力に耐えられず、豊の腕と足の装備は粉砕されてしまっている。

 通常であれば一撃で四度は即死する攻撃である。
大猿は不幸だ。生半可に強くなった所為で、
相手の大切なものを傷付けた所為で、


 死ねないのだから。


 大猿は抵抗を試みようにも、豊の速度は常時【クイックアップ】を
発動させたかの様な速さで、反応が追いつこう筈もない。

 蹴り上げられた巨軀が宙を舞う、大地を弾いて追撃を重ね

 目玉を抉り、肉を貫き、骨を砕き
腕を、足をまるで果実を収穫かのする様に
いとも簡単に捻り、もぎ取る。

 しかし、大猿も進化した。強くなった。
強個体であった同類を、仲間を喰らってまで生き永らえ
復讐を果たせる程に強くなれた。傷は当然回復する。

 傷が修復される。腕が再生する。足が復活する。
遠のいた意識が戻ってくる。痛みが鮮明になってくる。
回復したはずの箇所には、まだ強烈な痛みがある。

それなのに、攻撃は止まない。

 放つ連撃ひとつひとつが確殺
怒りの鉄槌を一点に集中させたかの様な威力の拳が、蹴りが
大猿の命を容赦無く刈り取る。
放たれた衝撃は身体を貫通させ、背後の土すらも抉りとる。

「くたばれ! くたばれぇっ! くたばれぇぇぇぇっ‼」

 幾度となく、四肢をもがれ、傷は癒えるが、
体毛も、恐怖と痛みで全てが抜けきった。

 身体を貫かれ、内臓や骨まで露出した大猿は、
この苦しみが終わるならば、早く死にたいとまで願った。

 痛みが、脳の電気信号が、コイツは危険だと警告している。
怒らせてはいけないものに、手を出してしまった。
大猿は生まれてきた事すら後悔した。

 豊の渾身の一撃が大猿の頭を直撃すると、内部で各臓器が連鎖的に爆発し
血が噴水のように噴き出す。

 豊が、大猿の体内に向けて、【迸る煉獄】を拳に乗せて放ったのだ。暴れ回る炎は体内を焼き尽くし、再生の能力を根刮ぎ奪ってゆく。

吹き飛んだ大猿の頭、その目は光を失い、ようやく絶命した。

 これは、ほんの数秒の出来事であった。
肩で息をし、全身に返り血を浴びながら叫ぶ

「ロシィ! ルル! マリー! ギャリオン! 無事か⁉ 生きでいるがぁ⁉」

 全身ボロボロで、泣きながら、一目散に仲間へと駆け寄る豊。さっきまで人間の枠を越えて戦い、強靭な魔物を圧倒したとは思えない有様である。

そんな彼の情けない顔を見て、マリーゴールドは軽口を叩く
「早くロシィの鞄からポーションを出せ、たった今死んじまう……!」

 豊は、ロシィのマジカルバックパックを探り
作りためていた上級ポーションをみんなに振りかける
マリーゴールド、ギャリオンは起き上がった。

 しかし、ロシィとルルが目を覚まさない。

「ポーションが足りないのか⁉ ちくしょう……! ちくしょう……! なんで……こんなことに……‼」

 身体の傷は治っても、何度ポーションを使っても
ロシィとルルは目を覚まさない。

 脳裏に過った、取り返しのつかない絶望の気配。
焦りと一抹の不安が、豊の冷静さを容赦なくそぎ落としてゆく。
体力も使い切り、心にも既に余裕がないのだ。

「ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! 死んでいいはずがないんだ!」

 呼吸はあるが、意識が戻らない。
見た目には変化がない為に、対応策が見つからない。
穴の開いた器から、止めどなく水が零れ出るかのように
次第に生気が顔から失われてゆくのが感じ取れる。

「センパイとルルちゃん……もう……!」

 指先と足腰に力が入らない。精神的な負担の成果体中が痺れる。
喉と舌が乾いて鼓動が早くなる。豊は地面に拳を叩きつけた。

「認められるかそんなことぉーーーーーッ‼」

 そんな様子の彼を見て、マリーゴールドは思考を巡らせていた。
手持ちの魔導書を手早く確認し、顔つきを変える。

「手がない訳ではない……ユタカ、今すぐ【時を駆ける創造クイック・クリエイト】を展開し、私をサポートに置け」

「マリー……一体何を……!」

「神の酒、【ネクタル】を作る――」
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